Lavie SOLの実機レビュー Z世代が作ったZ世代向けのモバイルノートPC

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スマホみたいにカバーの着せ替えができるNEC Lavie SOLのレビューです。

長年PCのレビューをやっていますが、本機は斬新で面白いPCだと思います。今までのアプローチと違う角度から開発された機種で、Z世代はこういうところにニーズを感じているんだと、個人的に勉強になった機種でもありました。

Z世代というよりも、大学生にターゲットを置いた機種という印象を受け、PCの持ち運びが多く急に友達の家に泊まってしまうことがある大学生は使いやすいだろうなと思います。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore i5-1335U、メモリ16GB、SSD 256GBになります。また、残念ながら着せ替えケースは付属していませんでした。

動画も作成したので、こちらもどうぞ。

 

 
NEC Lavieでは1月23日15時まで年末&新春特別セールを行っており、セキュリティソフトが実質無料になったり、メモリやストレージなどのアップグレードがお得になっています。詳しくはセールをどうぞ。

 
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Lavie SOLのスペック

CPU Core i3-1315U
Core i5-1335U
Core i7-1355U
メモリ LPDDR5X-7500MHz 最大32GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(13.3型) WUXGA IPS液晶 スーパーシャインビュー タッチ
OS Windows 11 Home/Pro
無線 Wi-Fi 7
生体認証 顔認証
WEBカメラ FHD、IRカメラ
オーディオ ヤマハ製 AudioEngine搭載2Wスピーカー×2基
寸法(幅×奥行×高さ) 301.6 × 210 ×14.3ミリ
重さ 1197g
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約14.4時間
標準保証 1年間
価格 17.1万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUはインテル13世代が搭載で、Core i3、i5、そしてi7が搭載できます。数字が大きい方が高い性能で、長く快適に使うにはCore i5以上がおすすめです。

メモリはLPDDR5Xのオンボードで最大32GBと大きく、ストレージはSSD PCIe 4.0で最大2TBとこちらも大容量です。増設はできませんが十分な容量です。

ちなみに搭載メモリはLPDDR5x-7500MHzですが、Core i3は5200MHzでの動作、Core i5とi7は6400MHzでの動作になります。

ディスプレイは13.3インチで画面アスペクト比が16:10と縦に長く、14インチ以上の情報を表示できるので、コンパクトな13.3インチとは言え作業がしやすいです。

また、タッチパネルも搭載しているので、スマホやタブレット感覚でディスプレイをタッチして操作もできます。

その他のスペックはWindows 11 HomeかProが搭載し、最新のWi-Fi 7に対応、Webカメラは高画質のFHD解像度に顔認証のIRカメラ付き、そしてヤマハ製 AudioEngine搭載2Wスピーカーが2基搭載しています。

13.3インチで約1.2㎏と若干軽く、バッテリー駆動時間は約14.4時間と長めで(ロングバッテリーモード)、外出先でもがっつり作業をする人に合います。

インターフェースはUSB Type-Cのみ搭載していますが、ここ最近のデバイスはUSB Type-Cで充電したりデータ移動するので問題ないと思います。USB-Aが必要な場合は、アダプタを購入するとよいです。

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Lavie SOLはZ世代のための開発された機種

人気のYouTubeリアリティショー「Nontitle」(ノンタイトル)とのコラボから生まれたパソコンで、「まだこの世にない、新しいノートPCを開発せよ」というミッションの元開発されました。

Z世代が好むパソコンをZ世代が作り上げ、今までと違ったアプローチがあり面白い機種です。

以下にて特徴をご紹介します。

 

 

着せ替え可能なPC

Lavie SOL 着せ替え可能なPC

コスプレ(Cosplay)じゃなくケースプレ(Caseplay)といって、スマホの様に着せ替えケースを装着できます。

しかも、ただのおしゃれケースじゃなくポリカーボネートとTPUのハイブリットで構成されており、端末を衝撃から守ります。

着せ替えケースのデザインは1000以上あり、天板だけじゃなく底面ケース(イラストなどのデザインはなし)もあります。Sponsored公式サイトで別途購入できます。

 

 

