性能は高い、冷却性能も良し。ただしこれはどうなんだ?HyperX OMEN 16(インテル)の実機レビュー

パソコンガイドメインライター本田 執筆者:パソコンガイドのメインライター・本田。年間50~80台のPCやタブレットをレビューしています。購入しても、メーカーから借りても忖度のない意見を書いています
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HyperX OMEN 16(インテル)をレビューしました。

企業努力が垣間見える機種で、性能に全振りした機種という印象を受けました。

快適にゲームができる、クリエイティブワークにも向いている、でも筐体や立て付けは明らかにコストカットをしたという印象のPCでした。

ゲームが快適にできたら他はどうでもいい」という人も多いので、こういった人であればすごく合います。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore i7-14650HX、DDR5 24GB、SSD PCIe 4.0 1TB、RTX 5070になります。

 

HyperX OMEN 15(インテル)のスペックと特徴

CPU Core i7-14650HX
メモリ DDR5-5600 24GB
ストレージ SSD 1TB
グラフィックス RTX 5060
RTX 5070
ディスプレイ(16型) 2.5K OLED, 165Hz、DCI-P3 100%、1100ニット、0.2ms
OS Windows 11 Home
通信 Wi-Fi 7、1Gbe
生体認証
WEBカメラ FHD Webカメラ
オーディオ HyperX
寸法(幅×奥行×高さ) 357 × 269 × 26.1mm
重さ 実測2426g
バッテリー(公称値)
実測
電源
最大約6時間15分
3時間2分
280W
保証 1年間(Cafe de OMEN)
価格 29.9万円~

 

パソコンの頭脳であるCPUはCore i7-14650HXを採用し、16コア24スレッドと多コア多スレッドで、8つのPコア、8つのEコアを搭載しており、マルチタスク性能と省電力性の両立が図られています。

メモリは DDR5-5600MHz に対応し、公式サイトには最大24GBと記載。ただし、レビュー機は24GBメモリ1枚が搭載し、メモリスロットは2つあるので、公式サイトは記載ミスの可能性があります。(HP USでは本機は最大32GBと記載)

ストレージは PCIe 4.0 SSD 1TBを搭載し、最大2枚搭載できるのでスペックアップも容易にできます。

ディスプレイは16インチの大画面で、16:10の2.5K解像度OLEDディスプレイを採用、DCI-P3 100%の色域がありとても色鮮やかで奥深い描写です。165Hzの高リフレッシュレートに対応し、輝度は最大1,100ニトと非常に高く、屋外でも見やすい明るさです。

キーボードは8K ポーリングレートがあり、入力遅延を減らし狙ったところに狙ったタイミングで反応します。

レビュー機はRTX 5070を搭載し、最大115Wでアッパーミドル帯のフルパワーに近い帯域なので、しっかりとグラフィック性能を引き出すことができます。

OSはWindows 11 Homeを搭載し、通信はWi-Fi 7と1GbEに対応。WebカメラはFHDで、顔認証や指紋センサーはありません。

オーディオはHyperX オーディオコントロールデュアルスピーカーを採用し、音質は普通でした。

電源は最大280Wと大きく、バッテリー駆動時間は最大約6時間ですが、ゲーム時は大きく低下します。重さは実測2426gとちょっと重たいです。

インターフェイスは背面と左右側面に配置され、最低限必要なものがあるという感じで、USB-Aが3つ、USB Type-Cが1つ、そしてRJ45とHDMI、マイク/ヘッドフォンジャックになります。ドックやハブがないと困る場面が出ると思います。

 

 

公式サイト

 

 

よくある質問と回答

FAQ 質問と回答

 

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。

質問 回答
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月、そして大型セールがある年末は納期がずれることがあるようです
出荷からどのくらいで届きますか? 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから)
画像・動画編集に使えますか? 毎日何本も編集する様な人にも使えます
ファンはうるさいですか? ベンチマーク計測時は平均45dBと、音はしますがゲーミングPCとしては静かな方です。
PD充電できますか? USB Type-Cが対応しているのでできます
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? USB Type-Cが対応しているのでできます
オンラインレッスンに合いますか? カメラはFHDで、ミーティングやオンラインレッスンにも使えます
メモリ/ストレージの増設はできますか? メモリは最大32GBに増設可能。SSDはM.2スロットが2つあるので増設できます。
持ち運びに向いていますか? 向いてませんが、できます
ディスプレイは明るいですか? 最大1100ニットと明るいです
ディスプレイの色域の違いは何ですか? 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はDCI-P3 100%になります
バッテリー駆動時間は長いですか? 中負荷作業で約3時間と短いですが、ゲーミングPCとしては平均的な時間です
リフレッシュレートはいくつですか? 最大165Hzです

