2022年にRyzen搭載モデルとして発売開始したLavie N13ですが、2023年モデルはインテル12世代CPUが搭載です。
「なんで13世代じゃないの?」という疑問もありますが、普段使い用のPCであれば十分な性能になっています。
また、13.3インチと言えば、質量1.2~1.3㎏が標準ですが、本機は984gと1㎏を切る軽量モデルです。(大容量バッテリーを選択したら1035g)
当サイトの評価は、こうなりました。
スペック | [usr 4.0] |
---|---|
コスパ | [usr 3.8] |
総合評価 | [usr 4.1] |
スペックから見た価格は若干高めですが、国内生産されており、サポートがすっごく手厚いので、総合評価も上がりました。
レビュー機はNEC様から借りており、Core i5-1235U、メモリ8GB、SSD 256GBになります。
サクッと概要をつかみたい方は、こちらをどうぞ。
また、特別にLavieから当サイト専用クーポンを作っていただきました。通常クーポンよりも割引率が高く最大44%オフなので、ぜひご活用ください。コードは NAK-355-736-ETJCで、10月10日まで有効です。
Contents
Lavie N13 2023年春モデルのスペックレビュー
CPU | Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U |
---|---|
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | SSD 最大2TB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(13.3型) | FHD IPS液晶 ノングレア |
OS | Windows 11 Home/Pro |
無線 | Wi-Fi 6E |
生体認証 | 顔認証カメラ、指紋センサー(一部モデル) |
寸法(幅×奥行×高さ) | 307×216×17.9㎜ |
重さ | 984g(標準バッテリ) 1035g(大容量バッテリ) |
バッテリー | 最大約12時間(標準バッテリ) 最大約18時間(大容量バッテリ) |
保証 | 1年間 |
価格 | 13万9480円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるプロセッサーは高性能・インテル第12世代CPUで、省電力モデルのUシリーズになります。省電力モデルはバッテリー駆動時間が長くなるという特徴がありますが、省電力であるがゆえ、性能が若干下がります。
性能が下がるとは言っても、ここはインテル第12世代CPU。CPU Markスコアも1万以上と、ビジネス用途でも快適に使えるほどです。
メモリはLPDDR4Xで、最大32GBと大容量。ストレージは最新のSSD PCIe 4.0で最大2TBです。SSDは速度がかなり速く、データ移動が多い人にも使いやすいです。
ディスプレイはクリエイター向けの品質で、フルHD IPS液晶、そしてノングレアになります。色域はsRGB 98%で、輝度は450ニトと高いです。明るい屋外でも作業がしやすいです。
その他のスペックは、Windows 11 HomeかProがあり、無線は最新のWi-Fi 6E、顔認証搭載(Core i5とi7のみ)、指紋センサーはモデルにより搭載しています。
標準バッテリーでは984gと軽く、最大バッテリー駆動時間は約12時間、大容量バッテリー搭載モデルは1035gで、最大約18時間になります。
50gしか変わらないので、丸一日外出するような人は、大容量バッテリーがおすすめです。
旧モデルとの比較
<2022/23年モデル>
旧モデルのLavie N13 2022年モデルとの比較です。筐体は同じものを使用しており、インターフェイスなども同じです。(表のメモリ・SSD・バッテリーは最大値)
旧モデル | 本機種 | |
CPU | Ryzen 3 5300U Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U |
Core i3-1215U Core i5-1235U Core i7-1255U |
メモリ | 16GB | 32GB |
ストレージ | SSD PCIe 3.0 1TB | SSD PCIe 4.0 2TB |
ディスプレイ | FHD IPS液晶 ノングレア | |
無線 | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6E |
バッテリー | 15.8時間 | 18時間 |
重量 | 970g~ | 984g |
価格 | 14.4万円~ | 16.6万円~ |
旧モデルとの大きな違いは、プロセッサーがAMDからIntelに変わった点です。また、メモリとストレージ容量が倍になり、SSDは最新のPCIe 4.0になっています。Wi-Fiも最新の6Eになりましたが、その他はそこまで変化はありません。
こちらはCPUの性能を測る、CPU Markスコアの比較です。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 5700U | |
---|---|
Ryzen 5 5500U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1235U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 3 5300U |
旧モデルの方がスコアが高いですが、コアとスレッド数が増えているし、最大バッテリー駆動時間も上がっているので、使い勝手が上がっています。
Lavie N13 2023年春モデルの特徴
カラーはパールブラックとネイビーブルー、そしてレビュー機のメタリックライトブルーがあり、カラーが3種類あるので、好みの色を選べるのはうれしいです。(Core i3モデルはブラックのみ)
ベゼル(画面の黒い枠)幅は上11.7㎜、左右5.9㎜、下は27.5㎜で、左右以外は若干太めです。
寸法は
幅307㎜(千円札2枚分/300㎜)
