Private Internet AccessというVPNの会社、聞かれたことあります?安くて有名なので、聞いたことがある人もいると思います。
価格はもちろんですが、PIVの最大の特徴はオープンソースのVPで、厳格なノーログを実践しているところだと思います。誰でもコードを見ることができるので、何か悪いこと?やましいことをしていたら、すぐに第三者によって発見されるので、本当にクリーンな会社ってことです。
ざっとレビューをした感じ、通信速度や接続速度は良く、アメリカに沢山のサーバーがあるので、アメリカのコンテンツを見たいとか、アメリカのサービスを使いたいなどがあれば、Private Internet Accessは良いと思います。
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VPNは何のために使う?
VPNを使う人は、以下の様な理由で契約していると思います。
・ネット上の自分の足跡を残さないため/セキュリティ強化のため
・海外から日本の動画配信サービスを見たいから
・日本から海外の動画配信サービスを見たいから
私がVPNを使い始めたのは、オンラインバンキングを頻繁にやるようになってからですね。セキュリティソフトも入れているし、危なそうなものはサンドボックス内で開いたりと、人一倍セキュリティには気を使っていますが、何があるかわかんないですしね。
また、海外にいるときに日本の動画配信サービスを見たいからです。
そもそもVPNとは「Virtual Personal Network」の略で、簡単に言うと「仮想専用ネットワークを構築し、自分専用のネットワークを使う」技術です。
例えばフリーWi-Fiなど多くの人が使っている回線は、ちょっとした知識があれば簡単にハッキングできるらしいですが、VPNを使っていると、Wi-Fiの中に自分専用のネットワークを使っているので、ハッキングされにくいんです。
イメージとしては、こんな感じです。
自分専用のトンネルの中を通って通信する感じで、他の人からは何をしているか見えにくいんです。
Private Internet Accessの特徴
他の大手VPNと比較しながら、ご紹介します。
PrivadoVPN | Private Internet Access | AtlasVPN | Express VPN | NordVPN | AVAST VPN | |
最低月額料金 | 1.99$(1.48$)~ | 1.98$~ | 223円~ | 8.32$~ | 440円~ | 166円~ |
サーバー | 49か国66都市 | 91か国 | 38か国 | 94か国160都市 | 58か国84都市 | 36か国58都市 |
サーバー数 | 338台 | 35,000台以上 | 750台以上 | 3000台以上 | 5500台以上 | 700台以上 |
日本のサーバー数 | 1台 | ※2台 | 1台 | 4台 | 80台以上 | 1台 |
最大同時接続数 | 10台 | 無制限 | 無制限 | 5台 | 6台 | 1~10台 |
※通信速度 | 93%減 | 43%減 | ― | 42%減 | 58%減 | 65%減 |
サポート | 365日/メールのみ | 24時間365日 | 9時~19時365日 | |||
アマゾンプライム | 〇 | × | × | 〇 | △ | × |
Netflix | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
Abema TV | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | × |
Yahooニュース | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
TVer | 〇 | – | 〇 | – | – | 〇 |
※通信速度は計測日の結果で、時間帯や曜日、その他の状況により異なります
VPNの会社では珍しく、本社はアメリカにあります。
ん?これのどこが珍しい?って思いますよね?
