14インチで1.36㎏と軽量で、高性能プロセッサーのRyzen 7000シリーズが搭載した機種です。
持ち運びがしやすく、毎日移動が多い社会人や学生に使いやすいと思います。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 3.5] |
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コスパ | [usr 4.2] |
総合評価 | [usr 3.5] |
Contents
HP 245 G10のスペック
CPU | Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) | FHD UWVA |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | 720p HD |
寸法(幅×奥行×高さ) | 324 × 215 × 17.9㎜ |
重さ | 1.36㎏ |
バッテリー | 最大約12時間17分 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 7.1万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 7000シリーズが搭載で、性能が高いRyzen 5か7になります。高負荷な作業をするビジネス用途でも十分使え、マルチタスクもサクサクできます。
メモリは8GB(4GB×2)か、16GB(8GB×2)になっており、デュアルチャンネルメモリ(メモリが2枚組のこと)なので、メモリ1枚のPCよりも、処理速度が速いです。
また、メモリスロットが2つありますが、増設や換装には対応していません。
ストレージはデータ転送速度が速いSSD M.2で、最大512GBと大容量です。パソコンの起動も10秒ちょっとと、速いです。
ディスプレイは標準的なFHD解像度で、UWVA(ウルトラ ワイド ビューイング アングル)というIPS液晶に似た視野角の広いパネルが搭載です。輝度は250ニトと低めなので、屋内向けのディスプレイです。
その他のスペックはWindows 11 Homeが搭載で、指紋センサー搭載、無線はWi-Fi 6に対応しており、安定した高速通信が可能です。
バッテリー駆動時間は最大約12時間17分で、14インチで1.36㎏と軽量です。
ビジネスPCですが、イーサネットがないので、必要な場合はイーサネットアダプタを購入したら大丈夫です。
全体的に普段使いPCと言ったスペックで、持ち運びが多い学生や社会人に向いている機種です。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/G9>
旧モデルのHP 245 G9との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | HP 245 G9 | |
CPU | Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
Ryzen 3 5425U Ryzen 5 5625U |
メモリ | 16GB | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 256GB |
ディスプレイ | FHD UWVA | FHD UWVA |
無線 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
バッテリー | 12時間17分 | 10時間15分 |
重量 | 1.36㎏ | 1.47㎏ |
寸法 | 324 × 215 × 17.9㎜ | 324 × 225.9 × 19.9㎜ |
変更点です。
・CPUが最新のRyzen 7000シリーズに
・ストレージ容量が倍に
・160gも軽量化
・バッテリー駆動時間が約2時間アップ
・筐体がかなり小さくなり、110gも軽くなった
・背面のロゴのカラーが変わった
筐体が変わり、背面のロゴも変わり、洗練された機種に生まれ変わりましたね。筐体の奥行きが1㎝以上も小さくなり、軽量化もされたので、より持ち運びに向いた機種になっています。
こちらは、プロセッサーの性能を表すCPU Markスコアです。以前はRyzen 3とRyzen 5でしたが、新機種はRyzen 5とRyzen 7なので大きく性能が上がっています。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Ryzen 7 7730U | |
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Ryzen 5 7530U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 3 5425U |
HP 245 G10の特徴
ベゼル(画面の黒い枠)もそこそこ細く、かなりコンパクトになったので、洗練された感じがします。
寸法は
・幅 324㎜
・奥行 215㎜
・高さ 17.9㎜
で、奥行きが特に小さいですね。重さは1.36㎏と、平均的な14インチ(1.4㎏)よりも若干軽めで、持ち運びがしやすい機種です。
こちらは左が本機で、右が旧モデルのG9ですが、ロゴがかっこよくなりました。以前のロゴは「なんでこんなにダサいんだろう?」とずっと思っていたのですが、ようやく変わってくれたのでうれしいです。
鏡面仕上げされた天板なので、高級感もあります。
MILスペック
本機は12万時間を超えるHP独自のテストををクリアしており、13項目のMIL規格と言う米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。
Webカメラ周り
Webカメラは、HD 720pとなっています。上位モデルでは高画質のFHD 1080pのカメラを使用することもありますが、まぁ、ここは価格が価格なのでしょうがないと思います。
他には、内蔵スピーカーと内蔵デュアルマイクを搭載し、AIベースのノイズキャンセリング機能などいろいろな機能も搭載しています。
指紋センサーや、Webカメラの物理シャッターも搭載しており、セキュリティも万全です。
キーボード
キーが独立している浮石型キーボードを採用し、誤入力しにくいキーボードです。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18.7×18.7㎜で、十分な幅があります。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5~1.7㎜と深めなので、入力しやすいですね。
Ryzen 7000シリーズ搭載
Ryzen 7 7730U | Ryzen 5 7530U | |
製造プロセス | 7nm | |
アーキテクチャ | Zen 3 | |
コア/スレッド | 8/16 | 6/12 |
L3キャッシュ | 16MB | |
ベースクロック | 2.0Hz | |
ブーストクロック | 4.5GHz | |
GPUコア | 8 | 7 |
TDP | 15W |
プロセッサーはコアとスレッド数が違いますが、クロック数は同じです。
