新シリーズ・Slimシリーズの14インチです。重量がたったの1.24㎏と軽く、持ち運びが便利な機種です。
ただし、軽さ以外にあまり特徴がなく、「これはちょっと・・・」と思う点もありましたが、普段使い用やビジネス用途にも使えるPCです。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 3.8] |
---|---|
コスパ | [usr 3.8] |
総合評価 | [usr 3.8] |
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Contents
Lavie N14 Slimのスペック
CPU | Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
---|---|
メモリ | DDR4 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS液晶 |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | FHD 1080p |
オーディオ | Dolby Audio搭載、1.5W×2 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 324 × 215.7 × 17.1mm |
重さ | 約1.24㎏ |
バッテリー | 最大約6.5時間(JEITA 3.0) |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 10.0万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 7000シリーズで、下位モデルの7030Uシリーズです。Ryzen 7000シリーズってちょっとややこしく、下2桁が「20」「30」「35」「40」「45」と5種類あり、数字が大きいほうが高性能です。
本機搭載の30UシリーズはZen 3アーキテクチャで、最新技術は使われていませんが、普段使いPCには十分な性能になっています。というか、ビジネス用途にも十分な性能ですね。
メモリはDDR4-3200MHzで、オンボード8GBか16GBになります。メモリは8GBモデルはシングルチャンネルのようで、16GBはデュアルチャンネルになっています。ということは、8GBを搭載したモデルはグラフィック性能も落ちるので、もし画像編集など高負荷なことをしようと思っている人は16GBを選択したほうが良いです。
ストレージはSSDで、最大1TBと大容量です。
ディスプレイは14インチで、FHD(1920×1080ドット) IPS液晶で光沢なしになります。まぁ、普通のディスプレイですね。
その他のスペックは、OSはWindows 11 Homeで、Wi-Fi 6に対応、WebカメラはFHD 1080pで、1.5Wのスピーカーが2つ搭載です。インターフェスはSDカードリーダーはありますが、USB Type-C 3.2 Gen 1 が1つにUSB 3.1 Gen 1が2つ、そしてHDMIが1つと最低限のものがあるだけです。
指紋センサーが電源ボタンに統合されているので、電源を付けたらサインインも完了しています。これは楽ですね。
14インチで1.24㎏とかなり軽く、バッテリー駆動時間は動画再生時で約6.5時間となっています。半日くらい外出先で作業ができるので、多くの人にとっては十分だと思います。
また、名前からもわかるようにスリムでコンパクトな筐体に仕上がっており、持ち運びも便利です。
ただし、USBのデータ転送速度はすべて5Gbpsで、唯一のUSB Type-Cは充電兼用になります。USB Type-Cケーブルをさしたいときは、PCの充電をやめてからになるので面倒くさいです。
2023年のトレンドと比較
2023年のノートパソコンのトレンドをまとめたので、本機がどのくらい満たしているか比較してみます。(〇/標準搭載、△/モデルによってはあり、×/なし)
Ryzen 7000 | DDR5 | PCIe 4.0 | アスペクト比16:10 |
〇 | × | ー | × |
Wi-Fi 6 | sRGB 100%以上 | 輝度300nit以上 | 1080P Webカメラ |
〇 | ー | ー | 〇 |
USB4 | 生体認証 | バッテリー14時間以上 | |
× | 〇 | × |
旧モデルとの比較
スリムシリーズは新しいシリーズで、旧モデルはありません。兄弟モデルにN15 SlimやN13 Slim、N14などがあります。
14インチでたったの1.24㎏
14インチでたったの1.24㎏とかなり軽量で、持つたびにうれしくなると思います。14インチの平均重量は約1.4㎏で、パソコンって50g変わっただけで全然軽く感じるんです。1.24㎏は、すごく軽いですね~。
寸法は幅324㎜、奥行き215.7㎜、そして厚さは17.1㎜とコンパクトで、ベゼルも細いですね。
Lavieってなぜだか大きな機種が多いのですが、N14 Slimであれば人に見せたくなる小ささです。
17.1㎜と薄く手でつかみやすいので、頻繁に会議などで離着席をする人にも使いやすいです。
シンプルな天板ですね。ロゴを知らないと、どこのPCかわからないです。
CPU性能は高い
Ryzen 7 7730U | Ryzen 5 7530U | Ryzen 3 7330U | |
製造プロセス | 7nm | ||
アーキテクチャ | Zen 3 | ||
コア/スレッド | 8/16 | 6/12 | 4/8 |
L3キャッシュ | 16MB | 8MB | |
ベースクロック | 2.0Hz | 2.3GHz | |
ブーストクロック | 4.5GHz | 4.3GHz | |
GPUコア | 8 | 7 | 6 |
TDP | 15W |
アーキテクチャはRyzen 5000シリーズと同じZen 3になり、TDPは省電力の15Wです。最大温度が95°と低いので、今までよりも長時間高負荷な作業がしやすくなっています。
性能は高いのですが、先述したように下位モデルのシリーズで、USB4などの最新技術には対応していません。
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアです。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i5-1340P | |
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Ryzen 7 7730U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 7530U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i7-1255U | |
Ryzen 3 7330U | |
Core i7-1165G7 |
当サイトでは、普段使い用途では7000以上のスコアを推奨していますが、Ryzen 3でも約1.1万と高い性能です。 ビジネス用途で購入する場合は、Ryzen 5を搭載していればサクサク快適に使えます。
高画質FHD Webカメラ搭載
WebカメラはFHD 1080pで200万画素になり、プライバシーシャッターも搭載しています。カメラを使わないときは閉じておくと安心です。
一般的なモデルにはHD解像度のWEBカメラが搭載しており、FHDは高画質です。オンライン会議やレッスンを多用する人に向いています。
ズームしてもらうとよくわかりますが、FHDのほうが毛並みもしっかり映っています。また、ディスプレイもFHD解像度で、視野角が広くコントラスト比が高いIPS液晶になります。ディスプレイは普通です。
スピーカーは1.5Wが2つあり、ステレオマイクが搭載で、こちらも普通です。
その他の特徴
キーボード
キーボードはJIS配列の84キーで、バックライト付きになります。暗がりでもタイピングがしやすいです。
