Lavie N16(R)2025年夏モデルのレビューです。
ここ最近めっきり減った光学ドライブが搭載できる機種で、16インチの大画面です。
4色のカラーバリエーションもあり、下石なりティを出しやすいPCです。
まずは本機の良い点・残念な点です。
良い点 | 残念な点 |
光学ドライブが搭載 | 重い |
メモリの増設が可能 | 光学ドライブを搭載できるのにディスプレイの色域が狭い |
カラーバリエーションが豊富 | テンキーが3列で慣れが必要 |
画面比が16:10で、16型でも17型並みの情報が表示される | インターフェイスの品質が低い |
起動時間が速い | – |
意外にも高めのグラフィック性能、そしてレンダリングも速い | – |
レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen 7 7735U、メモリDDR5 16GB、SSD PCIe 4.0 256GBになります。
また、特別にLavieから当サイト専用クーポンを作っていただきました。通常クーポンよりも割引率が高く最大25%オフなので、ぜひご活用ください。
コードは NAK-355-736-ETJC で、8月14日15時まで有効です。
Contents
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NAK-355-736-ETJC
Lavie N16のスペック
CPU | Ryzen 3 7335U Ryzen 5 7535U Ryzen 7 7735U |
---|---|
メモリ | DDR5-4800 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(16型) | WUXGA IPS液晶 スーパーシャインビュー |
OS | Windows 11 Home/Pro |
LAN | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット |
光学ドライブ | なし DVDスーパーマルチドライブ ブルーレイディスクドライブ |
生体認証 | 指紋センサー(オプション) |
WEBカメラ | HD |
オーディオ | スピーカー2W×2、ヤマハ製AudioEngine |
寸法(幅×奥行×高さ) | 362.4 × 253.5 × 24.6mm |
重さ | 約2.1㎏~ |
バッテリー(JEITA 3.0) | 最大約4.8時間(標準バッテリ) 最大約8.1時間(大容量バッテリ) |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 13.9万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 7000シリーズが搭載で、最新モデルじゃないですがビジネス用途でもサクサク使えるほどの性能です。
メモリDDR5-4800MHzで最大32GB搭載可能で、販売機種は最大16GBになります。
ストレージはデータ転送速度が速いSSD PCIe 4.0が搭載で、パソコンの起動もデータ移動もサクサクです。
ディスプレイは画面比16:10のWUXGA(1920×1200ドット)でIPS液晶、そしてスーパーシャインビュー(グレア)です。光沢がある液晶は明るく発色もよく見えますが、背景などが反射しやすく気になる人もいると思います。
その他の特徴はOSにはWindows 11 HomeかProが選べ、無線はWi-Fi 6Eに対応、ギガビットイーサネットもあるので有線でも無線でも高速通信が可能です。
WebカメラはHD 720p、ちょっと大きめの2Wスピーカーが2つ、そしてヤマハ製AudioEngine機能が搭載しています。
また、生体認証(指紋センサー)はオプションで追加できます。
光学ドライブが搭載可能なので24.6㎜とぶ厚く大きな筐体で、重さは2.1㎏からになります。
インターフェイスは若干貧相で、USB Type-Cは1つしかなく、USB-Aは2つありますがデータ転送速度がは5Gbpsになります(USB Type-Cは10Gbps)。
16インチと大きな筐体なので持ち運びは少ないと思いますが、最大バッテリー駆動時間は大容量バッテリーを選んでも約8.1時間(動画再生時の時間)と短いですが、ちょっとした外出なら使えると思います。
本機はDVDを焼いたり、写真をDVDに入れたりしたいという方や、ブルーレイをパソコンで見たいという人に合います。また、見るだけや焼くだけにしては性能が高いので、簡単な動画編集もする人に合います。
よくある質問と回答
ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。
質問 | 回答 |
---|---|
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? | 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月は納期がずれることがあるようです。 |
出荷からどのくらいで届きますか? | 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います。 |
画像・動画編集に使えますか? | 簡単な切り貼りや字幕を付けるという動画編集であれば問題ない |
ファンはうるさいですか? | CPUを100%フルパワーで使うベンチマーク実行時は43dBとちょっと音がしますが、普通の作業をしているとこんなに音は出ません。静かな方です |
PD充電できますか? | できません |
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? | できません |
オンラインレッスンに合いますか? | カメラの画質はHDなのできれい映りじゃないですが、できます |
メモリ/ストレージの増設はできますか? | メモリスロットは2つ、そしてHDD用のスペースもあるので増設可能です |
持ち運びに向いていますか? | 16インチで2060gと大きく重たいので、据え置き用として使うのが無難かと思います |
ディスプレイは明るいですか? | 室内で使うには十分です |
Officeの使い心地は? | 普通に使えます |
PCを快適に使う目安のスペックは? | 基本的にRyzen 5(Intel Core 5)、メモリ16GB以上(あれば普段使い用途では十分に動作します。 |
ディスプレイの色域の違いは何ですか? | 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はNTSC 45%になります |
バッテリー駆動時間は長いですか? | 短いです |
リフレッシュレートはいくつですか? | 60Hz |
メモリの増設が簡単にできる
本機はネジ1つのカバーを外せば、すぐにメモリスロットのみに簡単にアクセスできます。
すごく便利です。通常は底面カバーを外さないといけませんが、これだと30秒もあれば増設が完了します。
また、Lavieは増設しても本体の保証は外れないので、安心してスペックアップできます。搭載メモリはDDR5-4800MHzで、最大32GBにできます。
筐体内部左下に大きなスペースがあり、ここはHDDを設置する箇所です。レビュー機は増設禁止なので試していませんが、2.5インチHDDやブラケットなどお持ちの人は試してみてもいいと思います。
光学ドライブが搭載!
