HP Pavilion Aero 13-bgの実機レビュー 実測975gの超軽量モバイルPC

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AIコアが搭載したRyzen 8000シリーズ搭載の、超軽量機種HP Pavilion Aero 13-bgです。

前モデルのAero 13-beはず~っと売れてましたね。この機種の実物や広告を見たことがある人は、多いんじゃないかなと思います。

本機はその後継機種です。

1㎏(質量990g)を切る軽さで、13.3インチとコンパクトながら画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、一般的な14インチよりも情報量が多く作業もしやすいです。

毎日パソコンを持ち運ぶ学生や社会人、離着席が多く社内移動が多い人に合います。1㎏を切ると体感で全然違うんですよね。初めて持ったら驚く軽さです。

動画も作成したので、こちらもどうぞ。

レビュー機はメーカーからお借りしており、Ryzen 7 8840U、LPDDR5-6400 16GB、SSD 1TBになります。

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Pavilion Aero 13-bgのスペック

APU Ryzen 5 8640U
Ryzen 7 8840U
メモリ LPDDR5x-6400 16GB
ストレージ SSD 最大1TB
グラフィックス Radeonグラフィックス
ディスプレイ(13.3型) WUXGA IPS 400nit sRGB 100%
OS Windows 11 Home
無線 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
カメラ 500万画素+IRカメラ
生体認証 顔認証
セキュリティ TPM、パワーオンパスワード、アドミニストレーターパスワード
寸法(幅×奥行×高さ) 297 × 211 × 16.5㎜-17.4㎜
重さ 990g
バッテリー(MobileMark25) 11.5時間
保証 1年間
価格 11.9万円~

パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 8000シリーズで、Zen 4アーキテクチャになります。TDPは最大30Wと低く、発熱が低いので長時間作業に向いています。また、最大16TOPSのAMD Ryzen AIが搭載で、今後どんどん使いやすくなります。

メモリはLPDDR5x-6400で、オンボード・最大16GBと大きく、ストレージは高速データ転送速度があるM.2 PCIe NVMeで、最大1TBと大容量です。SSDの速度が速いので、パソコンの起動も12秒ほどと速いです。

ディスプレイはWUXGAと言ってフルHDより縦に長く、画面アスペクト比が16:10と縦に長いので13.3型と言っても14型以上の情報が表示されます。また、輝度は400ニトと明るく、画像編集をするようなクリエイターにも向いたsRGB 100%の色域があります。

990gと1㎏を切る軽量コンパクトな機種、それでいて表示情報も多いので外出先でも作業がしやすい機種です。

また、最新のWi-Fi 6Eに対応しており、安定した高速回線で通信も可能です。

その他のスペックはWindows 11 Homeに、顔認証も搭載、Webカメラは驚異の500万画素、USB Type-CはDiplayPort 1.4機能付きで、モバイルモニターなど使えます。

バッテリー駆動時間はMobileMark25で11.5時間と、半日くらいの外出であれば十分な長さです。

とにかく軽い機種なので、持ち運びが多い人に向いています。

 

 

公式サイト

 

旧モデルとの比較

<左・本機種/右・Aero 13-be>

旧モデルのAero 13-beとの比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)

本機種 旧モデル
CPU Ryzen 5 8640U
Ryzen 7 8840U
Ryzen 5 7535U
Ryzen 7 7735U
メモリ LPDDR5x-6400 16GB LPDDR5-6400 16GB
ストレージ SSD 1TB SSD 512GB
ディスプレイ
画面比
WUXGA IPS 400nit
16:10
無線 Wi-Fi 6E Wi-Fi 6E
バッテリー 11.5時間 12時間
重量 990g 957g
寸法 297 × 211 × 16.5㎜-17.4㎜ 298 × 209 × 16.9㎜

変更点です。

・CPUがRyzen 8000シリーズに変更
・メモリがLPDDR5X
・最大ストレージが1TBに
・WEBカメラが500万画素に
・バッテリー駆動時間が少し減った
・33g増量
・USB Type-C 10Gbpsがもう1つ追加
・コパイロットキーが追加

頑丈で超軽量な筐体を作ってしまったので、旧モデルから寸法や外観にほぼ変化はありません。あえて言えば、インターフェイスがちょっと変更されており、今までは左側面にUSB Type-Cが1つありましたが、これが2つになり、右側面に移動しました。

