Lavie N16(R)2025年夏モデルの実機レビュー

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Lavie N16(R)2025年夏モデルのレビューです。

ここ最近めっきり減った光学ドライブが搭載できる機種で、16インチの大画面です。

4色のカラーバリエーションもあり、下石なりティを出しやすいPCです。

まずは本機の良い点・残念な点です。

良い点 残念な点
光学ドライブが搭載 重い
メモリの増設が可能 光学ドライブを搭載できるのにディスプレイの色域が狭い
カラーバリエーションが豊富 テンキーが3列で慣れが必要
画面比が16:10で、16型でも17型並みの情報が表示される インターフェイスの品質が低い
起動時間が速い
意外にも高めのグラフィック性能、そしてレンダリングも速い

 

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen 7 7735U、メモリDDR5 16GB、SSD PCIe 4.0 256GBになります。

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Lavie N16のスペック

CPU Ryzen 3 7335U
Ryzen 5 7535U
Ryzen 7 7735U
メモリ DDR5-4800 最大32GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS液晶 スーパーシャインビュー
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット
光学ドライブ なし
DVDスーパーマルチドライブ
ブルーレイディスクドライブ
生体認証 指紋センサー(オプション)
WEBカメラ HD
オーディオ スピーカー2W×2、ヤマハ製AudioEngine
寸法(幅×奥行×高さ) 362.4 × 253.5 × 24.6mm
重さ 約2.1㎏~
バッテリー(JEITA 3.0) 最大約4.8時間(標準バッテリ)
最大約8.1時間(大容量バッテリ)
標準保証 1年間
価格 13.9万円~

 

パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 7000シリーズが搭載で、最新モデルじゃないですがビジネス用途でもサクサク使えるほどの性能です。

メモリDDR5-4800MHzで最大32GB搭載可能で、販売機種は最大16GBになります。

ストレージはデータ転送速度が速いSSD PCIe 4.0が搭載で、パソコンの起動もデータ移動もサクサクです。

ディスプレイは画面比16:10のWUXGA(1920×1200ドット)でIPS液晶、そしてスーパーシャインビュー(グレア)です。光沢がある液晶は明るく発色もよく見えますが、背景などが反射しやすく気になる人もいると思います。

その他の特徴はOSにはWindows 11 HomeかProが選べ、無線はWi-Fi 6Eに対応、ギガビットイーサネットもあるので有線でも無線でも高速通信が可能です。

WebカメラはHD 720p、ちょっと大きめの2Wスピーカーが2つ、そしてヤマハ製AudioEngine機能が搭載しています。

また、生体認証(指紋センサー)はオプションで追加できます。

光学ドライブが搭載可能なので24.6㎜とぶ厚く大きな筐体で、重さは2.1㎏からになります。

インターフェイスは若干貧相で、USB Type-Cは1つしかなく、USB-Aは2つありますがデータ転送速度がは5Gbpsになります(USB Type-Cは10Gbps)。

16インチと大きな筐体なので持ち運びは少ないと思いますが、最大バッテリー駆動時間は大容量バッテリーを選んでも約8.1時間(動画再生時の時間)と短いですが、ちょっとした外出なら使えると思います。

本機はDVDを焼いたり、写真をDVDに入れたりしたいという方や、ブルーレイをパソコンで見たいという人に合います。また、見るだけや焼くだけにしては性能が高いので、簡単な動画編集もする人に合います。

 

 

公式サイト

 

 

よくある質問と回答

Lenovo PC FAQ 質問と回答

 

ここではよく聞かれる質問と回答をまとめました。聞きたいことがない場合は、Xにて質問してもらえればすぐに回答します。

 

