HP EliteDesk 8 Mini G1a Desktop Next Gen AI PCのレビューです。
HP EliteDesk 8 Mini G1aは、最新のRyzen AI 300シリーズを搭載した超小型ビジネスPCです。
最大50TOPSのNPUによるAI処理、高速なWi-Fi 7、豊富なインターフェイスを備え、Copilotや画像生成などのAI機能も快適に動作。筐体は片手サイズながらメモリ・SSDの増設も可能で、長期運用にも対応。省スペースで高性能を求める法人・個人事業主・テレワーカーに最適な一台です。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen AI 5 340、メモリDDR5-5600MHz 32GB(16GB×2)、SSD PCIe 4.0 512GBになります。
Contents
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EliteDesk 8 Mini G1a Desktop Next Gen AI PCのスペックと特徴
CPU | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 Ryzen AI 7 PRO 350 |
---|---|
メモリ | DDR5-5600 最大64GB |
ストレージ | SSD×2 |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
OS | Windows 11 Pro |
LAN | イーサネット、Wi-Fi 7 |
オーディオ | Realtek 、内蔵スピーカー |
拡張スロット | M.2 PCIe ×1 M.2 PCIe ×4×2スロット |
付属 | マウス、キーボード |
寸法(幅×奥行×高さ) | 177 × 181 × 34mm |
重さ | 1.35kg |
電源 | 90W (89%) |
標準保証 | 3年間(オンサイト) |
価格 | 18.2万円~ |
<性能評価>
最大50 TOPSのNPU性能を持つRyzen AI 300シリーズを採用し、最大で8コア16スレッドになります。CPUはモバイル版が搭載していますね。
メモリはDDR5-5600でメモリスロットが2つ・最大64GBと大きく、ストレージはSSD PCIe 4.0で最大で2枚搭載できます。
LANは1ギガビットイーサネットが搭載で、最新のWi-Fi 7が搭載、OSはWindows 11 Proで、電源は90Wと大きめのノートパソコン並みです。
インターフェイスは豊富で高品質で、USB Type-C(40Gbps×2つと10Gbps)が1つずつ、USB-Aは10Gbpsが4つ、RJ45、マイク/ヘッドフォンジャック、そして映像出力ポートも充実しており、最大3画面(HDMI+DP×2)に対応しています。
小さな筐体ですがスペックも高くでき、ポートも豊富で使いやすい機種です。
メモリとSSDの増設方法と内部構造
筐体内部にアクセスするには、背面のネジをゆるめて、カバーを外せばOKです。ドライバーなどは必要ありません。
本機はメモリとストレージの増設が可能で、メモリは2スロット最大64GB、ストレージはSSDが2枚搭載できます。
<メモリスロットはファンを外してアクセス>
2つのメモリスロットはファンの下にあり、最大64GBまで増設できます。レビュー機は16GB×2枚です。
M.2スロットは2つあり、ヒートシンクも張られていました。
増設アイテムはこちらです。メモリはデスクトップ用じゃなくノートパソコン用のSoDimmになります。
64GB(32GB×2)にしたい時は、なぜだかDDR5-6400のメモリが販売しておらずDDR5-4800のみ見つけることができました。
小型筐体なのでこれ以外はほとんど触れるところはありません。
片手サイズの超小型PC
本機は片手で楽々持てるほど小さく、置き場所に困ることはまずありません。昔行ってたコーワーキングスペースで、こういった小さなPCを持ってきてる人いましたね。
理由としては、ノートパソコンよりも拡張性があるのでより高い性能にしやすいからですね。
正面です。本機は質感も良く、しっかりとした筐体です。
寸法は幅177ミリ、奥行き181ミリ、高さ34ミリで、ミニPCよりちょっと大きいサイズです。モニターの裏に設置したりもできるし、デジタルサイネージやキオスク端末など、設置場所が限られる組み込み端末への活用など、幅広く使えます。
珍しく、天面に通気口があります。こういった小さなPCで天面に通気口があるPCはほとんど見たことがありません。
左右側面には通気口はありません。
背面です。
スタンドも付属しているようで、縦置きでも使えます。スタンドは結構しっかりしていますが、ケーブルの抜き差しをするときは、もう一方の手で筐体を押さえたほうがいいです。
内蔵スピーカーも搭載しており、ミニPCにしては実用的な音でした。
インターフェイスは豊富で高品質で、フロントにはUSB Type-C 10Gbps、USB-A 10Gbpsが2つ、マイク/ヘッドフォンジャックになります。
背面にはHDMI、Displayportが2つ、USB-A 10Gbpsが2つ、Thunderbolt 4にUSB Type-C 40Gbps、そしてRJ45になります。
40GbpsのUSB Type-C が2つあるのはすごく良いですね。
筐体が小さいので電源ユニットは筐体内部になく、90WのACアダプタを使用します。電源ユニット非搭載なので、省スペース・静音・発熱対策に有利ですしね。
電源変換率は89%で、80 Plus Gold並みです。
排熱性能
筐体にはファンが1つあります。コア多PCとは言え、発熱が低いモバイル版CPUが搭載しているので、排熱性能は十分だと思います。
CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PC背面温度と天面温度、そして騒音値を計測しました。
天面温度は36.8度と低く、背面は48.6度とちょっと熱め、そして騒音値は平均63dBと扇風機の中ぐらいの音が出てました。
ただし、一般的な使い方でCPUを100%使うことはほぼないので、こんな温度や騒音を聞くことは少ないと思います。
付属キーボードとマウスの使用感
キーボードはUSB 320K、マウスはUSB 320Mが付属しており、どちらもUSB接続です。
キーピッチは18.4ミリ×18.3ミリ、キーストロークは1.5ミリと、付属のものにしてはなかなか使いやすいキーボードでした。
Copilotキーもあるので、便利ですよね。
マウスは至って普通です。
どちらも有線接続なのでデスク上が散らかって見えやすいですが、こだわりがなければ十分に使えます。
Copilot+PCとは?
Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)と言うのは、Microsoftが「Microsoft Build 2024」で発表した新しいカテゴリのPCで、AI技術を活用するための機種と位置付けられています。
