2 in 1 PCのSpectre(スペクトル)はHDR規格のディスプレイで、4K画質のUHD OLEDディスプレイ選択時はsRGBにAdobe RGB、動画用のDCI-P3のカバー率が100%になります。
という事で、当然画像編集をするクリエイターモデルですが、私の様に「編集は時々しかしないけど、仕事でパソコンを長時間使うのできれいな画質のパソコンが欲しい人」にも向いている機種になります。
価格は12万円からと安くないですが、満足がいくスペックになっています。
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Contents
HP Spectre x360 13のレビュー・概要
CPU | Intel core i5-1035G4 Intel core i7-1065G7 |
---|---|
コア/スレッド | 4/8 |
メモリ | 8GB、16GB |
ストレージ | 256GB~1TB(Optaneメモリー搭載機種有り) |
ディスプレイ(13.3型) | FHD IPS 400nit タッチディスプレイ UHD OLED 440nit タッチディスプレイ |
グラフィックス | Iris Plus |
OS | Windows 10 Home |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証 |
LTE | 搭載可能 |
WiFi6 | 対応 |
セキュリティ | パワーオンパスワード アドミニストレーターパスワード TPM Windows Defender のぞき見防止機能(一部機種) |
カラー | アッシュブラウン・ポセイドンブルー |
サイズ(幅・奥行・厚さ) | 307x194.5x18.5㎜(最薄部16㎜) |
重さ | 1.24㎏ |
バッテリー | 22時間(UHDは10時間) |
サポート | 1年間電話サポート・LINEやツイッターでのサポート |
保証 | 1年間引き取り修理 |
付属 | Spectre アクティブペン |
価格 | 税込)11万9900円~ |
パソコンの頭脳であるCPUには省電力・省性能のUシリーズじゃなく、性能が高いGシリーズの上位モデル・Core i5かCore i7が選択可能です。4コア8スレッドと性能が高いので、エンコード時間も短く、快適に使えますね。
メモリも大きめの8GBか、大容量の16GBが選べるので、画像編集を快適にしたい人は16GBを選べば安心ですね。
ストレージも256GBから、大容量でOptaneメモリー搭載の512GB、1TBがあるので、用途に合わせて購入することが出来ます。
ディスプレイはFHDとUHDから選べ、HDR(ハイダイナミックレンジ)規格なのでより自然な色彩が描写できます。その中でもUHDはOLED(有機EL液晶)なので、最高峰のディスプレイになります。
画像編集をする人はより良いディスプレイが好ましいですが、4K画質(UHD)のディスプレイって高いんですよね。欲しいけど金銭的にきつい・・・という人もいると思いますが、その場合はFHDを選んでも普通のFHDよりより鮮やかな色域があるので、画像編集もしやすくなりますね。
本機種は13型・1.24㎏なので、小型で持ち運びがしやすい機種になります。カフェなどの外出先でわざわざインターネットに繋がなくてもいい様に、LTE対応機種もあります。また、高速通信が可能なWiFi6にも対応しているので、通信速度で困る事はまずないと思います。速いです。
バッテリーも最大22時間なので、充電アダプターの持ち運びも必要ないと思います。1泊2日の出張などでも、使いようによっては必要ないですね。荷物が減るので助かります。
また、2 in 1 PCなので、場所を選ばずに使えますね。
これだけ機能が詰まって12万円からと、比較的買いやすい価格から販売されています。
HP Spectre x360 13の特徴
特筆すべき特徴の一つで、ベゼル(画面の黒い枠)が極細なんです。枠がほとんどないでしょ?上のベゼルは5.4㎜、下のベゼルは10.62㎜となっています。
液晶占有率は90%になっています。旧モデルの液晶占有率が78%ということを考えると、ベゼルはかなり狭くなっていますね。
かなりおしゃれな見た目になっています。
また、ベゼルだけじゃなく全体のサイズもかなり小さくなっていて、寸法は幅307㎜、奥行き194.5㎜、厚さ18.5㎜と世界最小の13.3型2 in 1 PCとなっています。
A4サイズの大学ノート(297㎜x210㎜)と比べても、幅+1㎝、奥行き-1.55㎝と表面面積は大学ノート以下になっています。
厚さは18.5㎜と、1円玉(直径20㎜)よりも小さく、重量はたったの1.24㎏なので、カバンに入れて持ち運びがしやすいです。
ヒンジ(キーボードと画面を繋ぐ部分)の耐久性も高く、パソコンの開閉テスト2万5000回、360度開閉テスト7000回をクリアしています。
2 in 1 PCは大きく開くことが多いので、これだけ丈夫だと助かりますね。
キーピッチは19㎜x19㎜とデスクトップのキーボードで多いサイズで標準的な使いやすいものですが、ノートパソコンの13.3型でこのキーピッチを実現しているのはすごいですね。
タイプミスが減ると思います。
キーストロークも1.3㎜と、ここ最近の薄型ノートパソコンと同じくらいですね。悪くないです。ちなみに個々のキーは、1100万回のストロークテストをやっているので、耐久性は抜群です。
