細部までこだわりつくして設計されたNEC VersaPro J UltraLiteタイプVNのレビューです。
実測973gと超軽量ですが、最初は「価格に対してスペックが低いな」と思っていたんですが、レビューしていくと「こんなとこまでこだわって作ったの?」って言うほど細部までこだわっており、いかに故障せずに長く快適に使えるか、を追求した機種でした。
やっぱ、日本の会社は違いますね~。
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore i5-1335U、メモリ16GB、SSDは256GBになります。
Contents
VersaPro J UltraLiteタイプVNのスペック
CPU | Core i5-1335U |
---|---|
メモリ | LPDDR4X-4266MHz 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA IPS |
OS | Windows 11 Pro |
LAN | Wi-Fi 6E、イーサネット |
生体認証 | 指紋センサー(オプション)、顔認証 |
WEBカメラ | HD、IRカメラ |
オーディオ | ヤマハ製AudioEngine |
寸法(幅×奥行×高さ) | 300.6 × 216 × 18.7mm |
重さ | 973g |
バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約9.4時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 20.0万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはインテル第13世代Corw i5-1335Uで、CPU Markスコアは約1.3万と十分な性能ですが高いわけじゃありません。
メモリはLPDDR4X-4266MHzで最大32GB、ストレージはSSD PCIe 4.0で最大2TBと大きいです。
ディスプレイは画面比が16:10と縦に長く、13.3インチでも14インチ並みの情報が表示されます。解像度は1920×1200ドットで視野角が広いIPS液晶を採用、広色域のsRGB 100%で色鮮やかです。
OSはWindows 11 Proが搭載し、WEBカメラはHD画質でプライバシーシャッターを搭載、そしてオーディオはヤマハ製AudioEngineが搭載しています。
LANはWi-Fi 6Eに1ギガビットイーサネットを搭載しており、無線でも有線でも快適に使えます。
13.3インチで実測973gと超軽量で、バッテリー駆動時間は最大約9.4時間と悪くないです。
インターフェイスはUSB Type-C 3.2 Gen 2が2つ、USB 3.2 Gen 2も2つ、マイク/ヘッドフォンジャックにHDMI、SDXCカードリーダーにRJ45と豊富です。
よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
質問 | 回答 |
---|---|
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? | 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月は納期がずれることが多い気がします。 |
出荷からどのくらいで届きますか? | 出荷時期はモデルによりますが、執筆時時点で最短で4~7日程度でお届けになっています |
画像・動画編集に使えますか? | 簡単な切り貼り程度であれば問題ありませんが、クリエイティブ用途には力不足です |
ファンはうるさいですか? | CPUパワーをフルで使うベンチマーク時は約50dBと過去最高値を記録しました。ただし、重たくない作業時は比較的静かです |
PD充電できますか? | USBType-CがPowerDeliveryに対応しているのでできます |
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | USBType-CがPowerDeliveryとDisplayPort機能に対応しているのでできます |
カメラはWeb会議に合いますか? | ミーティングを主宰する場合であればもっと良いカメラが良いですが、できることはできます |
メモリ/ストレージの増設はできますか? | いいえ、できません |
持ち運びに向いていますか? | 13.3インチで実測973gと軽く、バッテリー駆動時間は最大約9.4時間なので持ち運び向きです |
ディスプレイは明るいですか? | 室内では十分に見えました |
Officeの使い心地は? | 普通です |
ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はsRGB 100%相当になります |
バッテリー駆動時間は長いですか? | JEITA 3.0測定で9.4時間と長くないですが短くもないです |
リフレッシュレートはいくつですか? | 60Hzです |
以下にて本機の特徴をご紹介します。
細部までこだわった造りで1㎏以下の超軽量PC
TheビジネスPCといった外観ですね。
13.3インチで973g!!1㎏切ると、本当に羽のように軽いですよね。持ち運びがすっごく楽になります。
ベゼルも全体的に細めで左右7ミリ、上10ミリ、下10.5ミリになります。
実はリフトアップヒンジで、ディスプレイを90度以上開くとディスプレイ下部が机に当たりキーボードに傾斜が付きます。傾斜はほんの少しですが、まっすぐのキーボードよりも全然使いやすいです。
背面にゴム足があり、ディスプレイを大きく開いてもディスプレイは机に当たらずにこのゴム足が当たるので、ディスプレイが汚れたり傷ついたりすることはありません。
筐体には樹脂を使用し、日常的に衝撃がかかるキーボード裏は金属プレートで補強をしています。また、ヒンジ部分も負担を減らす設計になっているとのことです。