こちらは、CPUの性能を測るCPU Markのスコアです。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

Ryzen 7 8840U  25956
Ryzen 7 7735U  19706
Ryzen 5 8640U  19592
Ryzen 5 7535U  16408

どちらも20%ほど性能が上がっています。

 

Ryzen AI搭載のRyzen 8000シリーズ

AMD Ryzen AI

Ryzen 5 8640U Ryzen 7 8840U
製造プロセス 4nm
アーキテクチャ Zen 4 Zen 4
コア 6 8
スレッド 12 16
L3キャッシュ 16MB 16MB
ベースクロック 3.5GHz 3.3GHz
ブーストクロック 4.9GHz 5.1GHz
GPUコア 4 12
Ryzen AI
TDP 15~30W 15~30W

アーキテクチャはZen 4になり、主な特徴はこちらです。

・Zen 3の改良版
・L2キャッシュ増量
・ディープラーニング性能の向上
・Zen 3に比べIPCが約14%アップ

Zen 4CはCPUコアのダイサイズが35%削減され、L3キャッシュの最大容量は減りますが最大128コアを搭載できるとのことです。

また、AI専用のプロセッサーであるNPUを搭載し、Windows Studioエフェクトくが使えたり、今後AIコアを活用したアプリやソフトが増えてくるので、より作業がしやすくなります。

CPUは末尾がUの省電力モデルで、一般的に性能が少し下がりますが消費電力も小さくバッテリー駆動時間が長くなります。

 

HP Pavilion Aero 13-bg CPU Mark計測結果

こちらはCPUの性能を測るCPU Markのスコアで、Ryzen 7 8840Uの計測結果は25956とかなり高いスコアでした。13.3インチで小型筐体ですが、PassMark社が公開している同じCPUの平均値よりも高いスコアでした。すごいです。

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 8845HS  29817
Core i9-13900H   29430
Core Ultra 7 165H  28719
Core i7-13700H   27666
Ryzen 7 PRO 8840U/本機  25956
Core Ultra 7 155H   24271
Core Ultra 5 125H   24203
Core Ultra 5 135H  24091
Ryzen 7 PRO 8840U/平均値  23915
Core i5-13500H   23206
Core i7-1370P   23042
Ryzen 5 8640U/平均値  21025
Core i5-1340P   20922
Ryzen 5 8540U  19303
Ryzen 7 7730U  19034
Core Ultra 5 135U  18742
Core i7-1260P   18691
Core Ultra 5 125U  17921
Ryzen 5 7530U  17704
Core i5-1240P  17318
Core Ultra 7 165U  16756
Core i7-1355U  16378
Core Ultra 7 155U  15059
Core i5-1335U   13220

 

 

HP Pavilion Aero 13-bg Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は2468、Half Precision(半精度)は1222、Quantized(量子化スコア)は5425と全てにおいて良いスコアでした。16 TOPSのNPU性能があるとはいえ、高すぎる性能ですね。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 5 125H  2758
Ryzen 7 8840U  2468
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 258V  2374
Ryzen 5 8640HS  2204
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  1255
Ryzen 7 8840U  1222
Core Ultra 5 125H  1208
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1028
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 7 8840U  5425
Core Ultra 7 258V  4815
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 125U  4097
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

HP Pavilion Aero 13-bg Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア723、シングルコア99とマルチコアがかなり高い性能でした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較 

Ryzen AI 9 HX 370  1062
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Ryzen 7 8840U  723
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 5 125U  555
Core Ultra 7 258V  526
Apple M1  509
Core Ultra 7 258V  479
Core i7-1280P  433

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  121
Ryzen AI 9 HX 370  115
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 7 8840U  99
Ryzen 5 8640HS  95
Core Ultra 5 125U  94
Core i7-1280P  74

 

HP Pavilion Aero 13-bg PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は6611→ミドルハイクラス
  • Essentialは9990→通常用途やビデオ会議などはかなり快適にでできる
  • Productivityは9611→かなり快適に使える
  • Digital content creationは8166→かなり高めの性能
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen 5 8640HS  10622
Ryzen 5 7535U  10196
Ryzen 7 8840U  9990
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 258V  9361
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen 7 8840U  9611
Ryzen 5 8640HS  9349
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 7 258V  8492
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 258V  9321
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 7 8840U  8166
Ryzen 5 8640HS  7777
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core i7-1260P  6406
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872