質問 回答
納期が変わりました。こういうことは良くありますか? 時期によりますが、大きなセールがある12月、1月、そして新年度に向けての買い替え需要が高い3月4月は納期がずれることがあるようです。
出荷からどのくらいで届きますか? 経験からみると、出荷から通常2~3日以内に届くと思います。
画像・動画編集に使えますか? 簡単な切り貼りや字幕を付けるという動画編集であれば問題ない
ファンはうるさいですか? CPUを100%フルパワーで使うベンチマーク実行時は43dBとちょっと音がしますが、普通の作業をしているとこんなに音は出ません。静かな方です
PD充電できますか? できません
PD給電とDP出力をケーブル一本でできますか? できません
オンラインレッスンに合いますか? カメラの画質はHDなのできれい映りじゃないですが、できます
メモリ/ストレージの増設はできますか? メモリスロットは2つ、そしてHDD用のスペースもあるので増設可能です
持ち運びに向いていますか? 16インチで2060gと大きく重たいので、据え置き用として使うのが無難かと思います
ディスプレイは明るいですか? 室内で使うには十分です
Officeの使い心地は? 普通に使えます
PCを快適に使う目安のスペックは? 基本的にRyzen 5(Intel Core 5)、メモリ16GB以上(あれば普段使い用途では十分に動作します。
ディスプレイの色域の違いは何ですか? 色域が広いとより正確な色を描写できます。広さはAdobe RGB(これはほとんどない) >DCI-P3 > sRGB > NTSC 45%になり、本機はNTSC 45%になります
バッテリー駆動時間は長いですか? 短いです
リフレッシュレートはいくつですか? 60Hz

 

 

メモリの増設が簡単にできる

本機はネジ1つのカバーを外せば、すぐにメモリスロットのみに簡単にアクセスできます。

すごく便利です。通常は底面カバーを外さないといけませんが、これだと30秒もあれば増設が完了します。

また、Lavieは増設しても本体の保証は外れないので、安心してスペックアップできます。搭載メモリはDDR5-4800MHzで、最大32GBにできます。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 筐体内部

筐体内部左下に大きなスペースがあり、ここはHDDを設置する箇所です。レビュー機は増設禁止なので試していませんが、2.5インチHDDやブラケットなどお持ちの人は試してみてもいいと思います。

 

 

光学ドライブが搭載!

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 光学ドライブ

これが本機最大の特徴ですね。下記2種類から選べます。

・DVDスーパーマルチドライブ[DVD-R/+R 2層書込み]

・ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能付き)(BDXL™ 対応)

光学ドライブ非搭載にもできますが、光学ドライブが必要ない人はこの機種じゃなく他の機種にした方がいいです。

 

 

カラーバリエーションが多い

Lavie N16(R)は4種類のカラーがある

本機は4つの色があり、カラーバリエーションが豊富です。通常1色しかないですが、Lavieだと用途によって選んだりもできますね。

特にオリーブグリーンは珍しい色ですね。シックな感じで興味がそそられます。

 

 

画面アスペクト比が16:10と縦に長い

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル ディスプレイ

本機は画面比が16:10と縦に長く17インチ並みの情報が表示され、一目で見て取れる情報が多く作業効率がぐんと上がります。

解像度はWUXGA(1920×1200ドット)と一般的なFHDに比べ120ドットも縦に長く、コントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶を採用しています。

スーパーシャインビューという光沢がある液晶で反射しやすいですが明るいです。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル ディスプレイの色域チェック

色域はNTSC 45%と低く、この価格のPCにしては色鮮やかではありません。

 

これは黒をどのくらい描写できるかのチェックで、左が本機、右がオリジナル画像です。本機は黒が明るくコントラスト比も低いように見えます。

せっかく光学ドライブを搭載できるのに、ディスプレイの品質が高くないのでもったいないですね。

 

高視野角液晶を採用しているので、どこから見ても暗くならずにしっかりと見えました。

 

 

静音キーボードを採用

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル キーボード

本機はCopilotキーとテンキー付きの103キーキーボードで、主要キーはすべて同じサイズなのでミスタイプしにくく、カーソルキーが4つすべて同じ大きさなので使いやすいです。

ただし、Entreキー下のShiftがすごく小さく、テンキーは3列構成です。ちょっとした慣れも必要です。

タッチパッドは105.1×60.3ミリと16インチにしてはちょっと小さなサイズですが、普通に使えます。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル キーボード

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は実測縦横18.8×18.9㎜と幅広く、キーストローク(キーを押し込む距離)は公称1.7mm、実測1.2mmと悪くないです。

静音キーボードと言うだけあり、若干音が出にくかったです。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 電源ボタンの横のソフトボタン