満員電車の圧迫を想定し150kgfの面加圧試験、25kgfの点加圧試験をクリア、さらに机の高さからの落下を想定し、76cmの高さから落下させて内蔵SSDのデータに破損がないことを確認する試験を実施しています 。
MIL-STD-810Hという米軍の物資調達規格に準拠したテストを実施しており、耐久性も高い機種です。
筐体内部です。ここにもちょっとした仕掛けがあります。
電源コードの抜き差しで発生するマザーボード上の電源コネクタへの負担を回避するために、金属製プレートで補強されています。
また、底面ケースにUSBポートなどを固定し、マザーボードへの負担軽減をしています。
これは筐体左側面で、金具っぽいのが見えますよね?これ、収納型のRJ45なんです。
コネクタ部分を指で押し下げると、LANポートが出てきます。
LANケーブルをつないだ状態です。収納型のメリットは本体の薄型化、ポートの破損リスクを軽減、外観がすっきりなどあります。
しかも、実は13.3インチでRJ45が搭載しているPCってほとんどないんですよね。しかも、RJ45搭載で1㎏切るのはすごいです。
ディスプレイは180度開くので、画面共有などをするときに役に立ちます。ちなみにディスプレイは片手では開けません。
アイソレーションキーボード
キーボードはアイソレーションキーボードを採用し、主な特徴として以下があります。
- タイピングミスが減る
– 各キーが独立して配置されているため、隣のキーを誤って押すリスクが低減します。 - 見た目がスッキリ
– キーが整然と並んでいて、デザイン性が高くスタイリッシュです。 - 掃除がしやすい
– キーの間にスペースがあるため、ホコリやゴミがたまりにくく、拭き取りやすいです。 - 静音性が高い
キーボードの横側をスリムベゼル化して幅約284mmのワイドキーボードを搭載。キーの大きさや配置などもワンサイズ大きなノートPCに近い操作性となっています。また、親指で触れる回数の多いスペースキーなどを凸形状にするといった、スムーズなタイピングをサポートする細かな工夫を施しています。
また、半角全角、変換キー以外ははほぼすべて同じ大きさのキーで、個人的に気に入ったのはカーソルキーが4つすべて大きい点です。ミスタイプしにくいです。
キーストローク(キーを押し込む距離)は実測1.2ミリ、キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測18.7 × 18.4㎜と、フルサイズ並みで窮屈じゃありません。
キーボードには「キーキャップ外れを抑制」、「印字剥がれを抑制」する工夫がされています。
品質向上のための試験として、「キーキャップを引っ張る」、「キーボードのたわみ試験」、「印字にテープを貼りはがす試験」、「押下試験」などもやっています。
Intel13世代CPU搭載
本機には、10コア12スレッドのCore i5-1335Uが搭載しています。
性能が高いパフォーマンスコアが2つ、低消費電力のEコアが8つとなっており、このことからも分かるように高性能CPUと言うよりは、そんなに重たくない作業を長時間するような人に向いています。
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、13741でした。2025年としてみると低いスコアですが、ビジネス用途でも使えます。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 8845H | |
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Core Ultra 7 165H | |
Core Ultra 7 155H | |
Ryzen 7 8840HS | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 135H | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Core i5-1335U | |
Core Ultra 5 135U | |
Core Ultra 7 258V | |
Core 5 120U | |
Core 7 150U | |
Core Ultra 7 165U | |
Core Ultra 5 226V | |
Core Ultra 7 155U | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1335U | |
Core i3-1315U | |
Core i3-N305 |
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア339、シングルコア86と低い性能です。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI 9 HX 370 | |
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Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 7 8845HS | |
Apple M1 Max | |
Core Ultra 7 155H | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Apple M1 | |
Core Ultra 5 226V | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125U | |
Core i7-1280P | |
Core i5-1335U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 7 258V | |
---|---|
