AIコアが搭載したRyzen 8000シリーズ搭載の、超軽量機種HP Pavilion Aero 13-bgです。
1㎏(質量990g)を切る軽さで、13.3インチとコンパクトながら画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、一般的な14インチよりも情報量が多く作業もしやすいです。
毎日パソコンを持ち運ぶような学生や社会人、離着席が多く社内移動が多い人に合います。
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Contents
Pavilion Aero 13-bgのスペック
APU | Ryzen 5 8640U Ryzen 7 8840U |
---|---|
メモリ | LPDDR5x-6400 16GB |
ストレージ | SSD 最大1TB |
グラフィックス | Radeonグラフィックス |
ディスプレイ(13.3型) | WUXGA IPS 400nit sRGB 100% |
OS | Windows 11 Home |
無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
カメラ | 500万画素+IRカメラ |
生体認証 | 顔認証 |
セキュリティ | TPM、パワーオンパスワード、アドミニストレーターパスワード |
寸法(幅×奥行×高さ) | 297 × 211 × 16.5㎜-17.4㎜ |
重さ | 990g |
バッテリー | 11.5時間 |
保証 | 1年間 |
価格 | 12.5万円~ |
パソコンの頭脳であるCPUは最新のRyzen 8000シリーズで、Zen 4アーキテクチャになります。TDPは最大30Wと低く、発熱が低いので長時間作業に向いています。また、AMD Ryzen AIが搭載で、今後どんどん使いやすくなります。
メモリはLPDDR5x-6400で、オンボード・最大16GBと大きく、ストレージは高速データ転送速度があるM.2 PCIe NVMeで、最大1TBと大容量です。SSDの速度が速いので、パソコンの起動も10秒ほどと速いです。
ディスプレイはWUXGAと言ってフルHDより縦に長く、画面アスペクト比が16:10と縦に長いので13.3型と言っても14型以上の情報が表示されます。また、輝度は400ニトと明るく、画像編集をするようなクリエイターにも向いたsRGB 100%の色域があります。
990gと1㎏を切る軽量コンパクトな機種、それでいて表示情報も多いので外出先でも作業がしやすい機種です。
また、最新のWi-Fi 6Eに対応しており、安定した高速回線で通信も可能です。
その他のスペックはWindows 11 Homeに、顔認証も搭載、Webカメラは驚異の500万画素、USB Type-CはDiplayPort 1.4機能付きで、モバイルモニターなどの仕様もできます。
バッテリー駆動時間は11.5時間とそこまで長くないですが、半日くらいの外出であれば十分な長さです。
とにかく軽い機種で、持ち運びが多い人に向いています。
旧モデルとの比較
<左・本機種/右・Aero 13-be>
旧モデルのAero 13-beとの比較です。(メモリ・SSD・バッテリーは最大値)
本機種 | 旧モデル | |
CPU | Ryzen 5 8640U Ryzen 7 8840U |
Ryzen 5 7535U Ryzen 7 7735U |
メモリ | LPDDR5x-6400 16GB | LPDDR5-6400 16GB |
ストレージ | SSD 1TB | SSD 512GB |
ディスプレイ 画面比 |
WUXGA IPS 400nit 16:10 |
|
無線 | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6E |
バッテリー | 11.5時間 | 12時間 |
重量 | 990g | 957g |
寸法 | 297 × 211 × 16.5㎜-17.4㎜ | 298 × 209 × 16.9㎜ |
変更点です。
・CPUがRyzen 8000シリーズに変更
・メモリがLPDDR5Xに
・最大ストレージが1TBに
・WEBカメラが500万画素に
・バッテリー駆動時間が少し減った
・33g増量
・USB Type-C 10Gbpsがもう1つ追加
・コパイロットキーが追加
頑丈で超軽量な筐体を作ってしまったので、旧モデルから寸法や外観にほぼ変化はありません。あえて言えば、インターフェイスがちょっと変更されており、今までは左側面にUSB Type-Cが1つありましたが、これが2つになり、右側面に移動しました。
こちらは、CPUの性能を測るCPU Markのスコアです。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル
Ryzen 7 8840U | |
---|---|
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 8640U | |
Ryzen 5 7535U |
どちらも20%ほど性能が上がっています。
Ryzen AI搭載のRyzen 8000シリーズ
