14インチで999gと超軽量コンパクトモデルで、インテル第11世代のCore i7とCore i9の上位モデルが搭載です。
Core i7モデルはメモリ16GB、Core i5モデルはメモリ8GBで、SSDの増設も可能です。全体的な性能が高く、ディスプレイはクリエイター向けのDCI-P3 99%と広色域なので、クリエイターだけじゃなく普段使い用途やビジネス用途にも合う機種です。
本機は、と言うかLGのノートパソコンは公式サイトでは販売されておらず、アマゾンなどや販売代理店で販売されており、本機はアマゾン限定モデルになります。
Contents
LG gram 14(2021年秋冬モデル)のスペックレビュー
CPU | Core i5-1155G7 Core i7-1195G7 |
---|---|
メモリ | 8GB/16GB |
ストレージ | SSD 512GB(Core i5モデル) SSD 1TB(Core i7モデル) |
グラフィックス | Iris Xe |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 光沢あり DCI-P3 99% |
OS | Windows 11 |
無線 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 |
生体認証 | 指紋認証 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 313.4×215.2×16.8㎜ |
重さ | 999g |
バッテリー | 最大約31時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 15.6万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはインテル第11世代Core i5かCore i7が搭載で、通常版じゃなくクロック数が高い上位モデルになっています。
11世代になりかなり性能が高くなり、ちょっと前のクリエイター向けPCなどの専門職向けに搭載されるCPUの様な性能になりましたね。
メモリはオンボードの8GB(Core i5)か16GB(Core i7)で、メモリスロットが無いので増設はできません。一般的な用途であれば8GBは十分ですが、画像編集などのクリエイティブワークをする人は16GBがおすすめです。
ストレージは大容量SSD 512GBが搭載で、空きスロットが1つあるので増設も可能です。SSDは高速タイプのM.2 PCIe NVMeで、パソコンの起動やデータ移動もサクサクです。
グラフィックスは超高性能の内蔵グラフィックス・Iris Xeになります。筆者の様なライトな画像編集や動画編集をする人には十分なグラフィック性能があります。また、本機はDCI-P3 99%と広色域なので、より正確な色を見ながら編集できます。
ディスプレイのアスペクト比は16:10と縦に長く、15インチ並みの情報が表示され、資料作成やExcelを使っているときに上に下にとスクロールする回数が減るので、作業効率も高くなります。ここ最近のハイエンドモデルは、この16:10比が多いですね。
ただし、ディスプレイは光沢ありなので、好き嫌いが分かれるかもしれません。
無線は高速通信のWi-Fi 6に対応し、サインインが一瞬で終わる指紋センサーも搭載、そして14インチなのに999gと超激軽な筐体です。
1㎏を切るPCは、本当に持ち運びがしやすいです。13.3インチには1㎏を切るモデルもそこそこありますが、14インチで1㎏以下はすごいですね。しかも画面比が16:10と一般的なディスプレイ(16:9)よりも大きいのに、この軽量化です。すごいと思います。
それに加え、バッテリー駆動時間が最大約31時間と長いので、丸1日持ち運びをして使っても大丈夫な人がほとんどだと思います。一泊二日の小旅行なら、充電アダプターもいらないかもしれないですね。
全体的なスペックが高いので価格も割高ですが、持ち運びが多い人は検討の価値があると思います。
Evoプラットフォーム認証
Evoプラットフォームは以前Engineered For Mobile Performance(エンジニアのためのモバイルパフォーマンス)という認証だったのですが、インテル第11世代CPUから名称が変わりました。
11世代CPUを搭載していたらEvo認証を得るわけじゃなく、下記項目を満たす「ハイスペックなノートパソコン」のみがEvo認証を得ることが出来ます。
- Iris Xeグラフィックス搭載の第11世代CPU搭載機種
- アプリケーションを高速かつ高レスポンスで使える
- AI推論も高速で使える
- 電源を問わずにレスポンスが良い事
- 9時間以上のバッテリー駆動時間
- フルHD以上
- 1秒以内でスリープから復帰
- 30分の充電で4時間駆動
- WiFi6対応
- Thunderbolt 4搭載
- ノートパソコンであること
第11世代CPU搭載モデルは増えてきましたが、Evoプラットフォーム認証を受けた機種は数えるほどしかありません。 そのくらい特別な機種なんですね。
また、Evoプラットフォーム認証の機種は、Microsoft Officeのパフォーマンスが最大52%向上、ビデオ会議中のOfficeの生産性が41%アップ、Adobe CCによる動画編集が最大2.5倍高速化などと、今までとは一味も二味も違う機種になっています。
旧モデルとの比較
<左/本機種・右/2020年モデル>
旧モデルのLG gram 14(2020年モデル)との比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | LG gram 14(2020年モデル) | |
CPU | Core i5-1155G7 Core i7-1195G7 |
Core i5-10210U Core i7-1065G7 |
