Xperia 10 VIIの性能・ベンチマークを実機を使い徹底検証

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SONYのXperia 10 VIIを購入したので、性能のレビューをしました。

本機は7.4万円とミドルハイの価格帯で、ミドルレンジのスナドラ6 Gen 3を搭載しています。メモリは8GBと大きめでストレージは128GBとまぁまぁの容量になっています。

 

Xperia 10 VIIのスペックと特徴

SoC Snapdragon 6 Gen 3
メモリ 8GB
ストレージ 128GB(最大2TBのMicroSD搭載可能)
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(6.1型) FHD+(2340×1080ドット) OLED、最大120Hz、最大
OS Android 16
無線 5G、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.4
SIM デュアルSIM(eSIM対応)
生体認証 指紋センサー
カメラ 超広角/5000万画素(1200万画素有効)、広角/1300万画素(1200万画素有効)、広角(48mm)/1200万画素
最大4Kビデオ
フロント/800万画素、最大FHDビデオ
オーディオ 3.5mmイヤホンジャックあり
ハイレゾ対応
フルエンクロージャースピーカー
スピーカー×2基、マイク×2基
防水防塵 IP65、IP68
寸法(高さ×幅×厚さ) 153 × 72 × 8.3 mm
重さ 168g
バッテリー
アダプタ
5000mAh、2日持ち、4年長寿寿命
サポート OSバージョンアップ最大4回(Android 19まで予定)
セキュリティアップデート最長6年間
価格 74,800円

 

ミドルスペックのSoCを採用しており、メモリは8GBと容量が大きいので、普段使いのユーザーにとっては十分な性能だと思います。

ストレージは128GBで、最大2TBのmicroSDカードを搭載できるので、容量としては十分だと思います。

ディスプレイは現在主流の19.5:9の縦横比で、従来の21:9から変更になりました。21:9って映画向きではありますが、SNSや日常用途では細長すぎて見にくかったので、変わってよかったと思います。

6.1型のFHD+(2340×1080ドット)で、完全な黒を描写できるOLEDディスプレイを採用し、リフレッシュレートは120Hzと高速スクロールも快適、そしてCorning Gorilla Glass Victusを採用し、傷がつきにくく衝撃にも強い頑丈なディスプレイです。

OSはAndroid 16で無線は5G、Wi-Fi 6Eに対応、SIMカードは物理カードとeSIM両方に対応しているので、頻繁に海外旅行をする人には特に便利です。現地に行く前に先にeSIM買ってたら、空港でSIM買うのに並ぶ必要ないし、現地に到着したらすぐに使えますね。

生体認証は指紋センサーのみと、この価格のスマホにしては珍しいです。

カメラは5000万画素(1200万画素有効)で、4Kビデオも撮影可能です。カメラの詳しいレビューはこちらの検証記事をどうぞ。

オーディオは3.5ミリジャックがありハイエンドな音質を楽しめますが、スマホ自体のスピーカーは音が小さめです(ただし音質は良し)。

正直に言うと、本機はスペックに対して価格が高めですが、長期保証やロングバッテリーなど実用性を高めた機種です。

 

 

Snapdragon 6 Gen 3のスペック

Snapdragon 6 Gen 3のスペック

Snapdragon 6 Gen 3
プロセス 4nm
コア 4× Cortex‑A78 + 4× Cortex‑A55
最大クロック 2.4GHz
GPU Adreno 710
NPU Hexagon NPU

Socはbig.Littleで、パフォーマンスの高いコアと、省電力のコアの2種類を搭載しており、低負荷なことをしているときは省電力コアで作業をするため、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。

 

Antutuベンチマーク計測結果

Xperia 10 VII Antutuベンチマーク計測結果

ベンチマークの目安です。

200万以上・・・向かうところ敵なし
150万以上・・・重いゲームも快適
100万以上・・・重たいゲームもできる
50万以上・・・中量級以下のゲーム向き(重ためのゲームは低画質でできそう)

Antutuベンチマーク総合は874,682とミドル~ミドルハイよりのスコアで、CPU性能は327,864でミドルクラス、GPU性能は128,920と中の下でした。

