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女性が考える「セクハラはどこから?」問題を徹底調査!

女性が考える「セクハラはどこから?」問題を徹底調査!

「アレって絶対セクハラだよね?」
「絶対そうだよ!ホント気持ち悪い…」

今日もどこかの職場で女性職員に囁かれている、セクハラ問題。この「セクハラ」という言葉が生み出され、注目され、定着しつつある現代に至っても、セクハラのお悩みは絶えないというのが実情です。

ただ、そもそも「セクハラとは一体どういう言葉・行動のことを指すのか?」という部分について、基準を明確に答えられる方は少ないのではないでしょうか?もしかすると、今あなたが受けている些細な嫌がらせは「立派なセクハラ行為」かもしれません。
セクハラの基準やグレーゾーン・アウトゾーンを知る事で、これからの自分を守る事につながります。また、疑われやすい男性にとっても、”女性はセクハラについてどう考えているのか”という部分を知る事で、自分の行動を改めることができ、結果として自分を守る事ができるでしょう。

今回は、そんな皆さんが気になっている「どこからがセクハラ?」問題について、アンケート調査を実施してみました。実際にセクハラをされた経験があるのはどれぐらいの割合なのか、どの行動がセクハラだと感じているのか。その結果を順を追って見ていきましょう。

■今までにセクハラをされた経験はある?

【女性】Q.あなたは、今までにセクハラをされたことはありますか(単一回答)
【女性】Q.あなたは、今までにセクハラをされたことはありますか(単一回答)

「Q.あなたは、今までにセクハラをされたことはありますか(単一回答)」のアンケート結果1位は、「セクハラをされたことはない(65.9%)」でした。

本当にセクハラなのかどうかはさておき、セクハラをされた人(15.0%)、セクハラまがいの事をされた人(19.1%)を合わせると、約3人に1人はセクハラを受けたことがあるようです…。

ただ、この数字を意外と少ないと感じる方もいらっしゃるでしょう。「エロオヤジが職場でセクハラをしてくる!」といったセクハラ被害例はドラマでも漫画でも登場するほどド定番ですし、決してセクハラが”少数派”ではないと思っている人も多いはずです。

…ですが、アンケート結果の数字をそのまま捉えるのは危険です。セクハラが社会問題として認知されている状況の中で、この結果なのです。実際に「セクハラをされた」と断言できる人よりも、「セクハラではないと思うけど不快な思いをした」という人の方が多いのが、まだまだ職場などが”セクハラの温床”であるという一つの仮説に対する裏付けなのかもしれません。

これからもおそらく続くであろう「セクハラ問題」。ただ、多くの人が疑問に思っているのが「セクハラはどこからなのか?」という部分ではないでしょうか。
「どこからセクハラになるのか」という問いに対しては、アンケートの答えにある「不快な思いをした」という方の状況をさらに掘り下げることで、一つの答えが見えてくるかもしれません。

セクハラというのは、言動や行動によって”不快な思いをした時”に初めて気づくもの。そのため、受ける人・行動を起こす相手によって、「セクハラがどこからなのか」の基準が変わってきます。

それでは、ここから具体的なセクハラ事例について見ていきましょう。

■ギリギリ許せるグレーゾーンのセクハラ行動は?

【女性】Q.あなたが「これはグレーゾーンのセクハラだけど、まあ許せる」と思うものを教えてください(複数回答)
【女性】Q.あなたが「これはグレーゾーンのセクハラだけど、まあ許せる」と思うものを教えてください(複数回答)

「Q.あなたが『これはグレーゾーンのセクハラだけど、まあ許せる』と思うものを教えてください(複数回答)」のアンケート結果1位は、「『○○ちゃん』と呼ばれる(37.4%)」でした。

“グレーゾーンのセクハラ”という判定は一旦置いておいて、「『○○ちゃん』と呼ばれる」という言葉のみに注視してみてください。これだけで見ると、特に問題ないと感じませんか?

…つまり、「『○○ちゃん』と呼ばれる」という言動そのものがセクハラ行為なのではなく、”誰がそう呼ぶのか”によって変わるということです。

①仲の良い友達に『○○ちゃんっ♪』と呼ばれる
②会社で全く関わりのない別部署のおじさんに、急に『○○ちゃんっ♪』と呼ばれる

①はセクハラの”セ”の字も出てきませんが、②は本当にセクハラ(不快・迷惑)ですね…。

男性側としては、『○○ちゃん』と呼ぶこと自体、言う側には親しみを込めてという気持ちがあるのかも知れません。ただ、言われる側にとっては、ただただ不快に感じられたり、若干見くびられているようにも捉えられます。『○○ちゃん』が『○○ちゃ~ん』になれば、最早ナメられてると受け取ります。

このアンケート結果では、上記の回答であれば「まあ許せる」となっていますが、あくまでも「人による」という認識を持っておく事を忘れないようにしましょう。「言う人、する人」によって、又は「言われた人、された人」によっては完全にアウトです。

”セクハラのグレーゾーン”とは、簡潔に言えば「基準が曖昧」だという事です。そのため、「どこからがセクハラ?」という問いに対しての答えとして、この結果が全てがありませんのでご注意ください。

続いては、許すことができないセクハラ事例について聞いてみました。

■完全にアウトなセクハラ行動は?

