HP ProBook 4 G1iR 14のレビューです。
本機は全体的に平均的なスペックで、すごく良い部分もなければ悪い部分もないスタンダードな機種です。メモリの増設が可能なので、先々スペック不足になったときにメモリを増設することで末永く使えます。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore 5 220U、16GB(1枚) DDR5-5600MHz、SSD 256GBになり、事務作業や日常業務に向いた機種でした。
・Black fridayおすすめデスクトップ HPビジネスPCは毎週金・土・日曜日に週末セールをやっているので、お見逃しなく!
Contents
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ProBook 4 G1iR 14の特徴とスペック
| CPU | Core 5 120U Core 5 220U |
|---|---|
| メモリ | DDR5-5600 最大48GB |
| ストレージ | SSD 最大512GB |
| グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
| ディスプレイ(14型) | WUXGA 非光沢パネル 300ニト |
| OS | Windows 11 Pro |
| LAN | Wi-Fi 6E、イーサネット、LTEモデルあり |
| 生体認証 | 指紋センサー |
| WEBカメラ | フルHD |
| オーディオ | Poly Studio内蔵デュアルスピーカー |
| 寸法(幅×奥行×高さ) | 318.6 × 224.35 × 20.9mm |
| 重さ | 1398g(実測1485g) |
| バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約7時間52分 |
| セキュリティ | HP Wolf Security for business |
| 標準保証 | 1年間 |
| 価格 | 12.0万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはCore 5 120UかCore 5 220UUがあり、レビュー機にはCore 5 220Uが搭載し実用的な性能でした。
メモリはDDR5-5600MHzでメモリスロット2つで最大32GB(16GB×2枚)、ストレージはPCIe 4.0で最大512GBになります。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10の14インチで、画面比16:9の15インチ並みの情報が表示されます。より多くの情報を見て取れるので、作業効率も上がります。輝度は300ニトで、屋内であれば十分な輝度です。
その他のスペックは、OSはWindows 11 Proで、LANはWi-Fi 6Eに対応しギガビットイーサネットにも対応しています。執筆時時点でLTEモデルはありませんが、LTEモデルもあるようです。
WebカメラはWeb会議に便利なフルHD画質で、パームレストに指紋センサーを搭載しておりサインインも一瞬です。また、HP Wolf Securityに守られ、安心して使うことができます。
14インチで実測1485gグラムとちょっと重たく、バッテリー駆動時間は最大7時間52分とちょっとした外出にも対応。ACアダプタは45Wと小さめなので軽量で持ち運びに向いていますが、急速充電に非対応で性能も若干抑えられます。
インターフェイスはUSB Type-C(10Gbps)が2つあり、USB-A(5Gbps)も2つ、そしてHDMIやセキュリティロックケーブルスロット、RJ45に3.5ミリジャックもあり、十分じゃないかなと思います。
HP Wolf Security for business搭載
セキュリティはHP Wolf Security for Businessが搭載で、包括的なセキュリティになっています。
- HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
- HP BIOSphere Gen6・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
- HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
- HP Sure Start・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
- HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
- HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
- ナノセキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
「世界で一番安全なビジネスPC」と言っているだけありセキュリティは万全で、次項で紹介する東京生産ということもあり、安心して使えます。
日本でのサポート
HPのサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金9:00-21:00、土9:00-17:00になります。一番うれしいのは、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。
保証は1年間引き取り修理が付いており、最長5年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理/オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
- アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応
保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。
また、他にも有料サポートが多くあるので、公式サイトを確認してみてください。
高い堅牢性
本機は2万時間の品質テストと12万時間のHP独自のテストを実施し、を米軍の物資調達企画であるMIL-STD 810Hの19項目に適合と堅牢性の高い機種です。
持ち運びやオフィスでの使用にも、安心して使えます。
メモリの増設ができる(というか増設前提の仕様になっている)
メモリスロットが2つあり、レビュー機には16GBメモリが1枚搭載しており最大48GBにできます。
ちなみに販売されているモデル全てがメモリ1枚(16GB)搭載なので、グラフィック性能を引き上げるためにはメモリを増設する必要があります。
※シングルチャンネルメモリ(メモリ1枚)だと,メモリ帯域幅の制限によってグラフィック性能が非常に低い
空きM.2スロットはないので、SSDの増設はできません。
外観を検証
左右ベゼルは5.6ミリ、上12.2ミリ、下8.3ミリで、下ベゼルがすごく細いです。
また、サステナビリティを意識した機種で、トップカバー、パームレストカバー、ボトムカバーはリサイクルアルミニウムを使用、そしてDVDの再生プラスチックを50%使用したキーキャップを採用しています。
筐体はアルミニウム素材で、手触りも良いです。
寸法は幅318.6ミリ、奥行き224.35ミリ、高さ20.9ミリと標準的な大きさですがちょっと分厚いです。
