LAVIE Direct N14 Slim 2025秋モデル実機レビュー 1105gの超軽量14インチ

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LAVIE Direct N14 Slimのレビューです。

軽い!

14インチで実測1105g!!これだけ軽いと、本当に取り扱いが楽なんですよね。身軽に移動ができます。

また、CPU性能も高くメモリの増設も可能、そしてバッテリー交換も自分でできる仕様なので、末永く使うことができます。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen 5 8640U、16GB(8GB×2枚) DDR5-5600MHz、SSD 256GBになります。

 
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LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデルの特徴とスペック

CPU Ryzen 5 8640U
Ryzen 7 8840U
メモリ DDR5-5600 最大32GB
ストレージ SSD 最大1TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(14型) WUXGA IPS 光沢無し タッチなし/あり
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 6E、イーサネット
生体認証 顔認証
WEBカメラ HD+IRカメラ
オーディオ ヤマハ製 AudioEngine
寸法(幅×奥行×高さ) 315 × 222 × 18.5mm
重さ 実測1105g
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約6.5時間(バッテリーS)
最大約9.2時間(バッテリーM)
標準保証 1年間
価格 17.6万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUはNPUを搭載したRyzen 8000Uシリーズが搭載で、レビュー機にはRyzen 5 8640Uが搭載しビジネス用途でもがっつり使える性能でした。

メモリはDDR5-5600MHzでメモリスロット2つで最大32GB(16GB×2枚)、ストレージはPCIe 4.0で最大1TBになります。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10の14インチで、画面比16:9の15インチ並みの情報が表示されます。より多くの情報を見て取れるので、作業効率も上がります。解像度はWUXGA(1920×1200ドット)のIPS液晶で、高視野角・高輝度・高色純度、そしてノングレアのタッチパネルになり、非タッチパネルモデルもあります。

その他のスペックは、OSはWindows 11 HomeかProで、LANはWi-Fi 6Eに対応しギガビットイーサネットも搭載しています。

Webカメラはちょっと残念なHD解像度ですが、顔認証のIRカメラを搭載し、サインインは一瞬です。

14インチで実測1105gグラムとすごく軽く、バッテリー駆動時間は最大6.5時間とちょっとした外出にも対応。ただし、バッテリーをMにすると約60g重たくなりますが、最大約9.2時間のバッテリー駆動時間になり、より外出向けになります。

インターフェイスはUSB Type-C(10Gbps)が2つあり、USB-A(5Gbps)も2つ、そしてHDMIやセキュリティロックケーブルスロット、RJ45に3.5ミリジャックもあり、十分じゃないかなと思います。

 

 

公式サイト

 

高い堅牢性にバッテリー交換にも対応

LAVIE Direct N14 Slim 高い堅牢性

本機は米軍の物資調達規格であるMIL規格とNEC独自の試験をクリアした高い堅牢性を兼ねそろえており、安心して持ち運びができます。

また、自分で安全簡単にバッテリーを交換できるので、先々バッテリーが消耗したときもPCの買い替えを検討しなくていいですね。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 底面

これは底面カバーで、ネジ2つを外してバッテリーカバーを外します。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 底面 バッテリーカバーを外した状態

カバーを外した状態で、中に見えるのはバッテリーです。真ん中にある赤丸の二本のネジを外し、緑部分がちょっと出っ張っているので、ここに爪をひっかけてバッテリーを取り出します。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 底面 バッテリーを外した状態

バッテリーを外した状態です。ちなみに、メモリの増設で筐体内部にアクセスするにはバッテリーを取り外さないといけません。

 

 

メモリの増設ができる

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 筐体内部

筐体内部です。右上の穴の開いたメタルの下にメモリがあります。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル メモリスロット

メモリスロットは2つあり、レビュー機には8GBメモリが2枚搭載していますが、最大32GB(16GB×2)にできます。

空きM.2スロットはないので、SSDの増設はできません。

 

メモリ価格高騰中!どうなる今後?どうする今後

先日の記事でお伝えしたように、現在メモリ価格が2~3倍に上昇しており、今後も高騰していくとのことなので、メモリを買うなら今すぐか落ち着くまで待った方がよさそうです。

 

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外観と重さを検証

LAVIE Direct N14 Slim 正面

左右ベゼルは6.3ミリ、上11.9ミリ、下10.5ミリで、全体的に細いベゼルです。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 背面