本機は、筆者が初めて扱ったデスクトップのCopilot+PCになります。デスクトップにCopilot+PCがあるなんて知りませんでした。と言うのも、Copilot+の要件で「薄型軽量、美しいデバイス」という項目があるからです。
主な特徴です。
・NPU搭載
・16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリ
・256GB以上のストレージ
・40+TOPS(1秒当たり40兆回の演算)
・終日のバッテリー寿命
・最先端のAIモデルへのアクセス
・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・薄型軽量、美しいデバイス
すごく簡単に言うと、AIがいろいろなサポートをしてくれて作業効率が上がる(便利になる)、と考えていたら問題ないです。
こちらにCopilot+PCでできることを紹介しているので、あわせてどうぞ。
HP Wolf Security for business搭載・法人向けセキュリティ機能
セキュリティはHP Wolf Security for Businessが搭載可能で、包括的なセキュリティになっています。
- HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
- HP BIOSphere Gen6・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
- HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
- HP Sure Start・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
- HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
- HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
- ナノセキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
「世界で一番安全なビジネスPC」と言っているだけありセキュリティは万全で、次項で紹介する東京生産ということもあり、安心して使えます。
HP Elite Premiumサポートの内容と保証
HP ElitebookのElite Premiumサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金8:00-21:00、土8:00-17:30になります。一番うれしいのは、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。
保証は1年間引き取り修理が付いており、最長4年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理/オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
- アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応
保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。
また、他にも有料サポートが多くあるので、公式サイトを確認してみてください。
MIL-STD-810H準拠:堅牢性と耐久性
本機はHP独自の12万時間のテストに加え、米軍の物資調達企画であるMIL-STD 810Hの18項目に適合と堅牢性の高い機種です。
Wi-Fi 7+1ギガビットイーサネットで高速安定通信が可能
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11be (Wi-Fi 7) |
2.4/5/6GHz | 46Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 7に対応し、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。
6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。
また、1ギガビットイーサネットも搭載しており、無線でも有線でもがっつり使えます。
各種ベンチマーク結果と性能評価
最大50 TOPSのNPU性能を持つRyzen AI 300シリーズを採用し、以下の3つが搭載できます。
・Ryzen AI 5 340(6コア12スレッド)←レビュー機に搭載
・Ryzen AI 7 350(8コア16スレッド)
・Ryzen AI 7 PRO 350(8コア16スレッド)
PROモデルは性能は同じですが、セキュリティや管理性が強化されたCPUです。例えば、「Memory Guard」「長期供給保証」があり、「PRO Manageability」と言うインテルで言うvProに相当する機能があり、リモート管理や監視、更新などができます。
各種ベンチマークをご紹介します。結果を先に言うと、全体的な性能はミドルクラスでしたがAI性能は高く、ビジネス用途のスコアも高かったです。ただし、クリエイティブワークのスコアは平均的で、グラフィック性能もそこそこだったのでクリエイティブワークには向いた機種とは言い難いです。
CPU Mark計測結果
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、Ryzen AI 5 340のスコアは22603とビジネス用途でも十分に使えるスコアでした。
下の表はスコアの比較で、比較対象はデスクトップ版CPUです。本機はRyzen 5 8500GやCore i5-13500T並みの性能です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ビジネス用途でもがっつり使える
- 18000~・ゲーミングPCなどのハイスペックPCに搭載される
- 20000~・専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-13700 | |
---|---|
Core i7-14700T | |
Core i7-14700 | |
Core i5-14600 | |
Core i5-13600 | |
Core i5-14500 | |
Ryzen 7 8700G | |
Core i5-14600T | |
Core i5-14400 | |
Core i5-13400 | |
Core i5-14400T | |
Core i5-14500T | |
Core i5-13500T | |
Ryzen AI 5 340 | |
Ryzen 5 8500G | |