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Apple M1 Max | |
Apple M1 | |
Core Ultra 5 226V | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Ryzen 3 8300GE | |
Ryzen 7 8845HS | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 5 125U | |
Core Ultra 7 155H | |
Core i5-1335U | |
Core i7-1280P |
5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し、平均は6分26秒でした。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Core i5-1335U | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 226V | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 125U | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen AI 9 HX 370 |
グラフィックス性能
グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。3D Graphics Markのスコアは2734と、予想通りのスコアでした。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI MAX+ 395 | |
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Ryzen AI 9 HX 375 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen 7 8845HS | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 7735HS | |
Core Ultra 5 226V | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 5 125U | |
Core Ultra 7 155U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1335U |
次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。
DirectX 11で動作するFire Strikeは3542で、悪くないスコアでした。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 3050 | |
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Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 7 258V/別機種 | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 226V | |
GTX 1650 Max-Q | |
Arc A350M | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 7 258 | |
Ryzen 7 7735U | |
Core Ultra 5 125U | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Core i5-1335U |
見やすいディスプレイ
ディスプレイは13.3インチで、画面比が16:10と縦に長いWUXGA(1920×1200ドット)、そして視野角が広いIPS液晶になります。
13.3インチでも、16:9の14インチよりも表示量が多く一目でより多くの情報が見て取れるので、スクロールする回数も減ります。
左は低価格モデルに採用されるNTSC 45%、真ん中は本機、そして右はDCI-P3 100%になります。本機はDCI-P3 100%に近い色域で、しっかりと本来の色を表現できています。
左は本機で右はオリジナルの画像です。本機は黒もしっかりと描写できており、煙もしっかりと描写できていますね。良いディスプレイです。
視野角のチェックです。上や横から見ても、しっかりと見えます。
総合的に見ると品質の高いディスプレイで、色域も広くクリエイターに向いています。ただし、CPUやグラフィックスの性能がそこまで高くないので、時々Canvaで画像や動画を作るという人なら十分だと思います。
Wi-Fi 6E+イーサネットに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11be (Wi-Fi 7) |
2.4/5/6GHz | 46Gbps |
無線はWi-Fi 6Eに対応しており、Wi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。
1ギガビットイーサネットもあるので、無線でも有線でも安定した通信が可能です。
2つの生体認証対応
本機は指紋センサーと顔認証の2つが搭載可能です。通常はゼロタッチの顔認証でサインインすることが多いと思いますが、暗いところやカメラが汚れてるなどでうまく動作しないことがあるので、そういった時に指紋センサーもあると便利ですね。
その他の特徴
Webカメラ&オーディオ/スピーカー
WebカメラはビジネスPCでは珍しいHD解像度で、プライバシーシャッター(画像右)も搭載しています。ここ最近が普段使い用PCでもFHD画質が主流なので、ちょっと残念です。
