Lavie N16のレビュー 画面比が16:10で作業がしやすい光学ドライブ搭載可能モデル

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2024年1月に販売開始したN16になります。N15という15.6インチもありますが、画面比が16:10と縦に長くなり17インチ並みの情報が表示されます。

ちょっといろいろと突っ込みどころが多い機種ですが、光学ドライブが搭載できる機種では性能も高く、快適に使える機種です。

本機は貴重な光学ドライブ搭載モデルなので、DVDを焼いたり、編集をしたりする人に合います。

当サイトの評価は、このようになりました。

スペック [usr 3.9]
コスパ [usr 2.9]
総合評価 [usr 3.4]

 

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Lavie N16のスペック

CPU Core i3-1215U
Core i5-1235U
Core i7-1255U/1260P
メモリ 最大32GB
ストレージ SSD 最大2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(16型) WUXGA IPS液晶 スーパーシャインビュー
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット
光学ドライブ なし
DVDスーパーマルチドライブ
ブルーレイディスクドライブ
生体認証 指紋センサー(オプション)
WEBカメラ FHD
オーディオ スピーカー2W×2、ヤマハ製AudioEngine
寸法(幅×奥行×高さ) 362.4 × 253.5 × 24.6mm
重さ 約2.1㎏~
バッテリー(JEITA 2.0/3.0) 最大約7.9時間/3.8時間(標準バッテリ)
最大約13.5時間/5.8時間(大容量バッテリ)
標準保証 1年間
価格 12.5万円~

パソコンの頭脳であるCPUはインテル第14世代CPUが発売開始したタイミングで、12世代CPU搭載機種を出すのはちょっと旧スペック感が漂います。。。ただし、性能はビジネス用途でも使えるほどなので、心配ないと思います。

メモリDDR4-3200MHzで最大32GB搭載可能ですが、販売機種は最大16GBになります。

ストレージはデータ転送速度が速いSSDが搭載で、パソコンの起動もデータ移動もサクサクです。

ディスプレイは画面比16:10のWUXGA(1920×1200ドット)でIPS液晶、そしてスーパーシャインビュー(グレア)です。光沢がある液晶は明るく発色もよく見えますが、背景などが反射しやすく気になる人もいると思います。

その他の特徴はOSにはWindows 11 HomeかProが選べ、無線はWi-Fi 6Eに対応、ギガビットイーサネットもあるので有線でも無線でも高速通信が可能です。

Webカメラは高解像度のFHD 1080p、ちょっと大きめの2Wスピーカーが2つ、そしてヤマハ製AudioEngine機能が搭載しています。

また、生体認証(指紋センサー)はオプションで追加できます。

光学ドライブが搭載しているので24.6㎜とぶ厚く大きな筐体で、重さは2.1㎏からになります。

インターフェイスは若干貧相で、USB Type-Cは1つしかなく、USB-Aは2つありますがデータ転送速度がは5Gbpsになります(USB Type-Cは10Gbps)。

16インチと大きな筐体なので持ち運びは少ないと思いますが、最大バッテリー駆動時間は約3.8時間(動画再生時の時間)と短く、ちょっとした宅内移動や外出なら使えると思います。

本機はDVDを焼いたり、写真をDVDに入れたりしたいという方や、ブルーレイをパソコンで見たいという人に合います。また、見るだけや焼くだけにしては性能が高いので、簡単な動画編集もする人に合います。

 

 

公式サイト

 

2023年~2024年のトレンドと比較

ノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)

13世代CPU DDR5 PCIe 4.0 アスペクト比16:10
× ×
Wi-Fi 6E sRGB 100%以上 輝度300nit以上 1080P Webカメラ
Thunderbolt 4 生体認証 重量1.7㎏前後 バッテリー14時間以上(JEITA 2.0)
× × ×

う~ん・・・って感じです。

 

 

旧モデルとの比較

N16は初めてのシリーズで、旧モデルはありません。あえて言えば、N15(15.6インチ)が旧モデルになります。

ちなみに、N15とはほぼ同じ筐体で、インターフェイスやCPU以外のスペックもほぼ同じです。ただし、15.6インチは画面アスペクト比が16:9なので、ディスプレイの比率が違います。

 

 

光学ドライブが搭載!

