OMEN MAX 16(AMD)の実機レビュー RTX 5080の実力と静音性をチェック

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現行最高峰ゲーミングノートののOMEN MAX 16(AMD)のレビューです。

先日インテルモデルを先にレビューしましたが、性能が高くてすっごく良い機種でした。こちらでIntelモデルとAMDモデルの比較をしているので、あわせてどうぞ。

最大でハイエンドCPUのRyzen AI 9 HX 375を搭載でき、グラボはRTX 5060から最高で5080までラインアップがあります。インテルモデルはRTX 5090まで選べましたが、本機AMDモデルはRTX 5080までになっていますね。

ディスプレイは2.5Kと高精細で色域も広いsRGB 100%、そして輝度も高くリフレッシュレートは240Hzとぬるぬるです。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen AI 9 HX 375、メモリ32GB(16GB×2枚)、SSD PCIe 4.0 1TB、RTX 5080になります。

まずは本機の良い点、残念な点です。

良い点 残念な点
高い性能 高負荷時のファンがちょっとうるさい
ライティングがかっこいい
SSDの増設が可能
高品質ディスプレイ・リフレッシュレートは240Hz
Wi-Fi 7+2.5ギガビットイーサネット
高い排熱性能

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OMEN MAX 16(AMD)のスペックと特徴

CPU Ryzen AI 7 350
Ryzen AI 9 HX 375
メモリ DDR5-5600 16/32GB
ストレージ SSD PCIe 4.0 1TB
グラフィックス RTX 5060
RTX 5070
RTX 5070 Ti
RTX 5080
ディスプレイ(16型) 2.5K IPS 240Hz sRGB 100%
LAN Wi-Fi 7、2.5ギガビットイーサネット
生体認証 顔認証
WEBカメラ FHD
寸法 356.5×269×24.8mm
重さ 2.48㎏(RTX 5060/5070モデル)
2.71㎏(RTX 5070 Ti/5080モデル)
電源 280W/330W
価格 23.9万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUは現行最高峰性能で、12コア24スレッドのRyzen AI 9 HX375か、8コア16スレッドのRyzen AI 7 350が選べます。

メモリはDDR5-5600MHzが搭載で最大32GB、ストレージはSSD PCIe 4.0が搭載で最大1TBになります。シーケンシャル速度はすごく速かったです。

ディスプレイは画面アスペクト比が16:10の2.5Kで、IPS液晶で最大240Hzのリフレッシュレートに、最大輝度は500ニットと高く、色域の広いsRGB 100%とゲームにも画像・動画編集にも合うハイエンドディスプレイです。

グラフィックボードは最新のRTX 5060、5070、5070 Ti、5080が搭載できます。

OSはWindows 11 Homeが搭載し、LANはWi-Fi 7と2.5ギガビットイーサネットを搭載、WEBカメラはFHD画質です。

オーディオはHyperX オーディオコントロールデュアルスピーカーを搭載し、きれいな音でした。

電源は280Wか330Wと大きな容量でパワフルです。

インターフェイスはUSB Type-C(40Gbps)が2つにUSB-A(10Gbps)も2つ搭載しており、HDMIにRJ45、ヘッドフォンジャックもあるので十分だと思います。

 

 

公式サイト

 

よくある質問と回答

Lenovo PC FAQ 質問と回答

 

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。

質問 回答
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月、サマーセールがある7~8月は納期がずれることがあるようです
出荷からどのくらいで届きますか? 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います(購入日からじゃなく出荷されてから)
画像・動画編集に使えますか? 毎日何本も編集する様な人にも十分に使えます
ファンはうるさいですか? ベンチマーク計測時は平均63dBとちょっとうるさく、ゲームをしているときも音がしました
PD充電できますか? USB Type-C 40Gbpsでできます
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? できます
オンラインレッスンに合いますか? カメラはFHDでビジネスPC並みなので、十分にできます
メモリ/ストレージの増設はできますか? メモリ2スロット、M.2スロットも2つあるのでできますが、メモリは「一応」最大32GBです。
持ち運びに向いていますか? 向いてません
ディスプレイは明るいですか? 最大500ニットとすごく明るいです
Officeの使い心地は? 快適に使えます
ディスプレイの色域の違いは何ですか? 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はsRGB 100%になります
リフレッシュレートはいくつですか? 最大240Hzです

