HP OmniStudio X 27-csの実機レビュー 一体型PCでマウスとキーボードも付属!

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PCとモニター一体型のHP OmniStudio X 27-csのレビューです。

おしゃれなPCで、どこに置いても違和感なく溶け込むデザインで、ホームユースでもビジネス用途でも十分に使えるスペックです。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはCore Ultra 7 155H、メモリ32GB(16GB×2)、SSD 2TBになります。

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OmniStudio X 27-csのスペック

CPU Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
Core Ultra 5 226V
Core Ultra 7 256V
メモリ DDR5-5600 16GB/32GB
ストレージ SSD 1TB/2TB
グラフィックス 内蔵グラフィックス
ディスプレイ(27型) UHD 4K IPS 非光沢 350nit sRGB 99%
FHD IPS 非光沢 300nit sRGB 99%
OS Windows 11 Home
LAN Wi-Fi 7、ギガビットイーサネット
生体認証 顔認証
WEBカメラ 5MP
オーディオ Poly Studio
寸法(幅×奥行×高さ) 614 × 200 × 430-530mm
重さ 約8.4㎏
消費電力 最大180w
標準保証 1年間
価格 16.9万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUはCore Ultraシリーズ1とシリーズ2の2種類があり、どちらもNPUを搭載しているのでAIの処理能力は高く、全体的なパフォーマンスが高くなっています。

シリーズ1の末尾がHのモデルはハイパフォーマンスモデルで、グラフィックがIntel Arcになり、グラフィック性能はグラフィックボードのGTX 1650 Max-Qに近い性能になります。

シリーズ2を選ぶとCopilot+PCになり、ローカルでAI機能を満喫できます。

メモリは最新のDDR5-5600MHzでメモリスロット2つで最大32GB(16GB×2枚)、ストレージはSSD PCIe 4.0で、最大2TBになります。

ディスプレイは27インチで最大4K(3840×2160ドット)でIPS液晶を採用し、どちらもsRGB 99%の色域です。4Kは350ニト、FHDは300ニトで、どちらも室内用としては十分な明るさがあります。

その他のスペックは、OSはWindows 11 Homeで、LANは最新のWi-Fi 7に対応しギガビットイーサネットもあり、ポップアップ式のWebカメラは500万画素と高解像度で、顔認証もあるのでサインインは一瞬です。ただし、顔認証はカメラが出ていないと使えなので、カメラを収納しているときはパスワードでサインインになります。

インターフェイスはUSB Type-C(20Gbps/10Gbps)が1つずつあり、USB-A(10Gbps)が4つ、そしてHDMIは入力と出力があるので、純粋なモニターとして使うこともできます。

他にもRJ45にヘッドフォン/マイクジャックもあり、ケーブルをとめるクリップもあります。

キーボードとマウスもセットになっているので、これ1台購入したらすぐに使い始めることができます。

 

 

公式サイト

 

Copilot+PCとは?

Copilot+PC

Copilot+PC(コパイロットプラスピーシー)と言うのは、Microsoftが「Microsoft Build 2024」で発表した新しいカテゴリのPCで、AI技術を活用するための機種と位置付けられています。

Core Ultraシリーズ2であるCore Ultra 5 226VとCore Ultra 7 256Vを選んだ場合は、Copilot+PCになります。

主な特徴です。

・NPU搭載
・16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリ
・256GB以上のストレージ
・40+TOPS(1秒当たり40兆回の演算)
・終日のバッテリー寿命
・最先端のAIモデルへのアクセス
・RecallでPCで見たものを簡単に検索
・CocreatorでほぼリアルタイムにAI画像の生成及び調整
・Live Captionで40以上の言語の音声を英語に翻訳
・薄型軽量、美しいデバイス

すごく簡単に言うと、AIがいろいろなサポートをしてくれて作業効率が上がる(便利になる)、と考えていたら問題ないです。

 

こちらにCopilot+PCでできることを紹介しているので、あわせてどうぞ。

Copilot+PCでできることを全部紹介

 

 

 

1年間無料サポート

HPのサポートと保証

1年間無料のサポートがあり、LINEサポートやLIVEサポート(コールセンター)、メールで対応しているので、設定や故障など何かあれば 安心して尋ねることができます。

保証は1年間引き取り修理が付いており、最長4年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。

  • 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
  • 出張修理/オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
  • アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応

保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。

また、他にも有料サポートが多くあるので、公式サイトを確認してみてください。

 

 

オールインワンですっきり

HP OmniStudio X 27-csと付属のマウスとキーボード

ホームユースとしてはすごく使いやすい一体型で、キーボードとマウスも付属しています。

マウスは特別な機能もなく普通のマウスですが、キーボードの使い心地は意外と言っては失礼ですがすごくタイピングしやすかったです。打鍵感も良く、見た目もそれなりに高級感があり、PCとフィットしているカラーでもあります。

