HP(ヒューレットパッカード)のEnvyシリーズは一つ上の性能と外観をしており、快適にパソコンを使いたい人に人気の機種になります。
本機種X360は2 in 1 PCなので、場所を選ばずにいろいろな形状で使うことが出来ます。また、次世代通信規格のWifi6にも対応しているので、高速通信でインターネットが使えますね。
価格も10万9800円からと安くないですが、その分の性能や外観、使い心地は良い値段相応の機種になっています。
後継機種のインテル第11世代CPU搭載モデルが販売されました。性能は上がり、価格が下がったのでぜひこちらもご覧ください。
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Contents
HP Envy x360 15(インテル)のレビュー
CPU | Intel core i5-1035G1 Intel core i7-1065G7 |
メモリ | 8GB、16GB |
ストレージ | SSD 256GB~1TB |
ディスプレイ | 15.6型 FHD IPS タッチディスプレイ 400nit 物理シャッター付き |
グラフィックス | インテルUHDグラフィックス Iris Plus |
キーボード | バックライト・テンキー付き |
オーディオ | Bang&Olufsen トリプルスピーカー |
セキュリティ | Windows Defender、TPM、パワーオンパスワード、アドミニストレーターパスワード、マカフィーリブセーフ30日版 |
生体認証 | 指紋センサー |
WiFi6 | 対応 |
寸法 | 358x230x18.9㎜ |
重さ | 2.0㎏ |
バッテリー | 最大17時間(急速充電対応) |
同梱 | アクティブペン付き |
サポート | 1年間電話サポート・LINEやツイッターでのサポート |
価格 | 税込)11万8580円~ |
パソコンの頭脳であるCPUには末尾がUで終わる省電力モデルじゃなく、高性能Gシリーズが搭載なのでよりサクサク動きますね。
メモリも大きめの8GBか、大容量の16GBが選べるので困ることは無いんじゃないかなと思います。普通に使うのであれば、十分な容量ですね。
ストレージも当然SSD PCle-NVMeなので、起動も速く、快適に使えます。バッテリーはなんと最大17時間というロングランバッテリーなので、外出時もバッテリー残量を気にせずに使えます。
HP Envy x360 15(インテル)の特徴
最大の特徴である2 in 1 PCとは、パソコンのヒンジが360度回転するので色々な形状として使えるんですね。
例えばがっつり作業をする時はデスクトップモードで、ベッドやソファに寝転がって使う時はテントモードなら排気口を塞がないのでパソコンが熱くなりにくいし、同梱のデジタルペンで絵を描く時や車内などスペースが無い所ではタブレットモードとしてと、場所を選ばずに使えます。
<タブレットモード>
2 in 1 PCはとにかく使ってて楽しいですよね。絵を描かない私でも、ついつい「なんか描こっこかな?」って思ってしまいますもんね。
もう一つの特徴で、ベゼル(画面の黒い枠)が細いんです。年々ベゼルが小さくなっていますが、そろそろ限界かな?って言うくらい細いですよね。
ここまで細いと見た目もおしゃれだし、使っている時にベゼルが視界に入らないので作業もしやすいですね。
寸法は横幅358㎜、奥行き230㎜と特に奥行きがコンパクトになっています。私が使っている15.6型のノートは245㎜と1.5㎝も大きいのですが、これでも小さい方なんですよ。
カバンにも入れやすいサイズですね。
厚さは18.9㎜で、1円玉(直径20㎜)より小さなサイズになっているの、カバンに入れてもかさばらないですね。
重さは2㎏とずっしりくる重量です。15.6型なので、重さはしょうがない部分もありますね。
ただしバッテリーが17時間と長持ちなので、充電ケーブルの持ち運びが必要無い分総合的に見たら問題ない範囲だと思います。
OS(オペレーティングシステム)は最新のWindows 10 Homeです。Windows Defenderというセキュリティ機能付きなので、安心・快適にインターネットが使えます。Windows Defenderは、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれるセキュリティなんです。
公式ページには動画編集も出来るという誤解を受けそうな感じもしますが、編集自体は出来ますけど、軽いソフトで簡単な編集であれば使える程度なので、本格的な動画編集には向いていません。
Core i7を選んだ場合は内蔵グラフィックスにしては高性能なIris Plusが付いていて、若干編集もしやすくなりますが、それでもAdobeなどの本格的ソフトで編集は出来ないのでご注意を。
CPU
CPUはパソコンの頭脳で、性能がいいとパソコンもサクサク動くし、性能が低いと動きが遅いです。
Core i5-1035G4 | Core i7-1065G7 | |
コア/スレッド | 4/8 | 4/8 |
製造プロセス | 10nm | 10nm |
ベース周波数 | 1.1GHz(ブースト時3.7GHz) | 1.3GHz(ブースト時3.9GHz) |
キャッシュ | 6MB | 8MB |
TDP | 15W | 15W |
内蔵グラフィックス | Intel UHD | Iris Plus |
標準性能のCPUはCore i3で、Core i5, i7になるにつれて性能も上がっていきます。また本機種搭載のCPUは末尾がUで終わる省電力モデルじゃなく、高性能のGシリーズになっています。
[visualizer id=”11627″ lazy=”no” class=””]Passmarkスコアは5000ほどで標準的な性能、7000を超えたらビジネス用途でがっつり使ってもサクサク動くレベルです。