 

以下にて本機の特徴をご紹介します。

 

メモリとSSDの増設が可能

Hp OMEN MAX 16(AMD) 筐体内部

これ、すごいですね。CPUやGPU、メモリなどがどこに入っているか誰でも分かるように各部位に名前が付いています。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) メモリスロット

メモリスロットにはDDRと書かれています。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) メモリスロット (2)

サーマルパッドをめくるとメモリスロットが出てきます。レビュー機はDDR5-5600MHzの16GBが2枚入っていました。一応、公式サイトでは最大32GBと書いてありましたが、Intelモデルは32GB×2枚の64GBにできたので、もしかしたらできるかもしれません(が、やる場合は自己責任で試してください)。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) M.2スロット

SSDも同じように2つあるので、これをめくるとM.2スロットが出てきて増設できます。

 

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ライティング付き筐体でかっこいい

Hp OMEN MAX 16(AMD) ライティングON

キーボードとパームレスト下にRGBライティングがあり、かっこいいですね。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 正面

ライティングOFFの状態です。ベゼルも細く、正面から見るとゲーミングPCらしさが少ないですね。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 右斜め前から

背面を見なければ、普段使い用PCに見えなくもないですね。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 重さ計測

重さは実測2644gもあるので、持ち運びはきついです。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 筐体寸法

寸法は幅356.5㎜、奥行き269㎜、そして高さは24.5㎜と、奥行き以外は一般的な16インチサイズです。

インターフェイスは高品質で十分な数があります。

Hp OMEN MAX 16(AMD) 右側面

右側面にはUSB-A(10Gbps)が1つのみです。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 左側面

左側面にはUSB Type-C(40Gbps)が2つ、ヘッドフォン/マイクジャックになります。このUSB Type-CはUSB4やThunderbolt 4じゃなくUSB Type-C(40Gbps)と記載されているので、USB4じゃないと思います。ただし、Power Deliverや映像出力機能付き、電源オフUSBチャージ機能付きになります。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 背面インターフェイス

背面にはUSB-A(10Gbps)、HDMI、RJ45、そして電源コネクタです。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 背面

メタルボディで高級感があり、手触りも良いです。

 

OMEN MAX 16 インテル ディスプレイが開く最大角度

ディスプレイは片手で開けることができ、最大145度くらいまで開きます。片手で開けれるのって、すごく便利なんですよね。(写真を撮り忘れたので、インテルモデルを代用しています)

 

ACアダプタは280Wか330Wと大きく、本機は330Wでした。

 

 

ライティング付きキーボード

OMEN MAX 16 OMEN Light Studio

ライティングはOMEN Light Studioで設定でき、色や速度、明るさなども設定できます。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) ライティングON

かっこいいですよね。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) キーボード

主要キーは大きく、マウスを使っての操作はしやすいです。ただし、キーボード単体としてみるとEnterキー周辺はキーが小さくなっており、慣れが必要です。

テンキーもあるのでビジネス用途で使う人にも合います。

キーピッチは実測18.0×18.3ミリでちょうど良い間隔で、キーストロークは実測1.5ミリと打鍵感もあります。

主要26キーがロールオーバー対応、そしてアンチゴーストにも対応しており、普通に使いやすいキーボードだと思います。

 

 

排熱性能をチェック

Hp OMEN MAX 16(AMD) 底面カバー

底面カバーの通気口はめちゃくちゃ大きく、メッシュカバーになっておりゴミも入りにくそうです。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 底面カバー内側

底面カバーの内側です。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 通気口

左右側面に通気口があり、背面に2つ排気口があります。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) 筐体内部

