セキュリティが万全のChromebookで比較的性能が高い本機種は、学生や社会人でも使えるほどの機種になります。
持ち運び用の2台目として、もしくはOfficeやGoogleドキュメント、スプレッドシートなどのテキスト中心の作業をする人であれば、比較的快適に使えます。バッテリー駆動時間は最大11時間もあるので、◎一日持ち運びをする場合でも十分だという人が多いと思います。
こちらの割引クーポンもどうぞ。[広告]【提供:株式会社日本HP】 ・12/9まで最大50%オフのBlack Friday第2弾はこちらをどうぞ ・金土日月開催の週末セールはこちらをどうぞ。
Contents
Chromebook x360 14b-cb0000のスペックレビュー
CPU | Intel Pentium Silver N6000 |
---|---|
メモリ | 8GB |
ストレージ | eMMC 128GB |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS タッチ |
OS | Chrome OS |
無線 | WiFi6、Bluetooth 5.0 |
オーディオ | B&O Playデュアルスピーカー、デュアルマイク |
寸法(幅x奥行きx高さ) | 326.5 x 219.6 x 18.5㎜ |
重さ | 1.6㎏ |
バッテリー | 最大約11時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 5万9800円~ |
パソコンの頭脳であるCPUは最新のPentium N6000で、第8世代のCore i3ほどの性能があり、Chromebookなら快適に使えるほどの性能です。また、メモリも8GBと大きいので、安心して使えますね。
ストレージはスマホやタブレットに使用されるeMMCで、Chromebookでは大きめの128GBになっています。ChromebookってGoogle Driveなどのオンラインストレージを使う人が多いですが、やっぱり、内蔵ストレージも大きくないと不便なので助かりますね。
ディスプレイは高解像度のFHRディスプレイで、視野角が広くコントラスト比も高いIPS液晶が搭載です。スタンダードなディスプレイで、目にも優しいですね。
その他にも、最新のWiFi6が搭載なので、カフェや大学などの多くの人が使う無線でも安定した高速回線が可能で、Webカメラにマイク、スピーカーも搭載なのでオンライン授業やWeb会議にも対応できます。
14型で1.6㎏と若干重たいですが、2 in 1 PCなので移動中でもカフェでも使いやすいし、据え置き用としても活躍すると思います。
Chromebookとは?
まずは、Windowsパソコンとの大まかな違いです。
Chromebook | Windows | |
OS | Chrome OS | WIndows OS |
ブラウザ | Google Chrome | Edge |
ダウンロード | Google Play | Microsoft Store 各Webサイト |
Office | 使用可 | 使用可 |
セキュリティ | ◎ | 〇 |
ざっくり言うと、 ChromeBookはデータをパソコンに保存せずにGoogle Driveに保存をして、それを他のパソコンやスマホなどと共有して使うことを目的としたパソコンと言った感じです。当然、Google Driveに保存せずに本体の内蔵ストレージにも保存できますが、ストレージが小さいためすぐに限界が来ると思います。(ただし、本機種のストレージは大きめ)
変わってWindowsパソコンは、基本的に自由に何でもでき、どういった使い方をしても良い、通常のパソコンだと思います。
ChromeBookが伸びてきているのは、パソコンを使ってもフルに機能を使う人って限られた人だと思うので、それなら若干制限有るけど「ほぼ不自由なく使え、セキュリティも安心な(何もしなくてよい)Chromebookでいいんじゃない?」というライトユーザー層の隠れた要求を満たしているからだと思います。
語弊があるかもしれませんが、私がChromebookとWindowsって何が違うの?って聞かれたら、Chromebookはスマホのパソコン版で、Windows PCは普通のPCって答えます。
おそらく、Androidのタブレットやスマホを使ったことがある人って多いと思いますが、それのパソコン版と考えていたらいいと思います。なので、使いやすいし、すぐになれると思います。
また、Chromebook全般のスペックはWindows PCに比べ低いのですが、ChromebookでChrome OSにGoogle Chromeを使うので性能が低くても快適に使えるんですね。スペックが低くても快適に使えるので、価格も安いという特徴があります。
Chromebookが合う人は、特別なことをしない、Webサイトからソフトやアプリをダウンロードする必要がない人に合います。
Chromebookはセキュリティソフトがいらない?