ただし、マウスもキーボードも単4電池が必要です。。。。今時電池も珍しいですね。

 

ベゼルも細く、スリムで引き締まった見た目です。

 

モニターは上下に高さ調整ができ、傾けることもできます。

 

HP OmniStudio X 27-cs 背面

家庭で使う場合は後ろを見ることはほぼないですが、おしゃれですね。対面営業をするような業種の人にも合うと思います。

 

HP OmniStudio X 27-cs 上から

上からです。

 

インターフェスは豊富で、左からUSB Type-C(20Gbps)、USB-A(10Gbps)が2つ、HDMI入力/出力、電源コネクタ、RJ45、ヘッドフォン/マイクジャックになります。

HDMIの入力もあるので、例えばノートパソコンを本機に繋いで大画面で使うなど、モニターとして使うこともできます。

また、USB-CとHDMIがあるので、別のモニターをつないで3画面で作業もできます。

 

HP OmniStudio X 27-cs インターフェイス スタンドのインターフェイス

実はスタンドにもインターフェイスがあり、USB Type-C(10Gbps)、USB-A(10Gbps)が2つあります。抜き差しが多いものはスタンドのインターフェイスを使い、常に繋いでいるものはディスプレイ裏部分を使うといいですね。

スタンドにあるUSBは、すごく便利です。

ちなみにケーブルクリップも付属しているので、多くのケーブルを使ってもきれいにまとめることができます(写真撮るの忘れました、ごめんなさい!)。

 

HP OmniStudio X 27-cs ボタン

OSDボタンと電源ボタンは背面にあります。OSDボタンはスクリーン上に輝度などの設定画面を表示するボタンです。

 

 

高画質500万画素Webカメラ

ポップアップ式の500万画素のWebカメラがあり、必要ないときは中に入れるとプライバシーがしっかりと守られます。

 

500万画素なので、すっごくきれいです。一般的なPCに搭載しているFHD解像度よりも全然きれいですね。Web会議で相手に与える印象も良くなるし、オンラインレッスンの講師の方にも十分使えるクオリティです。

また、本機はNPUがあるので、Windows Studio Effectが使えるので、カメラ設定もちょっと楽になります。

HP OmniStudio X 27-cs Windowsスタジオエフェクト

自動フレーミングとアイコンタクト、背景のぼかしなどが使えます。

 

20250421_025059507_iOS-2

ちなみに、顔認証でサインインするときはカメラが出ている必要があるので、カメラを中に入れていると毎回カメラを出さないといけなくなります。

しかも、このカメラがすごく固いんですよ。かなり強い力を入れないと出すことも中に入れることもできません。

 

オーディオはPoly Studioでハイとミドルの音はすごく良いですが、こもった音がしました。(動画で紹介します)

マイクは普通です。こだわりがなければ十分使えます。

 

 

高性能CPU搭載

HP OmniStudio X 27-cs CPU-Z

Core Ultra 7 155H Core Ultra 5 125H
製造プロセス Intel 4(7nm)
P/E/LPコア 6/8/2 4/8/2
2/8/2
スレッド 22 18/14
キャッシュ 24MB 18/12MB
Pコア最大クロック 4.8GHz 4.5/4.4GHz
Eコア最大クロック 3.8GHz 3.6GHz
Xコア 8 7/4
NPU あり あり
ベースパワー 28W
マックスパワー 115W
Core Ultra 7 256V Core Ultra 5 226V
製造プロセス Intel 4(7nm)
P/E 4/4 4/4
スレッド 8 8
キャッシュ 12MB 8MB
Pコア最大クロック 4.8GHz 4.5GHz
Eコア最大クロック 3.7GHz 3.5GHz
Xコア 8 7
NPU 47 TOPS 40 TOPS
ベースパワー 17W
マックスパワー 37W

 

CPUはPコア(Performance Core)とEコア(Efficient Core)も搭載しており、高負荷な作業はPコアで処理を、低負荷な事はEコアで処理することによって、パワフルでも省電力性を兼ね揃えたCPUになっています。

また、Intel Core Ultraシリーズ1(Core Ultra 5 125HとCore Ultra 7 155H)にはLP Eコアという低消費電力コアも搭載しており、よりバッテリーが長持ちしやすくなっています。

Core Ultra 5 226VとCore Ultra 7 256VはCore Ultraシリーズ2で、こちらを選んだ場合はCopilot+PCになります。

どちらもAI機能に使うNPUを搭載しており、毎日の作業が少し楽になります。

以下にてベンチマークをご紹介します。搭載CPUはCore Ultra 7 155Uです。

 