 

 

【内部構造】メモリ・ストレージの増設が可能

HyperX OMEN 16(インテル)筐体内部

筐体内部です。真ん中にメモリスロットが2つ、左右にSSD用のM.2スロットがあります。

 

HyperX OMEN 16(インテル)メモリスロット

レビュー機は24GBメモリが1枚搭載しており、先述しましたが、HP日本ではメモリ最大24GBと記載、HP USを調べると最大32GBまで対応、海外のレビューを見ると保証が外れるが64GBまで増設した人もいるとのことです。

販売モデルはレビュー機と同じ24GBなので、最大32GBなら8GBを増設できますが、24GB+8GBメモリの組み合わせは珍しいです。

 

ストレージはPCIe 4.0のSSDを搭載しており、左右にM.2スロットがあります。

 

 

【外観レビュー】漆黒のシャドーブラック

HyperX OMEN 16 Intel シャドーブラックの筐体

シャドーブラックを採用した本体はとてもかっこ良い外観です。ただし、プラスチック感が強く、高級感はありません。最安モデルが約30万円なので、高級感は欲しかったところですね。

 

HyperX OMEN 16 Intel 寸法は幅357 × 奥行き269 × 厚さ25.8~26.1mm

寸法は幅357 × 奥行き269 × 厚さ25.8~26.1mmと、標準的な大きさです。

 

HyperX OMEN 16 Intel 重さ計測2426g

重さは実測2426gと結構重たいですが、16インチのハイエンド寄りゲーミングPCとしては普通です。

 

インターフェイスはこの価格帯であれば標準的で、USB-Aは3つ、USB Type-Cは1つです。マウスとキーボード、外付けSSDを接続するだけであれば十分ですが、他にも繋ぐ人は何かしらのドックやハブを持っていた方が良いです。

HyperX OMEN 16 Intel 背面インターフェイス <背面・電源コネクタ、RJ45、HDMI、USB-A 10Gbps>HyperX OMEN 16 Intel 左側面インターフェイス <左側面・USB-A 5Gbps、USB Type-C 10Gbps(フル機能付き)、マイク/ヘッドフォンジャック>HyperX OMEN 16 Intel 右側面インターフェイス <右側面・USB-A 5Gbps>

 

HyperX OMEN 16 Intel MIL規格に準拠した堅牢性がある

MIL-STD-810に基づくテストを実施しており、耐久性の高い機種で持ち運び時も安心です。

 

HyperX OMEN 16 Intel 約135度開くディスプレイで片手で開けることができる

ディスプレイは片手で開けることができ、最大約135度まで開きます。片手で開けられるのって、すごく便利なんですよね。片手にジュースやスマホを持っていても、サッと使い始めることができます。

 

HyperX OMEN 16 Intel 280Wアダプタ

ACアダプタは280Wと十分な大きさで、重さは893gでした。

 

 

FHD Webカメラ

HyperX OMEN 16 Intel のWebカメラ

Webカメラは高画質FHDで、HDR自動切替、テンポラルノイズリダクション(暗い場所でもノイズを軽減)機能があります。

カメラシャッターがあるので必要ないときは閉じておくことができます。

 

HyperX OMEN 16 Intel で撮影した人形

若干暗く、色もちょっと変わっていますが、平均的なWebカメラの品質です。

オーディオはHyperX オーディオコントロールデュアルスピーカーを採用しており、スピーカーが2つで平均的な音量、平均的な音質でした。

 

 

バッテリー駆動時間

HyperX OMEN 16 Intel Intel 83Whrバッテリー搭載

バッテリーは大容量83Whrで、公式サイトによるとRTX 5070モデルが最大約6時間15分、RTX 5060モデルが約5時間30分となっています。

当サイトも独自にバッテリー駆動時間を検証し、計測方法は画面輝度50%、音量50%でWi-Fiに繋いでGoogle Meetで画面共有閲覧をしながら1時間Webミーティングを行った時のバッテリー減少率から計算しました。