奥行き216㎜(千円札1.5枚分/225㎜)
高さ17.9㎜(一円玉の直径/20㎜)
で、A4サイズ(297㎜×210㎜)よりもほんのちょっと大きいだけです。それでいて重量は1㎏以下なので、持ち運びが便利なモバイルPCです。
厚さは17.9㎜と薄く、手で掴みやすいサイズです。
これだけ軽くコンパクトなので、指1本で開けるかなと思いましたが、ダメでした。指1本で画面を開くことができたら、片手に資料を持ってたり、カフェでコーヒーをオーダーした後にすぐに使い始めるときなんかに楽なんですよね。
天板はすごくシンプルで、Lavieのロゴのみです。
ディスプレイは180°開くので、画面共有をする時などに便利です。
筐体はラウンドエッジで、おしゃれな外観です。
広告がうざい
<広告付きスクリーンセーバー>
NECのパソコンは一定時間パソコンに触らないと、スクリーンセーバーが画面全体に表示されます。
で、これいつもじゃないですが、広告が出てくるんですよね。これ、絶対広告料をもらって表示しているし、Googleの広告も出てきます。こんなパソコン珍しいですよね。
これを消す方法を探したら、最初のページから次のリンクに飛んで、その上もう一度別のページに移動し、そこからもう一度別のページに移動しないと削除方法が出てきません(笑)。
4ページ!!消させたくないんでしょうね。
皆さんは購入する前に読んでいるので必要ないかもしれませんが、購入後はこの方法で消せます。
デスクトップ右上に天気などをお知らせするタブがあると思うので、以下の手順で消してください。
- 右下のカギマークをクリック
- サイネージモード設定をクリック
- 自動起動を利用するをクリックしてOFFにする
リフトアップヒンジ
本機はリフトアップヒンジを採用しており、ディスプレイを90°以上開くとキーボードが持ち上がる設計になっています。
キーボードに傾斜が付くので、一般的なキーボードよりもタイピングがしやすくなり作業効率も上がります。
ディスプレイ下部が机に当たってキーボードを持ち上げるのですが、ゴムっぽい支えがあるので筐体が傷つくことはありません。
排熱性能
しまった。これ上下さかさまに撮ってますね(笑)。底面の排気口は小さく、そこまで排熱性能は高そうじゃないですが、CPUが省電力モデルと言うこともあり、あまり心配はいらないと思います。
下で紹介しているベンチマークスコアを見る限り、そんなに悪いとは思いません。
背面にある排気口も小さめです。
Cinebench R23と言うCPUをフルパワーで使うベンチマーク計測時に、CPU温度を測りました。
温度がケルビンで表記されているので摂氏にすると28度でした。あれ?そんなはずはないのですが、いくら温度を計測しても28度から変わりませんでした。
と言うことで、計測不可です。通常は95度(ケルビンだと368)まで行くのですが、一切動いていないですね。
MILスペック準拠
本機は軽くてコンパクトだけじゃなく、落下試験や面加圧試験(150kgf)もクリアしており、米軍の物資調達規格であるMIL規格に準拠したテストもパスしているとのことです。
耐久性が高いので、ぶつけてしまったときや、満員電車に揺られているときでも安心ですね。
キーボード
キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は19.0×18.6㎜で、ほぼフルサイズ並みです。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.3㎜と浅すぎず深すぎずなので、結構軽めのタイプで入力しやすいですね。
Enterキーは大きく、カーソルキーも大きいので、ミスをしにくいと思います。
また、先述したようにリフトアップヒンジを採用しているため、他の機種よりも若干タイピングがしやすい仕様です。
カメラ周り
Webカメラはここ最近はやりのFHD解像度ではなく、ぶっちゃけ言うと、低価格モデルに搭載されるHD解像度です。本機の価格を考えると、残念です。
また、Core i3モデル以外は顔認証に対応していますが、Webカメラとのハイブリット(共用)になります。
左が本機で、真ん中が別機種(同じHD解像度)で、そして右は高画質FHDカメラで撮影したものです。ズームするとわかりやすいですが、本機はHDにしては悪くないと思います。さすがにFHDカメラと比べると低解像度ですが。
マイクは2つ内蔵され、プライバシーシャッターもあります。Webミーティングの離席中など、カメラを使用しないときは、閉じておくと安心です。
スピーカーは2wが2つ付いており、普通の音です。
CPU
Core i7-1255U | Core i5-1235U | Core i3-1215U | |
Pコア | 2 | ||
Eコア | 8 | 4 | |
スレッド | 12 | 8 | |
キャッシュ | 12MB | 10MB | |
Pコア最大周波数 | 4.7GHz | 4.4GHz | 4.4GHz |
Pコア基本周波数 | 1.7GHz | 1.3GHz | 1.2GHz |
Eコア最大周波数 | 3.5GHz | 3.3GHz | 3.3GHz |
GPU実行ユニット | 96 | 80 | 64 |
ベースパワー | 15W | ||
最大パワー | 55W |
CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)の2つを搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。
また、Intel Thread Directorというハードコアが、命令をより効率よくPコアとEコアに割り当てて実行できるので、性能もかなり上がっています。
本機には省電力モデルのUシリーズが搭載しており、Pシリーズよりも性能が落ちますが、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。
レビュー機はCore i5-1235Uで、CPU Markのスコアは13318と高い性能でした。
