Lavie N142023年モデルのレビューです。
14インチでイーサネットコネクタを搭載しており、据え置き用としても使いやすい機種です。また、最新のWi-Fi 6Eにも対応しているので、外出先でもサクサク使えます。国内生産なのも、大きなポイントです。
当サイトの評価は、こうなりました。
スペック | [usr 3.9] |
---|---|
コスパ | [usr 3.8] |
総合評価 | [usr 3.9] |
また、特別にLavieから当サイト専用クーポンを作っていただきました。通常クーポンよりも割引率が高く最大28%オフなので、ぜひご活用ください。コードは NAK-355-267-XVJC で、11月28日まで有効です。
Contents
Lavie N14 2023年モデルのスペックレビュー
CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS液晶 ノングレア |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E、ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー |
寸法(幅×奥行×高さ) | 325.8 × 226 × 19.9㎜ |
重さ | 1.47kg |
バッテリー | 最大約14時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 10.5万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるプロセッサーはインテル第12世代CPUで、省電力モデルのUシリーズになります。省電力モデルはバッテリー駆動時間が長くなるという特徴がありますが、省電力なのでパワフルなPシリーズに比べ若干性能が下がりますが、バッテリー駆動時間が長くなります。
メモリはDDR4で最大32GBと大容量、ストレージは高速データ転送速度があるSSDで最大2TBです。SSDは速度がかなり速く、データ移動が多い人にも使いやすいです。
ディスプレイはFHD LED液晶で、普通です。
その他のスペックは、Windows 11 HomeかProがあり、無線は最新のWi-Fi 6EにRJ45も搭載、指紋センサーもあるのでサインインは一瞬です。スピーカーはちょっと大きめの2Wが2つあり、ヤマハ製のAudioEngineが搭載しているので、一般的なモデルよりも良い音質です。
最大バッテリー駆動時間は約14時間と、半日ほどの作業ができます。14インチで1.47㎏とちょっと重ためですが、その分インターフェイスは豊富です。
本機はイーサネットも搭載しているので、時々持ち運びをするけど据え置き用としても使うという人に合います。
兄弟モデルとの比較
<左・N14 Slim / 右・本機種>
兄弟モデルのLavie N14 Slimとの比較です。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
N14 Slim | 本機種 | |
CPU | Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U |
メモリ | 16GB | 32GB |
ストレージ | SSD 1TB | SSD 2TB |
ディスプレイ | 14インチ FHD ノングレア | |
無線 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E、RJ45 |
バッテリー | 12.5時間 | 14時間 |
重量 | 1.24㎏ | 1.47kg |
寸法 | 324 × 215.7 × 17.1㎜ | 325.8 × 226 × 19.9㎜ |
兄弟モデルは「Slim」と名がつくように筐体がコンパクトで、若干薄い機種です。ただし、軽量化の代償でRJ45はなく、バッテリー駆動時間も少し短めになっています。
こちらはCPUの性能を測る、CPU Markスコアの比較です。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7730U | |
---|---|
Ryzen 5 7530U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 3 7330U | |
Core i3-1215U |
プロセッサーの性能は、兄弟モデルのN14 Slimのほうが高いですね。
それでは、Lavie N14の特徴です。
3色のカラーバリエーション
本機にはパールホワイト、ネイビーブルー、そしてパールブラックの3色があります。他人と色が被るのが嫌な人にはうってつけですね。
インターフェイスが豊富
14インチですが、RJ45もあるしSDカードリーダーもあります。インターフェイスが豊富なので若干重くなっていますが、ビジネス用途でも十分な数だと思います。
USB Type-Cはデータ転送速度が10Gbpsと速いですが、Powerdeliveryや映像出力機能が付いたポートは1つのみで、こちらはACアダプタの接続ポートとして兼用します。つなぐデバイスによっては充電ケーブルを外してから接続することになるので、ちょっと面倒ですね。
ちなみに、USB-Aは5Gbpsになります。
14インチでこれだけあれば、ビジネス用途でも合格点だと思います。
そこそこコンパクトだがベゼルが太い
寸法は幅325.8㎜、奥行き226㎜と比較的コンパクトではありますが、上と左右のベゼルがちょっと太いので洗練された外観ではないです。ただし、下ベゼルはかなり細いですね。
また、高さは19.9㎜と分厚くなっています。
ベゼルと厚さ以外は普通で、シンプルな外観ですね。
国内生産でサポートも手厚い
