Lavie Tab T11(T1175) 2023年モデルのレビュー

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11.5インチの大型タブレットで、大画面なので動画視聴やゲームに合います。

全体的にミドルクラスよりちょっと上なスペックをしており、特にマイナスポイントも見当たりませんでした。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック [usr 4.0]
コスパ [usr 3.3]
総合評価 [usr 3.5]

 

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Lavie Tab T11 (T1175/FAS)のスペック

SoC MediaTek Helio G99
メモリ 4/6GB
ストレージ 128GB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(11.5型) 2000×1200ドット IPS液晶
OS Android 12L
無線 Wi-Fi 6
生体認証 フェイスアンロック
カメラ 800万画素/1300万画素
オーディオ ドルビーアトモス、スピーカー×4
寸法(幅×奥行×高さ) 269.1 × 169.4 × 7.4mm
重さ 520g
防滴
防塵
IPX2
IP5X
バッテリー 最大約12時間
標準保証 1年間
価格 4.6万円~

<性能評価>

 

タブレットの心臓部分であるSoCはMediaTek Helio G99で、ミドルクラスの性能です。メモリはLPDDR4Xと高性能で、4GBか6GBモデルがあるのでより快適に使いたい人は6GBがおすすめです。

ストレージは128GBと大容量で、ストレージを増設しなくてもこのままで十分な人が多いと思います。また、microSDカードを増設できるので、ストレージに関しては心配ないと思います。

ディスプレイは2K(2000×1200ドット)で、ワイドLED 高視野角液晶です。リフレッシュレートは120Hzなので、ぬるぬるゲームもプレイできます。

OSはAndroid 12LというAndroid 12の改良版で、本機の様な大画面タブレットでも使いやすいようにUIを改良し、マルチタスクがしやすい仕様になっています。

その他のスペックは、無線はWi-Fi 6に対応し、カメラはフロント800万画素、リア1300万画素、そして顔認証に対応しています。

ドルビーアトモス対応のスピーカーが4つも搭載しており、ステレオマイクが内蔵、そしてマイク/ヘッドフォンジャックもあるので、有線接続が好みの人にも合います。

防滴はIPX2になり、15度以内の角度がついた水滴から保護、そして防塵はIP5Xで、デバイスに支障をきたさない程度に塵埃の侵入を阻止できるものです。

インターフェイスはUSB 2.0 Type-Cで、OTG機能もあるのでデータ移動をするときは便利です。(OTG機能とは、パソコンを介さずに外付けHDDなどを本機に差し、データ移動が直接できる機能です)

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

<左/本機種・右/Tab P11 2022年モデル>

旧モデルのTab T11 2022年モデルとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 旧モデル
SoC MediaTek Helio G99 Qualcomm Snapdragon 662
メモリ LPDDR4X 4GB LPDDR4 4GB
ストレージ 128GB 128GB
ディスプレイ 11.5インチ 2K 11インチ 2K
無線 Wi-Fi 6 Wi-Fi 5
バッテリー 12時間 13.6時間
重量 520g 490㎏
寸法 269.1 × 169.4 × 7.4mm 258.4 × 163 × 7.5㎜

変更点です。

・SoCの性能が上がった
・メモリがLPDDR4Xになった
・0.5インチ大きくなった
・バッテリー駆動時間が1.6時間減った
・30g重くなった

 

こちらは、SoCの性能を表すGeekbench 5のスコアです。マルチコアは34%ほど上がっており、今まで以上に使いやすくなっています。

Geekbench5 

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

MediaTek Helio G99  1875
Snapdragon 662  1397

 

 

2K解像度のディスプレイ

Lavie Tab T11 T1175 2023年モデルのディスプレイ

ベゼル(画面の黒い枠)は細く、スタイリッシュな外観です。

ディスプレイは2K解像度(2000×1200ドット)と一般的なFHD解像度よりも少し高精細で、ワイドLED 高視野角液晶を採用し、高品質なディスプレイです。

また、120Hzリフレッシュレートで、高速スクロールもゲームも快適にできます。

 

クアッドスピーカーにドルビーアトモス対応

Lavie Tab T11 2023年モデル 横から

本機にはドルビーアトモスに対応した4つのスピーカーが搭載しており、平面的な音じゃなく広がりのある音が楽しめます。

映画はもちろん、音楽などもより楽しんで聞けますね。

 

 

ペンに対応。キーボードもあり

Lavie Tab T11 2023年モデル ペンとケース、キーボード

ペンは4096段階の筆圧を感知し、傾き検知機能もあります。キーボードやケーズも販売されており、これだとChromebook的な使い方もできますね。

ただし、高いんですよ、コレ。

Lavie Tab T11 2023年モデル ペンとケース、キーボードの価格

スタンドカバー付きキーボードは16280円!!ペンは9878円と強気の価格設定です。

 

 

その他の特徴

 

Android 12L

OSはAndroid 12じゃなく、システムUIが大画面用に最適化された「L」のAndroid 12Lになります。マルチタスクを直感的にし、アプリの互換性も改善されています。

 

 

顔認証対応

Lavie Tab T11 顔認証対応

顔認証に対応しており、画面を見るだけでサインインができます。いちいちパスワードを入れなくていいので楽ですね。

 

 

ミドルクラスSoC

MediaTek Helio G99
プロセス 6nm
コア 8コア(Arm Cortex-A76×2+A55×6)
最大クロック 2.2GHz/2.0GHz
GPU Arm Mali-G57 MC2

Socはbig.Littleで、パフォーマンスの高いコアと、省電力のコアの2種類を搭載しており、低負荷なことをしているときは省電力コアで作業をするため、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。