背面です。フロストブラックと言うカラーでかっこいいですね。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 左斜め前から

Lavieでは珍しく1色だけで、TheビジネスPCと言った見た目です。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 筐体

寸法は幅315ミリ、奥行き222ミリ、高さ18.5ミリとコンパクトで、一般的に見たら分厚くないですがこんなに軽いPCにしては18.5ミリと厚いですね。

あと、どうでもいいのですが、NECの寸法は見てて気持ちがいいですね。ここ最近、0.00ミリまで記載するところもあるので、書いてて面倒くさいんです(笑)。例えば18.51ミリとかなら18.5ミリでいいし、幅315.65ミリとかじゃなくて315.6ミリ、もしくは315ミリでいいですよね(笑)。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 重さ計測

実測1105gと、14インチでは非常に軽いです。こんなに軽いと持ち運びもすごく楽です。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル ディスプレイが開く最大角度

ディスプレイは180度開くので、床に座って作業をすることがある人にも使いやすく、画面共有するときにも便利です。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 片手で開くディスプレイ

こんなに軽い機種なのに、片手で開閉可能です。これ、すっごく便利なんですよ。片手にドリンクや書類など持っていても、片手でディスプレイを開いて使い始めることができます。

 

 

画面比が16:10の14インチディスプレイ

LAVIE Direct N14 Slim 正面

ディスプレイは14インチのWUXGA(1920×1200ドット)IPS液晶で、ノングレア、そしてタッチパネルとタッチなしの2種類あり、タッチを選ぶとスマホやタブレットの様に使えるので便利です。

画面比は通常の16:9よりも縦に長い16:10で、16:9の15インチ並みの情報が表示されます。

 

表示量が多いので今まで見えなかった部分もしっかりと見え、スクロールアップ/ダウンの回数が減るし、持ち運び時でも生産性を落とすことなく作業ができると思います。

 

左は低価格PCに搭載されるNTSC 45%と言う色域で、右が本機sRGB 100%のディスプレイで色鮮やかですね。画像編集や動画編集にも合う色彩です。

 

次は視野角のチェックです。どこから見ても四隅が暗くなったりせずにしっかりと見えました。

 

 

HD WEBカメラ+IRカメラ付き

<右画像はプライバシーシャッターを閉じた状態>

WebカメラはHD解像度っちょっと残念ですが、Web会議や通話など普通にできます。また、カメラシャッターもあるので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。

顔認証のIRカメラ搭載で、サインインが楽にできます。

 

ズームするとよりわかりやすいですが、現在主流のFHD Webカメラと比較してもそんなに画像も荒くなく、良いカメラ品質だと思います。

 

Windows Studio Effect

本機にはNPUが搭載しているのでWindowsスタジオエフェクトが利用可能で、自動フレーミングや背景の削除などカメラ設定に便利な機能が使えます。

オーディオは音が軽く音量もそこまで大きくないですが、会議などの会話に合う音だと思います。

 

 

フルサイズキーボード+Copilotキー搭載の操作性

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル キーボード

主要キーは同じ大きさで押し間違いをしにくい設計で、すべてのカーソルキーも大きく使いやすかったです。Copilotキーもあるので作業効率も上がります。

トラックパッドは111.6×69.8ミリと十分な大きさがあり、クリック感がしっかりしており押し心地が良かったです。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル キーボード

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測19×18.3ミリでフルサイズ、キーストローク(キーを押し込む距離)は実測1.2ミリで打鍵感は普通でした。軽いタイピングをする人が合うと思います。

 

 

充実のインターフェイス

インターフェイスはUSB-A(5Gbps)が2つ、USB Type-C(10Gbps)が2つあり、RJ45やHDMI、microSDカードリーダー、そして3.5ミリジャックもあり、ドック無しでも十分だと思います。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 右側面インターフェイス

右側面はmicroSDカードリーダー、USB-A(5Gbps)、HDMI、そしてRJ45です。

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 左側面インターフェイス

左側面はセキュリティスロットとUSB Type-C(10Gbps/Powerdelivery、Displayport機能付き)が2つ、USB-A(5Gbps)そしてヘッドフォン/マイクジャックになります。

 

 

各種ベンチマーク結果と性能評価

本機には以下2つのCPUが搭載可能で、どちらもZen 4アーキテクチャになります。

・Ryzen 5 8640U(6コア12スレッド/レビュー機)
・Ryzen 7 8840U(8コア16スレッド)