Ryzen 5 PRO 8640U | Ryzen 7 PRO 8840U | |
製造プロセス | 4nm | |
アーキテクチャ | Zen 4 | Zen 4 |
コア | 6 | 8 |
スレッド | 12 | 16 |
L3キャッシュ | 16MB | 16MB |
ベースクロック | 3.5GHz | 3.3GHz |
ブーストクロック | 4.9GHz | 5.1GHz |
GPUコア | 4 | 12 |
Ryzen AI | 〇 | 〇 |
TDP | 15~30W | 15~30W |
アーキテクチャはZen 4になり、主な特徴はこちらです。
・Zen 3の改良版
・L2キャッシュ増量
・ディープラーニング性能の向上
・Zen 3に比べIPCが約14%アップ
Zen 4CはCPUコアのダイサイズが35%削減され、L3キャッシュの最大容量は減りますが最大128コアを搭載できるとのことです。
また、AI専用のプロセッサーであるNPUを搭載し、Windows Studioエフェクトくが使えたり、今後AIコアを活用したアプリやソフトが増えてくるので、より作業がしやすくなります。
本機は搭載CPUはPROモデルと言って、AMD GuardMIといったセキュリティが強化されたり、DASHというリモート管理ができる(Intelで言うvProのようなもの)モデルですが、その他のCPUの性能はPROも通常版も変わりません。
こちらはCPUの性能を測るCPU Markのスコアです。スコアは公開されているものや、当サイトで計測したものになります。
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 8845HS | |
---|---|
Core i9-13900H | |
Core Ultra 7 165H | |
Core i7-13700H | |
Ryzen 7 PRO 8840U | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core i5-13500H | |
Core i7-1370P | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 5 8640U | |
Ryzen 5 8540U | |
Ryzen 7 7730U | |
Core Ultra 5 135U | |
Core i7-1260P | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 7530U | |
Core i5-1240P | |
Core Ultra 7 165U | |
Core i7-1355U | |
Core Ultra 7 155U | |
Core i5-1335U |
こちらはGeekbench 6のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機 青・・・比較
Core Ultra 7 155H | |
---|---|
Core i9-13900H | |
Core Ultra 7 165H | |
Core i7-13700H | |
Core i5-13500H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core Ultra 7 155U | |
Ryzen 7 PRO 8840U | |
Core Ultra 5 135U | |
Ryzen 5 PRO 8640U | |
Core i5-1335U | |
Ryzen 5 PRO 8540U | |
Ryzen 7 7735U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・14世代 青・・・13世代
Core i9-13900H | |
---|---|
Core Ultra 9 185H | |
Core Ultra 7 165H | |
Core i7-13700H | |
Ryzen 5 PRO 8540U | |
Core Ultra 7 155U | |
Ryzen 5 PRO 8640U | |
Core i5-1335U | |
Core Ultra 7 155H | |
Core Ultra 5 135H | |
Ryzen 7 PRO 8840U | |
Core i5-13500H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 135U |
Cinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。一般的に、3Dレンダリングやエンコードはマルチコア、モデリングやCAD、編集中、ゲームはシングルコアを重視します。
マルチコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core i9-13900H | |
---|---|
Core Ultra 7 155H | |
Core i7-13700H | |
Ryzen 7 PRO 7840U | |