Lavie N16 光学ドライブ

Lavieでは貴重な光学ドライブ搭載機種を作っており、本機にもDVDスーパーマルチドライブか、ブルーレイディスクドライブが搭載可能です。使う人は減ってきたとはいえ、まだまだ必要な人もいるので助かります。

ちなみに、モデルによってはカスタマイズから追加しないと、搭載していません。

 

 

カラーバリエーションが多い

Lavie N16は4種類のカラーがある

本機は4つの色があり、カラーバリエーションが豊富です。通常1色しかないですが、Lavieだと用途によって選んだりもできますね。

特にオリーブグリーンは珍しい色ですね。シックな感じで興味がそそられます。

 

 

画面アスペクト比が16:10と縦に長い

Lavie N16とN15の比較<左・N15(16:9)/右・N16(16:10)>

左は画面アスペクト比が16:9のN15(15.6インチ)で、右が本機ですが、下ベゼルの太さが全然違いますね。

本機は17インチ並みの情報が表示されるので、作業効率がぐんと上がります。また、今まで見えなかったところも表示されるので、一目で見て取れる情報が多いです。

解像度はWUXGA(1920×1200ドット)と一般的なFHDに比べ120ドットも縦に長く、コントラスト比が高いIPS液晶を採用しています。

スーパーシャインビューという光沢がある液晶で反射しやすいので、好みが分かれるかもしれません。

 

 

こだわりのキーボード

Lavie N16 正面

キーボードはテンキー付きで、103キーになります。

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は縦横19㎜と幅広く、キーストローク(キーを押し込む距離)は公称1.7㎜と悪くないです。

また、キートップには湾曲している「シリンドリカル形状」を採用しており、指がちょっとずれてもしっかりと中心を打てます。

 

 

国内生産

NEC Lavie 国内生産

これ、珍しいですよね。普通はコスト削減のため中国などで製造されますが、Lavieは一貫して国内で生産しています。

Made In Japanで安心ですが、この分価格にも転嫁されています。

 

 

高画質FHD Webカメラ搭載

Lavie N16 Webカメラ

WEBカメラは高画質のFHD画質で、高精細です。

 

 

ズームするとわかりやすいですが、一般的なPCに搭載されるHD解像度に比べると細かな毛並みも見えます。

オンラインミーティングや会議、オンラインレッスンなど幅広い用途に対応できます。

 

 

その他の特徴

 

CPUはなぜだか第12世代インテルが搭載

2024年の現在はインテル第14世代搭載モデルの発売が開始したのですが、本機は第12世代が搭載です。とは言っても12世代CPUは性能が高いので、そこまで気にすることはないと思います。

Core i7-1260P
Pコア 4
Eコア 8
スレッド 16
キャッシュ 18MB
Pコア最大周波数 4.7GHz
Pコア基本周波数 2.1GHz
GPU実行ユニット 96
ベースパワー 28W
最大パワー 64W
Core i7-1255U Core i5-1235U Core i3-1215U
Pコア 2
Eコア 8 4
スレッド 12 8
キャッシュ 12MB 10MB
Pコア最大周波数 4.7GHz 4.4GHz 4.4GHz
Pコア基本周波数 1.7GHz 1.3GHz 1.2GHz
Eコア最大周波数 3.5GHz 3.3GHz 3.3GHz
GPU実行ユニット 96 80 64
ベースパワー 15W
最大パワー 55W

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。また、11世代以前のCPUに比べ、コアとスレッドが増えたので、マルチタスクがよりしやすくなっています。