大きなファンが2つに、ヒートパイプが2つあります。

OMEN TEMPEST COOLING テクノロジー Proを採用し、排熱設計ガイドラインはジャンクション温度を最大82℃に設定し、この温度以内で性能を発揮できる要件を満たした部品を選択しており、結構高い温度でも性能を落とすことなく使えるようです。の電圧降下を防いで動作を安定させるための技術のLLCを実装し、銅製ヒートパイプ+ベイパーチャンバーを搭載、そしてOMEN Cryo コンパウンドを採用し、冷却機能を強化しています

 

ベンチマークのFire Strike計測時に、PC表面温度と背面、そして底面温度を計測しました。(ファンの設定は自動)

PC表面温度は36.9度と温度が低いですが、背面は51.1度と結構熱いです。高負荷なことをしているときは、膝にのせて使うとすごく熱いし、そもそも重たいのでおすすめしません。

騒音値は平均57dBとうるさいですが、扇風機の中くらいの音です。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) OMEN Gaming Hub ファン速度設定

ちなみに、ファンは最大、自動、手動の3つの設定があり、OMEN Gaming Hubで設定できます。

 

 

ディスプレイを検証

Hp OMEN MAX 16(AMD) 正面

ディスプレイは2.5K(2560×1600ドット)解像度のIPS液晶で、輝度は最大500ニト、リフレッシュレートは60~240Hzで、ティアリング(画面のずれ)や低レイテンシ(入力遅延を防ぐ)、低フレーム補償(フレームレートが低下しても滑らかさを維持)対応のAMD FreeSync Premiumに対応、そしてEyesafe認定を受けています。

そし色域が広いsRGB 100%になります。

また、画面比が16:10と縦に長いので、画面比16:9の17インチ並みの情報が表示されます。

 

本機は一般的なクリエイターPCに採用されるsRGB 100%の色域で、すごく色鮮やかです。別機種のsRGB 100%を撮影したものよりもきれいに描写されています。

 

これは黒をどれだけ描写できるかのチェックで、ズームするとわかりやすいですが本機の黒はちょっと明るく「真っ黒」ではありません。それでもIPS液晶にしてはすごく良い黒だと思います。

 

視野角は広く、どこから見ても暗くならずにしっかりと見えました。

輝度は500ニトで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える(見やすいわけじゃない)
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

Wi-Fi 7+2.5Gbeに対応

超高速無線・Wi-Fi 7に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍、現在主流のWi-Fi 6/6Eの約5倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

また、2.5ギガビットイーサネットもあるので、無線でも有線でも高速安定通信ができます。

 

 

CPU性能をベンチマークを使い検証

CPUはRyzen AI 7 350かRyzen AI 9 HX 375あり、レビュー機にはRyzen AI 9が搭載しています。

Ryzen AI 9 HX375は12コア24スレッド、Ryzen AI 7 350は8コア16スレッドと多コア多スレッドで、どちらも55TOPSのNPU性能を持ちます。

 

CPU Mark計測結果

Hp OMEN MAX 16(AMD) CPU Mark計測結果

CPU性能を測るCPU Markのスコアは39017と、高いスコアでした。

こちらはCPU Markの比較です。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 青/その他 赤/インテルモデル

Ryzen 9 9950X(デスクトップ向け)  66139
Ryzen 9 9955HX3D  63357
Core Ultra 9 275HX  51706
Ryzen AI MAX+ 395  51162
Ryzen AI 9 HX 375  39017
Ryzen AI 9 HX 370  38025
Ryzen AI 9 HX 375  35773
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  32045
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 7 258V  21237
Core Ultra 5 125H  20071

 

 

Cinebench 2024を検証

Hp OMEN MAX 16(AMD) Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア1241、シングルコア119とすごく高い性能でした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他