カラーバリエーションが3つ

Lavie Sol カラーバリエーション

カラーはプラチナシルバー、ムーンブラック、そしてフェアリーパープルの3種類があります。

着せ替えもできるし、3種類の筐体カラーがあるので、人と被ることはないですね。

 

 

タッチパネル搭載ディスプレイ

NEC Lavie SOL 正面

ディスプレイは13.3型で、解像度はWUXGA(1920×1200ドット)でIPS液晶、スーパーシャインビュー(光沢あり)、そしてタッチパネルになります。

タッチパネルだとタブレットやスマホの様に使えるので、便利ですよね。

 

ディスプレイは画面アスペクト比16:10と縦に長く、右の14インチ(16:9)よりも情報表示量があります。

これだけの表示量があれば、コンパクトな13.3インチでも生産性を落とすことなく作業ができると思います。

 

真ん中が本機で、左はsRGB 100%、右はDCI-P3 100%のディスプレイですが、左右のものよりも若干色彩が豊かですね。鮮やかなので画像編集や動画編集にも合うディスプレイです。

 

左が本機で右は25万円するクリエイターPC(2.8K OLED DCI-P3 100%)です。本機は意外にも黒の描写がすごく良く、白い煙もしっかりと描写できていますね。

 

最後は視野角のチェックです。どこから見ても四隅が暗くなったりせずにしっかりと見えます。

 

 

薄型コンパクトボディ

Lavie SOL 左斜め前から

本機は幅301.6ミリ、奥行き210ミリ、そして高さ14.3ミリと極薄で、コンパクトな部類の筐体です。

 

上ベゼルは約7ミリと細く、左右ベゼルは約7.5ミリと太くないですが細くもないサイズで、下ベゼルも若干太めです。引き締まった外観というよりも、ちょっとかわいらしく丸っこい印象を持ちました。

 

左のLavie SOLは横から見るとボディラインが一直線ですね。一般的なモデルは右の写真の様に手前に行くにつれて細くなるタイプなんですよね。

LavieってLenovo傘下なのですが、LenovoでもZ世代向けにThinkPad Zシリーズを販売しており、こちらも均等な厚さのボディです。Z世代にはこういうタイプが好まれているようです。

 

Lavie SOL 重さ計測

質量は実測で1201グラムでした。13.3インチでは平均的な重さですが、持ち運びがしやすい軽さです。

 

Lavie SOL シルクタッチを施したボディ

筐体にはシルクタッチコートを施しており、傷がつきにくく汚れが目立ちにくい、そして手触りがすごく良いです。

また、MIL-STD-810Hという米軍の物資調達規格に準拠したテストをクリアしており、ミリタリーグレードの耐久性・堅牢性があります。

 

Lavie SOL ラウンドエッジでかわいらしい機種

ラウンドエッジの筐体で高級感があるというよりも、かわいらしい、かっこよい筐体だと思います。

 

Lavie SOL 底面カバー

ノイズレスデザインと言って排気口や底面のねじが目立たず、すっきりとしています。ファンレスPCのようなデザインですね。

 

Lavie SOL Webカメラ

Webカメラは高画質のFHDで、一般的なPCに搭載されるHD画質よりも高画質です。また、IRカメラもあるので、顔認証もあるのでサインインも一瞬です。

 

ズームするとわかりやすいですが、一般的なPCに搭載されるHD画質のWebカメラ(右)よりも解像度が高く、単純により美しい映りです。

Web会議やオンラインレッスンなどで、自分がより良く映り、相手に映し出されます。

 

 

独特なキーボード

Lavie SOL キーボード

このキーボードは独特で、良いところと悪いところが混在しており、使いやすいのか使いにくいのか分かりません。

良いところ 悪いところ
Fキー列のキーが大きい 電源ボタンがdeleteキーの横にある
一部を除き全体的にキーが大きい 急にキーが小さくなっており慣れが必要
英語キー配列で日本語キーみたいにごちゃごちゃたくさんの文字がないので見た目がすっきり 英語キーなので日本語キーと配列がちょっと違いう
Entreキーが大きい バックライトなし
Copilotキーあり
カーソルキーが全部大きい

キーボードは一番上のFキー列が大きめで使いやすいですが、電源ボタンがdeleteキーの横にあるので、押し間違えに注意した方が良いです。(長押ししないと反応しないので気にしないでいいかもしれないです)

