最近、よく見ますよね、メモリのニュース・・・。
タイミング悪いことにDDR4の生産も終了し、DDR5の価格はココス受け月で2~3倍に上がってるみたいですね。
レビュー機が増設できるときはメモリの紹介をしているのですが、私も使っててていつもお勧めしているCrucialのDDR5のメモリ価格もかなり上がっていました。

AmazonのCrucialが販売しているDDR5-5600の価格ですが、8GBが9,980円(笑)16GBは1.6万円~2.6万円(笑)。
Keepaで価格を追跡してみたら・・・
これは、Crucial DDR5-5600 32GB SodimmとAmazonで検索し出てきたメモリの価格推移図です。
12/2日現在新品が約3万円。3か月前の9月初旬は一番安いときで13,500円でした。3倍になってますね。今持ってるメモリ全部売ろうかな・・・・(笑)
メモリ価格が上がっている主な理由
先ほどの製品は約3倍に値上がりしていましたが、今後も高騰するのか、それとも下がるのかですが、このまま値上がりが続く公算が大きいようです。
メモリ価格が上がっている主な理由
AI需要の爆発的増加
大規模AIモデルの学習には1台のサーバーに1TB以上のメモリを搭載するケースが一般的。これにより、データセンター向けの超大容量DRAM需要が急増し、一般向けPC用メモリの供給が逼迫。
DDR5の供給不足と価格急騰
DDR5は最新CPU(Intel Arrow LakeやAMD Zen 5世代)で必須となるため需要が集中。数か月で価格が2〜3倍に跳ね上がり、32GBキットが5万円近くに達するケースもある。
旧世代DDR4の供給減少
大手メーカーがDDR4の生産を縮小・終了し、在庫が減少。結果としてDDR4の価格も上昇し、2025年秋にはDDR4がDDR5より高い「価格逆転現象」が発生。
メーカーの供給戦略
SamsungやSK Hynixなどは利益率の高いAI向けHBM(高帯域幅メモリ)やサーバー用LR-DIMMに生産をシフト。PC向け汎用DRAMの生産が減り、単品販売より完成品PCへの優先出荷が増加。
地政学的要因と制裁
米国の対中制裁により中国メーカーの技術力が制限され、供給不足がさらに悪化。
ただでさえ円安で苦しんでるのに、やめてほしいですよね・・・。しかも、Bloombergに面白い記事があったのですが、「HPは2026年下期に状況が特に厳しくなるとみている」とのことで、カウンターポイント・リサーチは、メモリーモジュール価格が2026年4~6月までに50%上昇するとの予測をしているそうです。。。
今後どうする?
メモリ価格が上昇するので、今後はPCの価格も上がりますよね。今後PCを買う予定の人、自作を組んだりPCのメモリを増設する予定の人は、いま買うか価格が落ち着くまで待つしかないですね・・・。
幸い、PC価格には現在影響が出ていないので、セール記事でも読んで検討してみてくださいw。