電源ボタンの横にソフトボタンがあり、これを押すとLavieアプリナビが開きます。各種設定やパソコンの困ったを解決したり、サービスやサポートページに移動するリンクがあります。

Lavieアプリナビ

他にもF12にはLAVIE AI Plusというチャット形式で、パソコンに関する疑問にAIが回答する機能もあり、パソコンのデバイス情報を参照して解決策を提示するので、より精度の高い回答が得られます。

 

 

外観

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 右斜め前から

カラーバリエーションは4つありますが、レビュー機はホワイトです。真っ白で清潔感があっていいですね。

ベゼルは左右8ミリ、上10.4ミリ、下は18ミリと細くないですが太いというほどでもありません。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 筐体

写真で見てもわかる通り分厚く、寸法は幅362.4ミリ、奥行き253.5ミリ、厚さ24.6ミリです。大きいですね。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 重さ計測

重さは実測2060グラムで、DVDプレーヤーがあるので重たいです。膝の上に載せて使っていると、結構重たく感じました。据え置き用として使うのが無難ですね。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 180度開くディスプレイ

ディスプレイは180度開くので、画面共有するときなんかに便利です。

 

 

インターフェイス

インターフェイスはそこそこの数はありますが、低品質です。

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 右側面インターフェイス

右側面には光学ドライブと、盗難防止用ロックになります。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 左側面インターフェイス

左側面は電源コネクタ、RJ45、HDMI、USB 3.2 Gen 2 Type-C(USB機能のみ)、そしてUSB 3.2 Gen 1が2つ、ヘッドフォン/マイクジャックになります。

ACアダプタは65Wですが、コネクタが以上に大きいですね。また、USB Type-Cは映像出力機能などはありません。データ転送のみです。

 

 

 

WEBカメラ周り

WEBカメラはHD 720pで、ビデオ通話なども普通にできます。プライバシーシャッター(画像右)もあるので、使わないときは閉じておくと安心です。

ズームをしてみると画像が右のFHDよりも荒いですが、画質はそこまで悪くありません。

また、ちょっと大きめの2Wスピーカーが2つ搭載しており、ヤマハ製AudioEngine機能も搭載しており悪くないです。

 

 

高性能Ryzen 7035シリーズ搭載

Ryzen 3 7335U Ryzen 5 7535U Ryzen 7 7735U
製造プロセス 7nm
アーキテクチャ Zen 3+
コア/スレッド 4/8 6/12 8/16
L3キャッシュ 8MB 16MB
GPUコア 4 6 12
基本クロック 3.0GHz 2.9GHz 2.7GHz
ブーストクロック 4.3GHz 4.55GHz 4.75GHz
TDP 28W

アーキテクチャがZen 3+になっており、クロック数が上がり、Ryzen 7のGPUコアが12と増えていますね。

Zen 3+はZen 3と比べ、以下の点が変わっています。

・前世代と比較して最大30%高速
・最大24時間のバッテリー
・内蔵GPUがRDNA2(レイトレーシング対応)
・統合型グラフィック性能はRyzen 5000シリーズの最大2倍
・DDR5/LPDDR5のメモリに対応
・USB4対応
・PCIe Gen 4対応
・Wi-Fi 6E対応

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、Ryzen 7 7735Uのスコアは20396となかなか良いスコアでした。

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル CPU Mark計測結果

 

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ビジネス用途でもがっつり使える
  • 18000~・ゲーミングPCなどのハイスペックPCに搭載される
  • 20000~・専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ/本機 青/その他

Core Ultra 9 285H  38228
Ryzen AI 9 HX 370  38025
Ryzen AI 9 HX 370  36217
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Snapdragon X Elite X1E-78-100  28668
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Core Ultra 7 258V  21026
Core i5-13420H  20492
Ryzen 7 7735U  20396
Core Ultra 5 125H  20071
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core i5-1335U  18931
Core Ultra 5 135U  18742
Core i5-12450HX  18536
Core Ultra 5 125U  17921
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140
Ryzen 5 7535U  15855
Ryzen 5 7535HS  13797