メモリ | 16GB(オンボード) | 24GB(スロット) |
ストレージ | SSD ×2 | SSD ×2 |
ディスプレイ | FHD IPS 16:10 | FHD IPS 16:9 |
LAN | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6、イーサネット(10・100Base) |
バッテリー | 31時間 | 27時間 |
重量 | 999g | 995g |
価格 | 15.6万円~ | 16.8万円~ |
CPUが第11世代になり、メモリの周波数も2666MHzからより速い3200MHzに、Thunderbolt 3が4になったりと着実にスペックアップしていますが、旧モデルはメモリスロットがあったり、遅いですが有線LANポートがあったり、若干軽かったりと優れていた点もあります。
また、昔の筐体の方が丸みを帯びていて、おしゃれだなと思います。
総合的に見ると、もちろん本機種は新モデルなのでより高性能になっています。
また、ディスプレイのアスペクト比が変わったので、より多くの情報が一目で見て取れるようにもなっています。
こちらは、プロセッサーの性能を表すPassmarkスコアです。特にCore i5の性能が大きく上がりましたね。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Core i7-1195G7 | |
---|---|
Core i5-1155G7 | |
Core i7-1065G7 | |
Core i5-10210U |
LG gram 14(2021年秋冬モデル)の特徴
旧モデルに比べ筐体が角張った感じになりました。ここ最近の流行とは、一線を画していますね。筐体はコンパクトで、一般的な14インチモデルよりも一回り小さいです。
寸法は、
・幅 313.4㎜(≒一万円札2枚/320㎜)
・奥行き215.2㎜(≒千円札1.5枚/225㎜)
・高さ16.8㎜(一円玉の直径(20㎜)より小さい)
で、重さはなんと999gです。14インチで1㎏を切るのはすごく軽いです。
一般的な重量はこの様になり、おおよそですが±100gほどになります。
・13.3インチ 1.2~1.3㎏前後
・14インチ 約1.4㎏
・15.6インチ 1.7㎏前後
・16インチ 1.9㎏前後
・17インチ 2.1㎏前後
14インチの999gがいかに軽いか分かりますね。
厚さは1円玉の約4分の3サイズで、分厚くなく、掴みやすいサイズです。
コンパクトで軽い筐体は航空機にも使用されているマグネシウム合金を使用し、フルメタルボディになっています。マグネシウム合金はよく使われるアルミニウムよりも3割ほど軽く、そして頑丈です。
米国国防総省「MIL-STD-810G」準拠の衝撃落下テストや振動テスト、高温低温テストなどの7項目クリアしており、耐久性の高い機種になっています。
ただ軽いだけじゃなく耐久性もあるので、持ち運びが多くなる機種だと思うのですが、安心して使えますね。
全体的にカクカクした印象で、旧モデルの方が丸みを帯びていましたね。
WebカメラはHD画質の720pで、1.5Wのスピーカーが2つになっています。
価格も高くその他のスペックも高いのですが、カメラやスピーカーは普通ですね。ビジネス用途で使う人は、高画質のFHDカメラなどを購入したくなるかもしれませんが、普段使いの人であれば特に気にならないと思います。
電源と統合した指紋センサー
指紋センサーが電源ボタンと統合されているので、パソコンを空けて電源を入れたら、同時にサインインも完了しているので、すぐに使い始めることができます。
押し間違えもあるので、Backspace(削除ボタン)の上に電源ボタンがあるのは好きじゃないんですよね。最初は意識しないと、間違うかもしれませんね。
キーボード
キーボードは83キー・バックライト付きで、テンキーはありません。Enter周りのキーが若干小さいですね。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は19.05×18.5㎜で、余裕を持ってタイピングできるサイズです。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.65㎜±0.2㎜となっており、約1.4㎜~1.85㎜になります。
1.85㎜であればかなり打鍵感が良くタイピングもしやすいですが、1.4㎜の場合はちょっと軽めにタイプする方が打ちやすいと思います。
上位モデルのCPU搭載
Core i7-1195G7 | Core i5-1155G7 | |
製造プロセス | 10nm SuperFin |
|
---|---|---|
コア/スレッド | 4/8 | |
キャッシュ | 12MB | 8MB |
グラフィックス | Iris Xe | |
基本クロック | 2.9GHz | 2.5GHz |
ブーストクロック | 5.0GHz | 4.5GHz |
最大TDP | 28W |
CPUは通常版じゃなく、クロック数が高い上位モデルが搭載です。クロック数が高い=同じ時間内により多くの処理ができるので、よりサクサク使いやすいんです。
こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。
スコアの目安
- 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
- 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 10000~・ハイエンドPCに搭載される
- 17000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1195G7 | |
---|---|
