HP Elite Mini 805 G8の実機レビュー コンパクトだが増設もできる

当サイトは広告、アフィリエイトを含みます

HPビジネスPCの小型デスクトップで、Elite Mini 805 G8のレビューです。

コンパクトなデスクトップで、手のひら大サイズ・1.45㎏となっています。マウントやスタンドを使って好きなところに設置でき、省スペースなのも魅力です。

レビュー機はメーカーからお借りしており、スペックはRyzen 7 5700GE、メモリDDR4-3200MHz 16GB、SSD PCIe 4.0 512GBになります。

 

現在新春初売りが開催中でビジネスPCが最大51%OFFで販売しています。詳しくはこちらをどうぞ。

  HPビジネスPCは毎週金・土・日曜日に週末セールをやっているので、お見逃しなく!

パソコンガイド専用割引クーポン

HP パソコンガイド専用割引クーポン HP様に当サイト向けの割引クーポンをご提供いただきました。下記リンクより本機を探して購入したら、割引が適用されます。ただし、ワークステーションなど一部の機種は非対象です。

・個人向けモデル13.2万円(税込)以上の機種を購入で7%OFF

・法人向けモデル7.7万円(税込)以上の機種を購入で4%OFF

個人向けPC割引クーポン

法人向けPC割引クーポン

[広告]【提供:株式会社日本HP】

HP Elite Mini 805 G8のスペック

CPU Ryzen 5 5600GE
Ryzen 7 5700GE
メモリ DDR4 最大64GB
ストレージ SSD×2枚
グラフィックス 内蔵グラフィックス
OS Windows 11 Home/Pro
LAN Wi-Fi 6、イーサネット
オーディオ Realtec 内蔵スピーカー
寸法(幅×奥行×高さ) 177 × 175 × 34.2mm
重さ 1.45kg
電源 65W
セキュリティ HP Wolf Security for business
標準保証 1年間
価格 7.7万円~

<性能評価>

 

パソコンの頭脳であるCPUはRyzen 5000GEシリーズで、少し前のモデルですが十分な性能があります。

また、こういったミニPCにはノートパソコン用のCPUが搭載されることが多いですが、本機は一応デスクトップ版になります。ただし、省電力モデルなのでノートパソコン版とあまり変わりはありません。

メモリはDDR4-3200MHzでメモリスロット2つ・最大64GB、ストレージは速度を見る限りPCIe 3.0×4で、最大512GB、そしてM.2スロットがもう1つあるのでSSDの増設も可能です。

その他のスペックは、OSはWindows 11 HomeかProでLANはWi-Fi 6とイーサネット、電源は65Wになります。また、内蔵スピーカーもあり、音は悪くないです。

たったの1.45㎏と手のひらサイズで、マウントに載せたりモニターなどに取り付けたりと場所いらずな機種です。

インターフェイスは多く、そしてスペックも高いものが搭載しており、USB Type-C 3.2 Gen 2×2が1つ、USB-Aは3.2 Gen 2が6つもあり、HDMIにDisplayportが2つ、イーサネットにケーブルスロットロック、3.5ミリジャックもあります。

 

 

公式サイト

 

 

HP Wolf Security for business標準搭載

HP Wolf Security

セキュリティはHP Wolf Security for Businessが搭載可能で、包括的なセキュリティになっています。

  • HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
  • HP BIOSphere Gen6・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
  • HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
  • HP Sure Start・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリ
  • HP Client Security Software・・・パスワード関係などのセキュリティ機能
  • HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
  • ナノセキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
  • TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
  • Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる

「世界で一番安全なビジネスPC」と言っているだけありセキュリティは万全で、次項で紹介する東京生産ということもあり、安心して使えます。

 

 

日本でのサポート

HP Elitebookのサポート内容

HP ElitebookのElite Premiumサポートは、電話・チャット、メール・LINEなどでやっており、対応時間は月-金9:00-21:00、土9:00-17:00になります。一番うれしいのは、電話した時に「その件でしたらこちらの部署におかけ直しください」と言う定番の文句が出てこないことですね。たらいまわしを回避し、1つの窓口で対応してくれます。また、サポートは国内になります。

保証は1年間引き取り修理が付いており、最長4年に延長ができます。また、オンサイト修理という保証にもアップグレードできます。

  • 引き取り修理・・・指定業者がパソコンを引き取りに来て修理工場に配送、修理後配達される(期間内はパーツ代や配送代など無料)
  • 出張修理/オンサイト修理・・・家や事務所に来てその場で修理。期間内は交換パーツ代など無料
  • アクシデントサポート・・・標準保証ではカバーされない水濡れや落下破損、盗難などに対応