Chrome OSは「万が一ウイルスに感染したページを開いてもシステムと切り離されている」ので、パソコン本体にウイルスが感染することがありません。また、Google Playからのみダウンロードできるので、悪意のあるソフトやアプリを入手できる機会もほぼないです。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/ChromeBook x360 14b-ca0000>
旧モデルのChromeBook x360 14b-ca0000との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | 旧モデル | |
CPU | Pentium Silver N6000 | Pentium Silver N5000/N5030 |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ | eMMC 128GB | eMMC 64GB |
ディスプレイ | FHD IPS タッチ | FHD IPS タッチ |
無線 | WiFi6 | WiFi5 |
バッテリー | 11時間 | 10.5時間 |
重量 | 1.6㎏ | 1.5㎏ |
価格 | 5.9万円~ | 4.8万円~(販売終了) |
ベゼル(画面の黒い枠)が若干細くなり、筐体も小型化されていますが重量は100g重くなっています。基本的な部分はあまり変更がなく、ストレージが倍に、そしてWiFi6に対応した点が大きな変化です。
プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアは、旧モデルがスコア2642、本機が3592と約40%ほど上昇しているので、サクサク感が高くなっています。
ライバル機種
<左から本機種・Lenovo ThinkPad C13 Yoga・Lenovo 14e Chromebook Gen 2>
本機種と似たような機種との比較です。14e Chromebookのみ2 in 1 PCではありません(メモリ・SSD・バッテリーは最大値。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | ThinkPad C13 Yoga | 14e Chromebook gen 2 | |
CPU | Pentium Silver N6000 | Ryzen 3,5,7 Athlon |
AMD 3015e |
メモリ | 8GB | 16GB | 8GB |
ストレージ | eMMC 64GB | eMMC 64GB SSD 128GB |
eMMC 64GB |
ディスプレイ | 14型)FHD | 13.3型)FHD、UHD | 14型)FHD |
無線 | WiFi6 | WiFi6 | WiFi5/6 |
バッテリー | 11時間 | 12.5時間 | 10.8時間 |
重量 | 1.6㎏ | 1.5㎏ | 1.45㎏ |
価格 | 5.9万円~ | 6.7万円~ | 4.7万円~ |
まずは性能を表すPassmarkスコアです。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Athlon Gold 3150U | |
---|---|
Pentium N6000 | |
AMD 3015e |
全てのスコアがないのですが、一番性能が高いのはThinkPad C13 Yogaで、次に本機種、最後に14e Chromebook Gen 2になります。
各機種の特徴
- 本機・・・平均的なスペックがあり、比較的低価格(Chromebookにしては若干高い)。
- ThinkPad C13 Yoga・・・ビジネス用途で使えるスペックがあり、高性能高品質。価格もChromebookにしては高め
- 14e Chromebook Gen 2・・・低価格で、ほかの機種にくらべ若干スペックが落ちるが、普段使い用途なら問題なし。ただし、2 in 1 PCでなく通常のノートパソコン
メリット・デメリット
良い点
・2 in 1 PCでどこででも使いやすい
・2つのUSB-Cに映像出力機能付き
残念な点
・14型で1.6㎏はちょっと重たい
・Chromebookのこのスペックにしてはちょっと高い
Chromebook x360 14b-cb0000の特徴
外観は典型的なChromebookといった感じで、若干ベゼル(画面の黒い枠)も太いですがおしゃれな見た目だと思います。カラーは「スプルースブルー」と言うわけ分かんない名前ですが、青です。
14型で比較的コンパクトな本機種の寸法は
・幅326.5㎜(一万円札2枚分/320㎜)
・奥行219.6㎜(千円札1.5枚分/225㎜)
・高さ18.5㎜(一円玉/直径20㎜)
と、ほぼ同じになります。
高さ(厚さ)も一円玉以下で普通のカバンにすっぽり入るサイズなので、持ち運びもしやすいと思います。ただし標準的な14インチと言えば1.4㎏~1.5㎏になるので、2 in 1 PCとはいえ重さは1.6㎏と重ためで、ずっしり感じると思います。
天板にはHPのロゴに、Chromebookのロゴもあります。
2 in 1 PC
2 in 1 PCとはベゼル(ディスプレイ)を360度回転できるパソコンで、いろいろなモードにして使うことができます。電車の待ち時間にはタブレットモードで、じっくり作業をするときはノートブックモード、飛行機の座席などテーブルが狭いときに使いやすいテントモードなど、形状を変えて使えるので、いつでもどこでも使いやすいです。
<タブレットモード>
USIペン(スタイラスペン)対応なので、対応ペンを持っていたらイラストやメモ取りも簡単にでき、外出先で使いやすいモードです。
<テントモード>
ソファやベッドでの転がって使うときは、底面の吸気口をふさがないテントモードがおすすめです。個人的に一番使うモードですね。
がっつり作業をするときは、もちろんノートブックモードが使いやすいです。
キーボード
キーボードはバックライトキー付きで、キーピッチ(1つのキーの中心から次のキーの中心までの距離)は19㎜×19㎜と余裕があるので、手が大きな人でも窮屈じゃないサイズですね。キーストローク(キーを押し込む距離)は14㎜と標準的で、軽めのタイピングをする人には使いやすいと思います。