 

ベンチマークの総評を先に言うと、CPUの総合性能は高く、AI関連の性能も高めで、Office作業や画像・動画編集などのグラフィック性能も高めでした。あえて言えばシングルコア性能がそこまで高くなかったですが、万能プレーヤーだと思います。

 

 

CPU Mark計測結果

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル CPU Mark計測結果

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、計測結果は21375とビジネス用途でもがっつり使えるスコアでした。

他のCPUとの比較です。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  35370
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Snapdragon X Elite X1E-78-100  22886
Ryzen 5 8640U  21375
Core Ultra 5 125U  20403
Core Ultra 5 125H  20071
Core Ultra 7 258V  19935
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core Ultra 7 155U  18927
Core Ultra 5 135U  18742
Ryzen 5 7535U  17770
Core Ultra 5 125U  17471
Core 5 120U  17316
Core 7 150U  16900
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140
Core 5 220U  9574

 

 

Geekbench AIで見るAI処理性能

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は2826、Half Precision(半精度)は1401、Quantized(量子化スコア)は5597と全体的に良いスコアでした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 285H  5025
Ryzen AI 9 HX 370  3624
Ryzen AI 7 350  3582
Ryzen AI 5 340  3001
Ryzen 5 8640U  2826
Core Ultra 5 125H  2758
Core i5-13420H  2687
Core Ultra 7 258V  2595
Core Ultra 5 125U  2458
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 5 226V  2240
Ryzen 5 8640HS  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2115
Ryzen 5 7535HS  2079
Ryzen 5 7535U  1647

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  3471
Core Ultra 9 285H  2018
Ryzen AI 7 350  1882
Ryzen AI 5 340  1590
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Ryzen 5 8640U  1401
Core Ultra 7 258V  1335
Core i5-13420H  1290
Core Ultra 5 125H  1208
Core Ultra 5 226V  1182
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535HS  976
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 285H  8141
Ryzen AI 7 350  7796
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Ryzen AI 5 340  6574
Ryzen 5 8640U  5597
Core i5-13420H  5051
Core Ultra 7 258V  4943
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 226V  4374
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535HS  3379
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

Cinebench 2024で見るレンダリング性能

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル Geekbench AI計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア538、シングルコア94と実用的なスコアでした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較 

Ryzen AI 9 HX 370  1062
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 5 125U  555
Ryzen 5 8640U  538
Core Ultra 7 258V  526
Core Ultra 7 155U  523
Apple M1  509
Ryzen 5 7535U  481
Core Ultra 7 258V  479
Core i7-1280P  433
Core 5 220U  417
Core 5 120U  385

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  121
Ryzen AI 9 HX 370  115
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Core 5 120U  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Core Ultra 7 155U  97
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 5 8640U  94
Core Ultra 5 125U  94
Core 5 220U  90
Ryzen 5 7535U  87
Core i7-1280P  74

 

PCMark10での実用性能評価(Web・Office・編集)

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。メモリが1枚なのでスコアが伸びませんでしたが、メモリ2枚にすると総合性能もミドルクラスになり、もっと使いやすいと思います。ただし、基本的に文書作成やメール対応、Excelでデータ入力などの軽い作業に向いています。

  • 総合性能は5970→ミドルクラス
  • Essentialは9237→通常用途やビデオ会議などは快適にできる
  • Productivityは8508→高い性能で快適にできる
  • Digital content creationは7347→高い性能で快適にできる
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen 5 8640HS  10622
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155U  9682
Core 5 120  9485
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 258V  9361
Ryzen 5 8640U  9237
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 5 7535U  8854
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Core 5 220U  8248
Ryzen 5 PRO 6650U  8130

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen 5 8640HS  9349
Core Ultra 7 155U  9282
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Ryzen 5 8640U  8508
Core Ultra 7 258V  8492
Ryzen 5 7535U  8331
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499
Core 5 120U  6382
Core 5 220U  6364

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 258V  9321
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Ryzen 5 8640U  7347
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 7 155U  7079
Core i7-1260P  6406
Ryzen 5 7535U  6234
Core 5 120U  6133
Core 5 220U  6016

 