Core i7-1185G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1155G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 |
スコアが7000くらいあるとビジネス用途でも快適に使え、1万オーバーとなると、Web会議をしながらExcelを使って資料作成や、こっそり動画を見たりなどのマルチタスクもしやすいです。
グラフィックス
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。
特殊なCPUなのでデータが無いのですが、下位モデルよりも性能は高いはずなので、表のような性能になると思います。
Video Card Benchmarks
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MX450 | |
---|---|
Core i7-1195G7 | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1155G7 | |
Core i5-1135G7 | |
MX250 | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5500U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i3-1115G4 | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 7 4700U | |
Iris Plus | |
Ryzen 5 4500U | |
UHD |
2000を超えるとそこそこ性能も高く、Core i7-1165G7の3600くらいのスコアだと画像編集も動画編集もそれなりにしやすいです。
クリエイター向けのディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 色域 |
WUXGA | あり | IPS | DCI-P3 99% |
WUXGA | アスペクト比が16:10で、解像度は1920×1200ドット |
---|---|
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的なアスペクト比16:9で解像度は1920×1080ドット |
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
解像度は一般的なFHD相当ですが、画面縦横比が16:10と縦に長いのでより多くの情報が表示されます。また、コントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶、そして映像クリエイター向けの広い色域のDCI-P3 99%なので、鮮やかな色彩が描写されます。
<色域の例>
一般的なノートパソコンに使用される色域はNTSC 45%で、画像編集に向いているsRGB、そして本機のデジタルシネマ規格のDCI-P3に製版向けのAdobe RGBがあります。
色域が広いと、より正確な色が描写されるので編集もしやすいし、動画や画像を見てもより鮮やかです。
また、液晶はグレア(光沢あり)で、左のディスプレイの様に反射しやすい仕様ですが、より明るく鮮やかに見えるという特徴もあります。
メモリはオンボード
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
本機はLPDDR4x-3200MHzが搭載で、Core i5モデルは8GB、Core i7モデルは16GBになります。本機はオンボードなので、旧モデルの様にメモリの増設はできません。
一般的に8GBあれば普段使いでは十分ですが、よりサクサク使いたい人や画像編集などをする人は、16GBモデルがお勧めです。
増設可能なSSD
SSD(PCIe NVMe) | SSD(SATA) | HDD | |
最大データ転送速度 | 最大16Gbps~32Gbps | 最大6Gbps | 最大6Gbps(SATAの場合) |
平均起動時間 | 10秒~15秒 | 15秒前後 | 30秒~2分(新品の場合) |
温度 | 熱くなりにくい | 熱くなりにくい | 熱くなりやすい |
価格 | 高い | 中価格 | 安い |
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機はSSD 512GB(Core i5)かSSD 1TB(Core i7)があり、SSDスロットがあるので増設も可能です。
こちらはシーケンシャル速度のおおよそのスコアで、HDDはおおよその最大速度です。
シーケンシャルリード
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 3.0×4 | |
---|---|
HDD |
セキュリティ
- Windows Defender・・・Windowsに標準搭載されているウイルスから保護するセキュリティ機能
- TPM・・・独立して機能するセキュリティチップで、パスワードなどの情報を格納する
今までは標準セキュリティでも比較的大丈夫でしたが、ここ最近はフィッシングなどが流行っており、セキュリティソフトの重要性が高まっています。
追加のセキュリティをお考えの場合は「おすすめのセキュリティソフト」も併せて読んでみてください。仮想環境を構築し、6つのソフト+Windows Defenederで実際のフィッシングサイトにアクセスをして遮断できるかどうかのテストを行ったので、実際の防御率が分かりやすいと思います。
Wi-Fi 6に対応
周波数 | 通信速度 | |
IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE802.11n | 2.4/5GHz | 300Mbps |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWiFi6に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