これが本機最大の特徴ですね。下記2種類から選べます。
・DVDスーパーマルチドライブ[DVD-R/+R 2層書込み]
・ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能付き)(BDXL™ 対応)
光学ドライブ非搭載にもできますが、光学ドライブが必要ない人はこの機種じゃなく他の機種にした方がいいです。
カラーバリエーションが多い
本機は4つの色があり、カラーバリエーションが豊富です。通常1色しかないですが、Lavieだと用途によって選んだりもできますね。
特にオリーブグリーンは珍しい色ですね。シックな感じで興味がそそられます。
画面アスペクト比が16:10と縦に長い
本機は画面比が16:10と縦に長く17インチ並みの情報が表示され、一目で見て取れる情報が多く作業効率がぐんと上がります。
解像度はWUXGA(1920×1200ドット)と一般的なFHDに比べ120ドットも縦に長く、コントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶を採用しています。
スーパーシャインビューという光沢がある液晶で反射しやすいですが明るいです。
色域はNTSC 45%と低く、この価格のPCにしては色鮮やかではありません。
これは黒をどのくらい描写できるかのチェックで、左が本機、右がオリジナル画像です。本機は黒が明るくコントラスト比も低いように見えます。
せっかく光学ドライブを搭載できるのに、ディスプレイの品質が高くないのでもったいないですね。
高視野角液晶を採用しているので、どこから見ても暗くならずにしっかりと見えました。
静音キーボードを採用
本機はCopilotキーとテンキー付きの103キーキーボードで、主要キーはすべて同じサイズなのでミスタイプしにくく、カーソルキーが4つすべて同じ大きさなので使いやすいです。
ただし、Entreキー下のShiftがすごく小さく、テンキーは3列構成です。ちょっとした慣れも必要です。
タッチパッドは105.1×60.3ミリと16インチにしてはちょっと小さなサイズですが、普通に使えます。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測縦横18.8×18.9㎜と幅広く、キーストローク(キーを押し込む距離)は公称1.7mm、実測1.2mmと悪くないです。
静音キーボードと言うだけあり、若干音が出にくかったです。
電源ボタンの横にソフトボタンがあり、これを押すとLavieアプリナビが開きます。各種設定やパソコンの困ったを解決したり、サービスやサポートページに移動するリンクがあります。
他にもF12にはLAVIE AI Plusというチャット形式で、パソコンに関する疑問にAIが回答する機能もあり、パソコンのデバイス情報を参照して解決策を提示するので、より精度の高い回答が得られます。
外観
カラーバリエーションは4つありますが、レビュー機はホワイトです。真っ白で清潔感があっていいですね。
ベゼルは左右8ミリ、上10.4ミリ、下は18ミリと細くないですが太いというほどでもありません。
写真で見てもわかる通り分厚く、寸法は幅362.4ミリ、奥行き253.5ミリ、厚さ24.6ミリです。大きいですね。
重さは実測2060グラムで、DVDプレーヤーがあるので重たいです。膝の上に載せて使っていると、結構重たく感じました。据え置き用として使うのが無難ですね。
ディスプレイは180度開くので、画面共有するときなんかに便利です。
インターフェイス
インターフェイスはそこそこの数はありますが、低品質です。
右側面には光学ドライブと、盗難防止用ロックになります。
左側面は電源コネクタ、RJ45、HDMI、USB 3.2 Gen 2 Type-C(USB機能のみ)、そしてUSB 3.2 Gen 1が2つ、ヘッドフォン/マイクジャックになります。
ACアダプタは65Wですが、コネクタが以上に大きいですね。また、USB Type-Cは映像出力機能などはありません。データ転送のみです。
WEBカメラ周り
WEBカメラはHD 720pで、ビデオ通話なども普通にできます。プライバシーシャッター(画像右)もあるので、使わないときは閉じておくと安心です。
ズームをしてみると画像が右のFHDよりも荒いですが、画質はそこまで悪くありません。
また、ちょっと大きめの2Wスピーカーが2つ搭載しており、ヤマハ製AudioEngine機能も搭載しており悪くないです。
高性能Ryzen 7035シリーズ搭載
Ryzen 3 7335U | Ryzen 5 7535U | Ryzen 7 7735U | |
製造プロセス | 7nm | ||
---|---|---|---|
アーキテクチャ | Zen 3+ | ||
コア/スレッド | 4/8 | 6/12 | 8/16 |
L3キャッシュ | 8MB | 16MB | |
GPUコア | 4 | 6 | 12 |
基本クロック | 3.0GHz | 2.9GHz | 2.7GHz |
ブーストクロック | 4.3GHz | 4.55GHz | 4.75GHz |
TDP | 28W |
アーキテクチャがZen 3+になっており、クロック数が上がり、Ryzen 7のGPUコアが12と増えていますね。
Zen 3+はZen 3と比べ、以下の点が変わっています。
・前世代と比較して最大30%高速
・最大24時間のバッテリー
・内蔵GPUがRDNA2(レイトレーシング対応)
・統合型グラフィック性能はRyzen 5000シリーズの最大2倍
・DDR5/LPDDR5のメモリに対応
・USB4対応
・PCIe Gen 4対応
・Wi-Fi 6E対応
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、Ryzen 7 7735Uのスコアは20396となかなか良いスコアでした。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ビジネス用途でもがっつり使える
- 18000~・ゲーミングPCなどのハイスペックPCに搭載される
- 20000~・専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ/本機 青/その他
Core Ultra 9 285H | |
---|---|
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core Ultra 9 185H | |
Ryzen AI 9 365 | |
Ryzen 7 8845H | |
Core Ultra 7 165H | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 7 8840HS | |
Core Ultra 5 135H | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 7 258V | |
Core i5-13420H | |
Ryzen 7 7735U | |
Core Ultra 5 125H | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Core i5-1335U | |
Core Ultra 5 135U | |
Core i5-12450HX | |
Core Ultra 5 125U | |
Core Ultra 7 165U | |
Core Ultra 7 155U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 5 7535HS |
Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア625、シングルコア91とマルチコアは結構良いスコアでした。
他のCPUとの比較です。
マルチコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Core Ultra 9 285H | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 7 8845HS | |