CPU
Intel Pentium Silver N6000 | |
製造プロセス | 10nm |
コア/スレッド | 4/4 |
キャッシュ | 4MB |
ベースクロック | 1.1GHz |
ブーストクロック | 3.3GHz |
TDP | 6W |
省電力でエントリークラスのCPUが搭載ですが、第8世代のCore i3並みの性能なので快適に使えます。
スコアの目安
- 1000~・ネットサーフィンなど低負荷な作業なら余裕
- 2500~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 5000~・がっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i5-1135G7 | |
---|---|
Core i3-1115G4 | |
Core i3-8145U | |
Pentium Silver N6000 | |
Pentium Silver N5030 | |
Pentium Silver N5000 |
上2つのCoreシリーズは最新の11世代CPUで、2021年販売の多くのWindows PCに搭載されているスタンダードなものです。本機種搭載のPentiumはエントリークラスのCPUですが、Chromebook搭載のCPUとしては結構よい方です。
何度も言うように、Chromebookはスペックが低くてもサクサク動くように設計されているので、安心して使えます。
ディスプレイ
右にスライドできます↓
解像度 | 光沢 | 液晶 | タッチ |
FHD 1920×1080 |
あり | IPS | 〇 |
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質 |
---|---|
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
タッチ | ディスプレイを触って操作できる |
ディスプレイは標準的な高画質FHD解像度で、コントラスト比も高く視野角も広いIPS液晶が搭載です。
USI(Universal Stylus Initiative)というWacomやIntel、Googleなどがアクティブスタイラスペンの標準化のために作った団体があるのですが、本機種はそのUSIペンに対応しています。なので、他社製のペンでもUSIペンであれば使えます。
ディスプレイ上部にWebカメラが搭載しているので、オンライン授業やWeb会議にも対応できますね。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはLPDDR4 2933MHzで、8GBになります。Chromebookではかなり高い動作周波数なので処理速度も速いです。また、メモリはオンボードなので増設はできません。
ストレージ
SSD(PCIe NVMe) | eMMC | HDD | |
最大データ転送速度 | 速い | ちょっと速い | 遅い |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 10秒以下(本機種の場合) | 30秒~2分(新品の場合) |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
価格 | 高い | 中価格 | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機にはスマホやタブレットに搭載しているeMMCが搭載で、128GBと大容量になります。データ転送速度は通常のパソコンに搭載されるSSDよりも遅いですが、本機Chromebookであればそんなに差はないと思います。
WiFi6
次世代通信規格のWiFi6に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。今まで5GHzにしか対応していなかった周波数が、2.4GHzと5GHzと2バンドに対応しており、また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間は最大11時間と長めなので、一日外出する学生や社会人でも多くの人は充電アダプターやモバイルバッテリーの持ち運びは必要なさそうですね。
セキュリティ
セキュリティは先ほど紹介したように、Google側ですべてやってくれるので特に何かを設定する必要はありません。
- サンドボックス構造・・・ウイルス感染したサイトや悪意のあるサイトに行ってしまっても(通常、その前に遮断されます)、タブ(ページ)を閉じたら基本的に大丈夫で、その他システムや本体への影響が最小限になる
- 確認付きブート・・・仮に誰かがシステムの変更をしても、前回安全に起動したシステムで起動する
- 暗号化eMMC・・・データを暗号化できる
- 復元モード・・・正常に動作しないときにOSを初期化する機能
インターフェイス
左側面にはUSB-A、USB-C、電源ボタンに音量ボタンがあります。
右側面にはmicroSDカード、USB-C、ヘッドフォン/マイクジャックがあります。
USBはすべて最大データ転送速度が5Gbpsで、USB-CはPower DeliveryとDisplay Port(映像出力機能)付きなので、外付けモニターにも簡単に接続できます。
サポート・保証
1年間使い方サポート(電話サポート)付きで、1年間引き取り修理保証になります。保証は最長3年まで延長できるので、安心ですね。
また、HPのサポートは手厚く、電話で使い方サポートをやってくれるので、わからないときは電話で直接訪ねることができます。
まとめ
Chromebookとしてはちょっと良いCPU性能で、全体的には平均的なChromebookだと思います。14型で1.6㎏と重いのでタブレットモードの時は片手で持ったりできませんが、使い勝手が良い便利な機種ですね。
保証やサポート、スペックを総合してみると、5万9800円からというのは悪くない価格だと思います。