また、F11にはYoutubeが登録されています(なんで?)。

 

Lavie SOL キーボード 急にキーが小さくなっている

赤で囲ったところは、キーが極端に小さくなっているところです。めずらしいキーボードですね。使用頻度が多くないキーが小さくなっていますが、使用頻度が少ない分、横のキーとこんなに大きさが違うと押し間違いしてしまいますね。

 

Lavie SOL キーボード アップ

キーボードはのキーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は19.0×18.5mmで、フルサイズ並みです。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1ミリ(公称値1.2ミリ)と浅いですが、普通の打鍵感です。

タッチパッドは約120×75mmと大きめで、操作もしやすい方だと思います。

もちろんCopilotキーもあり、私は主にメールの返信やCSS、HTMLを使うときに作ってもらったりしていますが、ファイル内容の要約などいろいろな場面で役に立ちます。

 

 

ロングバッテリーモードでバッテリー駆動時間が伸びる

Lavie SOL ロングバッテリーモードでバッテリー駆動時間が伸びる

本機のバッテリー駆動時間はJEITA 3.0で最大10.8時間と長いのですが、ロングバッテリーモードをONにするとAIがバッテリー管理をしてくれて、バッテリー駆動時間が長くなることがあります。

公式サイトでは14.4時間となっており、これは「Web閲覧やOfficeアプリを使用した時間(画面オフやアイドル状態を含む)をロングバッテリーモードをオンにして測定」した結果になります。

また、ロングバッテリーモードは充電回数が減り、長時間の満充電をさけるスマート充電を併用すると、バッテリーの消耗を抑えられ4年後でもしっかり使えるバッテリー状態になるとのことです。

 

 

Wi-Fi 7に対応

超高速無線・Wi-Fi 7に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍、現在主流のWi-Fi 6/6Eの約5倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

 

 

つながるLAVIE対応

つながるLAVIE

「つながる! LAVIE」は、パソコン同士やAndroidタブレット、スマートフォンを接続して、
かんたんにファイルやURLを共有したり、ディスプレイをセカンドモニタとして利用したりと、今まで使用していたパソコンやAndroidタブレット、スマートフォンを活用できます。

セカンドディスプレイにしたときも動きはサクサクで、使いやすいアプリですね。

 

その他の特徴

 

インテル13世代CPU搭載

Core i3-1315 Core i5-1335U Core i7-1355U
コア(P/Eコア) 6(2/4) 10(2/8) 10(2/8)
スレッド 12
Pコアクロック 1.2GHz 1.3GHz 1.7GHz
Pコア最大クロック 4.5GHz 4.6GHz 5.0GHz
Eコアクロック 0.9GHz 0.9GHz 1.2GHz
Eコア最大クロック 3.3GHz 3.4GHz 3.7GHz
L3キャッシュ 10MB 12MB 12MB
GPU 64EU 80EU 96EU
ベース/マックスパワー 15/55W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。

CPUは2023年モデルに使われていたもので最新ではないですが、なんでこんなに性能が高いのかな?って思うくらい高い性能でした。

 

Lavie SOL CPU Mark計測結果

レビュー機はCore i5-1335Uで、18490と高性能です。Core i3とi7は別機種で計測したものなので、参考値としてみてください。

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Ryzen AI 9 HX 370  38025
Ryzen AI 9 HX 370  36217
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 7 258V  21237
Core Ultra 5 125H  20071
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core i5-1335U  18931
Core Ultra 5 135U  18742
Core i5 1335U  18490
Core Ultra 5 125U  17921
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140

 

Lavie SOL Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア507、シングルコア101と、どちらも悪くないスコアでした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Ryzen AI 9 HX 370  1237
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 7 258V  556
Apple M1  509
Core i5-1335U  507
Core i7-1280P  433

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Core Ultra 7 258V  119
Ryzen AI 9 HX 370  117
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Core i5-1335U  101
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640HS  95
Core i7-1280P  74

 