その他のCPUとの比較です。以下に紹介するCore i3とCore i7のスコアは、別機種で計測したものになるので、参考値として見てください。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 14000~・ハイエンドPCに搭載される
- 15000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
Passmarkスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-1260P | |
---|---|
Core i5-1240P | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i5-1235U | |
Core i7-1255U | |
Core i5-1245U | |
Core i3-1215U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1115G4 |
こちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコアは6000以上で高性能、8000以上でかなり高性能、シングルコアは1500以上でかなり高性能です。
Cinebench R23 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i5-1240P | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
Core i3-1215U | |
Core i5-1235U | |
Core i3-1115G4 |
Cinebench R23 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i7-12700H | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Core i3-1215U | |
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U | |
Core i5-1135G7 | |
Ryzen 5 5700U |
PCMark10
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・5000以上・・・ハイスペック
・4000以上・・・中位モデル
・2000以下・・・エントリ―クラス
本機種のスコアです。
- 総合性能は4296→ミドルスペック
- Essentialは7418→通常用途やビデオ会議などに使える
- Productivityは6170→高速に使える
- Digital content creationは4701→普通
その他のCPUとの比較です。
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-13900H | |
---|---|
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 5 7535U | |
Core i5-1335U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 7 7730U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7520U | |
Core i5-1235U |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 7730U | |
---|---|
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 3 5425U | |
Core i9-13900H | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i7-1355U | |
Ryzen 5 7520U | |
Core i5-1340P | |
Core i3-1215U | |
Core i5-1335U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1235U | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-13900H | |
---|---|
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core i7-1355U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 7 7730U | |
Core i3-1215U | |
Core i5-1235U | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 5 5500U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 5 7520U |
グラフィックス
グラフィック性能が高いと、Officeを使った作業や複数画面での作業などがしやすくなります。グラフィック性能は普通で、このパソコンでやることであれば特に困ることはないと思います。
Video Card Benchmarks
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MX550 | |
---|---|
Core i7-1165G7 | |
Core i5-1135G7 | |
MX250 | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i3-1215U | |
Ryzen 7 5700U | |
Core i3-1115G4 | |
Ryzen 5 5600U | |
Ryzen 3 5425U |
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 |
FHD | なし | IPS |