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 4K動画レンダリング時間計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し平均は3分47秒とまぁまぁの速度でした。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 7535HS  4分10秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Core Ultra 5 226V  3分45秒
Core i5-13420H  3分47秒
Ryzen 5 8640U  3分47秒
Core Ultra 7 258V  3分29秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100  3分28秒
Core Ultra 9 285H  3分5秒
Ryzen AI 5 340  2分58秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Ryzen AI 7 350  2分3秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060  1分38秒

 

 

3D Graphics Mark計測結果

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル 3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。3D Graphics Markのスコアは5408と良いスコアでした。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 5 125H  5507
Ryzen 5 8640U  5408
Core Ultra 7 258V  5204
Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Ryzen 5 7535U  3802
Core Ultra 7 155U  3646
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Core 5 120U  2826
Core 5 220U  2720

 

 

Fire Strike計測結果

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル Fire Strike計測結果

Fire Strikeのスコアは5248と、なかなか良いスコアでした。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  8065
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 125H  7904
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Ryzen 5 8640U  5248
Core Ultra 5 125U  4833
Core Ultra 7 155U  4652
Ryzen 7 7735U  4645
Ryzen 5 7535U  4175
Core 5 220U  3712
Core 5 120U  3684
Snapdragon X Plus X1P-42-100  3599

 

次はゲームのベンチマークで、ドラゴンクエスト10は8171で「とても快適」、FFXIV黄金のレガシーは5121で「普通」でした。

 

 

排熱性能

LAVIE Direct N14 Slim2025年秋モデル 底面

通気口は狭く、内部のファン部分のみになっています。

 

LAVIE Direct N14 Slim2025年秋モデル 筐体内部

筐体内部にはファンが一つと、ヒートパイプが一つだけでした。最低限の排熱機構ですが、CPUが省電力モデルなので低温に抑えられてました。

 

CPUの性能をフルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PCの表面温度と底面温度、そして騒音値を測りました。

PC表面温度は34.5度底面は38.9度とどちらも低く、足の上に置いて使っていてもちょっと温かいくらいでした。

平均騒音値は平均41dBとやや騒音は感じられますが、うるさくないです。

ちなみにベンチマークはCPU性能を100%フルで使うもので、普通に作業をしていて長時間CPUを100%使うことはないので、こういった温度や騒音値を見ることはないと思います。

 

 

メモリ性能計測

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR5-5600MHzで、メモリ性能を測るMemory Markは2871と平均的な速度でした。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3324
本機DDR5  2871
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2749
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD 256GBで、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は6333MB/秒、ライト(書き込み速度)は3435MB/秒ととても速い速度でした。

起動時間を計測したら、5回の平均で12秒とすごく速かったです。

1回目 12秒
2回目 12秒
3回目 12秒
4回目 11秒
5回目 12秒
平均 11.8秒

 

 

その他の特徴

 

Wi-Fi 6E対応+イーサネット搭載

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
インテルWireless-AC 9560 2×2(Wi-Fi 5) 2.4/5GHz 1.7Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

また、ギガビットイーサネットを搭載しているので、無線でも有線でも接続できます。

 

 

バッテリー駆動時間

LAVIE Direct N14 Slim 2025年秋モデル バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間は最大6.5時間とちょっとした外出にも対応しており、バッテリーをMにすると約60g重たくなりますが、最大約9.2時間のバッテリー駆動時間になりより外出向けになります。

長い間外出が多い方は、ちょっと重たくなりますがMサイズバッテリーを検討しても良いと思います。

 

 

まとめ

良い点

・14インチで1105gと非常に軽い
・CPU総合性能が高い
・画面比が16:10で、14インチだが15インチ並みの情報が表示される
・ディスプレイの色域が広い
・メモリの増設ができる
・排熱性能が高い
・バッテリーを自分で交換できる

 

残念な点

・バッテリーSだとバッテリー駆動時間がすごく短い

 

総合評価

軽い!軽いは正義!

これ、いつも思いますが、軽いと本当に楽なんですよね。ちょっとした移動でも思た機種は「ふ~っ」ってため息交じりな気持ちが出ますが、PCが軽いとフットワークも軽くなり生産性も上がると思います。

また、全体的に高い性能なのでがっつりとした作業にも向いています。WEBカメラはHD解像度と低いのですが、FHDとあまり変わらない品質だったので、問題ないと思います。

バッテリー駆動時間はちょっと短めですが、それでもこれだけ軽いと便利です。すべての移動で「肩の荷」が下ります。

 

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