 

HP Pavilion Aero 13-bg 4K動画レンダリング時間計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し、平均は2分57秒でした。めちゃくちゃ速いです。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Core Ultra 5 125U  4分54秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Core Ultra 5 125U  3分55秒
Core Ultra 7 258V  3分47秒
Ryzen 7 8840U  2分57秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒

 

 

羽のようにかる~い

HP Pavilion Aero 13-bg 実測975グラム

本機の最大の特徴は、なんと言ってもこの軽さですね。

13.3インチとコンパクトで、実測たったの975g!!1㎏切ると、本当に羽のように軽く感じます。

 

HP Pavilion Aero 13-bg スマホと薄さ比較

軽いだけじゃなく、薄いです。カバー付きiPhone 14を横に置くと、高さもそんなに変わらないくらいです。

しかも軽い・薄いだけじゃなく画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、13.3インチでも一般的な14インチよりも表示量が多いです。

 

 

リフトアップヒンジで、キーボードに傾斜が付き、少しタイピングがしやすい

HP Pavilion Aero 13-bg リフトアップヒンジ採用

リフトアップヒンジはディスプレイを開いたときにディスプレイの下部がデスクに当たるように設計されており、キーボードを少し上に持ち上げるという特徴があります。

キーボードに傾斜が付いているので、気持ち分タイピングしやすいです。

 

HP Pavilion Aero 13-bg ディスプレイ下部にあるゴム

接地面にディスプレイが直接当たらないように、ゴムっぽい保護素材もあります。

 

 

グラボ並みのグラフィック性能

HP Pavilion Aero 13-bg 3D Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。3D Graphics Markのスコアは7172とかなり高いスコアでした。その他のベンチマークも高く、グラフィック性能はすごく良い機種です。これだけあれば、動画編集も普通にできます。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Ryzen 7 8840U  7172
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 5 125H  5507
Core Ultra 7 258V  5204
Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen 5 7535U  4127
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core Ultra 5 125U  3443
Core i7-1355U  2981
Core i5-1335U  2686
Core i5-1340P  2542
Ryzen 3 7335U  2609

 

 

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

HP Pavilion Aero 13-bg Steel Nomad Light計測結果HP Pavilion Aero 13-bg Wild Life計測結果HP Pavilion Aero 13-bg Fire Strike計測結果 HP Pavilion Aero 13-bg Night Raid計測結果

Steel Nomad Lightは2561、Wild Lifeは15784、Fire Stikeは7298、そしてNight Raidは27739と、GTX 1650 Max-Qに近い(ベンチによってはそれ以上)性能でした。

Steel Noamd LightWild LifeFire StrikeNight Raid

Steel Nomad Liteは、DirectX 12 Ultimateの性能をテストし、レイトレーシングを使用しない中量級ゲームを想定したベンチマークです。スマホなどの他のデバイスとスコアを比較できる、クロスプラットフォームです

Steel Nomad

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  4902
Ryzen AI 9 HX 370  3507
Core Ultra 7 258V  3182
GTX 1650 Max-Q  2819
Ryzen 7 8840U  2561
Core Ultra 5 125H  2472
Core Ultra 5 125U  1719
Ryzen 7 7735U  1437
Snapdragon X Plus X1P-42-100  1139
Wild Lifeはクロスプラットフォームのベンチマークで、レイトレーシングを使用しない軽めのゲームを想定したベンチマークで、PCやタブレット、スマホなどとスコアの比較ができます。

Wild Life

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050 Ti  29016
Core Ultra 7 258V  26545
GTX 1650 Ti  23752
Core Ultra 5 125H  23037
Ryzen AI 9 HX 370  22702
GTX 1650 Max-Q  16974
Ryzen 7 8845HS  16368
Ryzen 7 8840U  15784
Core Ultra 5 125U  14404
Ryzen 5 8640HS  13987
Snapdragon X Plus X1P-42-100  11404
DirectX 11で動作するFire Strikeのスコアです。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  8065
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 125H  7904
Ryzen 7 8840U  7298
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Core Ultra 5 125U  4833
Ryzen 7 7735U  4645
Snapdragon X Plus X1P-42-100  3599
Night RaidはDirectX 12のベンチマークで、グラフィックボードがない機種の性能を測ります。

