HP ZBook Fury 17.3 inch G8 Mobile Workstationのレビュー

当サイトは広告、アフィリエイトを含みます

最新スペックを搭載したハイエンドワークステーションで、現行最高峰のスペックになります。

17.3インチ・3㎏と横綱級のサイズですが、その分エアフローも良く、高いパフォーマンスを維持しやすい機種です。

現場で大画面で作業をする必要がある人や、メイン機種になりうるほどの性能を持ったノートパソコンをお探しの方に合います。

現在BIG SUMMERセールが開催中で、ビジネスPCが最大49%OFFになります。詳しくはこちらをどうぞ。

  HPビジネスPCは毎週金・土・日曜日に週末セールをやっているので、お見逃しなく!

ZBook Fury 17.3inch G8のスペックレビュー

ZBook Fury 17.3inch G8 左斜めから

CPU Core i7-11800H
Core i7-11850H
Core i9-11950H
メモリ 最大128GB
ストレージ 最大SSD×4
グラフィックス NVIDIA T1200
NVIDIA RTX
A2000/3000/4000/5000
ディスプレイ(17.3型) UHD IPS 非光沢 DCI-P3
無線 WiFi6、Bluetooth 5
内蔵マイク トリプルマイク
生体認証 指紋センサー、顔認証
セキュリティ TPM、HP Endpoint security Controller、HP Sure sense、HP BIOSphere、HP Sure Clickなど
寸法(幅x奥行きx高さ) 398.4 x 267.1 x 26.9㎜
重さ 3㎏
バッテリー 最大10時間12分
電源 150W/200W
保証 3年保証
価格 42.6万円~

CPUには最新のインテル11世代 ハイパフォーマンスモデルが搭載で、最大でCore i9-11950Hが搭載です。現行最高峰のパワフルプロセッサーですね。

メモリは大容量・最大128GBまで搭載でき、ストレージは最大でSSD 4枚、もしくはSSD 2枚+HDDと言う構成もあります。ノートパソコンでメモリ128GBもあれば、使い方によってはデスクトップじゃなく本機をメイン機種として購入してもいいと思います。

一番重要なグラフィックボードは、エントリーモデルのNVIDIA T1200からRTX A5000のハイエンドモデルまで選べます。電源もそこそこ大きめの150Wか200W(グラボにA3000以上搭載モデル)になっています。

ディスプレイは4K UHDディスプレイで視野角が広くコントラスト比が高いIPS液晶に、そして画面が反射しにくい非光沢パネル、色域はデジタルシネマ規格のDCI-P3 100%となっています。兄弟モデルの15.6型は、FHDディスプレイのみだったのでちょっと残念でしたが、本機では映像編集や画像編集など何をするにしても正確な色を見ながら作業ができます。

他には、指紋センサーや顔認証、高速通信のWiFi6に対応、Thunderbolt 4も2つあり、全方位トリプルマイクも搭載しているので、オンライン会議中も声が相手に伝わりやすいですね。

ほとんど「完璧」と言ってよいワークステーションだと思います。

 

公式サイト

旧モデルとの比較

ZBook Fury 17 G8と旧モデルG7の筐体<左/本機種・右/ZBook Fury 15 G7>

旧モデルのZBook Fury 15 G7との比較です。(メモリ・SSD・GPU・バッテリーは最大値)

本機種 ZBook Fury 15 G7
CPU Core i7-11800H
Core i7-11850H
Core i9-11950H
Core i7-10750H
Core i7-10850H
Core i9-10885H
メモリ 128GB 128GB
ストレージ SSD ×4 SSD×4
GPU RTX 5000 Quadro RTX 5000 Max-Q
ディスプレイ UHD UHD
無線 WiFi6 WiFi6、4G LTE
バッテリー 約10時間12分 約15時間45分
重量 3㎏ 3㎏
価格 42.6万円~ 39.1万円~(販売終了)

CPUとグラフィックボードが最新モデルになり性能が上がりましたが、その分消費電力も上がりバッテリー駆動時間は減っています。また、LTEモデルもなくなっています。

こちらはCPUの性能を計るPassmarkスコアです。

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・旧モデル

Core i9-11950H  24248
Core i7-11850H  21756
Core i7-11800H  21652
Core i9-10855H  15964
Core i7-10750H  12903
Core i7-10850H  12162