本機はさすがNECが作るだけあって、国内生産になります。品質も高く、特にビジネス用途の場合は安心して使えます。
やっぱり、Made in Japanが一番ですよね。
標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。(ただし配送期間があるので、手元に戻ってくるには最短数日かかります)
最長5年まで延長できるので、安心ですね。
また、アクシデントダメージプロテクションという「水濡れ・火災・水害・落下など」の通常保証には含まれない保証もある「あんしん保障サービスパック」という上位保証もあります。
サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポート(フリーダイヤル)があります。受付時間は朝9時から夜7時までになっています。
NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス」もあり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。しかも、フリーダイヤルなので、気軽に電話できますね。
広告を消す方法
<広告付きスクリーンセーバー>
NECのパソコンは一定時間パソコンに触らないと、スクリーンセーバーが画面全体に表示されます。
で、これいつもじゃないですが、広告が出てくるんですよね。これ、絶対広告料をもらって表示しているし、Googleの広告も出てきます。こんなパソコン珍しいですよね。
これを消す方法を探したら、最初のページから次のリンクに飛んで、その上もう一度別のページに移動し、そこからもう一度別のページに移動しないと削除方法が出てきません(笑)。
4ページ!!消させたくないんでしょうね。
皆さんは購入する前に読んでいるので必要ないかもしれませんが、購入後はこの方法で消せます。
デスクトップ右上に天気などをお知らせするタブがあると思うので、以下の手順で消してください。
- 右下のカギマークをクリック
- サイネージモード設定をクリック
- 自動起動を利用するをクリックしてOFFにする
その他の特徴
キーボード
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は19.0と、ほぼフルサイズ並みで余裕をもってタイピングできます。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.4㎜とちょっと浅いので、結構軽めのタイプで入力しやすいですね。
Enterキーは大きく、カーソルキーも大きいので、ミスをしにくいと思います。
カメラ周り
Webカメラはここ最近はやりのFHD解像度ではなく、低価格モデルに搭載されるHD解像度です。10万円の機種と考えると、ちょっと残念です。
プライバシーシャッターがあるので、Webミーティングの離席中などカメラを使用しないときは、閉じておくと安心です。
スピーカーは2wが2つ付いており、ヤマハ製のAudioEngineが搭載しています。
CPU
Core i7-1255U | Core i5-1235U | Core i3-1215U | |
Pコア | 2 | ||
Eコア | 8 | 4 | |
スレッド | 12 | 8 | |
キャッシュ | 12MB | 10MB | |
Pコア最大周波数 | 4.7GHz | 4.4GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 1.7GHz | 1.3GHz | 1.2GHz |
Eコア最大周波数 | 3.5GHz | 3.3GHz | 3.3GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 80 | 64 |
ベースパワー | 15W | ||
最大パワー | 55W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
本機には省電力モデルのUシリーズが搭載しており、Pシリーズよりも性能が落ちますが、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。
その他のCPUとの比較です。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Core i5-1240P | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1245U | |
Core i3-1215U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 |
こちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-1240P | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1215U | |
Core i5-1235U | |
Core i3-1115G4 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Core i3-1215U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U | |
Core i5-1135G7 | |
Ryzen 5 5700U |
グラフィックス
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。グラフィック性能は普通で、このパソコンでやることであれば特に困ることはないと思います。
Video Card Benchmarks
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MX550 | |