Apple M1 Max | |
Core Ultra 7 155H | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 5 8640U | |
Core i5-13420H | |
Core i5-12450HX | |
Apple M1 | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Core i7-1280P |
シングルコア性能
オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種
Core Ultra 9 285H | |
---|---|
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Apple M1 Max | |
Apple M1 | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Snapdragon X Plus X1P-42-100 | |
Core Ultra 7 155H | |
Core i5-13420H | |
Ryzen 3 8300GE | |
Ryzen 7 8845HS | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-12450HX | |
Ryzen 5 8640U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Core i7-1280P |
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は2204、Half Precision(半精度)は888、Quantized(量子化スコア)は2852と悪くないスコアでした
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 9 285H | |
---|---|
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-13420H | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-12450HX | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 7735U | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen 5 7535HS | |
Ryzen 5 7535U |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
---|---|
Core Ultra 9 285H | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core Ultra 7 258V | |
Core i5-13420H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-12450HX | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 5 125U | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 7535HS | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 9 285H | |
---|---|
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core i5-13420H | |
Core Ultra 7 258V | |
Core i5-12450HX | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 7535HS | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U |
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス
本機種のスコアです。本機はRTX 3050が搭載しているので性能は高めになっていますが、グラボがある割にはそこまで高い性能じゃありません。
- 総合性能は6116→ミドルクラス
- Essentialは9121→通常用途やビデオ会議などは快適にでできる
- Productivityは8657→すごく快適に使える
- Digital content creationは7863→高い性能
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Core Ultra 9 285H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core i5-13420H | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125U | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core Ultra 7 155U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 5625U | |
Core i5-12450HX+RTX 3050 | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 3 7335U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Ryzen 5 5500U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 7 155U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 9 285H | |
Core i5-12450HX+RTX 3050 | |
Ryzen 7 7735U | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 5 7535HS | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 3 7335U | |
Core i5-13420H | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 9 285H | |
---|---|
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i5-12450HX+RTX 3050 | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 7 7735U | |
Core Ultra 7 155U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Core i7-1260P | |
Core i5-13420H | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 5 PRO 6650U |
5分の風景を撮影した4K動画の、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。
3回計測し平均は3分5秒と予想を大きく超えて速かったです。いや、おかしいな。Core Ultra 9 285Hと同じ速度です。。。
4K動画レンダリング速度