 

15.6インチモデルとの比較

本機種 15インチ
CPU Core i7-11800H
Core i7-11850H
Core i9-11950H
メモリ 128GB
ストレージ SSD ×4
GPU NVIDIA T1200、NVIDIA RTX A2000/3000/4000/5000
ディスプレイ UHD DCI-P3 FHD
無線 WiFi6 WiFi6、4G LTE
バッテリー 約10時間12分 約10時間18分
重量 3㎏ 2.5㎏
価格 42.6万円~ 35.8万円~

15インチモデルのZBook Fury 15.6inch G8はほぼ同じスペックですが、ディスプレイがFHDで、LTEモデルがあります。また、若干軽いので、持ち運びが多くLTEが必要な人は15.6インチモデルを検討してもいいかもしれません。ただし、17インチの色域はDCI-P3なので、より正確な作業がしやすいです。

 

ZBook Fury 17.3inch G8の特徴

ZBook Fury 17.3inch G8 正面

ワークステーションにしてはベゼル(画面の黒い枠)が細く、画面比率は84%となっています。17.3インチ画面でこの比率なら、ディスプレイも大きく見やすいですね。

ただし、17.3型で拡張性が高くエアフローも良い機種なので、筐体は大きいです。

寸法は

幅398.4㎜(≒一万円札2.5枚分/400㎜)
奥行267.1㎜(≒一万円札1.5枚分/240㎜)
高さ26.9㎜(≒500円玉/26.5㎜)

になり、全体的に大きいですね。持ち運びはしにくいですが、外部モニター無しでもしっかりした作業ができますね。

17.3インチと15.6インチのディスプレイ<左・17.3型/右・15.6型>

ちなみに、17.3インチディスプレイと15.6インチは一回り近く大きさが違います。大きいということは、ディスプレイが大きいだけじゃなくエアフローも良くなるので、高いパフォーマンスを長時間維持しやすくなります。

ZBook Fury 17.3inch G8 底面

底面の吸気口はかなり大きくとられています。

ZBook Fury 17.3inch G8 背面

ヒンジ部分にある排気口も大きいですね。

ZBook Fury 17.3inch G8の筐体内部

筐体内部を見るとかなりすっきりまとめられており、ベイパーチャンバーという熱を分散するヒートパイプもあるし、「Z ベイパーフォース」サーマルソリューションは、Z 予測ファンアルゴリズムなどにより冷却性能、静音性とシステム性能を状況に応じて最適化するそうです。

薄い液晶ポリマー製のファンが2つあり、これまでで最も高性能な冷却ソリューションとのことです。

ZBook Fury 17.3inch G8 ディスプレイ開閉部分

ディスプレイ開閉部分は「くの字」になっており、指1本で開閉が可能です。指1本で開けれるノートパソコンって、ほとんどないんですよね。

 

ZBook Fury 17.3inch G8 天板

天板にはZBookの「Z」のロゴがあるだけで、シンプルですね。CNCアルミニウム筐体で、高い強度と耐久性がありながら軽量化も実現でき、塗装カーボンファイバーと比較して5倍の耐摩耗性を持ちます。

また、筐体は一般的な家庭用の消毒液などを使って、クリーニングできるように設計されています。コロナの影響でパソコンを掃除することも多いと思いますが、簡単に消毒できるので助かりますね。

堅牢性・耐久性

HP 耐久性テスト<MIL規格のテスト>

12万時間以上に相当するHP独自の品質基準テストをクリアし、MIL-STD 810Hという米軍の物資調達規格のテスト(落下・衝撃・振動など)もクリアしており、高い堅牢性があります。

東京生産でサポートセンターも東京なので、安心感がありますね。

 

プライバシーシャッター

ZBook Fury 17.3inch G8のプライバシーシャッター

本機はWebカメラに物理シャッターがあるので、カメラを使用していないときやオンライン会議の離席中などに閉じておくと、プライバシーも完全に守られます。

 

キーボード

ZBook Fury 17 G8キーボード

キーピッチ(キーの中心から次のキーの中心までの距離)は18.7×18.7㎜で、余裕をもってタイピングできる幅があります。また、キーストローク(キーを押し込む距離)は1.5㎜~1.7㎜とノートパソコンでは普通なので、入力しやすいと思います。