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は19㎜とフルサイズ並みで、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.6㎜とそこそこ良く、入力しやすいと思います。
グラフィックス
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。そんなに高い性能じゃないですが、普通に使える程度です。ただし、Ryzen 5とRyzen 3モデルは8GBメモリのモデルがありデュアルチャンネルじゃないので、性能はがた落ちします。
その他のCPUとの比較です。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
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Core i5-1340P | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 7 5800U | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 5 5625U |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR4で、オンボード・最大16GBになります。16GBあると余裕をもってビジネス用途にも使えますが、8GBの場合はすぐにカツカツになると思います。
こちらはメモリの処理速度を数値化した、Memory Markの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
DDR5-4800MHz平均 | |
---|---|
LPDDR4-4266MHz平均 | |
LPDDR5平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
Wi-Fi 6に対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
インターフェイス
インターフェスは必要最低限が搭載しており、USBのデータ転送速度はすべて5Gbpsになります。10万円する機種なので、もうちょっとデータ転送速度が速いUSBがあればうれしかったですね。
右側面インターフェイスにはSDカードリーダーとUSB 3.2 Gen 1になります。
左側面にはUSB 3.2 Gen 1、HDMI、USB Type-C 3.2 Gen 1(Powerdelivery、DisplayPort映像出力機能)、そしてマイク/ヘッドフォンジャックです。
唯一のUSB Type-Cは充電用でもあるので、USB-Cを使うときは一度電源ケーブルを外すことになります。ただし、ちょっと面倒なので、その場合はUSB A-C変換ジャックを使うと便利です。
サポート・保証
標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)
最長5年まで延長できるので、安心ですね。
また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。
サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポート(フリーダイヤル)があります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。
NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス」もあり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。しかも、フリーダイヤルなので、気軽に電話できますね。
ライバル機種
ライバル機種はLenovoからで、最新スペックが多く取り入れられています。
IdeaPad Slim 5 Light Gen 8(AMD)
ライトと言う名前から分かるように、14型で1.17㎏からと軽いんです。しかも、軽いだけじゃなくバッテリーも最大約17時間と長く、MILスペックに準拠した堅牢性もあるので、持ち運びにピッタリの機種です
CPU | Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大512GB |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS液晶 |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋センサーあり |
WEBカメラ | FHD 1080p |
重さ | 約1.17㎏~1.24㎏ |
バッテリー | 最大約17時間 |
価格 | 8.4万円~ |
ThinkPad E14 Gen 5 AMD
N14 Slimのように軽くないですが、上位スペックで価格も安いです。画面アスペクト比が16:10になり、14インチでも15.6インチ並みの情報が表示可能です。Wi-Fi 6Eにも対応し、Webカメラは高画質FHD、指紋センサーや顔認証も搭載可能です。
CPU | Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
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メモリ | 最大24GB |
ストレージ | 最大SSD ×2 |
ディスプレイ(14型) | WUXGA/2.2K IPS 光沢なし、タッチあり |
通信 | Wi-Fi 6/6E、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証あり |
重さ | 約1.41㎏~ |
バッテリー | 最大約20.9時間 |
価格 | 7.9万円~ |
ThinkBook 14 Gen 6 AMD
画面比が16:10と縦に長く、それでいて最軽量モデルは1.39㎏、そしてコンパクトな筐体です。最大約15時間のバッテリー駆動時間があり、持ち運びがしやすいです。メモリが最大64GBと大きく、2.2KディスプレイはsRGB 100%の色域があるので、クリエイティブワークをする人にも向いています
CPU | Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
---|---|
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | SSD 最大1TB(M.2スロットは2つあり) |
ディスプレイ(14型) | WUXGA/2.2K IPS 光沢なし タッチあり |
通信 | Wi-Fi 6/6E、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | FHD 1080p、IRカメラ |
重さ | 約1.39㎏ |
バッテリー | 最大15時間 |
セキュリティ | ThinkShield |
価格 | 7.4万円~ |
まとめ
良い点
・軽量コンパクトで持ち運びがしやすい
・高画質FHD Webカメラ搭載
残念な点
・インターフェイスが残念
総合評価
本機の特徴は、14インチで1.24㎏と軽い点です。これだけ軽いと持ち運びが楽だし、カバンに入れていることを忘れるかもしれません(笑)。これは例えですが、そのくらい軽いです。
ただし、軽い以外にあまり特徴がなく、個人的にインターフェイスが残念でたまりません。
ここ最近のスマホや外付けSSD、パワーバンクなどPCにつなぐものってUSB Type-Cケーブルがほとんどじゃないですか?
本機だったら、例えばスマホを充電しようと思ったら、パソコンの充電ケーブルを抜いてスマホの充電をしなくちゃいけません。めんどうですよね。
ただし、USB AからCに変換するアダプタが1000円ほどで売っているので、これを使えばそんな面倒もいりません。