ここ最近人気のミニPC・GMKtec NucBox G5のレビューです。
すっごく小さくてすっごくカワイイPCです。
そういえば、カワイイPCってあんまりないですよね?
本機はエントリーPCでスペックは高くないですが、インターフェイスも豊富でメモリが大きいので普通に使えます。サブ機やあまりPCを使わないけど必要だという人に特に合うと思います。
レビュー機はメーカーからいただいたもので、スペックはIntel N97、メモリ12GB、SSD 256GBになります。
GMKtec様から楽天で使えるパソコンガイド専用のGMKtec NucBox G5が30%オフになる特別クーポンを頂きました。先着50名が3月25日23:59までご利用いただけます。
クーポンコードはNLEB-WN4K-5DRX-SUCGです 。
詳しくはGMKtecセール情報をどうぞ。
Contents
GMKtec NucBox G5のスペック
CPU | Intel N97 |
---|---|
メモリ | LPDDR5-4800 12GB |
ストレージ | SSD SATA 256/512GB(最大2TB可能) |
グラフィックス | CPU内蔵 |
OS | Windows 11 Pro |
LAN | ギガビットイーサネット Wi-Fi 5 |
オーディオ | あり |
寸法(幅×奥行×高さ) | 72 × 72 × 44.5mm |
重さ | 510g(実測171g) |
ACアダプタ | 36W |
その他 | 技適あり |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 2.6万円~ |
<性能評価>
パソコンの頭脳であるCPUはIntel N97が搭載でエントリークラスですが、第10世代Intel Core i5に近い性能なので、普通に使えるほどでした。
メモリは意外にもLPDDR5-4800が搭載で、12GBとそこそこの容量があるので基本的に使いやすいです。ただし、CPUがメモリチャンネル1つしか対応していないので、シングルチャンネルメモリで動作します。これは、特にグラフィック性能が低くなるということです。
ストレージはSSD SATAが搭載で速度は遅めですが、普段使い用途であれば気にならないと思います。一応最大2TBのSSD SATA Type-2242に換装できますが、増設はできません(M.2スロットは1つのみ)。
OSはWindows 11 Proで、LANはギガビットイーサネットにWi-Fi 5、そしてインターフェイスは豊富でUSB 3,2 Gen 2が3つもあり、HDMIが2つ、3.5ミリイヤフォンジャックとセキュリティロック、TFカードスロットもあります。
唯一あるUSB Type-Cは電源アダプタです。
縦横約7×7センチの手のひら以下のサイズで、ポケットにも入るので持ち運びもできます。重さは販売サイトには510gと書いていましたが、実測171gでした。
エントリークラスのデスクトップなので、軽作業向けの機種です。メインPCのサブ機としてや、あまりパソコンは使わないけど必要だという人に合います。
現在、amazonと楽天で購入できますが、筆者がレビューをしたピンクは楽天でのみ販売されています。
小さくてかわいい筐体
しっかりとした箱に入ってきました。価格が価格なので期待以上でした。
箱の中身です。PCとACアダプタ、説明書が入っています。
ACアダプタは36Wです。一般的なノートパソコンのアダプタが60Wなので、それよりも小さいですね。
これ、高さは 44.5mmで、幅と奥行きは72ミリの正方形で、すっごく小さいんです。
手のひらに載せてもこんな感じです。小さくてかわいいPCで、ラッピングの指定もできるのでIT女子へのプレゼントにもいいですね。
スマホとの比較です。
PC本体の重さは171グラムとめちゃくちゃ軽く、アダプタ(138グラム)と合わせても309グラムです。
これでデスクトップなんて信じられないですね。
消費電力がたったの12WのCPU搭載
Intel N97 | |
コア | 4 |
キャッシュ | 6MB |
iGPU演算ユニット | 24 |
TDP | 12W |
消費電力が12Wと小さく、本機のようなミニPCにぴったりのCPUです。小さな筐体は熱がこもりやすいので、こういった発熱が少ないCPUを搭載すると熱くなりにくいので快適に使えます。また、発熱が低いと寿命も延びやすいですね。
以下にベンチマークをご紹介しますが、メモリの性能が意外にしっかりとしているので軽作業で困ることはありません。
こちらはCPUの性能を測るCPU Markスコアで、計測結果は5881と第10世代Core i3並みの性能でした。テキストワークなどの軽い作業に向いてます。
スコアの目安
- 7000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
- 10000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
- 15000~・ハイエンドPCに搭載される
- 18000~ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い
CPU Markスコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 5 135U | |
---|---|
Core Ultra 5 125U | |
Core 5 120U | |
Core 7 150U | |
Core Ultra 7 165U | |
Core Ultra 7 155U | |
Core i5-1035G1 | |
Intel N97 | |
Intel N150 | |
Pentium Gold 7505 | |
Core i3-1005G1 |