Core Ultra 5 135H | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 7 PRO 8840U | |
Ryzen 5 PRO 8640U | |
Core i5-13420H | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1235U | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1335U |
シングルコア性能
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen 7 PRO 8840U | |
---|---|
Core i9-13900H | |
Core Ultra 7 155H | |
Core i7-13700H | |
Core Ultra 5 135H | |
Core i5-13420H | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 PRO 8640U | |
Core i5-1340P | |
Core i5-1335U | |
Core i5-1235U |
1kg以下の超軽量機種
本機の最大の特徴は、なんと言ってもこの軽さですね。
13.3インチとコンパクトで、たったの990g!!1㎏切ると、本当に羽のように軽く感じます。
これは旧モデルの写真ですが、持った瞬間に「軽っ」と思い、感動しました。
しかも軽いだけじゃなく画面アスペクト比が16:10と縦に長いので、13.3インチでも一般的な14インチよりも表示量が多いです。
バッテリー駆動時間が最大約11.5時間とそこそこあるので、外出先でも半日ほどなら作業ができます。
500万画素のWEBカメラ
旧モデルではHD解像度でしたが、本機はグレードアップし500万画素(おおよそ2.8K解像度)になりました。最上位のビジネスモデル並みです。500万画素だとよりきれいに自分が映るので、印象アップにもなります。また、AIによるノイズリダクション機能もあります。
CPUにはAIコアがあるので、Windows Studio Effectという「自動フレーミング」「アイコンタクト」「背景の変更やぼかし」機能が使えます。Webカメラがより使いやすくなりましたね。
オーディオはPoly Studioのデュアルスピーカーが搭載しており、高品質なスピーカーです。
IRカメラも搭載しているので、顔認証で楽々サインインができます。
その他の特徴
ベゼルはさすがに細く、よりスリムに見えます。
もちろんベゼルだけじゃなく、筐体自体もスリムで、
- 幅297㎜
- 奥行き211㎜
- 高さ16.5-17.4㎜
でA4サイズ(297×210㎜)と同じ寸法です。小さめのバッグにもすっぽり入るし、持ち運びが楽ですね。
高さは最薄部が16.5㎜、最厚部が17.4㎜と薄いので、手でつかみやすいです。頻繁に離着席し、社内移動が多いビジネスパーソンにも向いています。
カラーはナチュラルシルバーとスカイブルーの2種類があり、色が選べるのもさすがHPですね。
素材は耐久性も高く、高級感のあるマグネシウム合金です。通常のPavilionは樹脂素材が多いですが、本機種は上位モデルなので素材から違うものを使用していますね。
アルミニウムとは違った手触りがあり、ちょっとザラザラした感じです。
キーボード
HPのキーボードは特徴的で、通常一番端にある「Enterキー」や「バックスペースキー」が1つ中に入っており、結構ミスタイプをしてしまうのですが、本機のキーボードはようやく改良されたようです。ちなみに、これ↓が旧モデルのです。
Enterキーの右側にもう1列キーがあるでしょ?本当に邪魔でした。(笑)
キーボードは暗がりでも作業がしやすいバックライト付きで、キーピッチ(キーの中心から次のキーまでの距離)は縦横18.7㎜×18.4㎜とフルサイズに近いサイズです。
キーストローク(キーを押し込む距離)は1.3㎜と浅いですが、打鍵感がありタイピングしやすいです。
また、Copilotキーもあり、ますます使いやすいです。コパイロットはWordやExcelなどのMicrosoft製品をサポートする生成AIで、Chat GPTのような使い方もできます。
ディスプレイ
解像度 | 光沢 | 液晶 | 輝度 | 色域 |
WUXGA 1920×1200 |
なし | IPS | 400nit | sRGB 100% |
FHD | フル・ハイディフィニション、一般的な画質で解像度は1920 × 1080ドット |
---|---|
光沢 | 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい |
IPS液晶 | コントラスト比が高く、視野角も広い |
nit | 明るさを表す単位。通常250~300nitが標準 |
ディスプレイは画面アスペクト比が16:10と縦に長く、13.3インチでも14インチ(16:9)以上の情報が表示されます。
これは13.3型16:10のディスプレイ(左)と、14型16:9のディスプレイを並べたものですが、左の13.3型の方が縦に表示される情報が多いですよね。上下にスクロールする回数も減り、作業効率が高くなっています。