HP OmniStudio X 27-cs CPU Markスコア計測結果

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、計測結果は30630とかなり高い性能でした。今まで計測したCore Ultra 7 155Hより全然良いスコアです。

他のCPUとの比較です。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 赤・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  35370
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Core Ultra 7 155H/本機  30630
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H/別機種  24271
Snapdragon X Elite X1E-78-100  22886
Core Ultra 5 125U  20403
Core Ultra 5 125H  20071
Core Ultra 7 258V  19935
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core Ultra 7 155U  18927
Core Ultra 5 135U  18742
Core Ultra 5 125U  17471
Core 5 120U  17292
Core 7 150U  16900
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140

 

HP OmniStudio X 27-cs Geekbench AI計測結果

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は3407と高く、Half Precision(半精度)も1415と良いスコア、Quantized(量子化スコア)は6372と全部良いスコアでした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  5744
Ryzen AI 9 HX 370  3624
Core Ultra 7 155H  3407
Ryzen AI 9 HX 375  3197
Core Ultra 5 125H  2758
Core Ultra 5 125U  2458
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 258V  2374
Ryzen 5 8640HS  2204
Snapdragon X Elite X1E-78-100  2058
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Snapdragon X Elite X1E-78-100  2631
Ryzen AI MAX+ 395  2144
Ryzen AI 9 HX 370  1537
Ryzen AI 9 HX 375  1432
Core Ultra 7 155H  1415
Core Ultra 7 258V  1255
Core Ultra 5 125H  1208
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  9699
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6881
Ryzen AI 9 HX 370  6827
Ryzen AI 9 HX 375  6544
Core Ultra 7 155H  6372
Core Ultra 7 258V  4815
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 125U  3972
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

HP OmniStudio X 27-cs Cinebench 2024計測結果

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア762、シングルコア105と高いスコアでした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較 

Ryzen AI 9 HX 370  1062
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Core Ultra 7 155H  762
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 5 125U  555
Core Ultra 7 258V  526
Core Ultra 7 155U  523
Apple M1  509
Core Ultra 7 258V  479
Core i7-1280P  433

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  121
Ryzen AI 9 HX 370  115
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Core Ultra 7 155H  105
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Core Ultra 7 155U  97
Ryzen 5 8640HS  95
Core Ultra 5 125U  94
Core i7-1280P  74

 

HP OmniStudio X 27-cs PCMark10計測結果

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は6805→ミドルハイクラス
  • Essentialは10173→通常用途やビデオ会議などはかなり快適にでできる
  • Productivityは8374→快適に使える
  • Digital content creationは10036→かなり高い性能
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  11401
Ryzen AI 9 HX 375  11132
Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen 5 8640HS  10622
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 7 155H  10173
Ryzen 7 7735HS  10193
Core Ultra 5 125U  9782
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 7 155U  9682
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 258V  9361
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen AI MAX+ 395  10278
Ryzen AI 9 HX 375  10147
Ryzen 5 8640HS  9349
Core Ultra 7 155U  9282
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 7 7735HS  9093
Ryzen 5 7535U  8996
Core Ultra 7 258V  8492
Core Ultra 7 155H  8374
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  15567
Ryzen AI 9 HX 370  11536
Ryzen AI 9 HX 375  11124
Core Ultra 7 155H  10036
Core Ultra 7 258V  9321
Ryzen 7 7735HS  8253
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core Ultra 7 155U  7079
Core i7-1260P  6406
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872

 

 

HP OmniStudio X 27-cs 5分の4K動画レンダリング時間計測結果

5分の4K動画を撮影し、Davinci Resolveでレンダリングにかかった時間です。当然ですが、時間が短いほうが高性能です。3回計測し平均は4分1秒とでした。高い性能だったのでもうちょっと速いかと思いましたが、平均的な速度でした。

4K動画レンダリング速度

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i7-1260P  15分20秒
Core Ultra 7 155U  5分4秒
Ryzen 5 7535U  4分47秒
Core Ultra 5 125H  4分14秒
Ryzen 5 8640HS  4分5秒
Core Ultra 7 155H  4分1秒
Core Ultra 5 125U  3分55秒
Core Ultra 7 258V  3分47秒
Ryzen AI 9 HX 370  2分9秒

 

 

めちゃくちゃ高いグラフィックス性能

HP OmniStudio X 27-cs Graphics Mark計測結果

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。

3Dグラフィックス性能を測る3D Graphics Markのスコアは、6040と高めの性能でした。

 

