HP Elite初の16インチで、画面アスペクト比が16:10と縦に長く、大画面で作業ができる機種です。
全体的なスペックも高く、インターフェイスがちょっと少ないですが、Thunderboltドックを持っていたら、困ることはないと思います。ドックを持っていなくても、おおむね満足が行く機種だと思います。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 4.6] |
---|---|
コスパ | [usr 4.7] |
総合評価 | [usr 4.7] |
イーサネットコネクターと、SDカードリーダーがあれば、もうちょっと高い評価になったと思います。
Contents
EliteBook 860 G9のスペック
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1280P |
---|---|
メモリ | 16GB(最大64GB) |
ストレージ | SSD 最大512GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(16型) | WUXGA UWVA、400ニト、画面比16:10 |
OS | Windows 10 Pro(Windows 11 Proからのダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 |
オーディオ | バング&オルフセン |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
WEBカメラ | 500万画素 |
セキュリティ | HP Wolf Security for Business |
寸法(幅×奥行×高さ) | 約358.7 × 251.0 × 19.2㎜ |
重さ | 1.83㎏~ |
バッテリー | 最大約21時間52分 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 16.4万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUは、最新のインテル第12世代CPUが搭載で、4つのCPUから選べます。Core i5-1250PとCore i7 1280PはvPro対応なので、企業で使う場合は一括管理がしやすくなるので、こちらをお勧めします。
どのCPUを選んでも性能はかなり高く、高負荷な作業も余裕でこなせると思います。
メモリも最新のDDR5-4800MHzが搭載で、16GBと十分な容量です。ただし、最大64GBまで増設できるので、ワークステーション並みにできます。
ストレージはCore i5モデルが256GB、Core i7モデルが512GBになり、どちらも高速データ転送速度があるM.2 PCIe NVMeです。ビジネス用途で256GBは、ちょっと少ないと思う人が多いかもしれません。いやらしいスペックですね。Core i5でも512GBがあればよかったのですが・・・。
ただし、パソコンにデータを保存せずに、クラウドに保存する使い方の人は、気にならないと思います。
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチですが17インチ並みの情報が表示されます。また、旧モデルは15.6インチでしたが、本機は縦に8%画面が拡大しており、より作業がしやすくなっています。
OSはWindows11 ProダウングレードモデルのWindows 10 Proのみで、Windows 11にしたい場合は自分でアップグレードできます。
通信は最新のWi-Fi 6Eに対応していますが、16インチなのにイーサネットコネクタ(RJ45)はありません。有線接続をする場合は、Thunderbolt経由でイーサネットアダプタを使えば大丈夫です。
その他のスペックは、指紋センサーに顔認証、WEBカメラは500万画素と超高画質、HP Wolf Securityも搭載で、セキュリティも万全です。
16インチで1.87㎏でちょっと重たいですが、最大約22時間のバッテリー駆動時間があるので、外出先でもガッツリ作業ができます。
2022年のトレンドと比較
2022年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
12世代CPU | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | 〇 | ― | 〇 |
Wi-Fi 6E | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ以上 |
〇 | ― | 〇 | 〇 |
Thunderbolt 4 | 生体認証 | バッテリー14時間以上 | |
〇 | 〇 | 〇 |
色域は未確認ですが、旧モデルがsRGB 100%相当だったので、同じく広色域になっていると思います。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/旧モデル>
旧モデルのElitebook 850 G8との比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | Elitebook 850 G8 | |
CPU | Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1280P |
Core i5-1135G7/1145G7 Core i7-1165G7/1185G7 |
メモリ | DDR5 64GB | DDR4 64GB |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 512GB |
ディスプレイ | 16型)WUXGA UWVA | 15.6型)FHD IPS |
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6、4G LTE |
バッテリー | 約22時間 | 約15時間 |