Uシリーズは消費電力が15Wと小さいので、バッテリーの持ちがよくなりますが、Pシリーズに比べ性能が若干劣ります。

こちらはCPUの性能を測るPassmarkスコアです。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  27754
Core i7-1280P  22897
Core i7-1270P  19915
Core i7-1260P  17154
Core i5-1240P  17664
Ryzen 7 5700U  16272
Ryzen 5 5500U  13579
Core i7-1265U  12334
Core i7-1255U  13251
Core i5-1245U  11934
Core i5-1235U  11752
Core i3-1215U  13007
Core i7-1165G7  10620
Core i5-1135G7  10098
Core i3-1115G4  6546

Uシリーズは省電力モデルながら、高い性能がありますね。11世代のCore i7-1165G7よりも高い性能です。

 

こちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。

マルチコアは6000以上で高性能、8000以上でかなり高性能、シングルコアは1500以上でかなり高性能です。

マルチコアシングルコア

Cinebench R23 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  16745
Core i7-1260P  10571
Ryzen 7 5700U  9555
Core i5-1240P  8397
Core i7-1255U  7545
Core i5-1235U  6834
Core i7-1165G7  6070
Core i5-1135G7  5913
Core i3-1215U  5532

Cinebench R23 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-12700H  1806
Core i7-1260P  1773
Core i7-1255U  1761
Core i5-1235U  1593
Core i3-1215U  1574
Core i7-1165G7  1504
Core i5-1240P  1477
Core i5-1135G7  1343
Ryzen 5 5700U  1274

 

 

メモリとストレージは普通

メモリは旧モデルのDDR4-3200MHzで、メモリ2枚組のデュアルチャンネルメモリになります。ただし、8GBモデルを選んだ場合はシングルチャンネルメモリなので、16GB以上に増設しないといけません。

旧モデルとはいえ悪くないメモリで、やることに合わせた容量を選べばストレスも感じずに使えます。

ストレージはデータ転送速度が速いSSDが搭載で、パソコンの起動もデータ移動もサクサクです。

 

 

Wi-Fi 6Eに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。

 

 

インターフェイス

インターフェイスは左に偏っており、右は光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブかブルーレイディスクドライブ)のみです。ポートは豊富ではないですが、困らない程度に困らない速度のものが搭載しています。

 

Lavie N16 左側面インターフェイス

左から電源コネクタ、RJ45、HDMI、USB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 1が2つ、そしてヘッドフォン/マイクジャックになります。

データ転送速度はUSB-Cが10Gbps、USB-Aが5Gbpsになります。

 

Lavie N16 右側面インターフェイス

右側面には、光学ドライブがあります。

 

 

バッテリー駆動時間は短い

標準バッテリを搭載した場合は最大約7.9時間/3.8時間(動画再生時)になり、大容量バッテリ(+5500円)を搭載した場合は最大約13.5時間/5.8時間(動画再生時)になります。

バッテリー駆動時間は短いので、短時間の外出以外はACアダプタを持ち歩いた方が良いと思います。

 

 

サポート・保証

Lenovo サポートと保証

標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)

最長5年まで延長できるので、安心ですね。

また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。

サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポート(フリーダイヤル)があります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。

NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス(有料です)」もあり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。しかも、フリーダイヤルなので、気軽に電話できますね。

 

 

まとめ

良い点

・ここ最近珍しい光学ドライブが搭載できる
・筐体のカラーバリエーションが豊富
・画面アスペクト比が16:10と縦に長く、17インチ並みの情報が表示される
・高画質FHD Webカメラ搭載
・国内生産で安心

 

残念な点

・十分な性能だが旧スペックが多く搭載されている

 

総合評価

総合的に見て、光学ドライブが搭載できる機種としては高く十分な性能です。ディスプレイも最近はやりの画面比16:10と縦に長く、作業効率も上がります。

簡単な動画編集をしてDVDを焼いたり、写真を保存したりとといった作業はCore i5以上であれば快適にでき、DVDやブルーレイを見たいというような使い方であればCore i3でも十分だと思います。

ただし、先述したように旧スペックが多く使われており、せっかく新しい機種を買うのにちょっと残念かなと思います。まぁ、そのおかげでこの価格を実現しているのでしょうがないですね。

 

 

公式サイト