アーキテクチャはZen 3、Ryzen 7000シリーズの中位モデルになります。ビジネス用途で十分な性能があり、高負荷なマルチタスクにも耐えることができます。
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i5-1340P | |
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Ryzen 7 7730U | |
Core i5-1345U | |
Ryzen 5 7530U | |
Core i7-1365U | |
Ryzen 5 Pro 5675U | |
Ryzen 3 7330U | |
Ryzen 3 PRO 5475U |
当サイトでは、ビジネスPCの場合はスコア1万以上を推奨していますが、どちらも余裕で超えていますね。
サクサク使えるので、困ることはないと思います。
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
14型 FHD | なし | UWVA | 250nit |
ディスプレイは一般的なFHD(1920×1080ドット)解像度で、UWVA(ウルトラ ワイド ビューイング アングル)液晶になります。
UWVAはIPS液晶みたいに高視野角で、IPS液晶と似ています。ただし、IPS液晶の方が発色もよく、若干高い品質です。
輝度は250ニトと低めですが、屋内で使う分には問題ない明るさです。屋外では、暗くて見にくいと思うことがあります。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはDDR4-3200MHzで、メモリ2枚組の8GB(4GB×2)か、16GB(8GB×2)になります。先述したようにメモリはデュアルチャンネルメモリなので、処理速度がメモリ1枚のシングルチャンネルメモリよりも速いです。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
ストレージは高速データ転送速度があるM.2 SSDで、最大512GBになります。ストレージは大きめだし、ここ最近はクラウドにデータを保存することが多いと思うので、問題ないと思います。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 3.0×4 | |
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HDD |
Wi-Fi 6に対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
バッテリー駆動時間
バッテリーは3セル41Whrで、最大12時間17分のバッテリー駆動時間があります。実際はやっていることや輝度によって大きく変わりますが、社内移動などで使う人は問題なく使えると思います。
外出用の人は、丸一日出ているときなどはACアダプタも持ち歩いた方が良いです。
インターフェイス
インターフェイスはビジネスPCにしては少ないですが、普段使い用であれば問題ないと思います。イーサネット(RJ45)がなく、USB Type-Cはデータ転送のみで、Display Port映像出力機能はありません。
有線接続が必要な場合は、アダプタを購入したら大丈夫です
右側面はUSB 3.1 Gen 1と、電源ポートです。
左側面はUSB 3.1 Gen 1、HDMI、USB Type-C 3.1 Gen 1、そしてヘッドフォン/マイクジャックになります。
サポート・保証
HPのサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金9:00-21:00、土9:00-17:00になります。一番うれしいのは、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。
保証は1年間引き取り修理が付いており、最長4年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理/オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
- アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応
保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。
また、他にも有料サポートが多くあるので、公式サイトを確認してみてください。
ライバル機種
IdeaPad Slim 5 Gen 8
14インチですが画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、15.6インチ並みの情報が表示されます。また、バッテリー駆動時間も長く、ディスプレイの輝度も300ニトと明るめです。
CPU | Ryzen 5 7530U |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 光沢なし 300ニト |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証 |
重さ | 1.46㎏ |
バッテリー | 最大約19時間 |
価格 | 8.3万円~ |
ThinkBook 14 Gen 5(AMD)
同じRyzen 7000シリーズを搭載していますが、メモリとSSDの増設に対応し、インターフェイスも高品質で豊富です。HP 245 G10と比べると若干重たく価格が高いですが、数千円の違いでワンランク上の機種が購入できます
CPU | Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
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メモリ | 最大32GB |
ストレージ | 最大SSD×2 |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS液晶 タッチあり |
通信 | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | FHD 1080p |
重さ | 1,4kg |
バッテリー | 最大約13.4時間 |
価格 | 7.7万円~ |
まとめ
良い点
・14インチで1.36㎏と軽い
・Wi-Fi 6対応
・高性能Ryzen 7000シリーズ搭載
・低価格
・指紋センサー搭載
残念な点
・インターフェイスがビジネスPCにしては少ない
・UWVA液晶
総合評価
典型的な低価格PCと言ったスペックで、CPU性能は高く、その他は普通になっています。まぁ、パワフルな機種で高負荷な作業もできるし、7万円台からと安いので、購入しやすく、コスパが高い機種です。
ビジネスモデルとして販売されていますが、ビジネスモデルにしてはインターフェイスが少ないという欠点があり、持ち運びに便利ですが、ディスプレイの輝度がちょっと低いので、持ち運びが多く、主に屋内で使うような人に合います。
もしくは、外出用兼据え置き用として使う場合は、イーサネットアダプタを買えば会社でも使いやすいと思います。