メールに書かれる「お世話になっております」って必要なの?

メールに書かれる「お世話になっております」って必要なの?

ビジネスメールの冒頭でよく見かける「お世話になっております」という言葉。取引先とのビジネスメールのやりとりをする際の挨拶の常套句になっていますね。でも、メールはシンプルにしたほうがいいという意見もあるし、たびたびやり取りする相手にいちいち使うのはどうなんだろう…と迷うこともありませんか?

今回は、ビジネスメールにおける「お世話になっております」という挨拶について、GMOリサーチが運営する『アンケートサイト infoQ』で調査してみました。

メールで「お世話になっております」…使ってますか?

Q.普段ビジネスメールで「お世話になっております」という常套句を使っていますか(単一回答)
Q.普段ビジネスメールで「お世話になっております」という常套句を使っていますか(単一回答)

30代、40代は男女ともに過半数が「お世話になっております」を使っているとの回答をいただきました。とくに男性40代は3人に2人が使っています。
一方、20代で「お世話になっております」を使うと回答いただいたのは、女性で45.9%、男性にいたっては37.9%と4割を下回っています。
20代では、もはや「お世話になっております」は常套句とはいえなくなっているのですね。
ビジネスメールの挨拶代わりに使われる「お世話になっております」。
これはあったほうがいいものでしょうか。みなさんのご意見をうかがってみましょう。

メールで「お世話になっております」…使ってますか?

Q.ビジネスメールの「お世話になっております」という常套句は必要だと思いますか(単一回答)
Q.ビジネスメールの「お世話になっております」という常套句は必要だと思いますか(単一回答

女性40代の77.1%を筆頭に、「ビジネスメールに『お世話になっております』は必要だ」と過半数が答えた割合は、男性40代、女性20代、女性30代、男性30代の順となっています。
目を惹くのは女性20代です。実際は「お世話になっております」をメールで使わない人であっても、本来は必要であるべき、と考える人が少なからずいるのですね。

では、必要派と不要派にわけて、なぜそう思うのか、ご意見をみてまいりましょう。

まずは共通認識を…「お世話になっております」必要派

Q.ビジネスメールで「お世話になっております」の常套句が必要だとお答えになった理由について教えてください(自由回答)

「何かの要件でメールを送るにしても、「お世話になっております」の一言を添えると添えないでは、相手に与える印象が変わってくると思うから。この一言で柔らかい印象というか、感謝の気持ちを表すことができて、潤滑油のような役割を果たしていると感じる。」
(20代女性)

「相手に与える印象が変わる」、それも柔らかく、感謝の気持ちを表すことができるというご意見です。「お世話になります」は、「間を取り持っていただいてありがとうございます」という意味ですものね。

「個人的には寒々しく聞こえて不要に思っているのですが、やはり世の中には色々な価値観を持った人がいますので、ある程度多くの人のなかで共通認識がある、この言葉は常套句として使用したほうがいいと考えるためです。」
(30代男性)

「相手がどう捉えるかわからないので」というご意見です。自分としては寒々しく聞こえるけれど、いきなり要件から入ったとき、相手が「失礼な人だ」と感じないかどうかはわかりません。添えておいたほうがより安全ではないか、というご意見ですね。

「いきなり本題より、「お世話になっております」という挨拶がビジネスメールには必要だと思います。
知り合いに会った時も、まずは「おはよう」「こんにちは」と挨拶から会話が始まるのと一緒ではないでしょうか。」
(40代女性)

さらに進んで、挨拶と同じである、というご意見です。ビジネスメールだと「こんにちは」に相当するような言葉がありませんものね。

要点を明確にするためには邪魔…「お世話になっております」不要派

Q.ビジネスメールで「お世話になっております」の常套句が不要だとお答えになった理由について教えてください(自由回答)

「内容を伝える事が一番のはずなので、社交辞令とは名ばかりの古色蒼然とした定型文など誰も望んでいないから。」
(20代男性)

内容を簡潔にわかりやすく伝えることこそビジネスメールの本髄、という20代男性のご意見。ビジネスマナーの解説にも、「まずは要件から」といったアドバイスも少なくありませんからね。

「特に理由はないが、文章を続けやすいので使っている。挨拶文のような感覚。どうしても使わないとならないものではないと思う。」
(30代女性)

「どうしても使わないとならないものではない」けれど、文章を続けやすいので使う、という説明もありますね。冒頭何を、というかどのように書けばよいか迷う時、「お世話になっております」の一言が自分自身の潤滑油になる、ということのようです。

「余分な文章を入れるのは時間の無駄だから。メールだからこそシンプルにした方が良い。」
(40代男性)

メールこそシンプルに、というご意見も少なくありません。相手に読ませる量をできるだけ絞る、という文章術から生まれているようです。

で、相手はどう感じるの?…「お世話になっております」の勘所

今回のアンケートでは、「お世話になっております」をつけるかどうかを、自分が会得しているビジネスマナーに合わせて判断しているように見受けられました。
社会人歴が長い30代、40代になると、自分はどう感じるか、そして、何よりも相手はどう感じるかといった視点を持って、「お世話になっております」の一言をつけるかつけないか判断されているようですね。
このあたりの勘所は、相手との関係性や、ご自身のお勤め先の文化にもよるのではないでしょうか。

調査データ

有効回答数:2,697名
調査期間:2018年1月30日~1月31日
調査対象:(エリア)全国(性別年齢) 男女 20歳~39歳
調査媒体:アンケートサイト infoQ

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