ここ最近のPCはラウンドエッジが多いですが、HPビジネスPCはちょっと角があるエッジの聞いたデザインです。
ここ最近のProBookには、上位モデルと同じでロゴが入っていることが多いですね。見えない部分にもこだわりを持って作られていますね。
実測1458gで、14インチの平均は1.4㎏ほどなのでちょっと重たいですね。
ディスプレイは180度開くので、床に座って作業をすることがある人にも使いやすく、画面共有するときにも便利です。ただし、ディスプレイは片手では開けませんでした。
画面比が16:10の14インチディスプレイ
ディスプレイは14インチのWUXGA(1920×1200ドット)と通常の画面アスペクト比の16:9よりも縦に長い16:10で、16:9の15インチ並みの情報が表示されます。
表示量が多いので今まで見えなかった部分もしっかりと見え、スクロールアップ/ダウンの回数が減るし、持ち運び時でも生産性を落とすことなく作業ができると思います。
左は低価格PCに搭載されるNTSC 45%と言う色域で、真ん中が本機、右はsRGB 100%のディスプレイですが、本機はNTSC 45%でちょっと青みがかった色をしています。
次は視野角のチェックです。どこから見ても四隅が暗くなったりせずにしっかりと見えました。
輝度は300ニトで、こちらは輝度の目安です。明るい屋外では見にくいときがあると思います。
| 220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
|---|---|
| 250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
| 300ニト | 屋外の日陰でも見える(見やすいわけじゃない) |
| 400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
| 500ニト | 屋外向け |
| 600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
FHD WEBカメラ搭載+プライバシーシャッター付き
<右画像はプライバシーシャッターを閉じた状態>
WebカメラはフルHDで、ビジネスPCでは主流の解像度です。また、カメラシャッターもあるので、カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
ズームするとよりわかりやすいですが、一般的なPCに搭載されるHD画質よりも良い画質ですね。
また、HP Keystone Correction(自動でトリミングやフラット化)やWith HP Be Right Back(離席中と表示)、With HP Background Adjustment(背景一括変更)などがあるので、Web会議がよりしやすいです。
スピーカーはPoly Studioのデュアルスピーカーで、高音よりで通話がしやすい音でした。
フルサイズキーボード+Copilotキー搭載の操作性
主要キーは同じ大きさで押し間違いをしにくいですが、一番下のキーは細長くなっており慣れが必要かもしれません。また、カーソルキーもすべて小さいので、最初は慣れるまでややミスが起こりやすい可能性があります。キーボード下には指紋センサーがありサインインは一瞬で完了、Copilotキーもあるので作業効率も上がります。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測19×19ミリでフルサイズ、キーストローク(キーを押し込む距離)は実測1.2ミリ(公称値1.5ミリ)で打鍵感は普通でした。軽いタイピングをする人が合うと思います。
充実のインターフェイス
インターフェイスはUSB-A(5Gbps)が2つ、USB Type-C(10Gbps)が2つあり、RJ45やHDMIなどもあるので、必要十分だと思います。
右側面はNano SIMスロット(オプション)、USB-A(5Gbps)、RJ45、そしてセキュリティロックスロットです。
左側面はHDMIにUSB-A(5Gbps)とUSB Type-C(10Gbps/Powerdelivery、Displayport機能付き)が2つ、そしてオーディオ/マイクコンボジャックになります。
各種ベンチマーク結果と性能評価
本機には以下2つのCPUが搭載可能で、どちらも10コア12スレッドになり、ほとんど同じスペックですがCore 5 220Uが新しい世代だがRaptor Lake、120UはRaptor Lake Refreshで120Uの方が高い性能です(しかも価格が安い)。
・Core 5 120U
・Core 5 220U(レビュー機)
コアはPコアとEコアに分かれており、パワフルなことをするときはPコアを、軽い作業をするときはEコアが動き、無駄なパワーを使わないためバッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。
以下にてベンチマークの結果を紹介しますが、レビュー機はメモリが16GB1枚なのでグラフィック性能を必要とするベンチマークは総じて低いスコアになりました。(レビュー機はメーカーから増設禁止令がでている)
実際に購入して使う場合は、メモリの増設をお勧めします。
ベンチマークの総評を先に言うと、全体的に低めのスコアでしたが、事務処理や入力などの実務には十分な性能です。
CPU Mark計測結果
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、計測結果は9574とビジネスPCとしては低いですが実用的なスコアです。
他のCPUとの比較で、Core 5 120Uは本機の兄弟モデルであるProBook 4 G1iR 16で計測したスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 9 185H | |
| Ryzen AI 9 365 | |
| Ryzen 7 8845H | |
| Core Ultra 7 165H | |
| Ryzen 7 8840HS | |
| Core Ultra 5 135H | |
| Core Ultra 7 155H | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core Ultra 5 135U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Core 7 150U | |
| Core Ultra 7 165U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core 5 220U |
Geekbench AIで見るAI処理性能
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は2053と高く、Half Precision(半精度)も869と普通、Quantized(量子化スコア)は3895とこれは良いスコアでした。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 5 125H | |
|---|---|
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core i7-1260P | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core 5 220U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 7 258V | |