Geekbench AIのONNXでCPUのAI性能を測りました。ONNXはOpen Neural Network eXchangeで、ディープラーニングや機械学習モデルのようなAIモデルの性能を計測します。
Single Precision(単精度)は873、Half Precision(半精度)も470、Quantized(量子化スコア)も1257と低いスコアでしたが、思ったほど悪くないと思います。Ryzen 3 7335Uより2~30%ほど低いだけです。
Single Precision Score/単精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 7 155H | |
---|---|
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Core Ultra 7 258V | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U | |
Intel N150 | |
Intel N97 |
Half Precision Score/半精度スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 7 155H | |
---|---|
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core Ultra 5 125U | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U | |
Intel N97 | |
Intel N150 |
Quantized Score/量子化スコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Core Ultra 7 155H | |
---|---|
Core Ultra 7 258V | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 5 125U | |
Ryzen 5 8640HS | |
Core i7-1260P | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 3 7335U | |
Intel N97 | |
Intel N150 |
こちらはPCMark10の計測結果で、Essentialは「通常用途(Web検索やビデオ会議、アプリの起動など)の性能」、Productivityは「Microsoft Office(事務系のアプリ)使用時の性能」、Digital Content Creationは「コンテンツ作成(画像・動画編集など)のしやすさ」を表しています。
総合性能の目安は以下になります。
・9000以上・・・超ハイスペック
・7500以上・・・ハイスペック
・5000以上・・・ミドルクラス
・2500以下・・・エントリークラス
本機種のスコアです。
- 総合性能は3051→エントリークラス
- Essentialは6091→タブをたくさん開かなければ通常用途やビデオ会議などはできる
- Productivityは4536→そこそこ使える
- Digital content creationは2791→不向き
性能は低いですが、普通に使える程度のスコアでした。グラフィック性能が低いのでそういったことには向きませんが、テキストワークなどの軽いビジネス用途なら使っても問題なさそうです。
Essential
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 PRO 6850H | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 5 125H | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 3 7335U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Ryzen 5 5500U | |
Intel N150 | |
Intel N97 |
Productivity
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 5 7535U | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 3 5425U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 7 PRO 6850H | |
Ryzen 3 7335U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U | |
Intel N97 | |
Intel N150 |
Digital Content Creation
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 7 PRO 6850H | |
Core Ultra 5 125H | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 7735U | |
Core i7-1260P | |
Core i5-1240P | |
Intel N97 | |
Intel N150 |
インターフェイスが意外に豊富(ただし、USB Type-Cがない)
こんなに小さなデスクトップですがUSB-Aが3つあり、データ転送速度が10Gbpsと速いGen 2が2つもあります。
そしてHDMIが2つもありRJ45にTF(microSD)カードスロット、そして安全ロックもあります。