この計測内容は、中負荷、もしくはやや高めの負荷に分類されます。

無線をOFFにし、画面輝度を極端に下げたり、低負荷な動画視聴時間など実利用にそぐわない計測方法が多くみられますが、当サイトは実利用に沿った設定なので、概ね正しい時間になると思います。

バッテリーは1時間で33%減少し、推定バッテリー駆動時間は3時間2分でした。

ゲームだともっと短くなると思います。

 

当サイト計測バッテリー駆動時間

オレンジ/本機 青/その他

HP EliteBook X G2i 14/Intel  12h30m
HP OmniBook 3 16-bz/Snapdragn  12h30m
ASUS Zebook S14/Intel  11h7m
ASUS Vivobook S14/Intel  9h37m
ASUS Vivobook S16/Intel  9h15m
HP OmniBook X Flip 14-kc/AMD  8h20m
Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 14/Intel  7h40m
HP OmniBook Ultra 14-kd/Intel  7h8m
Lenovo ThinkPad T14s Gen 7/Intel  7h7m
HP EliteBook X G2a 14 AI PC /AMD  6h40m
Lenovo IdeaPad Slim 5a Gen 11 /AMD  6h15m
Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11 /Intel  5h33m
Lenovo ThinkPad E14 Gen 7 ILL(14)/Intel  5h15m
HP ProBook 4 G2i 16/Intel  5h15m
HP ProBook 4 G2a 14 AI PC/AMD  4h10m
HP OmniBook 3 14-hyhw/AMD  3h27m
HP HyperX OMEN 16/Intel  3h2m

 

 

【キーボード検証】4 zone RGB+8Kポーリングレート

HyperX OMEN 16 Intel 4 zone RGB+8Kポーリングレートキーボード

配列はJIS配列で、テンキー付き、4 Zone RGBバックライト、26キーロールオーバー、アンチゴースト対応、8000Hzポーリングレートです。

8000Hzポーリングレートとは1秒間に8000回の情報をPCに送り、遅延はわずか約0.125ミリ秒(1万分の1.25秒)です!!ポーリングレートがこれだけ高いと、エイムが滑らかになりフリックの正確さも向上します。

26キーロールオーバーは26個のキーを同時に押しても製確認反応し、アンチゴースト対応は意図しないキーが誤って入力されるのを防ぐ機能です。

主要キーはすべて同じ大きさなのでミスしにくく、テンキーもあるのでExcelなどを使うことが多い人にも合います。カーソルキーはすべて大きなサイズになり、使いやすくなりました。Copilotキーもあるので便利ですね。

タッチパッドは実測125.9×80.6mmと標準的なサイズで、マウスのない外出先での作業もスムーズにこなせます。

ただし、タッチパッドの立て付けが悪く、パームレストのたわみも大きい、そしてクリック時はパカパカした安っぽい音で箇所によって音もクリック感も違います。レビュー機固有の問題かもしれませんが、好んで使いたいタッチパッドではありませんでした。

 

 

キーピッチは実測17.6×17.7ミリと若干小さめですが、テンキーがある割には使いやすく、キーストロークは実測1.6ミリと深めのストロークで打ちやすい。ただし、キーボードがたわむので、そこに意識が持っていかれて変な打ち方になりました。

打鍵音は若干カチャカチャ系ですが、うるさいわけじゃありません。

 

HyperX OMEN 16 Intel キーボードバックライトオン。

キーボードは4 zone RGBライティングに対応し、暗闇でも明るく、視認性は高いです。

 

 

OMEN Tempest Coolingテクノロジー採用の冷却性能の検証

OMEN Tempest Coling

本機はOMEN Tempest Coolingテクノロジーを採用し、冷却を極限まで高めるハイパーバリック設計で筐体内部の空気を高圧でコントロールし、ヒートシンクと排気口へ効率的に送り出すことで、優れた冷却性能を実現。そして定期的に自動、または任意のタイミングでインレットファンを逆回転させることで、埃の堆積を軽減できます。

それでは実際どうなのか、冷却性能を見ていきましょう。

 

HyperX OMEN 16(インテル)筐体内部

本機は2つのファンに5本のヒートパイプ(大2本、小3本)、そしてSSDの上にヒートシンクが採用されており、冷却システムはかなり良いです。

ベンチマークのFire Strike計測時に、PC表面・底面、そして騒音値を計測しました。(パフォーマンスモードと、一番性能が高い非制限モード、ファンはすべて自動で計測)