MEMはメモリとストレージの読み書きの速度で193,855でミドルクラス、UXはアプリ動作の速さのスコアで224,053と中の上でした。

CPU
327,864
GPU
128,910
MEM
193,855
UX
224,053
ハイエンド 50万以上 40万以上 30万以上 30万以上
上位ミドル 35~50万 25~40万 23~30万 24~30万
ミドル 25~35万 15~25万 18~23万 18~24万
下位ミドル 15~25万 8~15万 12-18万 12-18万
エントリー 15万以下 8万以下 12万以下 15万以下

 

7.4万円の機種としては、物足りない結果でした。

 

 

Geekbench 6計測結果

Xperia 10 VII Geekbench 6計測結果

Geekbench 6はクロスプラットフォームのベンチマークで、CPUやGPUコンピューティングのスコアを計測できます。計測スコアはマルチコア2926、シングルコア1019と悪くないスコアでした。

マルチコアシングルコア

Geekbench 6 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3  5664
Snapdragon 8+ Gen 1  4596
Snapdragon 870  3538
Snapdragon 7s Gen 2  3042
Snapdragon 6 Gen 3  2926
MediaTek Kompanio 1300T  2864
MediaTek Dimensity 7050  2440
MediaTek Helio G99  2036
Snapdragon 695  1958
Snapdragon 750G  1940
MediaTek Helio G99  1875
Snapdragon 690 5G  1873
Snapdragon 7c Gen 2  1629
Snapdragon 730G  1625
MediaTek Helio G90T  1622
MediaTek Kompanio 520  1534
Snapdragon 680  1453
Helio G88  1449
Helio G85  1405
Snapdragon 662  1397

Geekbench 6 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3  2206
Snapdragon 8+ Gen 1  1781
Snapdragon 870  1047
Snapdragon 7s Gen 2  1039
Snapdragon 6 Gen 3  1019
MediaTek Dimensity 7050  967
Snapdragon 695  886
MediaTek Kompanio 1300T  739
MediaTek Helio G99  736
Snapdragon 750G  644
MediaTek Kompanio 520  619
Snapdragon 690 5G  610
MediaTek Helio G99  565
Snapdragon 7c Gen 2  553
Snapdragon 730G  551
MediaTek Helio G90T  495
Snapdragon 680  413
Helio G85  403

 

AI性能をGeekbenchで検証|単精度・量子化スコア比較

Xperia 10 VII Geekbench AI計測結果

Geekbench AIでAI性能を測りました。Single Precision(単精度)は901、Half Precision(半精度)は1639、Quantized(量子化スコア)は2114とすべてミドルクラスの性能でした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3/Legion Tab 8.8  2895
Snapdragon 8 Gen 3/Yoga Tab  2475
MediaTek Dimensity 8300  1827
Snapdragon 8+ Gen 1/ThinkPhone  1240
Snapdragon 6 Gen 3  901
Snapdragon 7s Gen 2/POCP PAD  739
Helio G99/Tab Plus  516
Idea Tab/Dimensity 6300  496
Helio G80/Tab M9  392
Helio G88/Tab M11  390
Helio G85/Redmi Pad SE 8.7  379
Helio G85/Lenovo Tab  367

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3/Legion Tab 8.8  2918
Snapdragon 8 Gen 3/Yoga Tab  2461
MediaTek Dimensity 8300  1855
Snapdragon 6 Gen 3  1639
Snapdragon 8+ Gen 1  1260
Snapdragon 7s Gen 2  660
Helio G99  515
Idea Tab/Dimensity 6300  514
Helio G80/Tab M9  396
Helio G88/Tab M11  383
Helio G85/Redmi Pad SE 8.7  380
Helio G85/Lenovo Tab  369

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3/Legion Tab 8.8  4676
Snapdragon 8 Gen 3/Yoga Tab  3714
MediaTek Dimensity 8300  3156
Snapdragon 8+ Gen 1  2819
Snapdragon 6 Gen 3  2114
Snapdragon 7s Gen 2  1456
Idea Tab/Dimensity 6300  1050
Helio G99  942
Helio G88/Tab M11  757
Helio G80/Tab M9  717
Helio G85/Redmi Pad SE 8.7  712
Helio G85/Lenovo Tab  651