驚異のバッテリー駆動時間
バッテリーはカーボンナノチューブ素材の4セル・72Whで、最大約31時間のバッテリー駆動時間になっています。
こんなに軽い機種で、31時間も持つのはすごいですね。一泊の出張くらいだったら充電しなくてもいけそうです。
インターフェイス
左側面にはHDMI、Thunderbolt 4が2つ、マイク/イヤフォンジャックです。
右側面にはmicroSDカードリーダー、USB 3.2 Gen 2が2つになります。USB 3.2 Gen 2はデータ転送速度が10Gbpsと速く、Thunderbolt 4は40Gbpsと高速です。
また、Thunderbolt 4には、こういった機能・性能があります。
- Power delivery対応、DisplayPort出力機能付き、DC-in機能付き
- 最大データ転送速度40GB/秒が2mのケーブルでも出る(以前は0.8mまで)
- PCIeの転送速度は32GB、ストレージ転送速度は最大3000Mbps
- 4Kディスプレイ2台同時に出力可能
- 8K出力にも対応(5Kだと60Hz)
インターフェイスは「さすが」のスペックです。
サポート・保証
標準で1年間の保証(バッテリーは6ヵ月間)があり、朝9時から夕方6時まで電話やEメール、LINEでのサポートもあります。
LINEでのサポートは便利ですね。
ライバル機種
<左から本機種・Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 10・Lenovo ThinkPad E14 Gen 4>
本機種と似たような機種で、全て14インチモデルとの比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値、重量は最軽量モデル。スマホの人は表を右にスクロールできます)
本機種 | ThinkPad X1 Carbon Gen 10 | ThinkPad E14 Gen 4 | |
CPU | Core i5-1155G7 Core i7-1195G7 |
Core i5-1240P/1250P Core i7-1260P/1270P/1280P |
Ryzen 3 5425U Ryzen 5 5625U Ryzen 7 5825U |
メモリ | LPDDR4x 16GB | DDR5 32GB | DDR4 40GB |
ストレージ | SSD PCIe 3.0 | SSD PCIe 4.0 | |
ディスプレイ | FHD相当 画面比16:10 |
FHD、UHD相当 画面比16:10 |
FHD 画面比16:9 |
無線 | Wi-Fi 6 | WiFi6E、LTE | Wi-Fi 6 |
素材 | マグネシウム合金 | カーボン | アルミ |
バッテリー | 31時間 | 24.9時間 | 16.7時間 |
重量 | 999g | 1.12㎏ | 1.64㎏ |
価格 | 15.6万円~ | 22.5万円~ | 8万円~ |
どの機種もバッテリー駆動時間が長いのですが、本機は飛びぬけて長時間駆動になっています。また、1㎏を切っているのも本機だけですね。
各機種の特徴です。
・本機・・・999gと超軽量で、バッテリー駆動時間も長い。CPUは上位モデルだが、X1 carbonの第12世代より性能は下がる
・X1 Carbon Gen 10・・・2022年最新スペックで、とにかく超高性能。重量やバッテリー時間はLG gramには劣るが、十分軽く、長い駆動時間。
・ThinkPad E14 Gen 4・・・エントリ―クラスのビジネスノートだが、性能はかなり高い。若干重たい分、価格はかなり安め
各機種のPassmarkスコアです。
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1280P | |
---|---|
Core i7-1270P | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1250P | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 7 5825U | |
Ryzen 5 5625U | |
Core i7-1195G7 | |
Core i5-1155G7 | |
Ryzen 3 5425U |
この表を見ると本機搭載のCPUは性能が低く見えますが、先述した様に1万オーバーのスコアはハイエンドCPUです。
第12世代やRyzenがちょっと高すぎますね。
まとめ
良い点
・小型軽量で持ち運びがしやすい
・Evoプラットフォームで性能が高い
・SSDの増設が可能
・画面比が16:10で、表示情報が多い
・USBの転送速度が速い
・色域が広い
残念な点
・カメラやスピーカーが普通
・以前はメモリの増設もできたが、本機はできない
・液晶がグレア(光沢あり)なので、気になる人もいるかも
総合評価
高性能なノートパソコンはいくつもありますが、14インチで1㎏を切るノートパソコンはやはり貴重です。特に毎日PCを持ち運ぶ人にとっては、軽くないと肩も凝るし、動くのが面倒になりますよね。
本機は軽い・高性能だけじゃなく、ディスプレイの色域も広く、クリエイターにも使いやすいDCI-P3 99%となっています。性能的にも画像編集や動画編集がしやすく、用途の幅が広いので、多くの人に合います。
編集作業などのクリエイティブワークをしない人でも、動画を迫力があり鮮やかな色彩で楽しめます。
ただし、ディスプレイが光沢ありなので反射しやすく気になる人もいるかもしれません。また、ビジネス用途としても使いやすいですが、Webカメラは一般的なHD 720pなので、高画質のFHD 1080pの外付けカメラが必要な人もいるかもしれません。