パフォーマンスモード+ファン自動ではPC表面温度は40.2度とゲーミングPCとしては標準的、底面は41.3度と標準的で、温かいですがしっかりと排熱できています。ちなみに、膝の上に置いてプレイすると少し熱かったです。

騒音値は平均45dBで、音はしっかり聞こえますがゲーミングPCとしては普通です。

 

非制限モード+ファン自動ではPC表面温度は39.3度とゲーミングPCとしては先ほどより0.9度減、底面は40.4度で同じく0.9度減、そして騒音値は54dBで9dB増えました。

性能を最大の非制限にしても、その分ファンがしっかりと回るので温度が減りました。凄いですね、コレ。ゲームをする時は非制限+ファン自動でやるのがよさそうです。

 

 

ディスプレイの検証・クリエイターにも使える高品質ディスプレイ

HyperX OMEN 16 Intel ディスプレイ

ディスプレイは16インチで2.5K(2560×1600ドット)のOLEDディスプレイで、輝度は最大1,100ニット、応答速度は0.2ms、リフレッシュレートは最大165Hz(可変リフレッシュレート)とぬるぬるです。また、ブルーライトもカットされており、目に優しいディスプレイです。

 

ディスプレイはDCI-P3 100%の高色域で、とても色鮮やかです。一般的なクリエイターPCに搭載されるsRGB 100%と比べても、違いが一目でわかるほどです。ゲームだけでなく、写真編集や動画制作などのクリエイティブワークにも使える色再現性を備えています。

 

HyperX OMEN 16 Intel 黒の再現性をチェック。OLEDのため黒が真っ黒

これは黒の描写力をチェックしたもので、本機はOLEDディスプレイのため完全な黒を描写でき、メリハリがあります。

 

視野角は広く、どこから見ても暗くならずにしっかりと見えました。

輝度は標準500ニットで最大1100ニットで、こちらは輝度の目安です。1100ニットはかなり明るく、屋外でもしか~りと見えるほどの明るさです。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える(見やすいわけじゃない)
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとやや暗い
500ニト 屋外でも見える
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

Wi-Fi 7+1Gbeに対応

超高速無線・Wi-Fi 7に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

また、RJ45もあるので、無線でも有線でも安定通信でプレイできます。

 

 

グラフィック性能を計測

グラフィックボードのGPUは最大115Wで、アッパーミドル帯のフルパワーに近い帯域なので、しっかりとグラフィック性能を引き出すことができます。

HyperX OMEN 16 Intel CPU-Z メモリ詳細 <チャンネルが2 x 32-bitとシングルチャンネルメモリ>

ただし、販売モデルはメモリ1枚のシングルチャンネルメモリで動作しているため、グラフィック性能は若干下がっています。完全にフルパワーを発揮するには、メモリ2枚にした方が良いです。

 

Fire Strike計測結果

HyperX OMEN 16 Intel Fire Strike計測結果25809 最適スモード <最適モード・25809>

HyperX OMEN 16 Intel Fire Strike計測結果32652 非制限 <非制限モード・32652>

Fire Strikeの計測結果は非制限モードで32652と高く、RTX 5070の平均値よりも約7%高いスコアでした。

最適モードでは25809で、RTX 5070の平均値よりも約14.8%低いスコアでした

 

Fire Strike

オレンジ/本機種 赤/インテル

RTX 5070 Ti平均  36182
RTX 5080平均  35662
RTX 4090平均  34351
Core i7-14650HX+RTX 5060(非制限)/HyperX OMEN 16 Intel  32652
RTX 4080平均  32403
RTX 5070平均  30309
Core i7-14650HX+RTX 5060(非制限)/HyperX OMEN 15 Intel  28980
Core Ultra 7 255HX+RTX 5060  28569
Core i7-14700HX+RTX 5060  27810
Ryzen AI 9 465+RTX 5060(ターボ)  27626
RTX 5060平均  27439
Ryzen 7 250+RTX 5060  26396
Core Ultra 7 356H+RTX 5060  26205
RTX 4070平均  25961
Core i7-14650HX+RTX 5060(最適)/HyperX OMEN 16 Intel  25809
Ryzen AI 9 465+RTX 5060(バランス)  24434
Core i7-14650HX+RTX 5060(最適)/HyperX OMEN 15 Intel  24197
RTX 4060平均  23182
RTX 5050平均  22842
RTX 4050平均  18852
RTX 3050平均  14198