また、輝度は400ニトで、こちらは輝度の目安です。
220ニト | 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える |
---|---|
250ニト | 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える |
300ニト | 屋外の日陰でも見える |
400ニト | 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい |
500ニト | 屋外向け |
600ニト | 画面に直射日光が当たっても比較的見える |
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5X-6400MHzで、オンボード最大16GBになります。動作周波数が6400MHzと高く、より高速にデータを処理できます。
ヘビーユーザーにも使いやすいスペックですが、オンボードのため増設や換装はできません。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
LPDDR5X平均 | |
---|---|
DDR5-4800MHz平均 | |
LPDDR5平均 | |
LPDDR4X-4266MHz平均 | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
本機種には高速モデルのM.2 PCIe NVMeが搭載で、パソコンの起動も約10秒と速いですね。
こちらはシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
PCIe 4.0×4 | |
---|---|
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
Wi-Fi 6Eに対応
対応周波数 | 速度 | |
IEEE802.11ac (Wi-Fi 5) |
5GHz | 6.9Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6) |
2.4/5GHz | 9.6Gbps |
IEEE802.11ax (Wi-Fi 6E) |
2.4/5/6GHz | 9.6Gbps |
次世代通信規格のWi-Fi 6Eに対応しており、現在主流のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。
Wi-Fi 6EはWi-Fi 6のExtended(エクステンディット)版で、6GHz帯(高速通信)での通信ができす。
インターフェイス
インターフェイスは豊富じゃないですが、USBポートが4つもあり、ビジネス用途でない限り困ることはないかなと思います。ビジネス用途でご利用をお考えの人は、ドックを持っていたら使いやすくなります。
左側面インターフェースはUSB Type-A 5Gbpsと、ヘッドホン/マイクジャックです。
右側面はUSB Type-C(最大データ転送速度10Gbps、Powerdelivery・Display Port出力機能)が2つ、HDMI 2.1、USB-A(同10Gbps)になります。
USB Type-Cは電源コネクタとしても使うので、充電中はUSB Type-Cは1つ使えます。
サポート
HPでは「1年間の使い方サポート」と「1年間の引き取り修理保証」が標準でついていて、電話やLINE、ツイッターでもサポートをしています。
購入時に詳しく書かれた「パソコン入門」もあるので、初めてパソコンを買う人でも設定から使い方まで、分かりやすいと思います。また、保証は最長3年まで延長でき、引き取り修理じゃなく出張修理もあります。
- 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
- 出張修理・・・家や事務所に来て現場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
ライバル機種
モバイルPCで、1㎏前後の機種が比較検討になると思います。
こちらに1㎏以下のPCをまとめているので、比較材料として読んでみてください。
まとめ
良い点
・AIコア搭載のRyzen 8000シリーズ搭載
・990gと軽量コンパクト
・画面アスペクト比が16:10と縦に長く、広色域のsRGB 100%
・輝度が高い
・Wi-Fi 6E対応
・マグネシウム合金の筐体で高級感があり剛性も高い
・Webカメラが超高画質500万画素
・顔認証搭載
残念な点
・特になし
総合評価
個人向けのPCとしては十分以上なスペックがあり、移動が多い学生や社会人にぴったりの機種です。
パワフルなCPUを搭載し、1㎏を切る軽量さ、そして画面比が16:10と縦に長いので13.3インチといっても14インチ並みの情報が表示されるので、作業もしやすいです。
今後必須となるAIコアも搭載しているので、今はそこまで使えるアプリや機能がありませんが、今後どんどん増えていくのでより快適に使えるようになります。
移動が多い人におすすめです。