Lavie SOL Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は2203、Half Precision(半精度)は947、Quantized(量子化スコア)は4063と、このベンチマークでも高い性能でした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  3624
Core Ultra 5 125H  2758
Core Ultra 5 125U  2458
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 258V  2374
Ryzen 5 8640HS  2204
Core i5-1335U  2203
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2058
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  2631
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Core Ultra 7 258V  1255
Core Ultra 5 125H  1208
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core i7-1260P  988
Core i5-1335U  947
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Core Ultra 7 258V  4815
Core Ultra 5 125H  4475
Core i5-1335U  4063
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

Lavie SOL PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は4958→ミドルクラスよりのエントリークラス
  • Essentialは8413→通常用途やビデオ会議などは快適にでできる
  • Productivityは6486→快適に使える
  • Digital content creationは6063→高めの性能
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen 5 8640HS  10622
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 258V  9361
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Core i5-1335U  8413
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen 5 8640HS  9349
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 7 258V  8492
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499
Core i5-1335U  6486
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 258V  9321
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core i7-1260P  6406
Core i5-1335U  6063
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872

 

Lavie SOL 4K動画レンダリング時間の計測時間

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し、平均は4分36秒でした。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Core Ultra 7 258V  6分2秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core i5-1335U  4分36秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100  3分28秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060  1分38秒

 

 

グラフィック性能

Lavie SOL 3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像編集や動画編集がしやすくなります。

3D Graphics Markでベンチマークを計測したら、2827とCore i5にしては良いスコアでした。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 5 125H  5507
Core Ultra 7 258V  5204
Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Core i5-1335U  2827
Core i5-1340P  2542
Ryzen 3 7335U  2609

 

 

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

Lavie SOL Steel Nomad Light計測結果Lavie SOL Wild Life計測結果Lavie SOL Fire Strike計測結果 Lavie SOL Night Raid計測結果

Steel Nomad Lightは1042、Wild Lifeは12046、Fire Stikeは4327、そしてNight Raidは16316と、全体的に低めのスコアです。ゲーム用途や動画編集などの重たい作業には向きません。

Steel Noamd LightWild LifeFire StrikeNight Raid

Steel Nomad Liteは、DirectX 12 Ultimateの性能をテストし、レイトレーシングを使用しない中量級ゲームを想定したベンチマークです。スマホなどの他のデバイスとスコアを比較できる、クロスプラットフォームです

Steel Nomad

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  4902
Ryzen AI 9 HX 370  3507
Core Ultra 7 258V  3182
GTX 1650 Max-Q  2819
Core Ultra 5 125H  2472
Core Ultra 5 125U  1457
Ryzen 7 7735U  1437
Core i5-1335U  1042
Wild Lifeはクロスプラットフォームのベンチマークで、レイトレーシングを使用しない軽めのゲームを想定したベンチマークで、PCやタブレット、スマホなどとスコアの比較ができます。

Wild Life

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050 Ti  29016
Core Ultra 7 258V  26545
GTX 1650 Ti  23752
Core Ultra 5 125H  23037
Ryzen AI 9 HX 370  22702
GTX 1650 Max-Q  16974
Ryzen 7 8845HS  16368
Ryzen 5 8640HS  13987
Core i5-1335U  12046
Core Ultra 5 125U  10171
DirectX 11で動作するFire Strikeのスコアです。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  8065
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 125H  7904
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Core Ultra 5 125U  4833
Ryzen 7 7735U  4645
Core i5-1335U  4327
Night RaidはDirectX 12のベンチマークで、グラフィックボードがない機種の性能を測ります。

Night Raid

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4050  43397
RTX 3050  39341
RTX 3050 Ti  34440
Ryzen AI 9 HX 370  33378
Core Ultra 7 258V  31046
GTX 1650 Ti  27333
Core Ultra 5 125H  26261
GTX 1650 Max-Q  20322
Core Ultra 5 125U  19730
Ryzen 7 7735U  17539
Core i5-1335U  16316

 

次はゲームのベンチマークで、ドラゴンクエスト10は6366で「快適」、FFXIV黄金のレガシーは5074で「普通」でした。2Dゲームならできるほどの性能です。

ドラクエXFFXIV

ドラクエX FHD画質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  17353
Core Ultra 5 125H  17314
Ryzen AI 9 HX 370  17266
Core Ultra 5 125U  14027
Ryzen 5 5625U  10747
Ryzen 7 5700U  10370
Ryzen 3 5345U  9348
Ryzen 7 7730U  9033
Ryzen 5 7530U  8994
Ryzen 5 8640HS  8954
Ryzen 5 PRO 6650U  7949
Ryzen 7 7735U  7291
Core i5-1335U  6366
Core i7-1355U  6213