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア625、シングルコア91とマルチコアは結構良いスコアでした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Ryzen AI 9 HX 370  1237
Core Ultra 9 285H  1034
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Core Ultra 7 155H  762
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 7 7735U  625
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 7 258V  559
Ryzen 5 8640U  548
Core i5-13420H  543
Core i5-12450HX  527
Apple M1  509
Ryzen 5 7535U  481
Ryzen 5 7535HS  446
Core i7-1280P  433

シングルコア性能

オレンジ/本機 青/その他 赤/同じCPU別機種

Core Ultra 9 285H  129
Core Ultra 7 258V  121
Ryzen AI 9 HX 370  117
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Core Ultra 7 155H  105
Core i5-13420H  103
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Core i5-12450HX  98
Ryzen 5 8640U  96
Ryzen 5 8640HS  95
Ryzen 7 7735U  91
Ryzen 5 7535U  87
Ryzen 5 7535HS  83
Core i7-1280P  74

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は2204、Half Precision(半精度)は888、Quantized(量子化スコア)は2852と悪くないスコアでした

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 285H  5025
Ryzen AI 9 HX 370  3624
Core Ultra 5 125H  2758
Core i5-13420H  2687
Core Ultra 7 258V  2595
Core Ultra 5 125U  2458
Core i7-1260P  2405
Core i5-12450HX  2352
Ryzen 5 8640HS  2204
Ryzen 7 7735U  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2115
Ryzen 5 7535HS  2079
Ryzen 5 7535U  1647

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  3471
Core Ultra 9 285H  2018
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Core Ultra 7 258V  1335
Core i5-13420H  1290
Core Ultra 5 125H  1208
Core i5-12450HX  1156
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535HS  976
Ryzen 7 7735U  888
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 285H  8141
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Core i5-13420H  5051
Core Ultra 7 258V  4943
Core i5-12450HX  4476
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535HS  3379
Ryzen 7 7735U  2852
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。

・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。本機はRTX 3050が搭載しているので性能は高めになっていますが、グラボがある割にはそこまで高い性能じゃありません。

  • 総合性能は6116→ミドルクラス
  • Essentialは9121→通常用途やビデオ会議などは快適にでできる
  • Productivityは8657→すごく快適に使える
  • Digital content creationは7863→高い性能
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Core Ultra 9 285H  10860
Ryzen 5 8640HS  10622
Core i5-13420H  10601
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 7 258V  9973
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155U  9682
Ryzen 5 7535HS  9594
Ryzen 5 7535U  9465
Ryzen 7 7735U  9121
Ryzen 5 5625U  9036
Core i5-12450HX+RTX 3050  8979
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen 5 8640HS  9349
Core Ultra 7 155U  9282
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 9 285H  8879
Core i5-12450HX+RTX 3050  8828
Ryzen 7 7735U  8657
Core Ultra 7 258V  8454
Ryzen 5 7535HS  8317
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499
Core i5-13420H  6979
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 9 285H  12362
Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 258V  9417
Core Ultra 5 125H  8250
Core i5-12450HX+RTX 3050  7926
Ryzen 7 7735U  7863
Ryzen 5 8640HS  7777
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 7 155U  7079
Ryzen 5 7535HS  6423
Core i7-1260P  6406
Core i5-13420H  6051
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 4K動画レンダリング時間計測結果

5分の風景を撮影した4K動画の、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。

3回計測し平均は3分5秒と予想を大きく超えて速かったです。いや、おかしいな。Core Ultra 9 285Hと同じ速度です。。。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 7535HS  4分10秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Core i5-13420H  3分47秒
Core i5-12450HX+RTX 3050  3分29秒
Core Ultra 7 258V  3分29秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100  3分28秒
Core Ultra 9 285H  3分5秒
Ryzen 7 7735U  3分5秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒
Core i7-14700+RTX 4060  1分50秒
Ryzen AI 9 HX 370+RTX 4060  1分38秒

 

グラフィックス

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。3D Graphics Markのスコアは5379と予想以上に高かったです。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 5 125H  5507
Core Ultra 7 258V  5384
Ryzen 7 7735U  5379
Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen AI 7 PRO 350  5065
Core Ultra 5 228V  4780
Core Ultra 7 255U  4098
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Ryzen 5 7535HS  3668
Core Ultra 7 155U  3646
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Core i5-1335U  2686
Ryzen 3 7335U  2609
Core i5-1340P  2542
Core i5-13420H  2535