多くのVPNの会社の本社はバージン諸島(Surfshark、ExpressVPN)やパナマ(NordVPN)、ルーマニア(CyberGhost VPN)など、ちょっと法律が緩そうな地域にあるのですが、Private Internet Accessはアメリカに本社があります。
まぁ、これは良し悪しですが、悪いことをしようと思っている人は使わない方がいいですね(笑)。だって、PIAは政府から開示請求が来たら情報を開示しなくちゃいけないので。
冗談はさておき、隠すことがないのでオープンソースのWireGuardを使用し、アメリカに本社を置いているんでしょう。
最低料金は月額1.98ドル(約280円)と安いですが、サーバー数が多いですね。3.5万台以上を世界91か国に配置しており、おもにアメリカに集中しています。日本のサーバー台数は2台(1台はストリーミングに最適化)と少ないですが、価格を考えると悪くないと思います。
最大同時接続数は無制限と、家族で使うのに最適です。うちなんて、私だけでも4台のデバイスを使い、妻は3台、息子が2台で計9台すでに使っています。なので、台数制限があると面倒くさいんですよね。
通信速度は下り58Mbpsから33Mbpsに落ちましたが、トップクラスの速度になります。
価格を考えると、すごく優秀だと思います。また、30日以内であれば返金できるので、試してみて満足いかなければ解約することもできます。
さすがアメリカ!公式サイトでがっつりと他社と比較
がっつりと社名を出して、いかに自分(Private Internet Access)がすごいかを紹介していますが、アメリカらしいですね(笑)。
最初にも言いましたが、やはり大きな特徴はオープンソースで、WireGuardプロトコルを採用している点ですね。透明性がある会社・アプリです。
また、高度なスプリットトンネリングを採用しているため、速度も遅くなりにくく、ストレスになりにくいです。
Private Internet Accessの料金
執筆時現在、ちょうどクリスマスシーズンなので特別価格ですが、だいたい2ドル前後になっています。ただし、これは3年契約時で、1年契約だと付き4.17ドル(約600円)、契約する人いないと思いますが、1か月契約だと11.95ドル(約1700円)と高いです。
前項でその他のVPNとの価格を比較しましたが、価格は安いですね。
オープンソースのWireGuardを採用
接続はWireGuardがデフォルトで選択されており、一応、何かしらの理由でOpenVPN接続が必要な人のためにOpenVPNも用意されています。
WireGuardは「最先端の技術を使用したシンプルで高速なVPN」で、ソースコードはたったの4000行ほどらしいです。このため、監査も現実的に可能で、だれでもコードを確認できます。
海外からのアクセスがブロックされるサイトを検証
<画像左からAmazon Prime Video、Abema TV、Netflix>
さて、海外在住の人は、日本のアマプラやネトフリを見るためにVPNを契約しますが、Private Internet Accessはどの程度使えるか検証です。
上の画像は、一応著作権に引っ掛からないようにぼかしを入れました。大丈夫かなコレ?(笑)。
さて、左はAmazon Prime Videoで、見れませんでした。真ん中はAbema TVで見れました。右はNetfilxで、見れるかなと思ったのですがダメでした。
日本の動画配信サービスを使うために契約するのは、やめた方が良いです。
通信速度は?
<左・VPNオフ/右・VPNオン>
fast.comで通信速度を測ると、通常時は下り58Mbps、上り44Mbpsでした。
VPN接続時は下り33Mbps、上り1.1Mbpsとなり、下りは―43%、上りは1/44とかなり下がりました。
下りの速度はそこまで遅くなりませんでしたが、上りはかなり遅くなったのでビジネス用途での使用は難しいかもしれません。
使い方は簡単
左の黄色の時はVPN非接続時で、右の緑の時はVPNに接続されています。
使い方はいたって簡単で、この丸部分をタップしたら接続/解除ができます。ちなみに接続にかかる時間は0.5秒ほどです。めちゃくちゃ速いです。
接続地域を変えたいなら、左上の三本線をタップし、「地域を選択」で91か国から選べます。
まとめ
アメリカに本社を置き、オープンソースのプロトコルを使用している点で、他のVPNよりも安心して使えるVPNかなというのが感想です。
通信速度も速く、接続も一瞬、そして価格も安く30日返金保証もあるので始めやすいんじゃないかなと思います。
また、同時接続台数が無制限なので、大家族や多くのデバイスを持つ人にも向いています。
個人的に、日本のPrime VideoやNetflixが見れなかったので残念ですが、日本の動画配信サービス目的じゃなければ、問題ないと思います。