|---|---|
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core i7-1260P | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Core 5 220U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 7 258V | |
|---|---|
| Core Ultra 7 155U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core 5 220U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 7335U |
Cinebench 2024で見るレンダリング性能
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア417、シングルコア90と悪くないスコアでした。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Apple M1 Max | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Apple M1 | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Core i7-1280P | |
| Core 5 220U | |
| Core 5 120U(別機種で計測) |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core Ultra 7 258V | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Apple M1 Max | |
| Apple M1 | |
| Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
| Ryzen 3 8300GE | |
| Ryzen 7 8845HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core 5 220U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core i7-1280P |
PCMark10での実用性能評価(Web・Office・編集)
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス
本機種のスコアです。メモリが1枚なのでスコアが伸びませんでしたが、メモリ2枚にすると総合性能もミドルクラスになり、もっと使いやすいと思います。ただし、基本的に文書作成やメール対応、Excelでデータ入力などの軽い作業に向いています。
- 総合性能は4882→ミドルクラスに近いエントリークラス
- Essentialは8248→通常用途やビデオ会議などは普通にできる
- Productivityは6364→悪くないがシングルチャンネルメモリなので控えめな性能
- Digital content creationは6016→悪くない性能(シングルチャンネルメモリなので控えめな性能)
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 5 8640HS | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core 5 220U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Ryzen 5 5500U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 3 5425U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Core 5 220U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i5-1240P |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Core i7-1260P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Core 5 220U | |
| Core i5-1240P | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Ryzen 5 5625U | |
| Ryzen 7 5700U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-1235U | |
| Ryzen 3 5425U |
5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し平均は5分30秒と処理に時間がかかりました。書き出しなどの作業には向いていません。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Core i7-1260P | |
|---|---|
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Core 5 220U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen AI 9 HX 370 |
3D Graphics Mark計測結果
グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。3D Graphics Markのスコアは2720と13世代Core i7並みなのでまずまずの性能ですが、デュアルチャンネルメモリにしたらもっと高いスコアになります。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
|---|---|
| Ryzen 7 8845HS | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125H | |
| Core Ultra 7 258V | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 5 PRO 6650U | |
| Core i7-1260P | |
| Core i7-1355U | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Core 5 220U | |
| Core i5-1335U | |
| Ryzen 3 7335U | |
| Core i5-1340P |
Fire Strike計測結果
Fire Strikeのスコアは3712と、CPU内蔵グラフィックスとしては悪いスコアではありませんでした。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| RTX 3050 | |
|---|---|
| Ryzen AI 9 HX 370 | |
| Core Ultra 7 258V | |
| GTX 1650 | |