Ryzen 9 9955HX3D  1932
Ryzen AI MAX+ 395  1430
Core Ultra 9 275HX  1406
Ryzen AI 9 HX 370  1241
Ryzen AI 9 HX 370  1237
Ryzen AI 9 HX 375  1101
Ryzen AI 9 365  1008
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 7 258V  556
Apple M1  509
Core i7-1280P  433

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/別機種

Core Ultra 9 275HX  132
Ryzen 9 9955HX3D  129
Ryzen AI 9 HX 370  119
Core Ultra 7 258V  119
Ryzen AI 9 HX 370  117
Ryzen AI MAX+ 395  116
Ryzen AI 9 HX 375  114
Ryzen AI 9 365  113
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640HS  95
Core i7-1280P  74

 

Geekbench AIでAI性能を検証

Hp OMEN MAX 16(AMD) Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は4133、Half Precision(半精度)は1925、Quantized(量子化スコア)は8202とめちゃくちゃ高いスコアでした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 9 9955HX3D  6406
Core Ultra 9 275HX  6171
Ryzen AI MAX+ 395  5744
Ryzen AI 9 HX 370  4133
Ryzen AI 9 HX 370  3624
Ryzen AI 9 HX 375  3197
Core Ultra 5 125H  2758
Core Ultra 5 125U  2458
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 258V  2374
Ryzen 5 8640HS  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2058
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  2631
Ryzen 9 9955HX3D  2487
Ryzen AI MAX+ 395  2144
Core Ultra 9 275HX  2130
Ryzen AI 9 HX 370  1925
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Ryzen AI 9 HX 375  1432
Core Ultra 7 258V  1255
Core Ultra 5 125H  1208
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 9 9955HX3D  11026
Ryzen AI MAX+ 395  9699
Core Ultra 9 275HX  9284
Ryzen AI 9 HX 370  8202
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Ryzen AI 9 HX 375  6544
Core Ultra 7 258V  4815
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

Davinci Resolveで4K動画レンダリング時間を検証

Hp OMEN MAX 16(AMD) 4K動画レンダリング時間計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。

3回計測し平均は1分38秒とすごく速いです。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Core Ultra 7 258V  4分12秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Ryzen 5 8500G+RTX 4060 Ti  2分23秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370  1分38秒
Core Ultra 7 265K+RTX 4070 Ti Super  1分29秒
Core Ultra 9 275HX+RTX 5080 Laptop  1分29秒
Ryzen 9 9955HX3D+RTX 5070 Ti Laptop  1分24秒

 

 

最新RTX 50シリーズ搭載

本機には4つのグラボがあり、本機にはRTX 5080が搭載しています。

・RTX 5060
・RTX 5070
・RTX 5070 Ti
・RTX 5080

Hp OMEN MAX 16(AMD) OMEN Gaming Hub

OMEN Gaming Hub でパフォーマンスを設定でき、一番性能が出る「非制限」と通常モードの「最適」で計測しました。

 

Fire Strikeでゲーム性能を検証

最適モードの場合は33003、最高の非制限の時は37258で、非制限の時はRTX 5080の平均よりも、そしてCPU性能が高いインテルモデルよりも高いスコアでした。

Fire Strike

オレンジ/本機種 赤/インテル

Ryzen 9 9955HX3D+RTX 5070 Ti  37343
OMEN MAX 16 AMD/RTX 5080 非制限  37258
RTX 5070 Ti平均  36182
RTX 5080平均  35662
OMEN MAX 16 Intel/RTX 5080 非制限  34654
RTX 4090平均  34351
OMEN MAX 16 AMD/RTX 5080 最適  33003
OMEN MAX 16 Intel/RTX 5080 最適  32958
RTX 4080平均  32403
RTX 4070平均  25961
RTX 4060平均  23182
Ryzen AI MAX+ 395  21243
RTX 4050平均  18852
RTX 3050平均  14198

 

ちなみに、RTX 5080のFire Strike Ultraの平均は14387で、本機は最適時に「11241」、非制限時に「14590」と30%近く性能が上がり、非制限時はRTX 5080の平均を上回っています。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) FFXIV黄金のレガシー計測結果