画像①は、好みのアプリやファイルを設定できるショートカットキーで、②は電源ボタンになります。個人的にキーボードの中に電源があるのは好みじゃないですが、気にならない人もいると思います。

 

CPU

Core i9-11950H Core i7-11850H Core i7-11800H
製造プロセス 10nm SuperFin
コア/スレッド 8/16
キャッシュ 24MB
グラフィックス UHDグラフィックス
基本クロック 2.6GHz 2.5GHz 2.3GHz
ブーストクロック 5.0GHz 4.8GHz 4.6GHz
最大TDP 45W

CPUは最新のTiger Lake・インテル11世代モデルで、ハイパフォーマンスのHシリーズが搭載です。現行最高峰のCPUだし、筐体も大きくエアフローも良いので、性能を発揮しやすいと思います。

こちらはCPUの性能を表すPassmarkスコアです。

スコアの目安

  • 2000~・ネットサーフィンでもストレスを感じるほど
  • 5000~・web閲覧・動画視聴・Office資料作成があまりストレスなくできる
  • 7000~・ビジネス用途でがっつり使ってもストレスを感じることはほぼ無い
  • 10000~・ゲーミングPCや編集など専門的な機種に搭載されることが多い

Passmarkスコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-11950H  24248
Core i9-11900H  23371
Ryzen 9 5900HX  23249
Ryzen 7 5800H  21981
Core i7-11850H  21756
Core i7-11800H  21652
Ryzen 5 5600H  17768
Core i5-11500H  17655
Core i9-10980HK  17257
Core i9-10855H  15964
Core i5-11400H  15164
Core i7-10750H  12903
Core i7-11370H  12424
Core i5-11300H  11373

 

一般的なビジネス用途に必要とされる目安が約7000、クリエイティブワーク向けは1万以上なので、本機はかなり高い性能になります。

こちらはCinebench R23のスコアで、CPUの3DCGレンダリング性能を測定します。マルチコア性能は総合性能で、シングルコア性能が高いとゲームやクリエイティブワークもしやすくなります。

Cinebench R23 マルチコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Ryzen 9 5900HX  13875
Ryzen 7 5800H  12969
Core i9-11950H  12836
Core i9-11900H  12345
Core i7-11850H  12345
Core i7-11800H  12180
Ryzen 5 5600H  9974
Ryzen 7 5700U  9555
Core i5-11500H  9532
Core i7-10750H  7314
Core i7-1165G7  6070
Core i5-1135G7  5913
Core i7-11370H  5812
Core i5-11300H  5349

Cinebench R23 シングルコア

オレンジ色・・・本機種 青・・・比較

Core i9-11950H  1574
Core i9-11900H  1540
Core i7-11850H  1517
Core i7-1165G7  1504
Core i7-11800H  1492
Core i5-11500H  1492
Ryzen 9 5900HX  1478
Ryzen 7 5800U  1478
Ryzen 7 5800H  1445
Core i5-11400H  1415
Core i5-11300H  1394
Ryzen 5 5600H  1374
Ryzen 5 5700U  1274
Core i7-10750H  1174

 

インテルはシングルコア性能が高いので、クリエイティブワークがしやすいですね。

 

グラフィックス

業務用のAシリーズは以前はQuadroと言う名称で販売されていましたが、今回の新製品から「A」となっています。また、このクラスのワークステーションを購入するので、RTX A2000以上を選ぶ人が多いと思います。簡単に判別するなら、CUDAコアとメモリ容量に注目するといいです。

RTX
A5000
RTX
A4000
RTX
A3000
RTX
A2000
T1200
アーキテクチャ Ampere Turing
CUDAコア 6144 5120 4096 2560 1024
RTコア 48 40 32 20
Tensorコア
(TFLOPS)
192 160 128 80
単精度性能
(TFLOPS)
21.7 17.8 12.8 9.3 3.7
Tensor性能 174 142.5 102.2 74.7
メモリタイプ GDDR6
メモリ帯域 448GB/秒 384GB/秒 264GB/秒 192GB/秒 192GB/秒
メモリ容量 16GB 8GB 6GB 4GB 4GB
TGP 80-165W 80-140W 60-130W 35-95W 35-95W