保守拠点は国内に420か所以上あるので、修理も速いです。

また、他にも有料サポートが多くあるので、公式サイトを確認してみてください。

 

 

高い堅牢性

HP独自のHP Total Test ProcessとMIL-STD 810Hテストをパスした耐久性 HP Elitebook

本機は12万時間の品質テストをクリアし、米軍の物資調達企画であるMIL-STD 810Gの19項目に適合と堅牢性の高い機種です。

持ち運びやオフィスでの使用にも、安心して使えます。

 

 

メモリとSSDの増設ができる

HP Elite Mini 805 G8 メモリとストレージの増設が可能

本機はメモリとストレージの増設が可能で、SSDは比較的簡単に増設できます。

 

HP Elite Mini 805 G8 メモリとストレージの増設手順

背面真ん中にあるネジを外し、天面をスライドするとカバーが外れ、筐体内部にアクセスできます。

 

HP Elite Mini 805 G8 ストレージの増設手順

赤枠2つはM.2スロットで、Type-2280が搭載できます。

 

HP Elite Mini 805 G8 メモリの増設方法

メモリはファンの下にあるのでファンのねじを外してアクセスします。レビュー機にはDDR4-3200MHz・16GBが1枚搭載していました。

 

HP Elite Mini 805 G8 メモリの増設後

メモリの増設をした写真です。増設自体は簡単ですが、ファンの下にスロットがあるので、初めてやる人はとっつきにくいと思うかもしれません。

 

HP Elite Mini 805 G8 メモリ

ちなみに、公式サイトではメモリの枚数が書かれておらず、レビュー機は16GBなので8GB×2枚と思っていたら1枚でした。記載方法を見ると全てメモリ1枚のように見えるので、購入後に確認した方が良いと思います。

増設する場合は、こちらのアイテムでできます。

created by Rinker
Crucial(クルーシャル)
¥9,899 (2025/02/05 09:11:16時点 Amazon調べ-詳細)
created by Rinker
Crucial(クルーシャル)
¥4,570 (2025/02/05 09:11:16時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

小型筐体でインターフェイスも豊富

HP Elite Mini 805 G8 21.5インチモニターとつなげた状態

21.5インチの横にスタンドに立てて置いた状態ですが、小さいですね~。机の上にデスクトップを置けること自体小ささを物語っていますが、どこにでも置けるサイズです。

 

HP Elite Mini 805 G8 横置き

横置きです。寸法は幅177ミリ、奥行き175ミリとほぼ正方形で、厚さは34.2mmとノートパソコン2台分くらいの薄さです。

 

HP Elite Mini 805 G8 1.45kgの筐体

重さは1.45㎏で、14インチノートパソコンと同じくらいです。軽いので設置や持ち運びもしやすいです。

 

HP Elite Mini 805 G8 正面 スタンドに立てた状態

スタンドに立てると、こんな感じです。

 

HP Elite Mini 805 G8 正面 横置き

シンプルな外観で、前面はフレッシュエアーを大きく吸えるようになっています。

 

HP Elite Mini 805 G8 正面 右斜め前から

筐体はラウンドエッジになっており、おしゃれだと思います。

 

HP Elite Mini 805 G8 正面 後ろから

背面です。

 

HP Elite Mini 805 G8 メモリとストレージの増設手順

背面インターフェイスにはDisplayportが2つ、HDMIが1つ、USB 3.2 Gen 2が4つ、そしてイーサネットコネクタにケーブルロックスロットです。DisplayportとHDMIで最大3画面まで使うことができます。

また、USBはデータ転送速度が速く、10Gbpsになります。

 

HP Elite Mini 805 G8 正面 横置き

正面にはUSB Type-C 3.2 Gen 2×2が1つ、背面と同じUSB 3.2 Gen 2が2つ、そしてマイク/ヘッドフォンジャックになり、USB Type-Cは20Gbpsのデータ転送速度があります。

ちなみにスピーカーも内蔵しており、ミニPCにしては悪くないかなと言った音でした。ただし、Bluetoothスピーカーやイヤフォンを使った方が良いと思います。

 

 

その他の特徴

 

Ryzen 5000GEシリーズ搭載

Ryzen 5 5600GE Ryzen 7 5700GE
アーキテクチャ Zen 3
コア 6 8
スレッド 12 16
L3キャッシュ 16MB 16MB
最大クロック 4.4GHz 4.6GHz
ベースクロック 3.4GHz 3.2GHz
グラフィックスコア 7 8
TDP 35W