FFXIV 標準品質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  9391
Core Ultra 5 125H  7547
Ryzen AI 9 HX 370  7187
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6556
Ryzen 5 8640HS  5470
Core Ultra 5 125U  5372
Ryzen 7 8845HS  5345
Core i5-1335U  5074
Snapdragon X Plus X1P-42-100  4794
Ryzen 7 7735U  4398
Ryzen 3 7335U  2051

 

 

排熱性能

Lavie SOL 底面カバー

底面カバーには通気口もありませんが、ベンチマークを見る限りしっかりと排熱できているようですね。

 

Cinebench 2024というCPUをフルパワーで使うベンチマークソフトを実行時にCPU温度を計測したのですが、ソフトの不具合で計測できませんでした。

ただし、ベンチマーク実行時のPC表面温度と騒音値は計測できました。

 

Lavie SOL Cinebench 2024を計測時のPC表面温度

この時のPC表面温度は、30.3°と低めでした。

 

Lavie SOL Cinebench 2024を計測時の騒音値

同じくこの時の騒音値は平均33dBと、ファンの音は聞こえますがうるさいわけじゃありません。

 

 

メモリ

Lavie SOL Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

最新のLPDDR5X-7500MHz搭載で、オンボード16GBか32GBになります。Memory Markで計測したら、3146と高いスコアでした。

 

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3378
本機種  3146
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ

Lavie SOL シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSDで、最大2TBになります。レビュー機は256GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は4652MB/秒、ライト(書き込み速度)は3358MB/秒と、そこそこ速い速度です。

こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

起動時間を3回計測したら、平均11.4秒と速かったです。

1回目 12秒
2回目 11秒
3回目 12秒
4回目 11秒
5回目 11秒
平均 11.4秒

 

 

インターフェイス

インターフェイスはミニマムでUSB Type-C 3.2 Gen 2が3つ(データ転送速度10Gbps、Power Delivery、DisplayPort出力機能)、3.5ミリジャックのみになります。

 

Lavie Sol 左側面インターフェイス Lavie Sol 右側面インターフェイス

USB-Aを使う場合は、アダプタが必要になります。

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サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)

最長5年まで延長できるので、安心ですね。

また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。

サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポート(フリーダイヤル)があります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。

NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス(有料です)」もあり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。しかも、フリーダイヤルなので、気軽に電話できますね。

 

 

まとめ

良い点

・コンパクトで若干軽い
・かっこいい
・着せ替え可能
・意外に高い性能
・発熱が少ない
・画面比が16:10で、13.3インチでも14インチ並みの情報が表示される
・FHD Webカメラと便利な顔認証センサー搭載
・バッテリー駆動時間が長い
・最新規格Wi-Fi 7に対応

 

残念な点

・インターフェイスがミニマムでUSB Type-Cのみ
・キーボードのキーの大きさが独特

 

総合評価

本機はすごく面白い機種ですね。

Z世代がアイデアを出して作った機種なので、今までのPCと違う点が多く斬新だなと思うことが多かったです。

スペック的にも要所を抑えており、旧モデルとはいえ性能が高いインテル13世代CPUを搭載し、メモリ速度もSSDの速度も速く、起動時間が11秒とこれも速いですね。

また、筐体もコンパクトな方で、若干軽い1.2㎏と持ち運びがしやすい設計で、着せ替えもできるので自分のカラーを出しやすいと思います。

 

こんな人に本機はおすすめ

こんな人におすすめ 理由
外出が多い人 コンパクトで1.2㎏と軽量だが、画面比が16:10で表示情報が多い。バッテリー駆動時間も長め
スマホみたいに使いたい 天板の着せ替えが可能で、タッチディスプレイを採用
高速無線通信が必要な人 最新のWi-Fi 7対応で、現在主流のWi-Fi 6/6Eの約5倍の最大通信速度

 

 

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