TFLOPS・・・単精度浮動小数点演算性能で、例えばA4000の17.8TFLOPSだと、32bit小数の乗算、または加算を1秒間に17.8兆回実行できる速度

RTXシリーズはVR Readyなので、VR・ARなどの高負荷なこともできます。

ZBook ISVベンダー

本機はISV認証と言う「主要なソフトウェアベンダーの認証を受けた機種」になり、一部ですがソフトをご紹介します。

・データサイエンス・・・Keras、TensorFlow、PyTorch、RAPIDS等

・プロダクトデザイン、エンジニア・・・Ansys、Unity、Unreal、NX、VRED、Creo、Catia、SOLIDWORKS等

・メディアエンターテイメント・・・Premier Pro、Avid、3DS Max、Autodesk Maya等

ISV認証があるので、安心して使えますね。

 

ディスプレイ

ZBook Fury 17.3inch G8 ディスプレイ

右にスライドできます↓

解像度 光沢 液晶 輝度 色域
UHD
3840×2160
なし IPS 550nit DCI-P3 100%
UHD ウルトラハイディフィニション、いわゆる4K解像度
FHD フル・ハイディフィニション、一般的な画質
光沢 光沢ありは発色が良い反面、自分や背景が映り込みしやすい。光沢無しは映り込みがしにくい
IPS液晶 コントラスト比が高く、視野角も広い
nit 明るさを表す単位。通常250nitが標準

ディスプレイはほぼ満足のいく品質だと思います。4K解像度で、視野角が広くコントラスト比が高いIPS液晶が搭載、色域はデジタルシネマ規格のDCI-P3を100%カバーしています。画像編集・動画編集・映像作成など何をするにも正確な色を表現できます。

贅沢を言えば、この価格なのでOLED液晶があっても良かったかもしれません。

また、ディスプレイの輝度は550nitとかなり高く、通常、室内用は250nit~300nit、屋外向けは300~350nitくらいなので、本機の輝度はいかに高いか分かると思います。日中の太陽光が当たる場所でも使いやすいです。

 

公式サイト

メモリ

メモリはデータを一時的に保存する部分で、メモリが大きいと多くの(大きな)データを処理しやすくなります。

メモリは最大128GB・4スロットで、各モデルにより搭載メモリが変わります。

  • ベーシックモデル/スタンダードモデル・・・16GB(8GBx2)
  • パフォーマンスモデル・・・32GB(16GBx2)
  • ハイパフォーマンスPlusモデル・・・64GB(32GBx2)
  • プレミアムパフォーマンスモデル・・・64GB(32GBx2)
  • エクスクルーシブモデル・・・128GB(32GBx4)

エクスクルーシブモデル以外はスロットに空きがあるので、自分で増設も可能です。

搭載メモリはDDR4-2933MHzなので、増設する場合はDDR4-3200MHzを購入したらいいです(2933MHzはほとんど販売していないため)。ただし、動作周波数は低いものに合わせられるので、2933MHzでの動作になります。

周波数が高い方が処理速度が速いのですが、何故あえて2933MHzのメモリを搭載しているんでしょうね?あと、ECCメモリが必要な人もいると思いますが、本機は通常のメモリのみです。

 

ストレージ

SSD(PCIe NVMe) HDD
最大データ転送速度 最大16Gbps~32Gbps 最大6Gbps(SATAの場合)
平均起動時間 10秒~15秒 30秒~2分
温度 熱くなりにくい 熱くなりやすい
価格 高い 安い

ストレージはデータを保存するだけの場所じゃなく、パソコンの起動やWebサイトの表示速度にも影響があります。

搭載ストレージは高速データ転送速度があるM.2 PCIe NVMeで、最大4つのSSDが搭載できます。ただし、ベーシックモデルとスタンダードモデルは、仕様書ではSSD 2基+2.5インチベイとなっています。

 

増設

ZBook Fury 17.3inch G8の底面カバー

底面カバーはスライドするだけで開けることができ、ツールフリーでカスタマイズやメンテナンスができます。

ZBook Fury 17.3inch G8の筐体内部

赤枠はメモリスロット、緑はSSD、青は2.5インチHDDになります。仕様書を見るとベーシックモデルとスタンダードモデルにのみ2.5インチベイとあるので、他のモデルにはないかもしれません。

