ACEMAGIC K1ミニPCのレビューです。
正式名称はACEMAGIC Kron Mini K1といい、3.8万円という価格帯ながら、筐体のつくりやインターフェイス構成がしっかりしており、エントリークラスのミニPCとしては完成度の高いモデルでした。
普段使いとしてはメイン機種として十分、ビジネス用途であればサブ機として、もしくは高負荷な作業をしない予定であれば十分に使える性能です。
レビュー機はメーカーから提供されたもので、スペックはRyzen 3 4300U、メモリ16GB、SSD 256GBになります。
Contents
ACEMAGIC K1のスペック
| CPU | Ryzen 3 4300U |
|---|---|
| メモリ | DDR4-2666 16GB(最大64GB) |
| ストレージ | SSD SATA 256GB(スロット×2・最大4TB) |
| グラフィックス | CPU内蔵 |
| OS | Windows 11 Pro |
| LAN | 1Gbe Wi-Fi 5 |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 128 × 128 × 41mm |
| 重さ | 440g |
| ACアダプタ | 28W |
| その他 | 技適あり |
| 標準保証 | 1年間メーカー保証 |
| 価格 | 3.8万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUは4コア4スレッドのRyzen34300Uを搭載しています。少し前のCPUですが、CPUMarkは8107と普段使いには十分な性能があり、ビジネス用途やデジタルサイネージ、テキスト中心のオフィスワークでも問題なく使えます。
メモリはDDR42666の16GBを搭載し、2スロット構成で最大64GBまで拡張可能です。ストレージはSATASSD256GBを搭載していますが、内部にはPCIe3.0対応のM.2スロットが2つあり、最大4TBまで増設できます。
OSはWindows 11 Proを採用。ネットワークは1ギガビットLANに対応し、無線はWi-Fi5を搭載しています。
インターフェイスも充実しており、USBType-Cが1つ、USB3.2Gen2が2つ、USB3.2Gen1が4つ、さらにHDMIとDisplayPort、3.5ミリイヤフォンジャック、RJ45LANポートも備えており、小型PCとしてはかなり豊富な構成です。
本体サイズは128×128×41ミリの手のひらサイズで、重量は約500gと非常に軽量です。設置場所を選ばず、持ち運びも簡単にできます。
技適も取得済みなので、日本国内でも安心して使用できます。
|
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手のひらサイズの筐体
外箱はシンプルで落ち着いたデザインになっており、シルバーと黒の2種類が用意されています。ミニPCらしいミニマルな雰囲気に仕上がっています。
同梱物は、本体、ACアダプタ、電源ケーブル、HDMIケーブル、VESAマウントブラケット、取り付け用ネジ一式、そしてユーザーマニュアルになります。
小さいですね。余裕で手のひらに載るサイズです。
こういったミニPCをコワーキングスペースに持ち運んで使っている人を時々見かけますが、このサイズと軽さなら確かに納得です。デスクトップとはいえ片手で気軽に持ち運べるため、外出先でも自分の環境をそのまま使いたい人には便利なスタイルだと思います。
重さはたったの440gでした。タブレット並みの軽さですね。
プラスチック製ではありますが造りはしっかりしており、いかにも安っぽいという印象はありません。表面はつやつやしており、光沢のある作りです。
筐体左右の側面には排気口もあります。
天面はロゴとステッカーのみのミニマルな構成で、清潔感のあるかっこよさが際立っています。
レビュー機はUSやUK向けの機種で技適なしでしたが、日本で購入する分には技適が付いています。その為、今回のレビューでは無線とBluetoothの検証はしていません。

最大3画面出力対応
本機は3画面出力に対応しており、一般的な用途であれば十分すぎる拡張性だと思います。
出力ポートは背面のDPとHDMI、そして前面にあるUSB Type-C Gen 2もDisplayport Altモードに対応しているため、合計3画面を同時に利用できます。
グラフィック性能もそこそこある機種なので、3画面出力にしてもウィンドウ操作やブラウジングがもたつくことはありませんでした。
豊富で高品質なインターフェイス
インターフェイスは充実しておりで、全体的に品質も高い印象です。
前面にはUSB 3.2 Gen 2が2つとUSB Type-C 3.2Gen 2が1つ、背面にはHDMI、DP、RJ45、そしてUSB 3.2 Gen 1が4つ配置されています。
3.2 Gen 2はデータ転送速度が10Gbpsと速いので、大きなデータも移動しやすいです。また、こういった格安ミニPCにはUSB Type-Cがないことが多いですが、本機には1つあるので、別途アダプタを買う必要もありません。
インターフェイスが豊富なおかげで、外付けSSDや複数の周辺機器を同時に使っても端子が足りなくなる心配がありません。HDMIとDPの両方を備えているため、デュアルディスプレイ環境も簡単に構築できますし、有線LANポートがあるのでオンライン会議や大容量データのダウンロードも安定して行えます。USB Type-Cがあることで、スマホや周辺機器の接続もスムーズです
メモリとストレージの増設に対応
ゴム足をはずし、中にあるネジを外してカバーを外します。ちなみにゴム足は両面テープで頑丈に張り付けられているので、外すのが大変です。しかも、一回剥がすと粘着力が落ちるので、持ち運びを想定している人はご注意ください。
底面カバーを外すと大きなファンがありました。
分解するのが結構大変でした。使用ケーブルがすごく細いので、ケーブルを切らないように注意して作業をしてください。
天面カバーを外すとメモリスロットとSSD用M.2スロットにアクセスできます。
中にはメモリ2枚の16GBが入っていますが、最大で32GB×2枚の64GBにできます。
SSDはSATA 256GBが1枚入っており、その横の開いた部分にもう1枚のSSD Type-2280を増設できます。PCIe 3.0に対応しているので、メインストレージよりも高速のものを追加できるのは嬉しいです。
SSDはPCIe 3.0であまり流通していないのでPCIe 4.0のリンクを貼っています。メモリは価格高騰中で、数もあまりないですが、Amazonや楽天で探してみてください。
ベンチマーク検証
搭載CPUはRyzen 3 4300Uで、ノートパソコン向けのCPUです。
4コア4スレッド構成のエントリー向けモバイルCPUで、日常用途に十分な性能を備えています。アーキテクチャはZen 2で、ブラウジングやOffice作業、動画視聴などは快適にこなせます。
