Lavie TabにはTab T10と言うモデルがすでにあるのですが、そちらは10.1インチで、型番がT1055になり、本機・Tab T10は10.61インチで、型番がT1075(6GBモデル)か、Tab 10/202(4GBモデル)になります。
ちょっとややこしいですが、Lavie Tabはインチ数で名前を決めているので、複数の同名タブレットがあります。
10.1型モデルよりも性能は高く、価格も若干高めですが、サクサクマルチタスクをこなせる機種です。
当サイトの評価は、こうなりました。
スペック | [usr 4.0] |
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コスパ | [usr 3.6] |
総合評価 | [usr 3.9] |
Contents
Lavie Tab T10 10.61型のスペック
CPU | Qualcomm Snapdragon 680 |
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メモリ | 4GB/6GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
ディスプレイ(10.61型) | 2000×1200ドット |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1 |
オーディオ | ドルビーアトモス、4スピーカー |
生体認証 | 顔認証 |
カメラ | 800万画素/800万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 251.2 × 158.8 × 7.45㎜ |
重さ | 約470g |
バッテリー | 約14時間 |
標準保証 | 1年間 |
価格 | 4.8万円~ |
<性能評価>
タブレットの頭脳であり、心臓部分であるSoCはスナップドラゴン680が搭載で、ミドルクラスの性能です。マルチタスクはもちろん、原神などのちょっと重たいゲームも、全然できるほどです。
メモリはちょっと大きめの4GBと、大きめの6GBがあり、充分な容量があるので、特に6GBのモデルは重たい作業もサクサクできます。
ストレージはちょっと小さめの64GBか、大きめの128GBがあり、microSDカードの搭載も可能です。何GBまでと記載されていませんが、128GBや256GBを増設したら安心です。
ディスプレイはFHDよりも若干解像度が高い2000×1200ドットで、視野角が広いIPS液晶です。
無線通信は、残念なことにいわゆるWi-Fi 5が搭載で、LTEなどのWWANはありません。
カメラは一般的なタブレットの画質で、フロントとリアカメラともに800万画素になります。写真撮影や動画撮影などは、スマホの高解像度に慣れている私たちにとっては満足できませんが、Web会議やオンラインレッスンなどの用途であれば、かなり高解像度です。
というのも、一般的なPCのWebカメラは92万画素と低いので、これと比べると約9倍ほどの解像度なので、より鮮明に自分が相手に映し出されます。
また、ドルビーアトモス対応のスピーカーが4つも搭載しており、オーディオは抜群、顔認証付きなので、サインインも一瞬です。
重量は470gと標準的で、バッテリー駆動時間は最大約14時間と長いので、多くの人は丸一日使えると思います。
Lavie Tab T10 10.61型の特徴
ベゼル(画面の黒い枠)も細く、おしゃれなタブレットだと思います。
寸法は
・縦 251.2㎜
・横 158.8㎜
・厚さ 7.45㎜
で、10.61インチにしてはコンパクトですね。大きめの10インチですが、重量が470gと一般的な10インチ(正確に言うと主に10.1インチ)とほぼ同じ重さです。無駄を削ったデバイスですね。
厚さは極薄ではないですが、一般的な厚さの7.45㎜です。個人的に、5㎜台になるとかなり薄く感じ、6㎜だと「ちょっと薄い」、7㎜だと多くのモデルのサイズで「普通」と思います。
ただし、このおかげで入力端子があるので、ヘッドフォンを有線接続できます。
タブレットカバーは別売りですが、キャンペーン中は「同時購入で実質0円」ということが多いので、購入時にご確認ください。
標準価格は、カバー・5478円、ペン・9878円と若干高めです。アマゾンだと、カバーは2000円くらいで販売しています。
ボディはLavieっぽいツートンカラーで、カバーを付けるので見ることは少ないですが、おしゃれだと思います。
ちなみに、リアカメラ、フロントカメラともに800万画素です。写真撮影は、スマホの方が良いですね。
フロントカメラは顔認証に対応しており、タブレットを使おうとしたら、素早くサインインしています。便利ですね。
高品質オーディオ
オーディオのDolby Atmosは、一般的なオーディオの様な平面的じゃなく、立体的な音を体感できます。映画を見たり、音楽を聴いたりと、よりリアルなサラウンディングで、没入感も高まると思います。
また、スピーカーは4つも搭載しているので、スマホやPCとは一線を画した音響です。
SoC
Qualcomm Snapdragon 680 | |
製造プロセス | 6nm |
コア | 8コア(A73 4コア、A53 4コア) |
周波数 | 2.4GHz+1.9GHz |
GPU | Adreno 610 |
SoCはbig.LITTLで、省電力性のコアと高負荷な作業をするコアの2種類があり、低負荷な作業は省電力コアを使うので、バッテリー駆動時間が伸びるという特徴があります。
こちらはGeekbench 5のスコアで、クロスプラットフォームのベンチマークになります。CPUやGPUコンピューティングのスコアを計測できます。
マルチコアは1555、シングルコアは371と、どちらもミドルクラスの性能です。
Geekbench5 マルチコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
Snapdragon 870 Tab P12 Pro |
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MediaTek Kompanio 1300T P11 Pro 2nd Gen |
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Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
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Snapdragon 680 | |
Snapdragon 662 Tab P11 |
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MediaTek Helio P90 X Game |
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MediaTek Helio P22T | |
Snapdragon 439 Yoga Smart Tab |
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MT8166 Tab M7 (3rd Gen) |
Geekbench5 シングルコア
オレンジ色・・・本機種 青・・・比較
MediaTek Kompanio 1300T P11 Pro 2nd Gen |
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Snapdragon 730G Tab P11 Pro |