重量 | 1.83㎏ | 1.69㎏ |
寸法 | 358.7 × 251.0 × 19.2㎜ | 359 × 233.8 × 19.2㎜ |
主な変更点です。
・15.6インチから16インチになった(が、筐体の横幅と高さはほぼ同じ)
・CPUが12世代に
・メモリがDDR4からDDR5に
・ディスプレイの画面アスペクト比が16:10に
・Wi-Fi 6Eに対応
・バッテリー駆動時間が約7時間伸びた
・140g重くなった
プロセッサーの性能を表すCPU markスコアです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1280P | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1145G7 | |
Core i5-1135G7 |
旧モデルとは、比べ物にならないくらい高い性能になっていますね。
Evoプラットフォーム認証
第12世代CPUのEvoプラットフォームは、Project Athenaから数えて第3世代のEvoになります。
12世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。
- Iris Xeグラフィックス搭載の第12世代CPU搭載機種
- アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
- AI推論も高速で使える
- 電源を問わずにレスポンスが良い事
- 9時間以上のバッテリー駆動時間
- フルHD以上
- 1秒以内でスリープから復帰
- 30分の充電で4時間駆動
- Wi-Fi 6E実装
- Intel CPS(Connectivity Performance Suite)に対応
- フルHD以上のWebカメラを搭載
- 音声ノイズ抑制機能搭載
- Thunderbolt 4搭載
- ノートパソコンであること
- (必須じゃないが)Intel VSC(Visual Sensing Controller)搭載
12世代CPU搭載モデルは増えてきましたが、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかありません。 そのくらい特別な機種なんです。
EliteBook 860 G9の特徴
旧モデルの15.6インチから16インチにアップしましたが、筐体の幅はほぼ同じなので、その分ベゼル(画面の黒い枠)が細くなっています。
寸法は
・幅 358.7㎜
・奥行 251.0㎜
・高さ 19.2㎜
で、コンパクトな16インチのサイズです。
高さは19.2㎜とちょっと厚いですが、発熱が大きいインテル12世代CPUなので、ちょうどよいサイズだと思います。
筐体はアルミニウムの塊から削り出し、CNC精密加工を施しており、たわみに強く、高級感のある外観に触感もよいユニボディーになります。
ユニボディとは、1つのパーツで作られたものになり、継ぎはぎがないので、高級感もあるし、耐久性も高いです。
天板にはプレミアムモデルにのみ使用されるロゴがあり、おしゃれ具合を際立たせますね。エッジもさすがユニボディなので、ボディラインがきれいです。
前面に行くにつれ、細くなっていますね。
Webカメラ周り
Webカメラは500万画素とかなり高画質で、2.8K以上の解像度になっています。一般的なノートパソコンHD 720p(92万画素)、2022年に入りFHD 1080p(192万画素)が増えてきましたが、500万画素のWebカメラはそこまで多くないですね。
今まで外付けカメラなどを使う人は多かったですが、もう必要ないですね。
また、カメラを使わないときは、プライバシーシャッターが搭載しているので、閉じておくと安心です。
マイクはノイズキャンセリング機能付きのデュアルマイクで、スピーカーはデンマークの高級老舗オーディオメーカーのバング&オルフセンで、2つのスピーカーを搭載しています。
HP Dynamic Voice Levelingは、PCの3m以内であれば自動的に声がクリアに聞こえるようマイクを調整 するので、歩きながら話す人も、複数人で会議をする場合でも、安心して通話ができます。
オーディオ関係は高品質で、このまま使っても十分だと思います。
耐久性
本機はMIL規格と言う12項目の米軍の物資調達規格に準拠しており、落下テストや気温・気圧の変化テスト、ディスプレイ部の耐久性など様々なテストもクリアしています。他にも、5万ものテストステップを踏んでおり、12万時間を超えるHP独自のテストを実施しています。
安心して使える品質です。
キーボード
キーボードは防滴機能付き、バックライト、そしてテンキー付きになり、Fキーとカーソルキー以外は同じ大きさなので、タイプミスも減ると思います。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18×18㎜で、悪くない大きさです。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜と浅すぎず深すぎずなので、結構軽めのタイプで入力しやすいですね。
タッチパッドは旧モデルに比べ38%も拡大しているということで、大きな分、操作性も高さそうです。
CPU
Core i7-1280P | Core i7 1260P |
Core i5 1250P/1240P |
|
Pコア | 6 | 4 | 4 |
Eコア | 8 | ||
スレッド | 20 | 16 | 16 |
キャッシュ | 24MB | 18MB | 12MB |
Pコア最大周波数 | 4.8GHz | 4.7GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 1.8GHz | 2.1GHz | 1.7GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 96 | 80 |
ベースパワー | 28W | ||
最大パワー | 64W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