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1920×1080ドット |
---|---|
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
ディスプレイはクリエイター向けの品質で、高解像度のフルHD、コントラスト比が高く視野角も広いIPS液晶になっています。
スタンダードな解像度ですが、輝度も高く広色域なので、屋外でも使いやすいと思います。
i1 Display Proで色域を計測したら、sRGBカバー率は98%、sRGB比は103%となりました。意外と言ってはあれですが、意外にも広色域です。
Web用の画像編集、例えばSNS用の画像を加工するような人にも向いています。
計測輝度は450ニトで、かなり明るいです。こちらは輝度の目安で、ディスプレイの品質にもよるのであくまでも目安として紹介しています。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR4Xで、最大32GBと大容量です。一般的に8GBあれば十分ですが、大きなデータを扱う人や、より快適に使いたい人は16GBモデル以上がお勧めです。
レビュー機の8GBメモリをMemory Markを計測したら、2227とLPDDR4Xにしては遅かったです。
ちなみにオンボードなので、増設/換装はできません。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
DDR5-4800MHz平均 | |
---|---|
LPDDR4X-4266MHz平均 | |
LPDDR5平均 | |
Lavie N13 2023/LPDDR4X | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機には最新のPCIe 4.0が搭載で、最大2TBになります。
シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は3304MB/秒、ライト(書き込み速度)は1274MB/秒とPCIe 4.0にしては遅いですが、ビジネス用途でも使える速度です。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
起動時間を計測したら、平均7.79秒ででした。シーケンシャル速度はそこまでですが、起動時間はかなり速いです。
1回目 | 7秒74 |
---|---|
2回目 | 8秒49 |
3回目 | 7秒66 |
4回目 | 7秒50 |
5回目 | 7秒56 |
平均 | 7.79秒 |
こちらはSDカードリーダーのシーケンシャル速度です。リードは90MB/秒、ライトは80MB/秒と普通で、特に遅さを感じることはない速度でデータ移動ができます。
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6に対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができるのですが、執筆時現在の日本では6GHz帯はまだないので使えません。最大で5GHz帯になります。
バッテリー駆動時間
バッテリーは2種類あり、標準バッテリ搭載モデルは最大12時間のバッテリー駆動時間で、大容量バッテリ搭載モデルは最大18時間となります。
標準バッテリだと本体重量は984g、大容量だと1035gになり50gほど重さに違いがありますが、一日中出歩くような人は大容量バッテリーが良いと思います。
インターフェイス
USB Type-Cが1つしかなく、電源と共有なのであまり使い勝手は高くありませんが、全てのUSBは最大10Gbpsのデータ転送速度があるので、データ移動はそこそこ速いです。
右側面インターフェイスはヘッドフォン/マイクジャック、USB-A 3.2 Gen 2が2つ、HDMIにセキュリティスロットです。
左側面は電源コネクタ兼用のUSB-C 3.2 Gen 2(Display Port映像出力機能付き)と、SDカードリーダーになります。
また、有線LANを使う人は、アマゾンなどで変換アダプタ―を購入すると使えます。
サポート・保証
標準保証で1年間の引き取り修理が付いており、NEC指定業者が指定住所に引き取りに来てリペアセンターに配送し、修理後に返送するサービスです。送料等は無料で、最短で1日で修理が完了します。
最長5年まで延長できるので、安心ですね。
サポートは24時間365日対応のチャットサポートや、使い方相談・故障診断・修理受付の電話サポートがあります。サポートは、受付時間は朝9時から夜7時までになっています。
NECのサポートは手厚いことで有名で、「デジタルライフレスキューサービス」があり、パソコンだけじゃなくデジタル家電やゲーム機の設定方法、Officeの使い方、テレワークをしたいけどどうしたらいいかなど、幅広い質問ができます。
Lavieは若干価格が高いですが、こういった「至れり尽くせり」のサポートがあるので、特に、PC初心者には購入しやすいと思います。
ライバル機種
ライバル機種として、1㎏以下のPCを集めた記事を作成したので、こちらも併せてどうぞ。
まとめ
良い点
・サポートが手厚い
・小型軽量で持ち運びがしやすい
・メモリが最大32GBと大きい
・色域が広く輝度も高い
・SSDが最新のPCIe 4.0
・Wi-Fi 6E対応
・生体認証付き
・大容量バッテリー選択可能
・タイピングしやすいキーボード
残念な点
・画面比が16:9
・カメラがHD画質
・唯一のUSB Type-Cが電源アダプターと共用なので、使いにくい場面がある
総合評価
全体的にミドルスペックで、ビジネス用途でも十分に使える機種です。また、なんと言っても1㎏以下の超軽量モデルで、バッテリー駆動時間も長いので、持ち運びが多い人に向いた機種です。輝度も高いので、屋外で作業をすることが多い人にも使いやすいです。
サポートが手厚いので、パソコンに詳しくない人でも安心して使えるのも、ポイントが高いですね。また、パソコンの開発・生産は日本国内の工場で作っており、Made in Japanなのも安心できます。