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI MAX+ 395  16313
Ryzen AI 9 HX 375  9224
Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 7 155H  6040
Core Ultra 5 125H  5507
Core Ultra 7 258V  5204
Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen 7 7735HS  5050
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Core Ultra 7 155U  3646
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981

 

 

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

HP OmniStudio X 27-cs Fire Strike計測結果

Fire Stikeは7599と高いスコアで、外部グラフィックボードのGTX 1650 Max-Qよりも高いスコアでした。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  8065
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 125H  7904
Core Ultra 7 155H  7599
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Ryzen 7 7735U  4645
Core Ultra 5 125U  4490
Snapdragon X Plus X1P-42-100  3599

 

 

排熱性能

さすがに中を開けて確認はできなかったのですが、Cinebench 2024というCPU性能をフルで使うベンチマークを計測時に測った温度は横が43°、後ろが37.6°でした。

筆者がいつも使っている最大240Wと消費電力が大きいクリエイター向けモニターが36度だったので、そんなに変わらないです。

 

4K解像度できれい!

HP OmniStudio X 27-csと付属のマウスとキーボード

ディスプレイは4K UHD(3840×2160ドット)とFHD(1920×1080ドット)の2種類があり、どちらもIPS液晶を採用、そしてレビュー機は4Kになります。

 

HP OmniStudio X 27-csのディスプレイスペック

FHDはCore Ultra 5 226Vを選んだ場合のみで、他のCPUを選ぶと4Kになります。。。なんでこんな設定にしたんでしょうね?Core Ultra 5 226Vを選ぶ人も多いと思いますが、これだと「選んだら損するよ」って言われてるようなものですね・・・

 

左は低価格PCに搭載されるNTSC 45%と言う色域で、右が本機でsRGB 99%のディスプレイです。すごく色鮮やかですね。画像編集や、YoutubeやSNS用の動画編集にも向いている色域です。

 

この画像は黒の描写の比較で、オリジナルと比べてもほぼそん色ない黒を表現できています。

 

次は視野角のチェックです。どこから見ても四隅が暗くなったりせずにしっかりと見えます。

輝度は4Kが350ニト、FHDが300ニトで、こちらは輝度の目安です。室内用としては300ニトもあれば十分です。

220ニト 室内ならなんとか使える。明るい室内では暗く見える
250ニト 室内向け。屋外では日陰ならギリギリ使える
300ニト 屋外の日陰でも見える(見やすいわけじゃない)
400ニト 屋外でも使いやすいが、直射日光が当たるとちょっとくらい
500ニト 屋外向け
600ニト 画面に直射日光が当たっても比較的見える

 

 

 

その他の特徴

 

メモリ

HP OmniStudio X 27-cs Memory Mark計測結果

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリは最新のDDR5-5600MHzで、レビュー機は32GBになります。メモリ性能を測るMemory Markの計測結果は2727と悪くないスコアでした。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3324
DDR5平均  2769
本機DDR5  2727
LPDDR5平均  2749
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ

HP OmniStudio X 27-cs シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD 2TBで、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は6382MB/秒、ライト(書き込み速度)は5919MB/秒とどちらもすごく速いです。

 

 

Wi-Fi 7+ギガビットイーサネット搭載

超高速無線・Wi-Fi 7に対応

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps
IEEE802.11be
(Wi-Fi 7)
2.4/5/6GHz 46Gbps

次世代通信規格のWi-Fi 7に対応しており、現在主流のWi-Fi 6の約5倍、低価格モデルのPCに採用されるWi-Fi 5の約13倍の最大通信速度があります。また、理論上16本のストリームになり、今まで以上に多くのデバイス(理論上2倍)を接続して快適に使えます。

6GHzで最大320MHzのチャンネル幅があり、Wi-Fi 6E(最大160MHz)の2倍の帯域幅になります。

ただし、ルーターもWi-Fi 7に対応していないといけないし、契約回線も速くないとその恩恵はあまり受けられません。

 

 

まとめ

良い点

・洗練されたPCでどこに置いても合う
・CPU性能が高い
・ディスプレイのスペックが高く4Kで広色域のsRGB 99%
・マウスとキーボード付属
・モニターとして利用も可能なので、将来的にスペック不足になったときに便利

 

残念な点

・スピーカーの音がこもっている
・ポップアップカメラが固いので出し入れしにくい

 

総合評価

ホームユースには十分と言うか十分以上の性能で、ビジネス用途でがっつり使う人にも合うスペックでした。

洗練されたデザインでどこに置いても合うし、ゲーム以外の用途であればだいたいのことはそつなくできると思います。家族共用PCとしてリビングに置いてもいいですね。

マウスもキーボードも付属しているので、これ1台購入するとすぐに使い始めることができるのも高評価です。

 

 

公式サイト

 

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