Lavie Tab T9 2023年モデルのレビューです。
スマホじゃ小さくて見にくいけど、タブレットは大きすぎるという人に向いた機種で、スペックは低めなので軽めのことをする人に向いています。
例えば、通勤中の電車で電子書籍を読んだり、家にいるときにちょっと大きめの画面で動画視聴をしたり・・・。
当サイトの評価は、このようになりました。
スペック | [usr 3.0] |
---|---|
コスパ | [usr 2.5] |
総合評価 | [usr 2.7] |
Contents
Tab Tab T9のスペック
SoC | MediaTek Helio G80 |
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メモリ | 3GB/4GB |
ストレージ | 32GB/64GB |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
ディスプレイ(9型) | HD 1340×800、高視野角液晶 |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 5(IEEE802.11ac/a/b/g/n) |
生体認証 | 無し |
カメラ | 800万画素/200万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 136.8 × 215.4 × 8.0mm |
重さ | 344g |
バッテリー | 最大約10時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 37,820円~ |
<性能評価>
タブレットの心臓部であるSoCはローエンドモデルで、ちょっと古いMediaTek Helio G80になります。基本的にサクサク使えるわけじゃなく、ゆっくりと使う人に向いています。
メモリはLPDDR4Xで3GBと4GBモデルがあるので、ちょっとでもより快適に使いたい人は4GBを選ぶとよいです。
また、3GBモデルはストレージが32GBなので、多くのアプリをダウンロードする人や写真を撮る人はすぐに満タンになり、動作がかなり遅くなります。どちらのモデルを買うにせよ、microSDカードで増設できるので、データはこちらに保存したほうが良いかもしれません。
ディスプレイはHD解像度の1340×800ですが、画面が小さいのでFHDでもHDでも見分けはつかないと思います。特に画質が荒いなどと思うことはないと思います。
その他のスペックはWi-Fi 5に対応し、カメラは前面200万画素、リア800万画素と低価格タブレットのスペックで、好んで使うことはないと思います。
意外なことにドルビーアトモスに最適化された2つのスピーカーがあり、モノラルマイクが搭載です。
9インチで344gと軽く、バッテリー駆動時間は最大約10時間と1日に使うには十分かと思います。
本機はスマホよりちょっと大きな画面を使って、Web閲覧や電子書籍を読む人に合います。もしくは、カーナビ替わりにも使えますね。
旧モデルとの比較
2019年ごろからLavieのレビューをしていますが、筆者が把握している限りでは、Lavie初の9インチかと思います。
兄弟モデルにLavie T8があり、本機と似たようなスペックで小型タイプになります。
メタルボディで高級感がある
スペックは低いタブレットですが、若干コンパクトなメタルボディになります。プラスチックを使った安っぽいボディじゃないので、どこにもっていっても恥ずかしくありません。
シンプルな外観で、Lavieのロゴがあるだけです。
ちょっとコンパクト
寸法は
・縦 215㎜
・横 136㎜
・厚さ 8㎜
で、コンパクトな9インチタブレットです。絶妙なサイズで、スマホより大きく一般的なタブレットよりも小さいです。
例えばスマホではズームしないと読みにくいマンガなんかも、T9だとズームなしで読めるものがほとんどだと思います。
また、344gなので片手持ちもできますが、長々持つと手が疲れてきます。
その他の特徴
顔認証には非対応
公式サイトを見ると「おっ!顔認証に対応!」と一瞬思いましたが、これは家電量販店で販売されているLavie Tab T9 T0975のことで、直販モデルは非対応です。
4万円近いタブレットで、指紋センサーも顔認証もない機種は珍しいですね。
ケースも売っていたようだが、販売終了
カバーケースも販売していたようですが、執筆時現在、販売が終了したようです。amazonなどで2千円ほどで販売されているので、そちらから購入をどうぞ。
ローエンドスペック
MediaTek Helio G80 | |
プロセス | Arm Cortex-A75 Arm Cortex-A55 |
コア | 8コア |
最大クロック | 2GHz |
GPU | Arm Mali-G52 MC2 |
Socはbig.Littleで、パフォーマンスの高いコアと省電力のコアの2種類を搭載しており、低負荷なことをしているときは省電力コアで作業をするため、バッテリー駆動時間が長くなるという特徴があります。
Geekbench 6はクロスプラットフォームのベンチマークで、CPUやGPUコンピューティングのスコアを計測できます。
Geekbench 6 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8+ Gen 1 | |