本機種のカラーは2種類で、ポセイドンブルー(左)とアッシュブラック(右)になり、素材は高級感のあるアルミニウムになっています。
2 in 1 PC
本機種は、世界最小の13.3型2 in 1 PCになり、360度開くことが出来ます。
2 in 1 PCの良い所は、場所を選ばずに使えることです。例えばタクシーで移動中に使うならタブレットモード、プライベートでベットの上に寝転がって映画を見るならテントモード、デスクに向かってがっつり使うならデスクトップモードと、どこでも快適に使うことが出来ます。
また、LTE対応なので、別途契約したnanoSIMを入れていればスマホの様に常時インターネットに繋がる事が出来ます。
ちなみにWWANモデル(LTE対応モデル)は、最大3ヶ月間・毎月7GB無料で使えるSIMカードがもらえるのですが、簡単な手続きで使い始めることが出来、「利用期限を終了すると解約」になります。
Spectre アクティブペンも付属されているのですが、筆圧1024段階、傾き検知ありです。
ただメモを取ったりする程度なら問題ないですが、本格的に絵を描いたりしたい人は、4096段階の筆圧を検知するペンは最低欲しいですね。
昨今の無料サービスは「2ヶ月無料だけど3か月目から有料で、2年縛りね」みたいなのが多いと思っていたのですが、このサービスは「自ら延長手続き(本契約手続き)をしないと解約」になるので、試しに使ってみてもいいと思います。
ちなみにLTEはCAT.16の3.5GHz対応なので、従来(2.5GHz)に比べかなりの高速通信が可能になっています。
ディスプレイ
ディスプレイは以下の2種類から選べ、どちらもHDR規格、タッチディスプレイです。
- FHD IPS 400nit
- UHD OLED 440nit
FHD | フル・ハイディフィニション、解像度1920x1080 |
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UHD | ウルトラ・ハイディフィニション、解像度3840x2160(4K画質) |
IPS液晶 | 視野角が広く、より自然な色彩を描写 |
OLED | 有機ELディスプレイ、省電力でコントラストも高く現在最高の色彩を描写できる |
nit | 輝度(明るさ)を表す単位で、250くらいが標準 |
タッチディスプレイ | タブレットの様にタップできるディスプレイ |
HDR | ハイダイナミックレンジの略、黒飛びや白つぶれがなく目で見る色彩に近い。また、色域も広い |
UHDを選択した場合はOLEDディスプレイになり、現在最高峰のディスプレイになります。また、色空間のプリセットがあり、sRGB、Adobe RGB、DCI-P3(動画)を1クリックで変更できます。
FHD、UHD共にカバー率はこの様になります。
- sRGBカバー率100%
- DCI-P3カバー率100%
- Adobe RGBカバー率100%
詳細は後述していますが、そこそこ性能が高い内蔵グラフィックスのIris Plusが搭載なので、画像・動画編集も思い通りの色彩で表現出来ますね。
CPU
CPUはパソコンの頭脳になり、当然より高性能のものだとパソコンもサクサク動くし、編集後のエンコードも速く終わります。
本機種では
- Intel core i5-1032G4
- Intel core i7-1065G7
の、最新10世代の高性能Gシリーズになります。
スコア
5000~・標準よりちょっと上
7000~・ビジネス用途でがっつり使える
9000~・ゲーミングPCなどの特殊用途で使われる高性能CPU
通常ノートパソコンには10510UなどのUシリーズが使われることが多いのですが、本機種はより性能が高いGシリーズです。上のグラフを見てもらっても分かると思いますが、Core i5-1035G4でも上位モデルであるCore i7-10510Uより高い性能になっています。
また、Core i5.i7共に4コア8スレッドになっているので、エンコードも比較的早くできます。
コアとスレッドが大きいと「並行作業」がしやすくなり、「同時に処理できるデータ量」が上がります。
4コア8スレッドは大きめなので、性能も高いものになります。
グラフィックス
グラフィックスは、CPU内蔵のIris Plusになります。
[visualizer id=”11728″ lazy=”no” class=””]多くのプロ・アマが使う、アドビのソフトで推奨スペックを上回っているか見てみましょう。(横にスクロールできます)
Adobe Premiere Pro | Adobe Premiere Elements2020 | Photoshop | Lightroom Classic | |
CPU | Intel第6世代以降 | 2GHz以上のプロセッサー 4Kの場合はCore i7-7700以上 |
2GHz以上 | Intel/AMDのCPUで2GHz以上 |
RAM | 8GB以上(4Kメディアは32GB) | 4kの場合は16GB | 2GB以上/8GB以上推奨 | 4GB以上/12GB以上推奨 |
OS | Windows 10(64bit) | Windows 10(64bit) | Windows 7SP Windows10 |
Windows 7SP Windows10 |