残念なのは、USB Type-Cポートがない点です。一般的にUSB-A to Cが多いのでそこまで困ることはないですが、USB-C to Cのケーブルも使う場合はアダプタが必要です。
正面はデータ転送速度が10GbpsのUSB 3.2 Gen 2が2つ。
側面にmicroSDカードリーダーと安全ロック。
背面上の左からUSB Type-Cポート(電源用)、HDMIが2つ。下には左から3.5ミリジャック、RJ45、そしてUSB 3.2 Gen 1です。
簡単に筐体内部にアクセスできる
足部分にあるネジを4つ外すと、筐体内部にアクセスできます。
メンテナンスもしやすく、一応SSD SATA Type-2242を2TBまで増設できますが、いまのSSDにOSが入っているのである程度知識がないと難しいです。SSDだけ載せ替えたらPCが使えなくなるのでご注意を。
その他の特徴
グラフィックス性能
グラフィック性能が高いとOfficeを使った作業や複数画面での作業、そして画像・動画編集などがしやすくなります。
3D Graphics Markのスコアは1213とかなり低い性能でした。メモリが1枚のシングルチャンネルなのでこれはしょうがないです。
3D Graphics Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Ryzen AI 9 HX 370 | |
---|---|
Ryzen 7 8845HS | |
Ryzen 5 8640HS | |
Ryzen 7 PRO 6850H | |
Core Ultra 5 125H | |
Core Ultra 7 258V | |
Ryzen 7 7735U | |
Ryzen 5 7535U | |
Ryzen 5 PRO 6650U | |
Core i7-1260P | |
Core i7-1355U | |
Core i5-1335U | |
Core i5-1340P | |
Ryzen 7 PRO 5850U | |
Core i5-1240P | |
Core i5-1235U | |
Ryzen 3 7335U | |
Intel N97 | |
Intel N150 |
念のため3DMarkでFire Strikeの性能を測ってみました。
Fire Strikeの計測結果は1657と、分かりきっていたことですがかなり低い性能でした。
ドラゴンクエスト10のベンチマークは2627 で「やや重い」でした。2Dゲームはギリギリできるくらいの性能ですね。
メモリ性能
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
搭載メモリはLPDDR5-4800MHzで、メモリの性能を測るMemory Markの計測結果は2188と普通でした。やっぱり12GBもあるしLPDDR5なので良い性能です。
その他のメモリとの比較です。
Memory Mark
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
DDR5平均 | |
---|---|
LPDDR5平均 | |
LPDDR4X平均 | |
LPDDR5/本機 | |
DDR4-3200MHz平均 |
ストレージ
ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。
搭載ストレージはSSD SATA 256GBで、シーケンシャル速度を計測したら、リード(読み込み速度)は559MB/秒、ライト(書き込み速度)は507MB/秒と遅いですが、SATAなのでこんなもんです。
ビジネス用途などで使わなければ、ストレスはないと思います。
microSDカードリーダーのシーケンシャル速度は、リード(読み込み速度)は22MB/秒、ライト(書き込み速度)は27MB/秒と遅いです(一般的なものは90MB/秒ほど)。たくさんのデータを移動する場合は結構待ちます。
こちらはストレージのシーケンシャル速度の、おおよその速度です。
シーケンシャル速度
オレンジ色・・・リード 青・・・ライト
本機種 | |
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PCIe 4.0×4 | |
PCIe 3.0×4 | |
HDD |
モニター
モニターの購入や買い替えを検討の方は、筆者が使っているLenovoモニターもおすすめなので、こちらも併せてどうぞ。
サポート・保証
24時間対応のメールサポートがあり、24時間以内に対応するとのことです。また、amazonの直営店では「質問する」ボタンがあるのでこちらも使えると思います。
購入後15日以内なら理由に係わらず返品可能です。
まとめ
良い点
・小さな筐体でどこにでも設置できる。何なら持ち運べる
・静か
・インターフェイスが豊富
・筐体内部にアクセスしやすい
・Windows 11 Pro
残念な点
・シングルチャンネルメモリ(メモリ1枚)なので、グラフィック性能が低い
総合評価
2万円台のデスクトップとしては、そこそこ良い機種だと思います。この価格のPCにUSB 3.2 Gen 2やHDMIが2つ搭載しているのは珍しく、スピードを求めなければ普通に使えます。
エントリークラスの性能なのでサブ機として使ったり、毎日PCは使わないけど必要だという人にちょうど良いと思います。
amazonと楽天で購入できますが、桜ピンクは楽天でのみ販売されています。
Author
・パソコンガイドメインライターの本田。PCやタブレット、その他ガジェットが好きで、年間2~30台ほどのPCとモニターや周辺機器を購入するマニア
・元ミュージシャン
・暖かいところが好きで、よくタイに旅行に行く
・既婚(妻と子供2人)
・最近の趣味はオーディブルを聞きながらぼけ~っとすること
・はまってることは、裸足で1日10分歩く健康法
・若く見られがちだが40代