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MediaTek Helio G90T Yoga Tab 11 |
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Snapdragon 680 | |
Snapdragon 662 Tab P11 |
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MediaTek Helio P90 X Game |
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Snapdragon 429 Tab B10 |
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MT8166 Tab M7 (3rd Gen) |
ディスプレイ
ディスプレイは2K解像度・2000×1200ドットで、視野角が広いIPS液晶になります。タブレットの角度を変えても、見やすい液晶です。
複数人で動画を見ても、見にくいことはないと思います。
メモリ
メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。
メモリはLPDDR4X 4GBか6GBが搭載で、4GBモデル(ストレージ64GB)は48,180円、6GBモデル(ストレージ128GB)は53,680円となっています。
当然6GBの方が劇的に快適に使えますが、5500円価格が上がるので考えものですね。
4GBでも十分な容量があるので、例えば、快適にゲームをしたい人は6GB、普通にプレイ出来たら十分だという場合は4GBでよいと思います。ゲームなどをしない、一般的な使い方であれば、4GBあれば十分です。
ストレージ
ストレージはちょっと小さめの64GB(メモリ4GBモデル)か、そこそこ大きめの128GB(メモリ6GBモデル)になります。
microSDカードを増設できるので、足りなくなったら、microSDカードを入れて、アプリや写真などのデータをmicroSDカードに移動したら大丈夫です。
付属のピンで、開けることができます。
ちなみに、microSDカードなら、Sandiskがおすすめです。
無線
Wi-Fiは802.11a/b/g/n/acに対応しており、いわゆるWi-Fi 5になります。Wi-Fi 6ではないですが、最大6.9Gbpsの速度があるので、通信速度はそこそこ速いです。
バッテリー駆動時間
バッテリーは7700mAhで、Web閲覧時だと最大約14時間のバッテリー駆動時間があります。
長いですね。使い方にもよりますが、丸1日余裕で持つと思います。
インターフェイス
タブレットなのでインターフェイスは1つで、USB Type-C 2.0、OTG機能付きになります。OTG機能とは、パソコンを介さずにHDDなどと直接接続し、データのやり取りができるので、パソコンを持っていなくても、HDDなどに直接データを保存したりできます。
また、音声出入力端子もあるので、飛行機でも使いやすいですね。
サポート・保証
Lavie製品には1年間の標準保証が付いており、タブレットは最大2年まで延長が可能です。
何かあった場合はNECの指定業者が引き取りにきてリペアセンターに配送し、修理後に郵送してくれます。もちろん、保証期間内は無料です。
また、121コンタクトセンターと言う電話サポートで使い方相談をしたり、チャットでのサポートもあります。
ライバル機種
Lavie T11(TAB11201/T1175)
11インチモデルのT11で、そこそこ性能が高いSnapdragon 662が搭載です。普段使い用途でサクサク快適に使いたい人に合います。本機より若干SoC性能は下がりますが、キーボード・カバー付きで同じ価格帯です
SoC | Qualcomm Snapdragon 662 |
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メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
ディスプレイ(11型) | 2K IPS液晶 マルチタッチ |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1 |
生体認証 | 顔認証 |
内蔵カメラ | フロント・800万画素 リア・1300万画素 |
重さ | 490g 931g (キーボード・カバー付き) |
バッテリー | 最大13.6時間 |
価格 | 4.1万円~ |
Tab P11 Plus
すべてが平均的なスペックで、普段使い用としてはサクサク使えます。これといった欠点もないですが、ディスプレイはちょっとだけ品質が高いので、映画を見たり音楽をよく聞く人に合います
SoC | MediaTek Helio G90T |
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メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB+microSDカード搭載可能 |
ディスプレイ(11型) | 2K(2000×1200) IPS液晶 |
OS | Android 11 |
無線 | Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1 |
オーディオ | ドルビーアトモス、スピーカー×4 |
生体認証 | 顔認証 |
カメラ | 800万画素/1300万画素 |
重さ | 490g |
バッテリー | 約12時間 |
価格 | 3.9万円 |
Tab M10 Plus(3rd Gen)
Lenovoから、ほぼ似たようなスペックのタブレットが出ており、価格も若干安いです。ストレージの最大増設容量が1TBと大きく、LTEモデルもあるので、持ち運びをする人に使いやすい機種です。また、バッテリーは最大約12時間あるので、使い方によっては丸1日使えると思います
SoC | Qualcomm Snapdragon 680 |
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メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB(最大1TB 増設可能) |
ディスプレイ(10.61型) | 2K IPS液晶 |
OS | Android 12 |
無線 | Wi-Fi 5、LTEあり |
生体認証 | 顔認証 |
カメラ | フロント・リア 800万画素 |
寸法(幅×奥行×高さ) | 251.2 × 158.8 × 7.5㎜ |
重さ | 465g |
バッテリー | 約12時間 |
価格 | 3.7万円 |
まとめ
良い点
・microSDカード増設可能
・ドルビーアトモスに最適化された4つのスピーカー
・ちょっとだけ標準よりも高画質
・大容量メモリ6GBモデルあり
・バッテリー駆動時間が長い
・顔認証あり
・サポートが手厚い
残念な点
・Wi-Fi 6非対応
総合評価
2Kディスプレイに、ドルビーアトモスに最適化されたスピーカーが4つもあるので、動画視聴には抜群だと思います。
全体的にミドルスペックで、メモリが4GBか6GBと、そこそこの容量があるので、何かをやっていて使いにくくなるということは、そうそうないと思います。
また、LavieはNECの製品で、使い方相談などサポートも手厚いので、初めての方にも購入しやすいと思います。