本機種搭載のCore i5(スコア8170)でも、UモデルのCore i7-10510U(スコア7349)より高い性能になっています。Core i7-1065G7に至っては9000オーバーなので、「性能が足りない・・・」なんて言うことはほぼないと思います。かなりサクサク動きますよ。
コアとスレッドもどちらも4コア8スレッドの高性能モデルなので、複数の作業も同時に快適に行えます。
<使用アプリの数は例です>
例えば2コアだと2つの事をやっていたら次のページやソフトの起動が遅くなるのですが、4コアだとより多くの事が同時にできます。
メモリ(RAM)
メモリはパソコンの作業台で、容量が大きいとより多くのデータ、より大きなデータを扱うことが出来ます。
Envy x360は大きめの8GBか、大容量の16GBなので困ることは無いと思います。通常8GBあれば十分ですもんね。
ちなみにメモリの種類はDDR4 3200MHzなので、高性能です。一般的にノートパソコンにはDDR4 2400MHzが多いのですが、この周波数が大きいと速度も上がります。
ストレージ
ストレージはデータの保管庫で、ある程度大きいとパソコンもサクサク動きます。
本機種搭載のストレージはSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)なので、よく名前を聞くHDD(ハードディスクドライブ)より理論値ベースで数十倍のデータ転送速度があります。
どういうことかと言うと、「めちゃくちゃ速い」という事です。
実はSSDにはSATAというモデルもあるのですが、
- SATAはデータ転送速度が理論値ベースで6Gbps
- PCle-NVMeは40Gbps
と、約7倍のデータ転送速度になります。パソコンがサクサク動きますよ。
ディスプレイ
ディスプレイは、15.6型 FHD IPS液晶 マルチタッチ 400nit 物理シャッター付きになります。
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
IPS液晶 | 視野角が広く色彩も鮮明 |
nit | 輝度(明るさ)を表す単位、通常250-300nitが標準 |
物理シャッター | 前面カメラのカバーで、カメラを使用しない時は閉じることによって、万が一の場合もこちら側が見られることはありません |
輝度も高くIPS液晶なので、どこから見ても画面が鮮明に見えますね。本機種には搭載していないですが、IPS液晶の他にTN液晶と言うものがあって、こちらは視野角が狭く画面も若干青みががかって見えるものがあります。
キーボード
キーボードにはバックライトが付いているので、薄暗い所でタイピングする時でも使いやすいです。
また、1つ1つのキーは1100万回もタイピングしても大丈夫な耐久性があります。ちなみに、3万2000回パソコンを開け閉めする開閉テストもクリアしています。
テストの回数が半端ないですね。
セキュリティ
セキュリティは、一般的なノートパソコンよりも強固になっています。
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティでウイルス対策機能がある
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納
- パワーオンパスワード・・・電源を入れた時に入れるログインパスワード
- アドミニストレーターパスワード・・・管理者以外はソフトウェアなどをダウンロードする時に、管理者の認証・パスワードが必要にできる。子供が有害なものをダウンロードしないように等の時に使います
これらに付け加え、セキュリティソフトのマカフィーリブセーフ30日版が搭載です。こちらは延長できるので、必要であれば購入時に1年~3年に延長できます。
WiFi6
次世代通信規格のWiFi6は、5Gと共に注目されている通信規格です。
現行のWiFi5は通信速度が6.9Gbpsですが、6は9.6Gbpsと40%ほど速度が上がっています。単純にこのおかげで、パソコンが速く動きます。
アクティブペン
4096段階の筆圧に、傾きも検知する優れものです。本物のペンの様に軽く書いたり、力強く書いても読み取ってくれるので、イラストを描く時にも十分使えるペンです。
インターフェイス
- SDカードスロット
- SuperSpeed USB Type-A 5Gbps(電源オフUSBチャージ機能対応)
- 電源コネクタ
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
- HDMI 2.0出力
- SuperSpeed USB Type-A 5Gbps
- SuperSpeed USB Type-C® 10Gbps ×1(Power Delivery、DisplayPort™ 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
インターフェイスは困らないくらい必要なものが付いています。
モニターを使って大画面で使う時もHDMIケーブル、もしくはDisplay Portケーブル(Type-C)で簡単に接続できます。
サポート
HPパソコンの最大の特徴は、手厚いアフターフォローです。パソコンに詳しくない人でも、簡単に使い始めることが出来ます。
と言うのも、パソコン購入時に同梱される「パソコン入門書」を見ながら初期設定や使い方を学べ、分からない場合は「1年間電話サポート」もあるので、電話をしながら設定などのやり方を聞くことが出来ます。
これがあるので、「初めてパソコンを購入する人」でも安心して使い始めることが出来ます。
ちなみにパソコンは1年間保証が付いているので、万が一の時も安心ですね。
まとめ
2 in 1 PCでアクティブペンも付いており、CPUやメモリ、ストレージも性能が高いものが使われているので10万9800円からと安くはないですが、満足が出来る仕様になっています。
「快適」にパソコンを使いたい人に、おすすめする機種です。
価格はオンライン限定価格なので、公式ページの確認もどうぞ。