GPU | Geforce GTX970以上 | ー | NVIDIA Geforce GTX1050以上 | 1GB以上のVRAM |
ストレージ | SSD推奨 | 6.8GB以上の空き | 記載なし | 2GB以上の空き |
解像度 | 1920x1080 | ー | 1280x800以上 | 1024x768以上 |
赤文字のものは本機種では性能が足りていないものです、Photoshopはちょっと動きが悪いですが使えますよ。(これより断然性能が低いPCで使ったことがあるので)
人気の動画編集ソフトElements 2020の推奨スペックも上回っているし、Lightroomも大丈夫ですね。他にもPhotopeaやPowerDirectorなども使えますね。
メモリ
メモリはパソコンの作業台で、大きいメモリだとより多くのデータ、より大きなデータが扱いやすくなります。
本機種では大きめの8GBか、大容量の16GBが選べます。オンボードでスロットが無く増設は不可能なので、余裕があれば16GBを選んでおきたいですね。
ちなみにメモリの種類は3200MHzと、高速メモリが搭載です。2400MHzや2666MHzが多い中、さすがクリエイター向けなので性能が高いものが搭載されていますね。単純計算で行くと、例えば2400MHzのメモリより3200MHzの方が処理速度は30%ちょっと高く(速く)なります。
ストレージ
ストレージは高速起動、高速データ転送速度を誇るSSD M.2 PCle-NVMeです。理論値ベースで行くと40Gbpsと超高速で、もう一つのSSDの種類であるSATAより約7倍、HDD(ハードディスクドライブ)よりも数十倍速いんです。
パソコンがサクサク動きますよ。
サイズは256GB、512GB、1TBの3種類ありますが、「写真を外付けHDDに入れたくない」という場合は512GB以上がおすすめです。
ちなみに256GB以外にはOptaneメモリー搭載なので、良く使うアプリやソフトなどのデータは、より高速表示されます。
というのも、Optaneメモリーとは良く使うものがキャッシュ(記憶)されるので、いちいち新たに同じデータを読み込みしなくても、以前読み込んだデータを表示するので、表示速度が速いんです。
生体認証
生体認証は指紋センサーと顔認証が搭載です。
ログインが本当に一瞬で終わるので、すっごく楽ですよ。
WiFi6
WiFi6はスマホの5Gと共に注目されている次世代通信規格で、簡単に言うと、超高速通信が可能になります。
通信速度の理論値は9.6Gbpsで、現行のWiFi(6.9Gbps)よりも約40%ほど高速になっています。(理論値ベースなので絶対にこれが出るわけではないです)
当然ですが、契約回線やルーター共にWiFi6モデルじゃないとこの規格での通信は出来ません。(その場合は現行のWiFi5の速度での通信になります)
セキュリティ
- Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティでウイルス対策機能がある
- TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納
- パワーオンパスワード・・・電源を入れた時に入れるログインパスワード
- アドミニストレーターパスワード・・・管理者以外はソフトウェアなどをダウンロードする時に、管理者の認証・パスワードが必要にできる。子供が有害なものをダウンロードしないように等の時に使います
- マカフィーリブセーフ・・・30日試用版が搭載、購入ページで延長可能
パフォーマンスプラスモデル以外は、のぞき見防止スクリーンが搭載です。これは、ボタン一つで視野角を狭くし、のぞき見を防止する機能になります。
動画を見るとただ画面が真っ白になっただけに見えますが、これは正面から見ていると普通に見えるんですね。横から見た場合のみ画面が変化して見えづらくなります。
外出先でチラチラ画面を見る人って時々いますが、そういった場合や重要な仕事のメールや資料を作っている時なんかも役に立ちますね。
インターフェイス
<LTE対応モデルはnanoSIMを入れるスロットがあります>
- microSDカードスロット
- プライバシースイッチ
- USB 3.1 Type-C™ Gen2(Thunderbolt 3、電源オフチャージ対応)x2
- 電源ボタン
- ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
- USB 3.1 Type-A(電源オフチャージ対応)
- nanoSIMカードスロット(WWANモデルのみ)
一見インターフェイスが少なく見えますが、Thunnderbolt3ポートが2つあるので、モニターに接続して大画面で編集したり、携帯の充電をしたり、外付けHDDからデータを移動したりと、何でもできる仕様になっています。
まとめ
画像編集にぴったりのクリエイターモデルで、性能が高いですね。私は主にPhotopeaというPhotoshopそっくりのソフトや、Canon 6D Mark2を使っているのでCanonのRAW編集ソフトを使っていますが、これらも快適に使えるくらいです。
FHDディスプレイでもHDRなので、やっぱり色彩がはっきり描写されてきれいですよね。
それなりのスペックなので値段もそれなりにしますが、質の高い仕事をする為の必要経費と見れば納得の値段だと思います。
購入・詳細は公式ページでどうぞ。