TDPは15Wと低く、省電力性に優れるため、薄型ノートやミニPCとの相性が良い点も特徴です。ハイエンド用途には向きませんが、コストを抑えつつ普段使いの快適さを求めるユーザーに適したバランスの良いプロセッサーです。
CPU Mark検証結果
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、計測結果は8107と第10世代Core i3並みの性能でした。
日常的なテキストワークやブラウジング、動画視聴といった軽い作業であれば十分に快適に動作します。また、軽めの画像編集や複数タブを開いた作業でも大きくストレスを感じにくく、普段使いのPCとしては扱いやすい性能です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 5 135U | |
|---|---|
| Core Ultra 5 125U | |
| Core 5 120U | |
| Core 7 150U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 3 4300U | |
| Core i5-1035G1 | |
| Intel N150 | |
| Pentium Gold 7505 | |
| Core i3-1005G1 |
Cinebench 2024計測結果
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。
今回の結果は、マルチコア218、シングルコア65と2026年としてみると低いスコアですが、このクラスのミニPCとしては妥当な結果で、軽作業中心なら十分実用的です。 一方で、Redshiftを使った3Dレンダリングや動画編集のような重いワークロードでは性能不足が目立つため、用途が明確に重い人には不向きです。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Apple M1 Max | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core i5-13420H | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P | |
| Ryzen 3 4300U |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他
| Core Ultra 9 285H | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Apple M1 Max | |
| Apple M1 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i7-1280P | |
| Ryzen 3 4300U |
Geekbench AI計測結果
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は1729、Half Precision(半精度)は879、Quantized(量子化スコア)は2027で、Ryzen 3 7335UやRyzen 5 7535U並みのスコアが出ていました。
エントリー向けCPUとしては意外と健闘しており、AI推論のような軽い処理であれば最低限のパフォーマンスは確保されています。
まぁ、本機をAI関連の作業に使うことはないと思いますが、普段使いのミニPCとしては十分と言えるレベルで、価格帯を考えると悪くないAI性能です。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 7 155H | |
|---|---|
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 3 4300U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Intel N150 |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 7 155H | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 3 4300U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Intel N150 |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 7 155H | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 4300U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Intel N150 |
PCMark10計測結果
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリークラス
本機種のスコアです。
- 総合性能は4476→ミドルクラスよりのエントリークラス
- Essentialは6988→通常用途やビデオ会議などは普通にでできる
- Productivityは8681→ん?バグかと思うほど高い性能
- Digital content creationは4012→軽い作業ならできる
性能は意外に高く、一般的な作業や軽めのビジネス用途であれば十分に使える性能でした。
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 7 PRO 6850H | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Ryzen 5 5500U | |
| Ryzen 3 4300U | |
| Intel N150 |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 4300U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 7 PRO 6850H | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core i5-1235U | |
| Intel N150 |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 7 PRO 6850H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Ryzen 3 4300U | |
| Intel N150 |
グラフィックス性能を検証
グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。
3D Graphics Markのスコアは1719で今見ると低めの性能ですが、このCPUが出た2020年ごろは一般的な性能でした。当時のエントリー向けAPUとしては妥当なグラフィックス性能で、動画再生や軽い画像編集、簡単な3D処理程度なら問題なくこなせるレベルです。