 

プロセッサーは省電力モデルのRyzen 5000GEシリーズで、多コア多スレッドでそこそこ良い性能ですが、現在Ryzen 9000シリーズが最新CPUになり、4世代前のCPUになります。

 

HP Elite Mini 805 G8 CPU Markスコア計測結果 メモリ16GB

こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、Ryzen 7 5700GEのスコアは18,857と悪く無いスコアでした。デフォルトTDPは35Wと低く、電源(ACアダプタ)も65Wとノートパソコン並みなので、一般的なデスクトップ用CPUみたいな性能は出ませんが、悪くない性能です、

これ、後々気づいたのですが、上の計測時はメモリが1枚のシングルチャンネルメモリだったので性能があまり伸びず、その後増設してもう1度計測しました。同じ16GBがなかったので、32GB×2枚にしました。

HP Elite Mini 805 G8 CPU Markスコア計測結果 メモリ32GB

増設後は22,281と20%近く性能が上がりました。

 

他のCPUとの比較です。以下に紹介するすべての比較表に記載しているCPUは、ノートパソコン用CPUになります。

スコアの目安

  • 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 15000~・ハイエンドPCに搭載される
  • 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

CPU Markスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  35370
Core Ultra 9 185H  33266
Ryzen AI 9 365  31399
Ryzen 7 8845H  30037
Core Ultra 7 165H  28719
Ryzen 7 8840HS  25148
Core Ultra 5 135H  24091
Core Ultra 7 155H  24271
Snapdragon X Elite X1E-78-100  22886
Ryzen 7 5700GE  22281
Core Ultra 5 125U  20403
Core Ultra 5 125H  20071
Core Ultra 7 258V  19935
Snapdragon X Plus X1P-42-100  19377
Core i5-1335U  18931
Core Ultra 5 135U  18742
Core 5 120U  17292
Core 7 150U  16900
Core Ultra 7 165U  16756
Core Ultra 7 155U  16140

 

HP Elite Mini 805 G8 Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能計測結果<メモリ1枚の16GBで計測>

Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。

Single Precision(単精度)は2170とかなり高く、Half Precision(半精度)も1028と良いスコア、Quantized(量子化スコア)は3401とぼちぼちでした。

単精度スコア半精度スコア量子化スコア

Single Precision Score/単精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 5 125H  2758
Core Ultra 5 125U  2458
Core i7-1260P  2405
Core Ultra 7 258V  2374
Ryzen 5 8640HS  2204
Ryzen 7 5700GE  2170
Ryzen 5 7535U  1647
Ryzen 3 7335U  1133

Half Precision Score/半精度スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  1255
Core Ultra 5 125H  1208
Ryzen 5 8640HS  1063
Core Ultra 5 125U  1042
Ryzen 7 5700GE  1028
Core i7-1260P  988
Ryzen 5 7535U  808
Ryzen 3 7335U  649

Quantized Score/量子化スコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  4815
Core Ultra 5 125H  4475
Core Ultra 5 125U  4097
Ryzen 5 8640HS  3923
Core i7-1260P  3424
Ryzen 7 5700GE  3401
Ryzen 5 7535U  2290
Ryzen 3 7335U  1629

 

HP Elite Mini 805 G8 Cinebench 2024計測結果 メモリ16GB
<メモリ1枚の16GBで計測>

Cinebench 2024のスコアで、Cinema 4DのデフォルトレンダリングエンジンであるRedshiftのパワーを利用して、CPUとGPUの能力を計測します。計測結果はマルチコア515、シングルコア87とマルチコアは悪くない性能でした。

他のCPUとの比較です。

マルチコアシングルコア

マルチコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較 

Ryzen AI 9 HX 370  1062
Snapdragon X Elite X1E-78-100  924
Ryzen 7 8845HS  867
Apple M1 Max  791
Snapdragon X Plus X1P-42-100  702
Core Ultra 5 125H  631
Ryzen 5 8640HS  557
Core Ultra 5 125U  555
Core Ultra 7 258V  526
Ryzen 7 5700GE  515
Apple M1  509
Core Ultra 7 258V  479
Core i7-1280P  433

シングルコア性能

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  121
Ryzen AI 9 HX 370  115
Apple M1 Max  113
Apple M1  112
Snapdragon X Elite X1E-78-100  107
Snapdragon X Plus X1P-42-100  107
Ryzen 3 8300GE  101
Ryzen 7 8845HS  100
Core Ultra 5 125H  100
Ryzen 5 8640HS  95
Core Ultra 5 125U  94
Ryzen 7 5700GE  87
Core i7-1280P  74