次は重ための2Dゲームのベンチマークで、重ためのFFXIV黄金のレガシーは最高品質で18325で「非常に快適」でした。

 

ゼンレスゾーンゼロでfpsとゲームのやり心地を検証

Hp OMEN MAX 16(AMD) ゼンレスゾーンゼロ計測結果

ゼンレスゾーンゼロをFHDの設定でプレイしたら、ルミナスクエア散策シーンでは平均50-60fps前後、戦闘シーンでは70fps前後と、ホビーユーザなら楽しめる範囲でした。

QHDでは、ルミナスクエア散策シーンでは平均55fps前後と重たくなったにもかかわらずほぼ同じ、戦闘シーンでは技を出してるかどうかで大きく変わるのですが、平均して70fps前後くらい(55~90fps)とプレイしている感覚ではFHD時とそんなに違いはありませんでした。

ただし、感覚的にはもう「いっぱいいっぱい」な感じだったので、自分がプレイするときは設定を変更して負荷を下げてやります。

 

 

その他の特徴

 

WEBカメラ周り

WEBカメラはFHD解像度で、一般的なビジネスPCに採用される解像度です。また、プライバシーシャッターもあるので、使用しないときは閉じておくと安心です(画像右)。

 

Hp OMEN MAX 16(AMD) Webカメラで撮影

 

顔出し配信などをする場合はもっと高い解像度がいいですが、色もきれいで画質も良いです。

オーディオは、Hyperオーディオコントロールデュアルスピーカーが搭載しており、音質も良く、音量も大きめでした。

 

 

メモリ性能を検証

Hp OMEN MAX 16(AMD) Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはDDR5-5600MHzが搭載で、レビュー機には32GB(16GB×2)が搭載です。

メモリの性能を測るMemory Markの計測結果は、3158と平均よりも良いスコアでした。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3288
本機種DDR5  3158
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ性能を検証しPC起動時間を計測

Hp OMEN MAX 16(AMD) シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

ストレージはSSD PCIe 4.0 1TBが搭載で、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は6375MB/秒、ライト(書き込み速度)は5724MB/秒と爆速でした。

めちゃくちゃ速いです。

起動時間を5回計測した平均は15秒台と、ゲーミングPCとしてはめちゃくちゃ速かったです。ちなみにインテルモデルは平均22.8秒でした。

1回目 17秒
2回目 15秒
3回目 14秒
4回目 14秒
5回目 15秒
平均 15秒

 

 

サポート・保証

Cafe de Omen

CAFE DE OMENというゲーミングPC専門のサポートも利用可能です。

Cafe de OMENは「技術的サポートと修理受付窓口」になっており、1年間利用でき、受付時間は月~金・9時~21時、土曜日は9時~17時、日曜は休みです。LINEでの自動サポートは24時間365日です。

このサポートの特徴として「サポートスタッフ全員が熟練プレーヤー」で、みなさんマニアックらしいです。普通に「ゲーム用語」を使っても理解できる人たちなので、話が速いですね。また、自分に合ったアクセサリ、例えばディスプレイやVR用ヘッドセット、マウス・・・など、HP製品に限らずアドバイスをくれます。

 

 

まとめ

良い点

・すごく高い性能
・SSDの増設が可能
・ライティングがかっこいい
・高品質ディスプレイ
・高いリフレッシュレート
・Wi-Fi 7に対応し2.5ギガビットイーサネットもある
・高い排熱性能

 

残念な点

・高負荷時のファン音がちょっとうるさい

 

総合評価

かっこいいし性能も高いし、ファン音はしますが排熱性能も高いのでがっつりゲームができますね。

ライティングをオフにしたらワークステーションっぽいので、(重たいですが)カフェなどで使っていても周りの目も気にならないと思います。

また、ディスプレイが高品質なので、ゲーマーだけじゃなくクリエイティブワークもするって言う人にも合いますね。

 

 

公式サイト

 

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