Night Raid

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 4050  43397
RTX 3050  39341
RTX 3050 Ti  34440
Ryzen AI 9 HX 370  33378
Core Ultra 7 258V  31046
Ryzen 7 8840U  27739
GTX 1650 Ti  27333
Core Ultra 5 125H  26261
GTX 1650 Max-Q  20322
Core Ultra 5 125U  19730
Ryzen 7 7735U  17539
Snapdragon X Plus X1P-42-100  16232

次はゲームのベンチマークで、ドラゴンクエスト10は9851で「とても快適」、FFXIV黄金のレガシーは6155で「やや快適」でした。

ドラクエXFFXIV

ドラクエX FHD画質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  17353
Core Ultra 5 125H  17314
Ryzen AI 9 HX 370  17266
Core Ultra 5 125U  14027
Ryzen 5 5625U  10747
Ryzen 7 5700U  10370
Ryzen 7 8840U  9851
Ryzen 3 5345U  9348
Ryzen 7 7730U  9033
Ryzen 5 7530U  8994
Ryzen 5 8640HS  8954
Ryzen 5 PRO 6650U  7949
Ryzen 7 7735U  7291
Core i7-1355U  6213
Core i5-1335U  5150

FFXIV 標準品質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  9391
Core Ultra 5 125H  7547
Ryzen AI 9 HX 370  7187
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6556
Ryzen 7 8840U  6155
Ryzen 5 8640HS  5470
Core Ultra 5 125U  5372
Ryzen 7 8845HS  5345
Snapdragon X Plus X1P-42-100  4794
Ryzen 7 7735U  4398
Ryzen 3 7335U  2051

 

 

500万画素のWEBカメラ

<画像左はプライバシーシャッターを閉じた状態>

旧モデルではHD解像度でしたが、本機はグレードアップし500万画素(おおよそ2.8K解像度)になりました。最上位のビジネスモデル並みです。

なんで普段使いモデルにこんな高解像度のWEBカメラを搭載したのかなと考えたのですが、これ、そもそも普段使い用のスペックじゃないですしね。ビジネスユースも意識した機種なので、あえてこれだけの高解像度カメラを搭載したのかなと思います。

500万画素だとよりきれいに自分が映るので、印象アップにもなりますね。また、AIによるノイズリダクション機能もあるし、IRカメラも搭載しているので顔認証で楽々サインインができます。

左が本機500万画素で、右がFHDカメラで撮影したものですが、全然画質が違いますね。ズームするとわかりやすいです。

 

HP Pavilion Aero 13-bg Webカメラ Windowsスタジオエフェクト

CPUにはAIコアがあるので、Windows Studio Effectの「自動フレーミング」 「アイコンタクト」 「背景の変更やぼかし」機能が使えます。Webカメラがより使いやすくなりましたね。

オーディオはPoly Studioのデュアルスピーカーが搭載していますが、ここは普段使い用PCのスピーカーで、良くも悪くもない普通クラスです。

 

 

その他の特徴

HP Pavilion Aero 13-bg 右斜め前から

ベゼルはさすがに細く、コンパクトな13.3インチなのでスリムに見えます。

 

ベゼル幅上11.5ミリ、左右5ミリとすごく細いですね。大きくなりがちなディスプレイ下部のベゼルもすごく細いです。

 

HP Pavilion Aero 13-bg 横から

もちろんベゼルだけじゃなく、筐体自体もスリムで、

  • 幅297㎜
  • 奥行き211㎜
  • 高さ16.5-17.4㎜

でA4サイズ(297×210㎜)と同じ寸法です。小さめのバッグにもすっぽり入るし、持ち運びが楽ですね。

 

HP Pavilion Aero 13-bg 薄さ

高さは最薄部が16.5㎜、最厚部が17.4㎜と薄いので、手でつかみやすいです。頻繁に離着席し、社内移動が多いビジネスパーソンにも向いています。

 

カラーはナチュラルシルバーとスカイブルーの2種類があり、色が選べるのもさすがHPですね。

 