 

HP Elite Mini 805 G8 PCMark10計測結果 メモリ16GB<メモリ1枚の16GBで計測>

こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。

 

総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック(主にグラボ搭載機種)
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリ―クラス

本機種のスコアです。

  • 総合性能は5368→ミドルクラス
  • Essentialは9292→通常用途やビデオ会議などは快適にでできる
  • Productivityは8507→快適に使える
  • Digital content creationは5312→悪くないが高くない性能(メモリ1枚のため)
EssentialProductivityDigital Contents

Essential

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10915
Ryzen 5 8640HS  10622
Ryzen 5 7535U  10196
Core Ultra 5 125H  9781
Core i7-1260P  9744
Core i5-1240P  9728
Core Ultra 5 125U  9473
Ryzen 5 7535U  9465
Core Ultra 7 258V  9361
Ryzen 7 5700GE  9292
Ryzen 5 5625U  9036
Ryzen 7 5700U  8951
Ryzen 3 5425U  8743
Ryzen 3 7335U  8318
Ryzen 5 PRO 6650U  8130
Ryzen 5 5500U  7907

Productivity

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  10550
Ryzen 5 8640HS  9349
Ryzen 5 5625U  9223
Ryzen 5 7535U  8996
Ryzen 7 5700GE  8507
Core Ultra 7 258V  8492
Core Ultra 5 125U  8315
Ryzen 3 5425U  8193
Ryzen 5 7535U  8176
Ryzen 7 5700U  8065
Ryzen 5 PRO 6650U  8026
Core Ultra 5 125H  7892
Ryzen 3 7335U  7499
Core i7-1260P  6187
Core i5-1240P  6167
Core i5-1235U  5542

Digital Content Creation

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  11536
Core Ultra 7 258V  9321
Core Ultra 5 125H  8250
Ryzen 5 8640HS  7777
Core Ultra 5 125U  7173
Ryzen 7 7735U  7159
Core i7-1260P  6406
Core i5-1240P  5875
Ryzen 5 7535U  5851
Ryzen 5 PRO 6650U  5636
Ryzen 5 5625U  5372
Ryzen 7 5700GE  5312
Ryzen 7 5700U  5282
Ryzen 3 7335U  4872
Core i5-1235U  4716
Ryzen 3 5425U  4240

 

 

グラフィックス性能は高くないが通常用途なら問題なし

グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。3D Graphics Markのスコアはメモリ1枚だと1557とかなり低く、メモリ2枚だと2938まで上がりました。

Core i7-1355U(スコア2981)と同じくらいの性能です。

3D Graphics Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen AI 9 HX 370  9117
Ryzen 7 8845HS  9055
Ryzen 5 8640HS  6065
Core Ultra 5 125H  5507
Core Ultra 7 258V  5204
Ryzen 7 7735U  5098
Ryzen 5 7535U  4127
Core Ultra 5 125U  4045
Ryzen 5 PRO 6650U  3526
Core i7-1260P  3263
Core i7-1355U  2981
Ryzen 7 5700GE  2938
Core i5-1335U  2686
Core i5-1340P  2542
Ryzen 3 7335U  2609

 

次はゲームの3DMarkを使い、グラフィック性能を測ります。

HP Elite Mini 805 G8 Fire Strike計測結果 メモリ2枚<メモリ2枚>

HP Elite Mini 805 G8 Fire Strike計測結果 メモリ1枚<メモリ1枚>

DirectX 11で動作するFire Strikeの計測結果はメモリ2枚時で3185、メモリ1枚はじ2185とどちらにしても低い性能でした。

Fire Strike

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

RTX 3050  10718
Ryzen AI 9 HX 370  9118
Core Ultra 7 258V  8065
GTX 1650  8033
Core Ultra 5 125H  7904
GTX 1650 Max-Q  6861
Arc A350M  6770
Ryzen 5 8640HS  6614
Core Ultra 5 125U  4833
Ryzen 7 7735U  4645
Snapdragon X Plus X1P-42-100  3599
Ryzen 7 5700GE  3185

 

次はゲームのベンチマークで、ドラゴンクエスト10は6261で「快適」、FFXIV黄金のレガシーは2173で「設定変更を推奨」でした。2Dグラフィック性能はそこそこ高いです。