---|---|
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
MX250 | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i3-1115G4 | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 3 5425U |
ディスプレイ
ディスプレイは高解像度のフルHD(1920×1080ドット)、LED液晶と普通のスペックです。また、ノングレアなので反射しにくく、個人的には好きな液晶です。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはDDR4-3200MHzで、最大32GBと大容量です。一般的に8GBあれば十分ですが、大きなデータを扱う人や、より快適に使いたい人は16GBモデル以上がお勧めです。
また、すべてデュアルチャンネルメモリなので、処理速度も速めです。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
DDR5-4800MHz平均 | |
---|---|
LPDDR4X-4266MHz平均 | |
LPDDR5平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機にはデータ転送速度が速いSSDが採用され、データ移動もパソコンの起動もサクサクです。
Wi-Fi 6Eに対応し、ギガビットイーサネット搭載
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
また、ギガビットイーサネットも搭載しているので、有線接続も可能です。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間はCore i7モデルが最大13時間、Core i5とi3は最大14時間になります。半日ほどの外出であれば、ACアダプタを持ち歩かなくても大丈夫だと思います。
ライバル機種
Lavie N14 Slim
持ち運びに特化したつくりで14インチで1.24㎏と軽く、最大バッテリー駆動時間は動画再生時で約6.5時間と、半日くらいはがっつり作業ができるほどです。WEBカメラはFHDと高精細で、Web会議やオンラインレッスンに最適です。プロセッサー性能も高く、より重たい作業も快適にできます。
CPU | Ryzen 3 7330U Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
---|---|
メモリ | DDR4 最大16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS液晶 |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | FHD 1080p |
重さ | 約1.24㎏ |
バッテリー | 最大約6.5時間(JEITA 3.0) |
価格 | 10.0万円~ |
HP 14-em
これ、低価格モデルなんですが、Athlonモデル以外はスペックがしっかりしていて、2023年に見たノートパソコンの中でTOP 3に入るくらいコスパが高いと思います。
CPU | AMD Athlon Silver 7120U Ryzen 3 7320U Ryzen 5 7530U |
---|---|
メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SSD 512GB |
ディスプレイ(14型) | FHD IPS 非光沢 |
無線 | Wi-Fi 6 |
生体認証 | 指紋センサー |
WEBカメラ | FHD 1080p |
重さ | 1.39㎏ |
バッテリー | 最大約10時間(Athlonモデルは11時間) |
価格 | 3.8万円~ |
ThinkPad T14 Gen 4 Intel
最新スペック満載で最大メモリも大きく、LTEや500万画素Webカメラも搭載可能です。バッテリー駆動時間が最大約21.7時間と長く、14インチで1.32㎏と軽量です。カラーは黒のみなので、好みが合えばおすすめです
CPU | Core i5-1335U/1345U Core i7-1355U/1365U |
---|---|
メモリ | 16/32GB(最大40GB) |
ストレージ | SSD 最大2TB |
ディスプレイ(14型) | WUXGA IPS 2.2K IPS 2.8K OLED |
通信 | Wi-Fi 6E、4G LTE、1ギガビットイーサネット |
生体認証 | 指紋センサー、顔認証あり |
WEBカメラ | FHD 1080p+IRカメラ 5MP+IRカメラ |
バッテリー | 最大約21.7時間 |
価格 | 11.4万円~ |
まとめ
良い点
・国内生産
・サポートが手厚い
・メモリが最大32GBと大きい
・インターフェイスが豊富
・Wi-Fi 6E対応
・生体認証付き
残念な点
・ベゼルがちょっと太い
・14インチにしてはちょっと重たい
・カメラがHD画質
・Powerdeliveryや映像出力機能付きのUSB Type-Cが電源アダプターと共用なので、使いにくい場面がある
総合評価
全体的に普通なスペックですが、インターフェイスが豊富で、別途変換アダプタなどを購入する必要もないと思います。スペック的にうれしいのは、メモリが最大32GBなので、筆者のようなヘビーユーザーにも対応できるところですね。
また、Lavieと言えばサポートが手厚いので、パソコンに詳しくない人でも安心して使えるのも、ポイントが高いです。パソコンの開発・生産は日本国内の工場で作っており、Made in Japanなのも安心できます。