 

 

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル Fire Strike計測結果

Fire Stikeは5444とすごく良いスコアでした。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  9085
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 228V  7994
Core Ultra 5 125H  7904
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Ryzen 7 7735U  5444
Ryzen AI 7 PRO 350  5315
Core Ultra 7 255U  4877
Ryzen 7 7735U  4645
Ryzen 5 7535HS  4588
Core i5-13420H  3412

 

次は2Dゲームのベンチマークで、軽めのゲームであるドラゴンクエスト10は8021 で「とても快適」、重ためのFFXIV黄金のレガシーは4887で「普通」でした。(画質はFHD)

 

総合してみると、グラフィック性能は意外に高く、切り貼り+字幕+ちょっとしたエフェクトを付けるくらいの動画編集であれば十分に使える性能です。

 

 

排熱性能

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 底面

底面の通気口はすごく小さく、これで十分なフレッシュエアーが吸気できるのか疑問です。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル 筐体内部

筐体内部には小さなファンとヒートパイプが1本あります。

 

CPUの性能を100%フルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時に、PC表面/底面温度と騒音値を計測しました。

PC表面温度は38.5度と低い温度で、底面温度は40.1度とほんのり温かいくらいでした。膝の上に置いて作業もできるくらいの温度です。

 

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル ベンチマーク実行時のPC騒音値

騒音値は平均44dBと音は聞こえますが、うるさいほどではありませんでした。

結果として、小さな通気口に小さなファン、1本だけのヒートパイプでしたが、全然排熱できています。

 

 

ほどほどのメモリ性能

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR5-4800MHzの16GB(8GB×2)で、Memory Markで性能を計測したら2650とまぁまぁの性能でした。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3288
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2759
本機DDR5  2650
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージは遅いが起動時間は速い

LAVIE Direct N16(R) 2025年モデル シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD PCIe 4.0の256GBで、シーケンシャル速度を計測したらリード(読み込み速度)は2624MB/秒、ライト(書き込み速度)は1883MB/秒とPCIe 4.0にしてはすごく遅かったです。

ただし、Web閲覧やメールなど軽い作業では遅さは測りませんでした。

起動時間を5回計測した平均は10.8秒とすごく速かったです。

1回目 11秒
2回目 11秒
3回目 10秒
4回目 11秒
5回目 11秒
平均 10.8秒

 

 

Wi-Fi 6Eに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

無線はWi-Fi 6Eに対応しており、Wi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができます。

 

 

 

バッテリー駆動時間は短い

標準バッテリを搭載した場合は最大約9.2時間/4.8時間(動画再生時)になり、大容量バッテリ(+5500円)を搭載した場合は最大約15.6時間/8.1時間(動画再生時)になります。

標準バッテリだと駆動時間は短いので、外出以外はACアダプタを持ち歩いた方が良いと思います。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)

最長5年まで延長できるので、安心ですね。

また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。

サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポート(フリーダイヤル)があります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。

NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス(有料です)」もあり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。しかも、フリーダイヤルなので、気軽に電話できますね。

 

 

まとめ

良い点

・光学ドライブが搭載
・メモリの増設が可能
・カラーバリエーションが豊富
・画面比が16:10で、16型でも17型並みの情報が表示される
・起動時間が速い
・意外にも高めのグラフィック性能、そしてレンダリングも速い

 

残念な点

・重い
・光学ドライブを搭載できるのにディスプレイの色域が狭く、高い品質ではない
・テンキーが3列で慣れが必要
・インターフェイスの品質が低い

 

総合評価

ここ最近めっきり減った光学ドライブ搭載機種で、貴重な機種だと思います。

性能もそこそこ高く、グラフィック性能も高かったので、Windows標準搭載のClipChampなどを使って動画編集なんかもできます。

ただし、本機を購入する人はDVDやブルーレイを見る人、もしくは画像・動画などをDVDに焼いて保存するような使い方をすると思いますが、ディスプレイの色域が狭いので、せっかくの機能を十分堪能できないんじゃないかなって思いました。

 

 

公式サイト