HP Pavilion Aero 13-bg マグネシウム合金を使用した素材

素材は耐久性も高く、高級感のあるマグネシウム合金です。通常のPavilionは樹脂素材が多いですが、本機種は上位モデルなので素材から違うものを使用していますね。アルミニウムとは違った手触りがあり、ちょっとザラザラした感じです。

シャーシのつくりもしっかりしており、本機はユニボディと言って継ぎ接ぎのない1つのパーツから作られており、耐久性も高く、素材だけじゃなくデザイン性も高いです。

 

HP Pavilion Aero 13-bg 背面

天面耐圧テスト 350kgfをクリアした頑丈ボディで、満員電車に乗る人でも安心して持ち運べます。

 

 

排熱性能

HP Pavilion Aero 13-bg 底面カバー

底面カバーの通気口は幅広く、がっつりとフレッシュエアーを吸ってくれそうです。

 

HP Pavilion Aero 13-bg 筐体内部

筐体内部にはファンが一つとヒートパイプが一つだけの、最低限の排熱機構です 。また、空きスロットはないのでメモリやSSDの増設はできません。

 

HP Pavilion Aero 13-bg Cinebench 2024計測時のCPU温度推移図

CPUの性能をフルで使うCinebench 2024と言うベンチマークを実行時の、CPUの温度推移図です。最初に368度(摂氏95度)まで急激に上がり、その後348度(75度)近辺を安定して移動しています。最後に温度が一瞬跳ね上がってました。

珍しい動きですが、比較的安定した動きで、ベンチマークスコアを見る限りしっかりと排熱できていると思います。

 

HP Pavilion Aero 13-bg Cinebench 2024計測時のPC表面温度

この時のPC表面温度は36度と、問題ない温度でした。

 

HP Pavilion Aero 13-bg Cinebench 2024計測時の騒音値

同じく、この時の騒音値は平均32dBと静かです。高負荷な作業をしても、周りの人は気にならないと思います。

 

 

キーボード

HP Pavilion Aero 13-bg キーボード

HPのキーボードは特徴的で、通常一番端にある「Enterキー」や「バックスペースキー」が1つ中に入っており、結構ミスタイプをしてしまうのですが、本機のキーボードはようやく改良されたようです。ちなみに、これ↓が旧モデルのです。

HP Pavilion Aero 13-be 2023年モデル キーボード<旧モデル>

Enterキーの右側にもう1列キーがあるでしょ?本当に邪魔でした。(笑)

 

HP Pavilion Aero 13-bg キーボード バックライト点灯<バックライトON>

キーボードは暗がりでも作業がしやすいバックライト付きで、キーピッチ(キーの中心から次のキーまでの距離)は縦横18.7㎜×18.4㎜とフルサイズに近いサイズです。

キーストローク(キーを押し込む距離)は1.3㎜と浅いですが、そこそこの打鍵感がありタイピングしやすいです。

また、Copilotキーもあり、ますます使いやすいです。コパイロットはWordやExcelなどのMicrosoft製品をサポートする生成AIで、Chat GPTのような使い方もできます。

 

HP Pavilion Aero 13-bg キーボード カーソルキーが小さい

右下のカーソルキーが小さく、左右カーソルの上にページアップ/ダウンがありますが、これ、カーソルを使いたいのに間違って押してしまうことがあります。これ押すとかなり移動するので、ご注意を。

また、主要キーと下の列のキーや半角/全角キーのサイズが違うので、これも慣れるまでミスしやすいかもしれません。

 

 

広色域ディスプレイ

HP Pavilion Aero 13-bg 正面
解像度はWUXGA(1920×1200ドット)のIPS液晶を採用し、なかなかの品質です。画面アスペクト比が16:10と縦に長く、13.3インチでも14インチ(16:9)以上の情報が表示されます。

 

これは13.3型16:10のディスプレイ(左)と、14型16:9のディスプレイを並べたものですが、左の13.3型の方が縦に表示される情報が多いですよね。上下にスクロールする回数も減り、作業効率が高くなっています。

 

左は本機のディスプレイで、右は別機種で広色域のsRGB 100%になります。本機の方が色鮮やかで、クリエイターにも使いやすいと思います。

 

左が本機で、右の「完全な黒」を描写できるOLEDディスプレイで黒の比較です。カーソルを左に動かすとわかりますが、本機は黒の描写が上手ではありません。まぁ、IPS液晶なのでこんなもんですが、黒を基調とした画像編集をする際は、注意が必要です。