 

PCMarkで見る実用性能|アプリ動作・処理速度を評価

Xperia 10 VII PCMark for Android計測結果

次はPCMark for Androidで、アプリケーション実行時の総合的なパフォーマンスを計測します。

計測スコアは9970と低めのスコアでした。

Work 3.0

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3/Legion Tab  25569
Snapdragon 8 Gen 3/Yoga Tab  24177
MediaTek Dimensity 8300  19859
ThinkPhone/Snapdragon 8+ Gen 1  15388
Tab P12 Pro/Snapdragon 870  13047
Tab P11 Pro Gen 2/MediaTek Kompanio 1300T  12242
Idea Tab/Dimensity 6300  11652
POCO PAD/Snapdragon 7s Gen 2  11604
Tab P12/Dimensity 7050  11412
Snapdragon 6 Gen 3  9970
Tab P11 Pro/Snapdragon 730G  8343
Redmi Pad SE 8.7/Helio G85  7963
Lenovo Tab/Helio G85  7760
Redmi Pad SE/Snapdragon 680  7172
Tab M10 Plus 3rd Gen/Snapdragon 680  6892
Tab M7 (3rd Gen)/MediaTek MT8166  4585

 

 

3DMarkで見るGPU性能|Wild Lifeのベンチマーク

Xperia 10 VII Wild life計測結果

グラフィック性能が高いとゲームやクリエイティブワークがしやすくなります。本機はすごく高い性能があり、重たいゲームもクリエイティブアプリも使えます。

3DMarkでベンチマークを計測し、Wild Life は3295とミドルクラスの性能でした。

Sling Shot(メインストリームのスマホやタブレットの性能を測る、OpenGL ES 3.0)
Sling Shot Extreme(高性能スマホやタブレットの性能を測る、OpenGL ES 3.1とVulkan)
Wild life(モバイルデバイスの性能を測る) 3295
Wild Life Extreme(高性能モバイルデバイスの性能を測る)
Steel Nomad Light(レイトレを使用しないゲームへの性能を測る)
Solar Bay(レイトレを使用したゲームへの性能を測る)

 

 

Wild Life

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 8 Gen 3
Legion 8.8 3rd Gen
 Maxed Out
ThinkPhone
Snapdragon 8+ Gen 1
 Maxed Out
MediaTek Dimensity 8300  8610
MediaTek Kompanio 1300T
Lenovo Tab P11 Pro Gen 2
 4337
Snapdragon 870
Lenovo Tab P12 Pro
 4242
Snapdragon 6 Gen 3
Xperia 10 VII
 3295
Snapdragon 7s Gen 2
POCO PAD
 2989
MediaTek Dimensity 7050
Lenovo Tab P12
 2185
Idea Tab/Dimensity 6300  1211
MediaTek Helio G99  1171
Snapdragon 730G
Tab P11 Pro
 738
MediaTek Kompanio 520  735
Heli0 G85
Lenovo Tab
 713
Helio G88 Tab M11  698
Helio G80
Tab M9
 694
Snapdragon 662
XiaoXin Pad
 377

 

 

ゲーム性能検証|CoD快適に動く?

Xperia 10でCal of dutyをプレイ

予想外に、Call of Dutyはぬるぬるプレイできました。

 

Call of duty デフォルト設定 Xperia 10 VII

デフォルトの設定はグラフィックス品質、フレームレート最大でした。

 

 

メモリ速度とシーケンシャル速度計測結果

Xperia 10 VII CPDT メモリ処理速度とシーケンシャル速度計測結果

本機はLPDDR5Xが搭載し、大容量12GBになります。

CPDTでメモリの処理速度を計測したら、5.89GB/秒とまぁまぁの処理速度でした。

 

