1台で、最大4デバイス・最大120Wまで同時に充電できるkovol 4ポート 120W充電器をレビューしました。
本体に書かれた製品名はSprint 120W PDで、日本語名はデスクトップ充電器となっています。おそらくノートパソコン充電器のことだと思います。
旅行が多い自分にとっては、いくつもの充電器を持たずにこれ1つですべてのデバイスに充電できるので、荷物が減って楽なんですよね。
今回レビューした製品は、KOVOLさんからの提供です。
Contents
KOVOL 120W充電器の仕様
ブランド | KOVOL |
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モデル番号 | KV-PC001 black |
接続 | USB-A、USB Type-C |
最大同時充電 | 4台 |
出力 | 最大120W(2~4台接続時) 最大100W(単一USB Type-Cポートから) 最大18W(USB-A) |
※出力規格 | PD 3.0(最大100W) QC 3.0(最大18W) |
認証 | FCC、PSE、ETL、CE、BSMIなど |
寸法 | 46.7 × 46.3 × 85.4㎜ |
重量 | 330g |
価格 | 7999円(ブラック) 7299円(ホワイト) |
最大の特徴は、PD充電で最大100Wの出力が可能なので、エントリークラスのワークステーションも充電できますね。
また、4つのデバイスを同時に充電できるので、家族で使う場合でも使いやすいです。特にうちは、私と妻がタブレット、スマホを1つずつ使い、息子もタブレットを使用、そしてパソコンも1台ずつあるので、使っているデバイスが多いんですよね。
コンセントがいくらあっても足りない・・・という問題がありましたが、かなり改善されました。
また、本製品は最新技術のGan III技術を採用しており、充電器内部の発熱問題を改善し(放熱性が高い)、高温動作を実現、そして安全性が高くコンパクトにできるそうです。
安全性の認証は
・FCC認証(アメリカの通信・電波を管理しているFCCから得た認証)
・PSE認証(日本の電気用品安全法の基準に適合した製品)
・ETL認証(北米の安全・衛星規格に適合)
・CE認証(EUに輸出するための安全基準条件適合)
・BSMI認証(台湾の商品検査法に適合)
など、日本以外でも世界レベルで安全に使用できるという認証を得ています。
安心して使える製品のようです。
※出力規格
・PDはPowerdeliveryの略で、USB Type-Cコネクタ対応した給電規格
・QCはQuick Chargeの略で、高速充電できる規格
外観
シンプルでコンパクトな箱で送られてきましたが、持つとずっしりと感じました。
箱の中には本体、コンセントケーブル(メガネケーブル)、そして簡単な取説とThank Youカードが入っていました。
シックな外観で、かっこいいですね。本製品は黒ですが、白もあります。
結構コンパクトで、寸法は46.7 × 46.3 × 85.4㎜でした。ポケットにも入るし、カバンの小物入れポケットなどにも簡単に入れることができます。
リビングで大活躍
我が家ではリビングでタブレットやスマホ、そしてPCも充電するのですが、ビフォーアフターをご紹介します。
まずはこれ↓。延長コードのソケットを占拠しまくってて、困ってました。見た目もよくないですしね。
これ↓がアフターです。4つも占拠してた充電アダプタがなくなり、KOVOL1つだけになったので、すっきりです。これで、他のことに使えるようになりました。
ちなみに、ケーブルはどうしようもないので、見なかったことに(笑)。
パソコンのACアダプタと大きさ比較
ノートパソコンの65W ACアダプタと、大きさを比較してみました。
縦横は本製品の方が小さいですが、高さはちょっと大きいです。
持った感じ結構ずっしり来たので、計測したら本体部分が328g、ケーブルと合わせて393gでした。
一般的なノートパソコンの65W ACアダプタの重さは約330gなので、若干重たいですが、例えば2つ3つの充電アダプタを持ち歩くと考えると、KOVOLの方が便利ですね。
最大出力のチェック
公式サイトでは最大4デバイス・120Wまで充電が可能ということなので、いろいいろなデバイスを使って試しました。
65Wノートパソコン1台
パソコン1台だと、当然ですが充電可能ですね。
65Wノートパソコン+20Wタブレット
パソコンもタブレットも充電可能です。2台同時でも、予想充電完了時間は同じですね。
65Wノートパソコン+20Wタブレット2台+スマホ
4台同時に充電しても、PCの予想充電完了時間は同じですね。これは、十分な電力が供給されている証拠です。
当たり前すぎて面白くないので、120Wを超す容量のデバイスで試してみます。
65Wノートパソコン2台
意外なことに、65Wのノートパソコンを2台同時に接続しても通常通りの充電ができたので、驚きました。1つは1時間3分で満充電、もう一つは1時間35分で満充電です。しかも、低速充電の注意マークは出ていませんでした。
この時の消費電力は最初100Wを超えましたが、90W前後で落ち着いていました。65Wのノートパソコン2つと言っても、最大電力で給電されるわけじゃないようですね。
65Wノートパソコン2台+タブレット2台
65Wのノートパソコン2台にタブレット2台の合計170Wの場合は、1台のノートパソコンが充電になったりならなかったりして、充電できたのはノートパソコン1台とタブレット2台でした。
これはさすがに無理でしたね。
ついでなので、65W+45WのPCと、タブレット、スマホで充電した場合は、途切れることなく充電できました。
この時の消費電力は120W前後でした。
充電速度
パソコンとスマホ、タブレットを使い、KOVOLの充電器と純正の充電器で速度に違いが出るか調査しました。
まずは65Wノートパソコンです。
左が純正ACアダプタを使用、右が本製品を使用で、ほぼ同じ時間ですね。
次はスマホです。
左が純正ACアダプタを使用で1時間12分で満充電、右が本製品を使用で42分で満充電と、30分ほど速くなっています。
タブレットはなぜだか時間が出なかったので、わかりません。
メリット・デメリット
使っていて感じた良い点・悪い点を紹介します。
良い点
・最大で120W・4つのデバイスを充電できるので、他の充電アダプタが必要なくなった(省スペース化)。
・充電時間が速い
・小型で持ち運びがしやすい。旅行や出張にお勧め
残念な点
・7299円と価格が若干高い
まとめ
個人的に、この製品は移動が多い人や多くのデバイスを持っている人のメインアダプターとして使いやすいと思います。1つで4台まで充電できるので、すっきりまとまるし、見た目もよくなりますね。
また、急速充電にも対応しているので、速い!急ぎで充電するときに役に立ちますね。
ノートパソコンも2つ同時に充電できたので、うちのように妻と同じ時間にリビングで仕事をするとき、わざわざACアダプタを持ってこなくても、USB Type-Cケーブルだけで二人とも充電できるので助かります。
ちょっと価格は高いですが、120Wとなるとどこも同じような価格なので、標準的な値段だと思います。
ちなみに、スペック的に使いにくいとか不具合とかはありませんでした。予想以上の出来で、毎日の生活はもちろん、旅行時なども楽になりますね。