 

 

ゼンレスゾーンゼロのFPSと使い心地を検証

HyperX OMEN 16 Intelでゼンレスゾーンゼロをプレイ

中量級ゲームのZZZ (Zenless Zone Zero)をプレイして性能を検証しました。

デフォルト設定 > QHD・高画質(画面録画をしながらプレイ)

散歩シーンでは60~80fpsでしたが、人が少ない場所では100fpsを超えることもありました。

戦闘シーンは70~80fpsで、時々60まで下がることもありましたが、エフェクトが重なっても高fpsを維持できていた印象です。

もっと軽量級のFPS/TPSのシューター系なら、165Hzを活かしたプレイが可能です。中量級ゲームの場合は画質を取るかFPSを取るかの設定で、自分好みにプレイできると思います。

 

 

FFXIV黄金のレガシーベンチマーク計測結果

HyperX OMEN 16 Intel FFXIV黄金のレガシーベンチマーク計測結果19384

次は2Dゲームのベンチマークで、重ためのFFXIV黄金のレガシーは最高品質で19384で「非常に快適」でした。

 

 

ベンチマーク

HyperX OMEN 16 Intel CPU-Z

本機はCore i7-14650HXを搭載し、16コア24スレッドで高性能のPコアは8つ、高効率のEコアは8つになります。

TDPは55Wで、最大ターボパワーは157Wとかなり高いです。最近話題のNPUはありませんが、GPUがあるのでNPU以上のAI性能があります。

ベンチマークはすべてバランスモードで計測しています。

 

OMEN Gaming Hub

パフォーマンスはOMEN Gaming Hubで簡単に変更でき、ゲームの管理やキーボードバックライトの設定などもここでできます。

 

CPU Mark計測結果

HyperX OMEN 16 Intel CPU Mark計測結果26556

CPU性能を測るCPU Markのスコアは26556とミドルハイクラスのスコアでしたが、このCPUの平均は3.3万なので平均より20%ほど低いです。

こちらはCPU Markの比較です。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 15,000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 20,000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 25,000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種

Core Ultra 7 255HX  48968
Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100  45352
Core Ultra 9 285H  38228
Ryzen AI 9 HX 370  38025
Core Ultra 7 356H  37488
Core Ultra X7 358H  37150
Ryzen AI 9 HX 370  36217
Ryzen AI 9 465  34546
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen AI 7 350  27206
Core i7-14650HX  26556
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 7 355  22051
Core Ultra 7 258V  21026
Core i5-13420H  20492
Core Ultra 5 226V  20148
Core Ultra 5 125H  20071

 

 

Cinebench 2024計測結果

HyperX OMEN 16 Intel Cinebench 2024計測結果マルチコア838、シングルコア118

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftをベースに、CPUとGPUの能力を計測します。

今回の結果は、マルチコア838、シングルコア118と、高い性能でした。

マルチコアスコアが800を超えており、Cinema 4Dのような負荷の高いレンダリング作業においても、効率の良く実行できます。

また、シングルコア性能も118と高い水準を維持しているため、Adobe系ソフトの操作感や、ゲームプレイ時のレスポンスも非常に軽快です。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他

Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100  1470
Ryzen AI 9 HX 370  1237
Core Ultra 7 356H  1101
Ryzen AI 9 465  1047
Core Ultra 9 285H  1034
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Ryzen AI 7 350  843
Core i7-14650HX  838
Core Ultra X7 358H  830
Apple M1 Max  791
Core Ultra 7 155H  762
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Core Ultra 7 355  599
Core Ultra 7 258V  559
Ryzen 5 8640HS  557
Ryzen 5 8640U  548
Core Ultra 5 226V  548
Core i5-13420H  543
Apple M1  509
Ryzen 5 7535U  481
Ryzen 5 7535HS  446

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他

Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100  146
Core Ultra 9 285H  129
Core Ultra X7 358H  124
Core Ultra 7 258V  121
Core Ultra 7 355  120
Core i7-14650HX  118
Core Ultra 7 356H  118
Ryzen AI 9 HX 370  117
Ryzen AI 9 465  115
Ryzen AI 7 350  114
Core Ultra 5 226V  113
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Core Ultra 7 155H  105
Core i5-13420H  103
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640U  96
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 5 7535U  87
Ryzen 5 7535HS  83