輝度は400ニトで、こちらは輝度の目安です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

最後は視野角のチェックです。上、横、真横から見てもしっかりと見えます。当然正面から見ても四隅が暗くなったりしません。

 

 

メモリ

HP Pavilion Aero 13-bg Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはLPDDR5X-6400MHzで、オンボード最大16GBになります。動作周波数が6400MHzと高く、より高速にデータを処理できます。

Memory Markの計測結果は2640とこのメモリにしては遅かったですが、一般的に見たらよい性能です。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3324
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2749
本機LPDDR5X  2640
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ

HP Pavilion Aero 13-bg シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

本機種には高速モデルのM.2 PCIe NVMeが搭載で、パソコンの起動も速いです。

搭載ストレージはSSD 1TBで、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は5015MB/秒、ライト(書き込み速度)は3447MB/秒と普段使い用PCとしては高速でした。また、速度を見る限り、最新のPCIe 4.0が搭載していると思います。

シーケンシャル速度

オレンジ色・・・リード 青・・・ライト

PCIe 4.0×4  ~約7000MB/秒
 ~約5000MB/秒
PCIe 3.0×4  ~約3000MB/秒
 ~約2000MB/秒
HDD  600MB/秒
 200MB/秒

 

 

起動時間を計測したら、平均12秒と速かったです。

1回目 12秒
2回目 12秒
3回目 11秒
4回目 13秒
5回目 12秒
平均 12秒

 

 

Wi-Fi 6Eに対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができす。

 

 

インターフェイス

インターフェイスは豊富じゃないですが、USBポートが4つもあり、普段使い用PCとしては普通だと思います。ただし、USB Type-Cはデータ転送速度が10Gbpsと速いので、より使いやすいです。

 

HP Pavilion Aero 13-bg 左側面インターフェイス

左側面インターフェースはUSB Type-A 5Gbpsと、ヘッドホン/マイクジャックです。

 

HP Pavilion Aero 13-bg 右側面インターフェイス

右側面はUSB Type-C(最大データ転送速度10Gbps、Powerdelivery・Display Port出力機能)が2つ、HDMI 2.1、USB-A(同10Gbps)になります。

USB Type-Cは電源コネクタとしても使うので、充電中はUSB Type-Cは1つ使えます。

 

 

バッテリー駆動時間

バッテリーは3セル・42Whrで、MobileMark25計測で最大11.5時間のバッテリー駆動時間があります。作業内容によっては半日以上持つほどなので、安心して持ち運びができます。

 

 

サポート

HPのサポートと保証

HPでは「1年間の使い方サポート」と「1年間の引き取り修理保証」が標準でついていて、電話やLINE、ツイッターでもサポートをしています。

購入時に詳しく書かれた「パソコン入門」もあるので、初めてパソコンを買う人でも設定から使い方まで、分かりやすいと思います。また、保証は最長3年まで延長でき、引き取り修理じゃなく出張修理もあります。

  • 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
  • 出張修理・・・家や事務所に来て現場で修理。期間内は交換パーツ代など無料

 

 

ライバル機種

モバイルPCで、1㎏前後の機種が比較検討になると思います。

こちらに1㎏以下のPCをまとめているので、比較材料として読んでみてください。

1㎏以下の軽量ノートパソコン20選・重さ順ランキング

 

まとめ

良い点

・AIコア搭載のRyzen 8000シリーズ搭載
・実測975gと軽量コンパクト
・画面アスペクト比が16:10と縦に長く、広色域のsRGB 100%
・グラフィック性能が高い!
・Wi-Fi 6E対応
・マグネシウム合金の筐体で高級感があり剛性も高い
・Webカメラが超高画質500万画素
・顔認証搭載

 

残念な点

・特になし

 

総合評価

個人向けのPCとしては十分以上なスペックがあり、移動が多い学生や社会人にぴったりの機種です。

パワフルなCPUを搭載し、1㎏を切る軽量さ、そして画面比が16:10と縦に長いので13.3インチといっても14インチ並みの情報が表示されるので、作業もしやすいです。

今後必須となるAIコアも搭載しているので、今はそこまで使えるアプリや機能がありませんが、今後どんどん増えていくのでより快適に使えるようになります。

移動が多い人におすすめです。

 

公式サイト