【女性】Q.あなたが「これは絶対にセクハラ!アウト!」と思うものを教えてください(複数選択可)(複数回答)
【女性】Q.あなたが「これは絶対にセクハラ!アウト!」と思うものを教えてください(複数選択可)(複数回答)

「Q.あなたが「これは絶対にセクハラ!アウト!」と思うものを教えてください(複数選択可)(複数回答)」のアンケート結果1位は、「バストサイズを聞かれる(67.6%)」でした。

…バストサイズを聞くなんて、誰もが頷くセクハラ行為ではないでしょうか。そして、これを安易に聞けてしまう加害者は、元から”どこからがセクハラか”なんて、全く気にしていない方だと感じます。なんて迷惑な…。
その他の回答からも見えてくるように、「女性に対する性的な言動」は完全アウト、という認識で間違いないでしょう。

セクハラ行動アウトランキングの中で、「ボディタッチ・肩もみ」は”第2位”となっています。しかしながらこの回答、セクハラ行動ギリギリセーフランキングでは”第3位”です。まさしくこの「ボディタッチ・肩もみ」あたりが、どこからがセクハラ?という問いに対する回答になり得るのかもしれません。しかし、くれぐれも”一歩間違えばアウト”という認識を持ちましょう。被害となる人が「NO!」といえば、その時点でセクハラ認定となるのですから…。

それでは、「どこからがセクハラ?」のボーダーラインを中心に、感想を見ていきましょう。

■どこからがセクハラ?を教えてください!

【女性】Q.あなたが思う、セクハラのボーダーラインについて詳しく教えてください(自由回答)

■20代女性

「女性が不快だと思ったことは全てセクハラだと思う。なのでセクハラの境界線は人それぞれだと思います。私の場合は、肩をポンとされても下ネタを話されてもノリだなと思えるのでセクハラとは感じませんが、人によってはこれがセクハラと感じる方も多いかと思います。」

仰ること、全くもってごもっともです。ある意味、どこからがセクハラか?の答えでもありますね。「ノリ」で許されているうちは良いですが、ノリはエスカレートする場合もあるので、お互いの注意が必要でしょう。

■30代女性

「業務外も連日関わろうとしてくる。 一日だけなら気の迷いと思えるが、2日以上業務外の電話やSNS、食事などを要求されるとシンドイ。 奢ってもらっても、オジサンと二人きりで食事し続けたくはない。拷問だ。」

このセクハラ事例は、全てが「オジサン」という言葉に集約されております!上司と部下という関係性では、断るのも難しい場合もあります。男性上司が業務外で関わろうとする時は、細心の注意が必要です。拷問と思われているかも…ですよ。

■40代女性

「直接体に触れたり、性的な話を執拗にするのはセクハラだと思う。 「ちゃん」付けで呼んだり、恋人がいるか聞く程度はセクハラとは言えないと思う。」

やはり体に触れる、ということは考えものです。職場などにおいて、体に触れなければならないということなんて、よっぽどなことが無い限りありませんからね。性的な話とボディタッチ。この二つはやはり避けた方が無難ということでしょう。

■セクハラはどこから?の基準は人それぞれ

ここまで、「どこからがセクハラなのか」について見ていきましたが、アンケート結果やエピソードにもあった通り、やはりセクハラの基準は人それぞれという事がよくわかりました。ただ、性的なセクハラ言動に関しては問答無用でアウトです。「ハラスメント認定」されてしまいますので、冗談でも相手を不快にさせる言動はやめましょう。それ以外のラインとしては、ボディタッチも含め、相手が不快に思うか否かによって決まります。

あと、注意したいのはセクハラをしている人・されている人の”力関係”です。上司からセクハラ発言をされても、部下はなかなか言い出せないもの。反対に上司は部下が何も言えないことを知っていて、少し際どいことをあえて言ったりしている、ということも考えられます。
力関係を背景に、相手に何かを言ったりしたりするのは、「パワハラ」でもあります。この言葉を聞いて、ドキッとした方はいらっしゃいませんか?セクハラ問題には、”パワハラも密接に関わっている”ということを認識しておきましょう。

「スキンシップがコミュニケーション」だと捉えられていた時代もありましたが、時代は常に変化して流れています。前時代の考え方では、知らず知らずに誰かを傷つけてしまっていたり、傷つけられているのかもしれません。

本記事を読んで不安になった方は、今一度自らの行動や言動を見直してみてはいかがでしょうか。また、記事を読み終わり「私、本当はセクハラされているのかも…」と感じた方は、然るべき社内の相談窓口、又は公的機関に相談することをおすすめします。

■調査データ

有効回答数:3,018名
調査期間:2018年9月27日~9月29日
調査対象:(エリア)全国(性別年齢) 女性20歳~49歳
調査媒体:アンケートサイト infoQ

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