Core i5-13400T | |
Core i3-14100 | |
Core i3-14100T |
Geekbench AIでAI性能を計測
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は2936、Half Precision(半精度)も1675、Quantized(量子化スコア)は6746とすごく良いスコアでした。CPUにAIと付くぐらいなので、AI性能は高いですね。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 5 235 | |
---|---|
Core i7-14700 | |
Ryzen AI 5 340 | |
Ryzen 7 8700G | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Core i7-1260P | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 5700GE | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 5 235 | |
---|---|
Ryzen AI 5 340 | |
Ryzen 7 8700G | |
Core Ultra 7 258V | |
Core i7-14700 | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 7 5700GE | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 5 235 | |
---|---|
Ryzen AI 5 340 | |
Core i7-14700 | |
Ryzen 7 8700G | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 7 5700GE | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
Geekbench 6計測結果
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。
マルチコアは696、シングルコアは112と、どちらも良いスコアでした。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 赤・・・OMEN 35L
Core i7-14700 | |
---|---|
Core Ultra 5 235 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 7 8700G | |
Ryzen 7 8845HS | |
Apple M1 Max | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Ryzen AI 5 340 | |
Ryzen 7 5700G | |
Ryzen 5 8500G/OMEN 35L | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 7 258V | |
Apple M1 | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 3 8300GE | |
Ryzen 5 7535U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 赤・・・OMEN 35L
Core i7-14700 | |
---|---|
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 235 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Apple M1 Max | |
Ryzen AI 5 340 | |
Apple M1 | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Ryzen 5 8500G/OMEN 35L | |
Ryzen 7 8700G | |
Ryzen 3 8300GE | |
Ryzen 7 8845HS | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 5700G | |
Ryzen 5 7535U | |
Core i7-1260P |
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス
- 総合性能は6298→ミドルクラス
- Essentialは9290→通常用途やビデオ会議などはすごく快適にでできる
- Productivityは9988→すごく高い性能
- Digital content creationは7320→普通
Essential
オレンジ色・・・本機種 赤・・・OMEN 35L
Core i7-14700 | |
---|---|
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 8700G | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 5 235 | |
Ryzen 5 8500G | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 7 5700G | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen AI 5 340 | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 3 7335U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Ryzen 5 5500U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 赤・・・OMEN 35L
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Ryzen 7 8700G | |
Ryzen AI 5 340 | |
Core i7-14700 | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 5 8500G | |
Ryzen 7 5700G | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core Ultra 5 235 | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 3 7335U | |