メモリ速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Legion 8.8 3rd Gen/12GB  21.62GB/秒
Yoga Tab/12GB  21.48GB/秒
Yoga Tab Plus/16GB  21.23GB/秒
ThinkPhone/8GB  12.23GB/秒
Tab P12 Pro/8GB  10.34GB/秒
Tab P11 Pro Gen 2/6GB  6.79GB/秒
Tab Plus/8GB  5.94GB/秒
Snapdragon 6 Gen 3  5.89GB/秒
POCO PAD 8GB+4GB仮想メモリ  5.52GB/秒
Tab P12/8GB  5.26GB/秒
Tab P11 Pro/6GB  4.84GB/秒
Redmi Pad SE 8.7  4.77GB/秒
XiaoXin Pad/6GB  4.44GB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  4.34GB/秒
Tab M11  4.01GB/秒
Lenovo Tab M9 /4GB  3.76GB/秒
Blackview Tab 90 Wifi/4GB  2.18GB/秒

 

Xperia 10 VII CPDT メモリ処理速度とシーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、Webサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージはUFS 4.0で、大容量256GBになります。また、一般的なタブレットの様にmicroSDカードで増設はできません。

シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み)は875MB/秒、ライト(書き込み)は432MB/秒でした。2025年のミドルレンジのスマホとしてはやや速い方です。

その他の機種との比較です。

シーケンシャルリードシーケンシャルライト

シーケンシャルリード

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

POCO PAD  2.17GB/秒
Yoga Tab  2.02GB/秒
Yoga Tab Plus  2.01GB/秒
Legion Tab 8.8  1.5GB/秒
Tab P11 Pro Gen 2  1.32GB/秒
Tab P12 Pro  1.15GB/秒
Snapdragon 6 Gen 3  875MB/秒
Tab P12  668MB/秒
Tab P11 Pro  491MB/秒
Tab Plus  464MB/秒
XiaoXin Pad  420MB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  354MB/秒
ALLDOCUBE X Game  334MB/秒
Lenovo Tab M9  253MB/秒
Redmi Pad SE  244MB/秒
Redmi Pad SE 8.7  237MB/秒
Tab M7 (3rd Gen)  220MB/秒
Tab M11  190MB/秒
Chromebook CM14 Flip  153MB/秒

シーケンシャルライト

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Yoga Tab Plus  1.14GB/秒
Legion Tab 8.8  1.06GB/秒
Yoga Tab  0.99GB/秒
Tab P11 Pro Gen 2  778MB/秒
Tab M10 Plus 3rd Gen  555MB/秒
Tab P12 Pro  504MB/秒
Tab P12  465MB/秒
POCO PAD  463MB/秒
Snapdragon 6 Gen 3  432MB/秒
Tab Plus  378MB/秒
Tab M11  179MB/秒
Lavie T8 2023  178MB/秒
Tab P11 Pro  168MB/秒
XiaoXin Pad  154MB/秒
Lenovo Tab M9  149MB/秒
ALLDOCUBE X Game  115MB/秒
Redmi Pad SE  95MB/秒
IdeaPad Duet Chromebook  93MB/秒
Redmi Pad SE 8.7  84MB/秒
Tab M7 (3rd Gen)  64MB/秒

 

 

まとめ

 

良い点

・SoC性能はミドルクラスで、普段使い用途としては十分。特にできない、動きが悪いなどなし
・重たいゲーム以外は普通にプレイできる
・グラフィック性能はミドルクラス
・リフレッシュレートが高いので、ぬるぬる快適

 

残念な点

・価格に割に性能が高くない

総合評価

色々なベンチマークを見ていくと、2~3万円の中華デバイスよりも少し高い性能で、数年前のハイエンドに近いスコアが多かったです。

XperiaはSONYなので、中華デバイスとは重視しているものが違い、コストを性能に全振りするわけじゃなく、不得意な部分がないようにバランスよく仕上げ、サポートなどにも力を入れているので、今回のベンチマークは価格の割に残念だが、日本のデバイスらしさが出ているといった感じでした。

価格の割に性能は高くないですが、超重たいゲーム以外は特にできないこともないので、普段使い用としては不満も出にくいと思います。

 

 

関連リンク

Xperia 10 VII の実機レビュー

Xperia 10 VII のカメラカメラ性能

 

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