2026年の基準では性能不足は否めないものの、日常用途が中心であれば大きな支障はありません。 ブラウジングやOffice作業、動画視聴といった軽い処理がメインなら、内蔵GPUの性能がボトルネックになる場面は少ないでしょう。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 7 PRO 6850H | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i7-1355U | |
| Core i5-1335U | |
| Core i5-1340P | |
| Ryzen 7 PRO 5850U | |
| Core i5-1240P | |
| Core i5-1235U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Ryzen 3 4300U | |
| Intel N150 |
Fire Strike計測結果
Fire Strikeの計測結果は2268で、そんなに悪いスコアではありません。ただし、ゲームができる性能ではありません。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| RTX 3050 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 285H | |
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| GTX 1650 | |
| Core Ultra 5 226V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| GTX 1650 Max-Q | |
| Ryzen AI 7 350 | |
| Arc A350M | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 355 | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535HS | |
| Core i5-13420H | |
| Ryzen 3 4300U |
軽いゲームのドラゴンクエスト10のベンチマークは6067で、「快適」判定でした。このクラスの軽い2Dゲームは普通にプレイできるようです。オンライン要素のあるタイトルでも設定を抑えれば十分動作するため、ちょっとした息抜き用のゲームなら問題なく楽しめます。
Memory Mark計測結果
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR4-2666MHzで、メモリの性能を測るMemory Markの計測結果は2439と、当サイト計測のDDR4の平均よりも良いスコアでした。使っていても、そんなに処理速度が遅いとは思いませんでした。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| DDR5平均 | |
|---|---|
| LPDDR5平均 | |
| LPDDR4X平均 | |
| DDR4/本機 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ性能・シーケンシャル速度と起動時間
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD SATAで、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は547MB/秒、ライト(書き込み速度)は476MB/秒とSSD SATAの平均的な速度でした。
一般的なPCに搭載しているSSDはリード3000~5000MB/秒、ライト2000~3000MB/秒なので、10倍近い差があります。ただし、本機の空きM.2スロットはPCIe 3.0に対応しているので、速度が気になる人は増設を検討してみてください。
起動時間を5回計測した平均は16秒でした。標準的な数値です。
| 1回目 | 21秒 |
|---|---|
| 2回目 | 15秒 |
| 3回目 | 14秒 |
| 4回目 | 15秒 |
| 5回目 | 15秒 |
| 平均 | 16秒 |
騒音値・発熱を検証
CPU性能をフルに使うCinebench 2024を実行している際に、発熱と騒音を測定しました。
PC背面の温度は22.0度と非常に低く、騒音値も30dBと静かでした。通常、このベンチマークは高い負荷がかかるため発熱とファン音が大きくなりがちですが、本機は筐体サイズに対してファンが大きめに設計されていることもあり、冷却面で余裕があるようです。
<筐体に対してファンがすごく大きい>
モニター
モニターの購入や買い替えを検討の方は、筆者が使っているLenovoモニターもおすすめなので、こちらも併せてどうぞ。
また、本機は最大3画面で使えます。
まとめ
良い点
・超コンパクト筐体なので、どこにでも設置しやすい
・他の低価格ミニPCと比べるとつくりがしっかりしている
・メモリとSSDの増設に対応
・USB 3.2 Gen 2が3つも搭載で、そのうち1つはUSB Type-C
・高負荷時でも静かで低温
・RJ45が搭載
・HDMIケーブルやVESAマウントなど同梱物が多く親切
・Windows 11 Pro
残念な点
・価格を考えると不満はないですが、高負荷な処理には向きません。
総合評価
3.8万円という価格帯ながら、筐体のつくりやインターフェイス構成がしっかりしており、エントリークラスのミニPCとしては完成度の高いモデルです。Ryzen 3 4300Uは最新CPUではありませんが、ブラウジングやOffice作業、動画視聴といった日常用途なら十分に快適で、メモリやSSDの増設にも対応しているため、軽いマルチタスクにも対応できます。
USB 3.2 Gen 2が3つ(うち1つはType-C)、HDMI+DP、RJ45など端子類が豊富で、周辺機器を多く使う環境でも困りにくい点は大きな魅力です。付属品も充実しており、VESAマウントでモニター裏に設置すれば省スペース性も抜群です。
高負荷な作業やクリエイティブ用途には向きませんが、価格を考えると大きな不満はなく、「普段使い用の小型PCが欲しい」「安くてしっかりしたミニPCが欲しい」という人には非常に扱いやすい1台です。
ーパソコンガイド編集部
購入先
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Author

・パソコンガイドメインライターの本田。PCやタブレット、その他ガジェットが好きで、年間2~30台ほどのPCとモニターや周辺機器を購入するマニア
・元ミュージシャン
・暖かいところが好きで、よくタイに旅行に行く
・既婚(妻と子供2人)
・最近の趣味はオーディブルを聞きながらぼけ~っとすること
・はまってることは、裸足で1日10分歩く健康法
・若く見られがちだが40代






