Core i7-14700 | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 赤・・・OMEN 35L
Core i7-14700 | |
---|---|
Ryzen 7 5700G | |
Ryzen 5 8500G | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 7 8700G | |
Core Ultra 5 235 | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen AI 5 340 | |
Ryzen 7 7735U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P |
3D Graphics Mark計測結果
グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。
3D Graphics Markのスコアは4333と平均的なスコアでした。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Ryzen 7 8845HS | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 8700G | |
Ryzen AI 5 340 | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core i7-1260P | |
Core Ultra 5 235 | |
Core i7-1355U | |
Ryzen 7 5700GE | |
Core i5-1335U | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 3 7335U | |
Core i7-14700 |
Fire Strike計測結果
Fire Strikeは5013と平均より少し上のスコアでした。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 3050 | |
---|---|
Core Ultra 9 285H | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core Ultra 7 258V | |
GTX 1650 | |
Core Ultra 5 226V | |
Core Ultra 5 125H | |
GTX 1650 Max-Q | |
Ryzen AI 7 350 | |
Arc A350M | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen AI 5 340 | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Core i5-13420H |
4K動画レンダリング時間
5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し、平均は約2分41秒と予想以上に高速でした。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Core i5-1335U | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 226V | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 125U | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 7 8700G | |
Ryzen AI 5 340 | |
Core Ultra 5 235 | |
Ryzen 5 8500G+RTX 4060 Ti | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core i7-14700+RTX 4060 |
メモリ性能
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR5-5600MHzで、メモリスロット2枚で最大64GBにできます。メモリ性能を測るMemory Markの結果は2844と、当サイトで計測したDDR5の平均よりも高いスコアでした。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
LPDDR5X平均 | |
---|---|
本機DDR5 | |
DDR5平均 | |
LPDDR5平均 | |
LPDDR4X-4266MHz平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
シーケンシャル速度計測結果
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD PCIe 4.0 512GBで、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は5427MB/秒、ライト(書き込み速度)は2766MB/秒と速いです。
起動時間を5回計測した平均は21.6秒で、デスクトップとしては標準的な起動時間です
1回目 | 24秒 |
---|---|
2回目 | 21秒 |
3回目 | 21秒 |
4回目 | 21秒 |
5回目 | 21秒 |
平均 | 21.6秒 |
総評:EliteDesk 8 Mini G1aの評価とおすすめポイント
良い点
・小型筐体で設置しやすい
・AI性能が高い
・Copilot+PCで快適作業
・メモリとストレージの増設が可能
・インターフェイスが豊富でハイスペック
・キーボードとマウス付属
・Wi-Fi 7も搭載でき、イーサネットもある
・小型筐体ながら実用的なスピーカー
・HP Wolf Security
残念な点
・あえて言えば、正面から見たデザインがちょっと安っぽい
総合評価
ビジネスに対する性能は高く、AI性能も高かったので、今後ますます使いやすくなる機種だと思います。NPUがAI処理を担うことでCPUの負荷が減り、業務内容によってはすごく快適になります。
また、インターフェイスは豊富で高品質だったので、ドックなしでも十分なポートだと思います。
こんなに小さな筐体ですがメモリとストレージの増設ができるので、末永く使える機種ですね。
Author
・パソコンガイドメインライターの本田。PCやタブレット、その他ガジェットが好きで、年間2~30台ほどのPCとモニターや周辺機器を購入するマニア
・元ミュージシャン
・暖かいところが好きで、よくタイに旅行に行く
・既婚(妻と子供2人)
・最近の趣味はオーディブルを聞きながらぼけ~っとすること
・はまってることは、裸足で1日10分歩く健康法
・若く見られがちだが40代