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 7535HS | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core i5-13420H | |
Core i5-12450HX+RTX 3050 | |
Core Ultra 7 258V | |
Snapdragon X Elite X1E-78-100 | |
Core Ultra 9 285H | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core i7-14700+RTX 4060 | |
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060 |
グラフィックス
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。3D Graphics Markのスコアは5379と予想以上に高かったです。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Ryzen 7 8845HS | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen AI 7 PRO 350 | |
Core Ultra 5 228V | |
Core Ultra 7 255U | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Core Ultra 7 155U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1335U | |
Ryzen 3 7335U | |
Core i5-1340P | |
Core i5-13420H |
次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。
Fire Stikeは5444とすごく良いスコアでした。
Fire Strike
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
RTX 3050 | |
---|---|
Ryzen AI 9 HX 370 | |
Core Ultra 7 258V | |
GTX 1650 | |
Core Ultra 5 228V | |
Core Ultra 5 125H | |
GTX 1650 Max-Q | |
Arc A350M | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen AI 7 PRO 350 | |
Core Ultra 7 255U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535HS | |
Core i5-13420H |
次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は8021 で「とても快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは4887で「普通」でした。(画質はFHD)
総合してみると、グラフィック性能は意外に高く、切り貼り+字幕+ちょっとしたエフェクトを付けるくらいの動画編集であれば十分に使える性能です。
排熱性能
底面の通気口はすごく小さく、これで十分なフレッシュエアーが吸気できるのか疑問です。
筐体内部には小さなファンとヒートパイプが1本あります。
CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PC表面/底面温度と騒音値を計測しました。
PC表面温度は38.5度と低い温度で、底面温度は40.1度とほんのり温かいくらいでした。膝の上に置いて作業もできるくらいの温度です。
騒音値は平均44dBと音は聞こえますが、うるさいほどではありませんでした。
結果として、小さな通気口に小さなファン、1本だけのヒートパイプでしたが、全然排熱できています。
ほどほどのメモリ性能
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR5-4800MHzの16GB(8GB×2)で、Memory Markで性能を計測したら2650とまぁまぁの性能でした。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
LPDDR5X平均 | |
---|---|
DDR5平均 | |
LPDDR5平均 | |
本機DDR5 | |
LPDDR4X-4266MHz平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージは遅いが起動時間は速い
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の256GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は2624MB/秒、ライト(書き込み速度)は1883MB/秒とPCIe 4.0にしてはすごく遅かったです。
ただし、Web閲覧やメールなど軽い作業では遅さは測りませんでした。
起動時間を5回計測した平均は10.8秒とすごく速かったです。
1回目 | 11秒 |
---|---|
2回目 | 11秒 |
3回目 | 10秒 |
4回目 | 11秒 |
5回目 | 11秒 |
平均 | 10.8秒 |
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
無線はWi-Fi 6Eに対応しており、Wi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。
バッテリー駆動時間は短い
標準バッテリを搭載した場合は最大約9.2時間/4.8時間(動画再生時)になり、大容量バッテリ(+5500円)を搭載した場合は最大約15.6時間/8.1時間(動画再生時)になります。
標準バッテリだと駆動時間は短いので、外出以外はACアダプタを持ち歩いた方が良いと思います。
サポート・保証
標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)
最長5年まで延長できるので、安心ですね。
また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。
サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポート(フリーダイヤル)があります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。
NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス(有料です)」もあり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。しかも、フリーダイヤルなので、気軽に電話できますね。
まとめ
良い点
・光学ドライブが搭載
・メモリの増設が可能
・カラーバリエーションが豊富
・画面比が16:10で、16型でも17型並みの情報が表示される
・起動時間が速い
・意外にも高めのグラフィック性能、そしてレンダリングも速い
残念な点
・重い
・光学ドライブを搭載できるのにディスプレイの色域が狭く、高い品質ではない
・テンキーが3列で慣れが必要
・インターフェイスの品質が低い
総合評価
ここ最近めっきり減った光学ドライブ搭載機種で、貴重な機種だと思います。
性能もそこそこ高く、グラフィック性能も高かったので、Windows標準搭載のClipChampなどを使って動画編集なんかもできます。
ただし、本機を購入する人はDVDやブルーレイを見る人、もしくは画像・動画などをDVDに焼いて保存するような使い方をすると思いますが、ディスプレイの色域が狭いので、せっかくの機能を十分堪能できないんじゃないかなって思いました。