 

 

4K動画エンコード時間計測結果

HyperX OMEN 16 Intel 4K動画エンコード時間計測結果

5分の風景を撮影した4K動画を、DaVinci Resolveでレンダリング(エンコード)した際の処理時間を計測しました。当然ながら、時間が短いほど高性能です。

結果は、1回目が2分24秒、2回目が2分34秒、3回目も2分33秒で、3回平均は2分30秒と外部GPU搭載機種としては遅かったですが、ほぼ一定した速度3回も重たいエンコードをこなしてくれたことは高評価です。

 

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 7535HS  4分10秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Core Ultra 5 226V  3分45秒
Core i5-13420H  3分47秒
Core Ultra 7 258V  3分29秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100  3分28秒
Core Ultra 7 355  3分8秒
Core Ultra 9 285H  3分5秒
Ryzen AI 7 350  2分49秒
Core i7-14650HX+RTX 5060  2分30秒
Core Ultra X7 358H  2分12秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core Ultra 7 356H+RTX 5060  1分54秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 465+RTX 5060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060  1分38秒
Snapdragon X2 Elite Extreme X2E-94-100  1分34秒

 

 

Memory Mark計測結果

HyperX OMEN 16 Intel memory mark計測結果3037

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR5-5600MHzの24GBで、Memory Markの計測結果は3037と、当サイト計測のDDR5の平均よりちょっと良いスコアでした。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

本機種DDR5  3037
LPDDR5X平均  2972
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

シーケンシャル速度が速いストレージ

HyperX OMEN 16 Intel シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響します。

搭載ストレージはPCIe 4.0接続の1TB SSDで、シーケンシャル速度を計測したところ、リード(読み込み)が7041MB/秒、ライト(書き込み)が5865MB/秒と、速い速度でした。

 

起動時間を5回計測した平均は21.2秒とちょっと遅い速度でした。

1回目 21秒
2回目 22秒
3回目 21秒
4回目 21秒
5回目 21秒
平均 21.2秒

 

 

 

サポート・保証

Cafe de Omen

CAFE DE OMENというゲーミングPC専門のサポートも利用可能です。

Cafe de OMENは「技術的サポートと修理受付窓口」になっており、1年間利用でき、受付時間は月~金・9時~21時、土曜日は9時~17時、日曜は休みです。LINEでの自動サポートは24時間365日です。

このサポートの特徴として「サポートスタッフ全員が熟練プレーヤー」で、みなさんマニアックらしいです。普通に「ゲーム用語」を使っても理解できる人たちなので、話が速いですね。また、自分に合ったアクセサリ、例えばディスプレイやVR用ヘッドセット、マウス・・・など、HP製品に限らずアドバイスをくれます。

 

 

まとめ

良い点

・コスパが良い
・SSDとメモリの増設が可能
・ディスプレイがクリエイターにも使える品質
・165Hzとぬるぬる快適
・CAFE DE OMEN付き
・片手で開けることができるディスプレイ
・ポーリングレートが高いため即座に反応する

 

残念な点

・樹脂素材の筐体で高級感はなく、コストカットの跡が見える
・タッチパッドの質はイマイチ
・パームレストのたわみが大きい
・シングルチャンネルメモリなので帯域が制限されている

 

 

総合評価

本機をレビューして率直に思ったことは、「性能はそれなりに高く、申し分ないゲーム性能と冷却性能」だが、入力系の部分にコストカットの跡がたくさん見られ、性能に全振りした機種といった印象です。

筐体は安っぽいとは言いませんが、高級感は一切なく、筐体(ケース)にお金をかけない分、スペックに投資した感じです。

これが「コスパ機」の神髄かもしれません。

ゲームが快適にできたら他はどうでもいい」という人も多いので、こういった人であればすごく合います。

それでも、2.5KディスプレイにsRGB 100%の高色域、8Kのポーリングレートにリフレッシュレート180Hzなどのお金をかけるところはかけまくっています。

カジュアルにゲームを楽しむユーザーや、最新タイトルをQHDで遊びたいという人にはちょうど良いと思います。また、ディスプレイの品質が高いので、ゲームだけじゃなくクリエイティブワーカーにも使いやすい機種です。

Cafe de OMENもあるので、初めてゲーミングPCを買う人にも安心しておすすめできるモデルです。

 

公式サイト