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Snapdragon 870 | |
Snapdragon 870 | |
MediaTek Kompanio 1300T | |
MediaTek Dimensity 7050 | |
Snapdragon 695 | |
Snapdragon 750G | |
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 690 5G | |
Snapdragon 7c Gen 2 | |
Snapdragon 730G | |
MediaTek Helio G90T | |
Ryzen 3 3250C | |
Snapdragon 680 | |
MediaTek Kompanio 520 | |
Snapdragon 662 | |
MediaTek MT8183 | |
Unisoc T610 | |
MediaTek Helio P90 | |
MediaTek Helio P22T | |
MediaTek Helio P60T | |
Snapdragon 439 | |
Helio G80 | |
Ryzen 3 3250C | |
Snapdragon 429 | |
MT8166 | |
MediaTek Helio A22 |
Geekbench 6 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 8+ Gen 1 | |
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Snapdragon 870 | |
MediaTek Dimensity 7050 | |
Snapdragon 870 | |
Snapdragon 695 | |
MediaTek Kompanio 1300T | |
Snapdragon 750G | |
MediaTek Kompanio 520 | |
Snapdragon 690 5G | |
MediaTek Helio G99 | |
Snapdragon 7c Gen 2 | |
Snapdragon 730G | |
MediaTek Helio G90T | |
Snapdragon 680 | |
Unisoc T610 | |
Snapdragon 662 | |
Helio G80 | |
MediaTek MT8183 | |
MediaTek Helio P60T | |
MediaTek Helio P90 | |
Snapdragon 439 | |
Snapdragon 429 | |
MediaTek Helio P22T | |
MT8166 | |
MediaTek Helio A22 |
また、メモリは4GBか3GBになり、できれば4GBモデルがおすすめです。3GBモデルだと、何をするにも遅いです。
こちらならストレージも倍の64GBになるので、そんなにすぐにストレージがカツカツになることもないと思います。また、microSDカードを増設できるので、いろいろとダウンロードする方は増設しておいた方が良いです。
ディスプレイはHD解像度だがそんなに悪くない
解像度 | 光沢 | 液晶 |
9型 1340×800ドット | あり | 高視野角液晶 |
HD解像度ですが、ディスプレイが小さいので高精細に見えます。小さな文字でも読みやすく、悪くないと思います。
視野角は広く、四隅が暗くて読みにくいなんてこともないです。
バッテリー駆動時間
最大バッテリー駆動時間は、約10時間となっています。性能が低い分、消費電力も小さいので、人によっては丸一日持つかもしれません。
インターフェイス
ポートはUSB 2.0 Type-Cになり、OTG機能付きです。OTG機能はパソコンを介さずにHDDなどと直接接続し、データのやり取りができる機能です。
サポート・保証
Lavie製品には1年間の標準保証が付いており、タブレットは最大2年まで延長が可能です。ただし、ちょっと面倒で、購入時にそのまま2年に延長できず、Google検索で探さないとこのページを発見できません。ん??なんででしょう?公式サイトからはこのページに移動できないんです。。。
こちらの「タブレット延長保証サービス」から延長ができます。ちなみにこちらも公式サイトです(笑)。
保証は、何かあった場合はNECの指定業者が引き取りにきてリペアセンターに配送し、修理後に郵送してくれます。もちろん、保証期間内は無料です。
また、121コンタクトセンターと言う電話サポートで使い方相談をしたり、チャットでのサポートもあります。
まとめ
良い点
・スマホよりも大きなディスプレイで使いやすい
・バッテリー駆動時間が長い
・電子書籍を読むのにばっちり
・電話サポートがあり、初心者でも安心
残念な点
・価格の割に性能が低い
総合評価
本機は、スマホじゃ使いにくい・見にくいからちょっと大きめのデバイスを探している人に合う機種ですね。
性能は低いのでサクサク快適にとは言えませんが、電子書籍を読んだりWeb閲覧くらいなら十分使える機種です。
また、サポートは手厚いので、初めてタブレットを使う人にも使いやすい機種です。