 

セキュリティ

HP セキュリティ

HPは世界で最も安全なワークステーションと宣伝しており、それに見合った多くのHP独自のセキュリティが搭載しています。

  • HP Endpoint Security Controller・・・BIOSに改ざんがないかどうか知らべる機能
  • HP Sure Sense・・・ディープラーニングを活用したリアルタイム検知機能があり、悪意のあるファイルを検出し、マルウェア、ゼロディ攻撃、ランサムウェアなどからPCを守るセキュリティ機能
  • HP BIOSphere・・・ウイルスやマルウェアによる不正なBIOSの書き換えや、破損からシステムを保護
  • HP Sure Click・・・Web閲覧のセキュリティ強化で、タブを閉じるだけでマルウェアが消滅する
  • HP Sure Run・・・OSの重要な機能や設定を構成時の状態に維持し、万が一設定が無効になった場合は再起動し、安全な状態に戻す
  • HP Sure Recover・・・OSがウイルス感染しても自動的にリカバリーする
  • HP Sure Start・・・自動復旧機能で攻撃を受けても自動でリカバリーする
  • HP Secure Erase・・・BIOSの中のSecure Eraseを使って内蔵ドライブのデータを完全に削除することが出来る
  • ナノセキュリティロックケーブルスロット・・・盗難や持ち運び防止用のセキュリティワイヤーを使うスロット
  • TPM・・・独立して機能するチップで、パスワードなどの重要情報を格納できる
  • Windows Defender・・・Windows搭載のセキュリティ機能で、マルウェアなどのウイルスからパソコンを守ってくれる

 

WiFi6

次世代通信規格のWiFi6に対応しており、現在主流のWiFi5より約40%最大通信速度が上がっています。今まで5GHzにしか対応していなかった周波数が、2.4GHzと5GHzと2バンドに対応しており、また、一度に多くのデバイスに電波を飛ばせるようになったので、カフェなどの混雑した回線でも安定した通信が可能になっています。

 

バッテリー駆動時間

8セル94Whの大きなバッテリーが搭載で、最大バッテリー駆動時間は10時間12分になります。実際にGPUも使った作業をしているとここまで持つこともないので、長時間外出する時は充電ケーブル持ち運びが必須です。

また、高速充電機能に対応しているので、30分で約50%まで充電できます。

 

インターフェイス

ZBook Fury 17.3inch G8 右側面インターフェース

右側面インターフェースはSDカードリーダー、HDMI 2.0、Mini Display Port 1.4、Thunderbolt 4が2つに電源コネクタになります。

 

ZBook Fury 17.3inch G8 左側面インターフェース

左側面インターフェースはRJ45、ナノセキュリティスロット、USB-Aが3つ、ヘッドフォン/マイクジャック、スマートカードリーダーになります。

多くの人はThunderbolt ドッキングコネクタを使うと思いますが、使わないとしてもインエーフェースは十分だと思います。

 

サポート・保証

標準で3年保証が付いており、翌日オンサイト修理になります。オンサイト修理とは、エンジニアが自宅や会社に訪問してその場で修理するもので、最長5年まで延長できます。

サポートはワークステーション専用テクニカルサポートが東京にあり、土日祝日を含む毎日朝8時から夜9時まで対応しています、

HPはサポートも保証も手厚いですね。

 

まとめ

良い点

・高性能
・増設が簡単にできる
・メモリやストレージの最大容量が大きい
・WiFi6対応
・DCI-P3 100%
・ディスプレイの輝度が高い

残念な点

・メモリが2933MHz
・ECCメモリがない
・この価格なのでOLED液晶があっても良かった

 

総合評価

はっきり言って、メモリが2933MHzと言う以外は何も言うことはないと思います。そのくらい、完成された機種だと思います。

筐体が大きくエアフローもよいので、高いパフォーマンスを維持しやすいというのもポイントですね。

持ち運びが多い場合は兄弟モデルの15.6インチが移動はしやすいと思いますが、大画面で作業をしたいという場合は本機種が、やっぱり使いやすいですね。

スペックだけでなく、保証やサポートも手厚く、東京生産なので安心して購入できると思います。

公式サイト