ドラクエXFFXIV

ドラクエX FHD画質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  17353
Core Ultra 5 125H  17314
Ryzen AI 9 HX 370  17266
Core Ultra 5 125U  13949
Ryzen 5 5625U  10747
Ryzen 7 5700U  10370
Ryzen 3 5345U  9348
Ryzen 7 7730U  9033
Ryzen 5 7530U  8994
Ryzen 5 8640HS  8954
Ryzen 5 PRO 6650U  7949
Ryzen 7 7735U  7291
Ryzen 7 5700GE  6261
Core i7-1355U  6213
Core i5-1335U  5150

FFXIV 標準品質

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core Ultra 7 258V  9391
Core Ultra 5 125H  7547
Ryzen AI 9 HX 370  7187
Snapdragon X Elite X1E-78-100  6556
Ryzen 5 8640HS  5470
Ryzen 7 8845HS  5345
Core Ultra 5 125U  4852
Snapdragon X Plus X1P-42-100  4794
Ryzen 7 7735U  4398
Ryzen 7 5700GE  2173
Ryzen 3 7335U  2051

 

メモリ性能

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

搭載メモリはDDR4-3200MHzで、メモリスロット2枚で最大64GBにできます。メモリ性能を測るMemory Markの結果はメモリ1枚の時は2382と、メモリ2枚時は3030とDDR4にしては良かったです。

その他のメモリとの比較です。

Memory Mark

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

LPDDR5X平均  3324
本機DDR4  3030
DDR5平均  2769
LPDDR5平均  2749
LPDDR4X-4266MHz平均  2502
DDR4-3200MHz平均  2165

 

 

ストレージ

HP Elite Mini 805 G8 シーケンシャル速度計測結果

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージはSSD 512GBで、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は3713MB/秒、ライト(書き込み速度)は2803MB/秒と速くないですが遅くもないです。

 

Wi-Fi 6+イーサネット

対応周波数 速度
IEEE802.11ac
(Wi-Fi 5)
5GHz 6.9Gbps
インテルWireless-AC 9560 2×2(Wi-Fi 5) 2.4/5GHz 1.7Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6)
2.4/5GHz 9.6Gbps
IEEE802.11ax
(Wi-Fi 6E)
2.4/5/6GHz 9.6Gbps

無線はWi-Fi 6に対応しており、旧規格のWi-Fi5より約40%最大通信速度が上がっています。また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

また、ギガビットイーサネットも搭載しているので、有線でも無線でも通信ができます。

 

 

ライバル機種

HP Wolf Securityのようなセキュリティはありませんが、似たようなモデルと価格でライバル機種をピックアップしましたが、こういった機種は少ないですね。

 

ThinkCentre M75q Tiny Gen 5

Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen 5(AMD) 正面Ryzen 8000GEシリーズ搭載で省電力ですがパワフルな機種です。ただし、Ryzen AIを搭載しているのはRyzen 7のみなので、最新スペックを楽しむなら価格がちょっと上がります。

CPU Ryzen 3 8300GE
Ryzen 3 PRO 8300GE
Ryzen 5 8500GE
Ryzen 5 PRO 8500GE
Ryzen 7 8700GE
Ryzen 7 PRO 8700GE
メモリ DDR5-5200 最大64GB
ストレージ SSD×2
LAN 無し/Wi-Fi 6
有線LAN イーサネット(RJ45)
重さ 最大1.25㎏
電源 65W/90W
保証 1年間オンサイト
価格 8.5万円~

レビュー

 

 

まとめ

良い点

・小型筐体で設置に困らない
・メモリとストレージの増設が可能
・HP Wolf Security搭載可能
・Elite Premiumサポート付き
・インターフェイスが高品質で、数も多い

 

残念な点

・性能が悪いわけじゃないが、4世代前のCPUが採用されている
・メモリスロットへのアクセスが手間

 

総合評価

片手で簡単に持てるほどコンパクトで軽量なデスクトップですが、メモリとストレージの増設ができるので、スペック不足を感じても簡単にスペックアップができます。

また、マウントを使ってモニターに搭載してもいいし、机の裏に設置したり、スタンドに立てたりと、好きなところに設置できるのもうれしいですね。

最大の特徴と言ってよいHP Wolf Securityは標準搭載なので、最安値モデル(7.7万円)でも安心して使えます。

インターフェイスのスペックも高く、ドックも必要ないくらい多いので、小型PCと言っても侮れませんね。

価格も安いし、総合的に見ても「いいな、この機種」と思うのですが、CPUが古いのがちょっと気になるところです。

 

公式サイト

 

パソコンガイド運営者の写真