こちらはGeekbench 5はクロスプラットフォームのベンチマークで、マルチコア性能は総合性能で、シングルコア性能が高いとゲームやクリエイティブワークもしやすくなります。

マルチコアシングルコア

Geekbench5 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 870  3096
MediaTek Kompanio 1300T  2864
MediaTek Helio G99  1875
Snapdragon 690 5G  1873
Snapdragon 7c Gen 2  1629
Snapdragon 730G  1625
MediaTek Helio G90T  1622
Snapdragon 662  1397
MediaTek Helio P60T  928
Snapdragon 439  817

Geekbench5 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon 870  935
MediaTek Kompanio 1300T  739
Snapdragon 690 5G  610
MediaTek Helio G99  565
Snapdragon 7c Gen 2  553
Snapdragon 730G  551
MediaTek Helio G90T  495
Snapdragon 662  314
MediaTek Helio P60T  261
MediaTek Helio P90  218

SoCは中の上クラスになっています。普通にサクサク使えるスペックです。

 

 

グラフィックス

グラフィック性能を測る、Sling Shotのスコアです。T11 T1195とは大きく差がありますが、悪くないスコアです。リフレッシュレートは120Hzとぬるぬるなので、fpsゲームもしやすいです。

メモリが6GBモデルもあるので、Google Playでゲームをダウンロードしても、多くのもは普通にプレイできるほどの性能です。

Sling Shot

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

MediaTek Kompanio 1300T
Tab T11 T1195
 8440
MediaTek Helio G99  3596
Snapdragon 730G
Lenovo Tab P11 Pro
 3475
MediaTek Helio P90
X Game
 2212
Snapdragon 662
XiaoXin Pad
 1849
Helio P60T
IdeaPad Duet
 1820
MediaTek MT8166
Tab 7 3rd Gen
 523

 

 

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリはLPDDR4Xで、4GBか6GBが搭載です。処理速度が速いメモリを搭載し、容量は標準的な4GBか大きめの6GBがあるので、普通に使っていて困ることはないスペックです。

 

 

ストレージ

ストレージはUFS が搭載で、128GBと大きめの容量です。また、microSDカードを搭載できるので、ストレージ容量の心配はいらないと思います。

筆者がいつも購入するSanDiskのmicroSDカードは、128GBが1800円ほどからあり、1TBは1万円ほどでした。価格も安く、増設しやすいと思います。

付属のピンで側面にあるスロットを開け、載せて閉めたら完了です。

microSDカードの挿入方法

 

 

Wi-Fi 6に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは7700mAhと大容量で、最大バッテリー駆動時間は約12時間になります。

外出先でぶっ続けで12時間使うことは少ないと思いますが、丸一日出歩いても大丈夫かと思います。

 

 

サポート・保証

Lavie タブレットの保証

Lavie製品には1年間の標準保証が付いており、タブレットは最大2年まで延長が可能です。

何かあった場合はNECの指定業者が引き取りにきてリペアセンターに配送し、修理後に郵送してくれます。もちろん、保証期間内は無料です。

Lavie タブレットの保証とサポート

また、121コンタクトセンターと言う電話サポートで使い方相談をしたり、チャットでのサポートもあります。

 

 

ライバル機種

ここでは、関連会社のLenovo製品をいくつかご紹介します。

 

Lenovo Tab P11 Pro Gen 2

Lenovo Tab P11 Pro Gen 2 左斜め前から上位モデルで価格も高いですが、性能がすっごく高いのに低価格です。特にグラフィック性能が高く、そしてディスプレイがiPad並みにキレイ。クリエイター、映画好き、音楽好きの人に合います。おすすめです!!

SoC MediaTek Kompanio 1300T
メモリ 6GB
ストレージ 128GB
ディスプレイ(11.2型) 2.5K OLED
リフレッシュレート 120Hz
OS Android 12
無線 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、WWANなし
オーディオ ドルビーアトモス、JBL スピーカー×4
生体認証 顔認証
カメラ 800万画素/1300万画素
重さ 480g
バッテリー 14時間
価格 5.9万円

レビュー

 

Tab M10 Plus(3rd Gen)

Lenovo Tab M10 Plus (3rd Gen)の重量計測旧モデルからSoCの性能が50%ほど上がり、ストレージの最大増設容量が1TBと大きくなっています。LTEもあるので、持ち運びをする人に使いやすい機種です。また、バッテリーは最大約12時間あるので、使い方によっては丸1日使えると思います

SoC Qualcomm Snapdragon 680
メモリ 4GB
ストレージ 64GB(最大1TB 増設可能)
ディスプレイ(10.61型) 2K IPS液晶
OS Android 12
無線 Wi-Fi 5、LTEあり
生体認証 顔認証
カメラ フロント・リア 800万画素
重さ 465g
バッテリー 約12時間
価格 3.7万円

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・Android 12L搭載
・ディスプレイが高精細
・リフレッシュレートは120Hz
・Wi-Fi 6に対応
・ドルビーアトモスでスピーカーが4つ
・顔認証対応

 

残念な点

・特になし

 

総合評価

メモリに左右されますが、標準よりもちょっと高性能の4GBメモリモデル、そして結構高い性能の6GBメモリモデルがあり、SoC性能もそこそこ高いのでがっつり使う人にも合いますね。

リフレッシュレートは120Hzと高いので、fps系のゲームもしやすいし、映画を見ることが多い人はスピーカーもディスプレイも高品質なので、より一層楽しめると思います。

Lavieはサポート体制も充実しているし、大手メーカーと言う安心感もありますね。

 

 

公式サイト