こちらはCPUの性能を測るCPU markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1280P | |
---|---|
Ryzen 7 6800U | |
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 6600U | |
Core i7-1265U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1245U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコアは6000ほどで高性能、8000以上でかなり高性能、シングルコアは1500以上でかなり高性能になります。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Core i7-1280P | |
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1280P | |
---|---|
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1250P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 |
グラフィックス
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1165G7 | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Core i5-1135G7 | |
Ryzen 7 5800U | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 3 5400U |
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 |
WUXGA 1920×1200ドット |
なし | UWVA | 400nit |
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、16インチですが17インチ並みの情報が表示されます。
旧モデルと比べると一目瞭然ですが、一度に見て取れる情報量が多いので、スクロールをする回数も減り、作業効率が上がります。
解像度はFHDよりも若干高い1920×1200で、IPS液晶と似たUWVA(ウルトラ・ワイド・ビューイング・アングル)を採用し、視野角が広いです。
輝度は400ニトと高く、屋外でも見やすい明るさです。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR5-4800MHzで、16GBになります。最新のメモリで、操作周波数も4800MHzと高く、処理速度が速いメモリです。
メモリスロットが2つあり、最大64GBにできるので、高負荷な作業する人にも合います。
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
SSDはM.2 PCIe NVMeで、高速データ転送速度がありますが、先述したようにCore i5モデルは256GBと小さいです。Core i7モデルは512GBなので、悩ましいですね。
Core i5モデルを購入の場合は、クラウドストレージを使うなどして工夫しないと、すぐに容量いっぱいになりそうです。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
セキュリティ
セキュリティはHP Wolf Security for Businessが搭載で、包括的なセキュリティになっています。
こちらは、搭載セキュリティの一部です。
- HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
- HP BIOSphere Gen6・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
- HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
- HP Sure Start Gen 6・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
- HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
- HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
- ナノセキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
WWAN
旧モデルはLTEも搭載していましたが、本機には搭載していません。というか、日本で販売されているモデルは、使用できません。WWAN、あることはあるんですね。。。
バッテリー駆動時間
バッテリーは6セル・76Whrで、最大21時間52分のバッテリー駆動時間があります。かなり長いバッテリー駆動時間なので、持ち運び用としても使いやすいです。
インターフェイス
インターフェイスはUSB-A(データ転送速度は5Gbps)が2つあり、USB4(Thunderbolt 4対応)も2つあるので、Thunderbolt対応ドックも使えますが、イーサネットがなく、SDカードリーダーもありません。16インチにしては、ポートは少ないです。
左からNANO LOCKスロット、USB 3.1、そして3.5㎜オーディオ/マイクコンボになります。
左からHDMI 2.0、USB 3.1、そしてUSB4(Thunderbolt 4)が2つになり、Thunderbolt 4には、こういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応
サポート・保証
HPのサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金8:00-21:00、土8:00-17:30になります。電話は専用回線になっており、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。
保証は1年間引き取り修理が付いており、最長5年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理/翌日オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
- アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応
保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。
また、他にも多くの有料サポートがあるので、購入時に確認してみてください。
ライバル機種
EliteBook 1040 G9
14インチでたったの1.16㎏と超軽量で、Wi-Fi 6EにLTEも搭載と、持ち運びが多いビジネスパーソンにお勧めの機種です。輝度も最大1000ニトと高く、CPUは省電力モデルが搭載、指紋センサーや顔認証もありで、Evoプラットフォーム認証を得た「使いやすい」機種です。14インチですが、画面比が同じく16:10と縦に長いので、15.6インチ並みの情報が表示されます
CPU | Core i5-1235U Core i7-1255U |
---|---|
メモリ | 16GB(最大64GB) |
ストレージ | SSD 512GB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA UWVA 1000ニト |
OS | Windows 10 Pro(Windows 11からのダウングレード) |
無線 | Wi-Fi 6E、LTE、Bluetooth 5.2 |
生体認証 | 顔認証、指紋センサー |
WEBカメラ | 500万画素、IRカメラ |
重さ | 1.16㎏~ |
バッテリー | 38Whr/51Whr 最大12時間9分(JEITA 2.0測定) |
価格 | 19.7万円~ |
ThinkPad T16 Gen 1
16インチですが最軽量モデルが1.64㎏と軽く、バッテリー駆動時間も長いので、外出先でもがっつり仕事がしたい人に向いています。
CPU | Core i5-1235U/1245U Core i7-1255U/1265U Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
---|---|
メモリ | 最大48GB |
ストレージ | 最大 2TB |
グラフィックス | Iris Xe GeForce MX550 GeForce RTX 2050 |
ディスプレイ(16型) | WUXGA/WQXGA IPS マルチタッチあり |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 有線LAN |
Wi-Fi 6E、4G LTE、Bluetooth 5.2 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T |
その他 | 顔認証、指紋センサー、720p/1080p、IRカメラあり |
重さ | 1.64㎏~ |
バッテリー 電源 |
最大約17.4時間 45W/65W/135W |
価格 | 15.1万円~ |
ThinkPad P16s Gen 1 Intel
16インチのワークステーションで1.67㎏と軽く、外出先でも作業がしやすいモデルです。画面比は16:10と縦に長く、表示情報も17インチ並みに多く、持ち運びが多い人に向いた機種です。12世代CPUにVRAM 4GBのNVIDIA T550が搭載で、ある程度のグラフィック性能が必要な作業もしやすいです
CPU | Core i5-1240P/1250P/1260P Core i7-1260P/1270P/1280P |
---|---|
メモリ | 最大48GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | NVIDIA T550 Laptop GPU |
ディスプレイ(16型) | WUXGA(1920×1200) IPS液晶 タッチあり WQXGA(2560×1600) IPS液晶 |
LAN | Wi-Fi 6E、4G LTE、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証あり |
重さ | 1.68㎏ |
バッテリー | 最大8時間~16時間 |
価格 | 16.2万円~ |
まとめ
良い点
・アルミニウム素材で、筐体もおしゃれ
・Evoプラットフォーム認証
・最新のインテル12世代CPUで、上位モデルのCPUも搭載可能
・メモリも最新で、最大64GBと大容量にできる
・画面アスペクト比が16:10と縦に長い
・Wi-Fi 6Eに対応
・WEBカメラが高画質
・バッテリー駆動時間が長い
・堅牢なセキュリティが搭載
残念な点
・インターフェイスが16インチにしては少ない
・このスペックにしては若干重たい
・Core i5モデルはストレージ容量が少ない
総合評価
16インチでイーサネットコネクターと、SDカードリーダーがない点を除けば、ほぼ、言うことなしのスペックだと思います。
16インチでも画面比が16:10なので、17インチ並みの情報が表示され、大画面でガッツリと作業がしやすいです。
スペックも高く、最大でCore i7-1280Pが搭載でき、増設したら最大64GBのメモリと、ワークステーション並みですね。Core i5モデルのストレージが小さいのは気になりますが、そこはクラウドストレージでカバーするしかないですね。
また、HPビジネスモデルと言えば、HP独自の堅牢なセキュリティですが、本機もWolf Securityで守られているので、情報漏洩などもしにくいと思います。
16万円台からと、このスペックにしては安く、人気が出そうです。