会議やオンラインレッスンなどなんにでも使えますが、相手に映し出される自分の画質が良くないというだけです。
こちらはWebカメラの画質比較で、左は本機HD、右はFHDカメラで撮影したものです。ズームすると差が顕著に出ますが、本機はそこまで悪くないです。
オーディオはヤマハ製AudioEngineで、スピーカーは普通の音質です(音は動画で紹介)。
排熱性能
リフトアップヒンジのため、底面からより多くのフレッシュエアーを吸気でき、それを上面にある排気口から排出します。
底面の通気口はそこまで大きくありませんが、CPUは省電力モデルなので十分なんだと思います。
筐体内部にはファンが1つとヒートパイプが1本あり、小さなヒートパイプっぽいものが2つあります。
CPUの性能をフルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時の、PC表面温度と騒音値を計測しました。
PC表面温度は47.2度と高く、騒音も平均約49.87dBとうるさいですが、CPUを100%フルで使うことってベンチマーク以外じゃほとんどないので、こういった騒音や発熱を感じることはないと思います。
同じくベンチマーク時の底面温度は52.6度とかなり高くなりました。ズボンの素材や厚さによっては熱をすごく感じやすいので、膝の上に置いて高負荷な作業をする人は気を付けてください。
高性能メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはのLPDDR4X-4266MHzで、オンボードメモリ最大32GBになります。レビュー機は16GBで、メモリ性能を測るMemory Markの結果は3084と平均よりもかなり速かったです。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
LPDDR5X平均 | |
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本機種LPDDR4X | |
DDR5平均 | |
LPDDR5平均 | |
LPDDR4X-4266MHz平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
SSD
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージは最新のSSD PCIe 4.0 256GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は3370MB/秒、ライト(書き込み速度)は1293MB/秒とめちゃくちゃ遅いわけじゃないですが、「う~ん。。。」って速度でした。
レビュー機は256GBだったので、もしかすると 512GB以上を選ぶと速度が速いかもしれません。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
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PCIe 3.0×4 | |
HDD |
起動時間を5回計測し、平均は12秒でした。速いですね。
1回目 | 12秒 |
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2回目 | 12秒 |
3回目 | 12秒 |
4回目 | 12秒 |
5回目 | 12秒 |
平均 | 12秒 |
バッテリー駆動時間
NECのPCにはロングバッテリーモードやスマートスタンバイなどがありますが、バッテリーは最大約9.4時間とそこまで長くないです。
丸1日外出するような人はACアダプタやバッテリーも持っておくと安心です。
インターフェイス
インターフェイスは十分な数がありますが、20万円するPCなのでThunderbolt 4が無いのは残念です。
右側面にはマイク/ヘッドフォンジャック、USB 3.2 Gen 2が2つ、HDMI、ロックスロットになります。
左側面はフルファンクションのUSB Type-C 3.2 Gen 2が2つ、SDXCカードリーダー、RJ45になります。
サポート・保証
標準で1年間の「引き取り修理保証」と、電話・チャット・メールでのサポートがあり、最長5年まで延長できます。
購入時に「翌営業日出張修理」も選べるので、ご確認ください。
まとめ
良い点
・13インチで軽量973g
・こだわりの筐体
・生体認証が2つ搭載可能
・高品質ディスプレイ
・13.3インチでRJ45がある
・起動時間が速い
残念な点
・CPUなどのスペックは控えめ
・WEBカメラが低画質
・この価格で樹脂素材
・排熱性能が高くない
総合評価
こだわりを持って作られた筐体で細部にわたって耐久性を高くする仕組みがあり、安心して使える機種です。
また、イーサネットコネクタを搭載して1㎏以下にできたのはすごいです。13.3インチでイーサネットコネクタ搭載しているPCも少ないので、貴重な機種ですね。
ボディはすごいですが、性能がちょっと気になりますね。ビジネス用途でも十分使える性能ですが、HD Webカメラは搭載していたり、CPUは13世代だったり、ストレージも速くないなど、PCの動きに関する純粋なスペックが低いので、せっかく長く使えるように設計されたPCなのに、うまく活かせないんじゃないかと言う疑問もあります。
本機はテキストワークなど軽い作業が中心の人だと、楽しんで使えると思います。
Author
・パソコンガイドメインライターの本田。PCやタブレット、その他ガジェットが好きで、年間2~30台ほどのPCとモニターや周辺機器を購入するマニア
・元ミュージシャン
・暖かいところが好きで、よくタイに旅行に行く
・既婚(妻と子供2人)
・最近の趣味はオーディブルを聞きながらぼけ~っとすること
・はまってることは、裸足で1日10分歩く健康法
・若く見られがちだが40代