| Core Ultra 5 125H | |
| GTX 1650 Max-Q | |
| Arc A350M | |
| Ryzen 5 8640HS | |
| Core Ultra 5 125U | |
| Core Ultra 7 155U | |
| Ryzen 7 7735U | |
| Ryzen 5 7535U | |
| Core 5 220U | |
| Core 5 120U(別機種で計測) | |
| Snapdragon X Plus X1P-42-100 |
次はゲームのベンチマークで、ドラゴンクエスト10は8135で「とても快適」、FFXIV黄金のレガシーは3750で「設定変更を推奨」でした。
シングルチャンネルメモリだったので高いスコアは出ませんでしたが、以上の結果から見ると、画像編集や動画編集などグラフィック性能が必要な作業には向いていません。
排熱性能
通気口は幅広く、がっつりとフレッシュエアーを吸ってくれそうです。
底面カバー内側には熱伝導サーマルパッド(画像黒い部分)があり、スプレーをした感じの部分はおそらくですが導電性塗料で電磁波の遮断をしているのかなと思います。
筐体内部にはファンが一つと、ヒートパイプが一つだけでした。最低限の排熱機構ですが、CPUが省電力モデルなので比較的低温に抑えられてました。
CPUの性能をフルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PCの表面温度と底面温度、そして騒音値を測りました。
PC表面温度は38.2度とちょっと温かいですが低い温度、底面も38.3度と低く、足の上に置いて使っていても温かいくらいでした。
平均騒音値は40dBとやや騒音は感じられますが、うるさくないです。
ちなみにベンチマークはCPU性能を100%フルで使うもので、普通に作業をしていて長時間CPUを100%使うことはないので、こういった温度や騒音値を見ることはないと思います。
メモリ性能計測
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR5-5600MHzで、メモリ性能を測るMemory Markは2470と同じメモリの平均より遅かったですが、メモリを2枚にするともっと速くなると思います。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
| LPDDR5X平均 | |
|---|---|
| DDR5平均 | |
| LPDDR5平均 | |
| LPDDR4X-4266MHz平均 | |
| 本機DDR5 | |
| DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD 256GBで、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は6300MB/秒、ライト(書き込み速度)は3424MB/秒ととても速い速度でした。
起動時間を計測したら、5回の平均で12秒とすごく速かったです。
| 1回目 | 12秒 |
|---|---|
| 2回目 | 12秒 |
| 3回目 | 12秒 |
| 4回目 | 12秒 |
| 5回目 | 12秒 |
| 平均 | 12秒 |
Wi-Fi 6Eに対応
| 対応周波数 | 速度 | |
| IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
| インテルWireless-AC 9560 2×2(Wi-Fi 5) | 2.4/5GHz | 1.7Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
| IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
また、ギガビットイーサネットを搭載しているので、無線でも有線でも接続できます。
バッテリー駆動時間
バッテリーは3セル・56Whrで、JEITA 3.0測定で約7時間52分の動画再生時間になります。社内移動や宅内移動をする人にちょうど良い長さだと思います。
また、先述したように45Wアダプタを使用しているため、急速充電に対応しておりません。
ライバル機種
ThinkPad E14 Gen 7 IRL(14型 Intel)

| CPU | Core 3 100U Core 5 210H Core 5 220U Core 7 240H |
|---|---|
| メモリ | DDR5-5600 最大32GB(最大容量64GB) |
| ストレージ | SSD×2 |
| NPU | なし |
| ディスプレイ(14型) | WUXGA/2.8K IPS タッチあり |
| 通信 | Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット |
| 生体認証 | 指紋センサー/顔認証(オプション) |
| 重さ | 1.34㎏~ |
| バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約10.5時間 |
| 価格 | 7.9万円~ |
ProBook 460 G11

| CPU | Core Ultra 5 125U Core Ultra 7 155U |
|---|---|
| メモリ | DDR5 最大32GB |
| ストレージ | SSD 最大1TB |
| ディスプレイ(16型) | WUXGA 300ニト |
| 無線 | Wi-Fi 6E |
| 生体認証 | 指紋センサー |
| 重さ | 1.84kg |
| バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約8.9時間 |
| セキュリティ | HP Wolf Security for business |
| 価格 | 11.0万円~ |
まとめ
良い点
・画面比が16:10で、14インチだが15インチ並みの情報が表示される
・メモリの増設ができる
・排熱性能が高い
・指紋センサー標準搭載
・HP Wolf Security搭載
・日本でのサポートで安心
残念な点
・CPU Markのスコアが極端に低かった(他のベンチマークは想定内のスコア)
・執筆時、すべてのモデルはシングルチャンネルメモリだったので、フル性能を引き出したい場合はメモリの増設が必須になる
総合評価
HPビジネスPCの一番の特徴は、HP Wolf Securityですね。このセキュリティがあるので、人気が高いと思います。まぁ、セキュリティは最重要項目なので、ここまで手厚いセキュリティがあればビジネスパーソンとしては助かります。
本機はすべてが平均的なスペックで、すごく良い機種と言うわけじゃないですが悪くもないです。価格に見合ったスペックだと思います。
執筆時現在LTEモデルはありませんでしたが、公式サイトにはLTEのことが書かれているので今後発売されるのだろうと思います。そうすると、外出先で大画面PCで作業をしたいという人にも合います。
Author

・パソコンガイドメインライターの本田。PCやタブレット、その他ガジェットが好きで、年間2~30台ほどのPCとモニターや周辺機器を購入するマニア
・元ミュージシャン
・暖かいところが好きで、よくタイに旅行に行く
・既婚(妻と子供2人)
・最近の趣味はオーディブルを聞きながらぼけ~っとすること
・はまってることは、裸足で1日10分歩く健康法
・若く見られがちだが40代


























